「全宇宙の人間のリアルフィギュアを集めるのがボクチンの夢なんだもんね~♪」(Episode.08)
データ
登場話 | Episode.07「サイレント・テレパシー」、Episode.08「レインボー・ビジョン」 |
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身長 | 212cm |
体重 | 102kg |
出身地 | クウォータ星 |
罪状 | 24の星における人間フィギュア化致死罪 |
ジャッジメント | デリート許可 |
CV | 高戸靖広 |
概要
全ての住民が星占いに詳しいとされているクウォータ星人のアリエナイザー。
陽気な性格で子供のような喋り方をするが、これでも実年齢1万708歳と立派な大人(クライムファイルにもそう記載されている)。
目的のためなら手段を選ばない悪質なコレクターであり、特殊ステッキを使って様々な惑星の人間をフィギュアに変え、それを自分のコレクションとして収集していた。
フィギュアにされた者は、一定時間を過ぎると元に戻る事ができなくなる(この時点で事実上は死亡の形となる)。なお、フィギュアを収容する際には風船を使っているが、そういう文化なのか嗜好なのかは定かではない。
さらにはコレクション集めに金をつぎ込むことを惜しまず、怪重機「エンバーンズ」やイーガロイドといった高額なドロイドまでも購入している。「お金ならいくらでもあるもんね〜♪」という台詞や大量の札束の入ったアタッシュケースから察するに相当な富豪であるようだ。
スペシャルポリスの情報によると、クウォータ星人は非常に寿命が長いことが特徴で、生涯はおおよそ5万歳ぐらいと言われている(尚、1万歳で成人するらしい)。
巨大な目玉と透明な頭蓋骨から透けて見える脳が特徴で、頭の横の二本の触手は脳から直接生えており、これを手のように扱う事もできる為器用で職人的な仕事に就くものが多く、みな自分の仕事に誇りを持っているとされる。
そのためクウォータ星人の仕事に「手抜き」は考えられない。
劇中での活躍
テレポーテーション能力を持つエスパー少年日渡氷狩(演:上村祐翔)を言葉巧みに騙して協力させ、エンバーンズを使って地球の人間を建物ごと長野県の八郎ヶ岳(『仮面ライダークウガ』の九郎ヶ岳のオマージュ。おそらく脚本家ネタ)へ転送し、フィギュアにしていた。
また、彼に指令を下す際には発声器を持つ熊のぬいぐるみを使用していた。
ドロイドを使ってデカレンジャーの捜査を阻むも、ビルには何人かのフィギュアが放置されており、センちゃんが買ってきたガシャポン玩具が偶然にもダブってしまい、ウメコが玩具をコレクションすると言ったことがきっかけとなり、双子の片割れだけを除外するという犯行の手口が割り出され、とうとう自身が犯人であると特定されてしまう。
かねてからターゲットに定めていた高校で生徒のフィギュア化を目論むが、先手を打って高校を臨時休校にして自ら生徒に変装していたデカレンジャーによって追い詰められ、さらに氷狩がジャスミンの説得に応じて寝返り、肝心のステッキを彼に破壊された為逃走。
イーガロイドも倒されてしまったため、やけを起こしてエンバーンズに乗り込みデカレンジャーロボと戦うが、「24の星における人間フィギュア化致死罪」でデリート判決を受け、ジャスティスフラッシャーでエンバーンズごとデリートされた。
ダゴネールが死んだことにより、フィギュアにされた地球人達は無事元に戻った。
余談
自身の目的のために氷狩を利用していた彼だが、もし希少価値が高いエスパーである彼が用済みとなった際には、フィギュアに変えて自身のコレクションに加えようと考えていた可能性も否定できない。
デザインモチーフはタコで、出身星と名前の由来もオタク(またはクォーター)+駄々を捏ねる+タコだと思われる。
声を担当した高戸氏は『百獣戦隊ガオレンジャー』にてコピーオルグの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は3年ぶり。
翌年の『魔法戦隊マジレンジャー』では魔導神官メーミィの声、2020~21年の『魔進戦隊キラメイジャー』ではクランチュラの声でレギュラー出演している。
またデカレンジャーの海外版『パワーレンジャー・S.P.D.』での吹き替えではS.P.D.スクワッドのコメディキャラクターのブームとコスプレヒーローではあるけどブームが変身するS.P.D.オレンジレンジャーの声を担当している。(こちらはダゴネールとは違い味方キャラクターである。)
関連タグ
関連・類似する他作品の怪人等
ダークルギエル:こちらも人形化能力が使えるが、倒されれば元に戻る。しかしながら実質的には死んだ状態と同義である。
クール星人:こちらも人間をコレクションにしようとする異星人。
ダダ:こちらも人間を縮小(?)する異星人。
テンカオ星人ヤム・トムクン、テンカオ星人ラジャ・ナムナン、テンカオ星人ゴレン・ナシ:同じく種族が長生きするアリエナイザー。
冥府神トード:ダゴネールと似た趣味を持った翌年の戦隊の敵幹部。
スナイパーキャット、ビバブー、ハンタジイ:自身の装備で相手を人形に変える戦隊怪人達。ビバブー以外は登場回の脚本をダゴネール同様本作メインライターの荒川稔久が担当した点が共通。又ビバブーはダゴネール同様杖で相手を人形にしてしまうという共通点もあるが、彼の場合は自分で元に戻すことが可能。
マネキン邪面:16年後の戦隊に登場する相手を人形に変える戦隊怪人繋がり。尚ダゴネールを務めた中の人はその戦隊で幹部役を務める。