データ
別名 | 帝国機兵 |
---|---|
身長 | 53m |
体重 | 3万6000トン |
スーアク | 永地悠斗 |
概要
『ウルトラマンジード』第18話「夢を継ぐ者」に登場した、三面怪人ダダがカスタマイズしたレギオノイド。ダダ本人によれば、ベリアル帝国軍から奪った一機体を改造したものであるらしい。
殺された同胞の復讐とジードに敗れたウルトラマンベリアルの座を継ぐ為に伏井出ケイを狙って召喚され、ダダ自身の手によって操縦される。
ダダと同様の白と黒の縞模様にされた上に、額に『ウルトラマンX』第16話に登場したミクロ化機についていたのと同じダダのマーク(カタカナの「ダダ」の右側を反転させたもの)がついているという衝撃の姿になっている(カラーについては「ダズル迷彩みたいでカッコイイ」との声もある)。
両腕は指を備えた通常の手になっているが、攻撃時には右手を従来通りのアームドリルやガンポッドに任意で換装することができる。また、全身に多数のミサイルも装備している。
こんなギャグキャラの様な容姿でありながら戦闘力は非常に高く、数体纏めて破壊されることも少なくなかった通常型とは対照的に、ゼロの強化形態であるゼロビヨンドとも互角以上の戦いを繰り広げ、遂にはエネルギー切れに追い込んで勝利を収めるという量産型ベースとはとても思えないような大金星を上げた(ゼロが本調子ではなく長期戦が不利であったことを考えても、時間切れでゼロビヨンド相手に長期戦を行えたこと自体が破格である)。単純に機体のスペックが向上していたこと以外にも、搭乗していたダダ116号の操縦テクニックや戦いのセンスもかなりのものだったとも考えられる。
戦闘力だけでなく防御力も並外れており、ゼロやザイゴーグによって攻撃されても最後まで目立った破損は無く、大気圏に突入しても機体の不調も無く稼働している。
しかし、伏井出ケイによって呼び出されたザイゴーグには全く歯が立たず、搭乗していたダダもろとも撃破された(その為、結局ジードとは戦わずじまいであった)。
なお、レギオノイドが地球に出現するのも、ウルトラ戦士に勝利するのも今回が初めてである。
劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス
バラージの青い石を盗もうとしたとある窃盗団の首領であるダダがE.G.I.S.に追い詰められ、逃走のための切り札として投入した。これ以前から地球上で可動していたらしく、ヴィラン・ギルドとの繋がりが示唆されている。
今作では『ジード』の機体と比べると戦闘力は幾分か劣る様で、トライスクワッド相手に対しタイガには純粋な格闘戦で圧倒され、フーマには武器を変える暇もなくスピード攻撃をモロに受け、タイタスに至ってはかつてのザイゴーグ戦と同じく完全にパワー負けするなど終始劣勢を強いられ、最終的にはプラズマゼロレットを使って放たれたタイガダイナマイトシュートで撃破された。(前述の通り、ゼロは同型機との戦闘で黒星を付けてしまったため、ゼロの力を使ってトドメを刺したのはある意味ではリベンジとも言える)。
地味に今作ではガンポッドアームやミサイルなどは使用しておらず、使用された飛び道具といえばドリルから発射する光線ぐらいである。元々戦闘も不慣れな窃盗団の一員がパイロットだった上、劇中の描写から察するに本来ウルトラ戦士との戦闘を想定していなかった可能性もあったことも踏まえると、同胞の敵を討つ為に個人レベルでより戦闘用に改造した『ジード』版より戦績が悪いのも致し方ないと言えるだろう(むしろゼロビヨンド相手に時間切れまで漕ぎ着けた『ジード』版のスペックの方が異常だったとも言える)。また何気にトライスクワッドを全員導入させ、止めにはプラズマゼロレットを用いた大技を使わせており、全くの名前負けではなかったとも言える。
余談
劇中のビルの爆発の映像は『ウルトラマンギンガS』からの流用。
通常時の両腕はビートスターのものが改造されている。
2022年10月に発売予定の『ウルトラ怪獣モンスターファーム』では、怪獣同士を合成することができるのだが、この際、サブに回した怪獣の模様がメインの怪獣に使われる為、キングジョーやセブンガーといった他のロボット怪獣のダダカスタマイズ(≒ダズル迷彩カラー)を作る事が出来る。
もちろんロボット怪獣ではない他の怪獣をダダカラーにすることも可能。
上記のように、ダダカスタマイズのカラーリング自体は普通にかっこいいという意見が多いため、見栄えを重視するプレイヤーから素体としてのダダの需要が高まるのではないか…なんて意見も出ているとか。
なお、実際にやってみると力丈夫さタイプのキングジョーやセブンガーと賢さ回避型のダダカスタマイズの相性はあまり良くない。
それはそれで『ジード』の時の個体のヤバさが更に増すのだが…。