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「それにしてもあの“ゲーム”は楽しい……!!我々特権階級だけに許されたスポーツだと思わんかね?」


データ編集

登場話EPISODE.34「セレブ・ゲーム
身長220cm
体重92kg
出身地サウザン星
罪状ゲームと称して多くのエイリアンを殺害した罪
ジャッジメントデリート許可
CV山口勝平

概要編集

住民は皆ゲーム好きだというサウザン星人のアリエナイザー

遊び仲間としてテンテ星人シロガーハンドレ星人デーチョとつるんで「ゲーム」に興じて、白昼堂々とワインを嗜む優雅な暮らしを送る。

 

「星間評議会」なる組織の議長を父に持つ御曹司だがとんでもないドラ息子でもあり、ゲームと称して数々の犯罪に手を染め、中でも町中(路上)に「ターゲットボール」を置いておき、それを拾った一般エイリアンをターゲットにし、怪重機でハンティング(殺害)する」というルールの殺人ゲーム宝探しを特に好んでいる快楽殺人鬼。

※占いに使う水晶玉のようなボールで、大きさはサッカーボールくらい。一定時間持っていると腕輪に変形し、第三者によってしか取れなくなってしまう。怪重機に乗ったら視認しづらいはずだが、発信器でもついているか、ターゲットをしっかり確認してから事に及んでいるのだろうか?

 

彼自身実に456人ものエイリアンを殺害しているのだが、父親の権力でその都度事件をもみ消され、罪に問われることは無かった

因みに劇中で456勝16敗と自身の戦績を語っていた為、16敗分を含めれば彼とその遊び仲間による『宝探し』犠牲者は472人に上るようだ。


表向きにはレジャー目的に地球に滞在しながら、エージェント・アブレラに大金を積んで最新型怪重機ミリオンミサイル」を購入し、遊び仲間2人と共に地球でゲームをするためにやってきた。

なおアブレラはお得意さんとしてお坊ちゃまと呼び、「いつも贔屓にしていただいて…」などと媚び諂っているが、自分の考案した「宝探し」を自画自賛しながら楽しむ姿を見て、後ろを向いた瞬間に内心「バカ息子が…」と吐唾していた。

アリエナイザーはイカれた価値観を持った連中も多く、アブレラ自身そうした連中が顧客である。にも拘らず、彼が(ほんの一瞬毒づいた程度とはいえ)嫌悪感を示したのはコイツだけ。

太客なのは間違いないが、できたら関わりたくないとでも思っていたのだろうか……。


スペシャルポリスの情報によると、サウザン星はとても文化が進んでいる星で、地球では考えられない高さの高層ビル群が雲を突き抜け無数に立ち並んでいるという。

宇宙の様々な重要施設が多いことでも知られ、サウザン星には宇宙中のエイリアンが行き来し、彼等と広く交流しているとされる。そのため顔が広い彼等には名刺を渡すという習慣がないらしい。


劇中での活躍編集

ある夜、いつものように「宝探し」を行っていた最中にスーパーデカレンジャーロボに妨害されるも、ミリオンミサイルの飛行機能を駆使して翻弄し、半壊させた上でターゲット殺害に成功したため逃げおおせる。

その後、自身の滞在する別荘の周辺で怪重機が目撃されたために、地球署からセンウメコが聞き込み調査にやってくるも、知らぬ存ぜぬと白を切るばかりか、地球を「何もないド田舎な惑星だがワインとチーズだけはいける」、セン達を「安月給」とバカにしながら札束を提示(「これをやるからさっさと帰れ」という賄賂を兼ねた嫌がらせ)。

さらに自身の出自を誇示して「その気になれば宇宙警察を動かして君達をクビにだってできる」と豪語し、その態度にウメコは憤慨、温厚なセンも思わず眉を顰める程だった(なお、その後ギネーカはセンからは『帰ると見せかけて、また聞き込み調査をする』という小さな嫌がらせを二度された)。


その後、ターゲットボールをチャンベーナ星人ギンが拾ったことから、彼を狙った「宝探し」ゲームを開始。だが偶然にもギンと一緒にいたセンが彼を護衛し、地下に潜ったため、怪重機から降りて追いかけることに。

そしてギンを撃ってゲームセットとなった。


「やった!僕の勝ちだね。これで457勝16敗だ」


この状況にはセンも激昂し、デーチョやシロガーと共に「ゲームと称して多くのエイリアンを殺害した罪」でジャッジメントを行い、デリート判決を突きつけるも…ギネーカ自身は突き付けられた判決(デリート許可の✕マーク)を(文字通り)手で払い除けると


「宇宙最高裁判所だって、僕達には手が出せないさ」


「ありえない判決だ。パパに取り消してもらおう…」


と一蹴。

しかし激昂しながら迫ってくるセンの剣幕を前に危機感を覚え、怯えながらデーチョとシロガーを盾にして身を守ろうとまでした。この行動からギネーカはこの2人に友情や仲間意識などを一切感じていなかったことが窺える。

そこへ(恐らくはアブレラが救援の為に差し向けたものと思われる)イーガロイドが駆け付けた隙をついてミリオンミサイルに再搭乗。


新登場したデカウイングロボを新たな標的に『100年物のロマネ・コンティ』を賭けたゲームを、デーチョとシロガーに持ち掛け三人がかりで襲いかかるが、二人が倒されると


「遊びなのになんてひどいことをするんだ!!」


逆恨みしながら逃走。ただ、前述した通り、ギネーカはデーチョとシロガーのことを親友だと感じていないと思われるので、単に遊び相手がいなくなったことに腹を立てているだけだと思われる。

だがデカウイングロボにすぐさま追い抜かれ、ミサイルで迎撃しようとするもの全て蹴り落とされた挙句にキックで墜落。そしてスワンからの通信でミリオンミサイルは日本列島を吹き飛ばすことのできる危険物質「アンチグラビティエネルギー」を搭載していることが判明した為、地球上で破壊するのは危険と判断したデカレンジャーはそのまま宇宙に運び上げ……

 

セン「標的になった人の気持ちを思い知れ!!!」

 

怒りのファイナルバスターを食らったギネーカはあえなく宇宙のチリとなるのだった。


ちなみにギネーカに銃撃されたギンは無事だった。襲撃される直前にセンと立ち寄っていたもんじゃ焼き屋からヘラをくすねて懐に忍ばせており、それが銃弾から身を守ったのだ(流石に銃弾の衝撃は防げずに気絶していたが)。



余談編集

愛用の銃はスペキオン星人ジェニオの銃のリペイント。なお、ギネーカ・ジェニオどちらもメガロリアが登場する武上純希の脚本回にてメイン敵を張っている共通点がある。


劇中では犬を飼っているところが見られたが、ギネーカの死後どうなったのかは不明。


  • 父親

ギネーカの父親は登場せず、星間評議会がどのようなものなのかも言及はなかった。

しかしギネーカの口振りからして自身の権力で息子(と他二人?)の犯罪を次々ともみ消してきたと思われるので、彼にも犯人隠避などの容疑で捜査のメスが入る可能性は十分にある。


  • 中の人

声を担当した山口は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演(その他東映特撮作品には本作以前に『テツワン探偵ロボタック』にてトラボルトの声でレギュラー出演していた)となり、6年後の『天装戦隊ゴセイジャー』にてニュートラルのアインIの声を担当。


さらに山口は10年後の後の『烈車戦隊トッキュウジャー』にてチケット、およびトッキュウチェンジャーを始めとするトッキュウジャーのアイテムの声でレギュラー出演を果たしており、奇しくもギネーカの登場回にて再登場したシンノー星人ハクタクの声を担当した鈴木れい子モルク侯爵およびクライナーのアナウンスの声で再共演を果たしている。


なお、『デカレンジャー』では有名ミステリーアニメの出演者を起用している例がしばしばあり、『名探偵コナン』の工藤新一役として有名な山口もその一環であろう。


  • 名前

出身星と名前の由来は、英語で「1000」を意味する「サウザンド」と鉄鋼王の異名を持つ大富豪アンドリュー・カーネギーから。

デザイン画での名称は「レセブ星人ギネーカ」。

 

  • ちなみに

セレブのエイリアンとの玉の輿を狙っていたウメコだが、後日談にて彼女が結婚したセンはむしろ貧乏育ちだったことがこの回で明かされている(センがギンにもんじゃ焼きを奢った際の一幕)。

現在に至るまでセンが金持ちだったことは一度もない様だが、「有力者の御曹司で金持ちだが、性根が腐りきっている」ギネーカと、「貧乏でも堕落せず、人を思いやれる正義感と優しさを持ち続けた」センはまさに対照的な存在。

またデカレンジャーは他にも女心を命ごと食い物にする最低の結婚詐欺師や、優秀な腕を持ちながら、金に目が眩んで堕落した元刑事といった連中とも対峙している。だからこそウメコは「金」ではなく「心」で選んだということなのだろう。


  • 20年後

2024年公開のデカレンジャー20th『ファイヤーボール・ブースター』の公開直前に配信された出演者セレクションエピソードで他の皆はそれぞれの主役回を選ぶ中、バン役のさいねい龍二は自身のメイン回ではなくこのエピソードを選んでいる。

本人曰く「純粋にストーリーがおもしろい」(ほぼ原文ママ)。


関連タグ編集

特捜戦隊デカレンジャー

アリエナイザー


ドラ息子(バカ息子) 親の七光り

貴族 上級国民

人間狩り/殺人ゲーム

 

ゲゲル:「仮面ライダークウガ」にて敵怪人達が行った殺人ゲーム。当事者の口からハッキリ「ただのゲーム。それ以上の意味はない」「ルールに従いいかに殺すか、最高のゲーム」等と言及されている。

 


ムザン星人ウルトラマンティガに登場する宇宙人。

「捕らえたターゲットに発信機付きの腕輪をはめて別の星に放ち、ハンティングする」という殺人ゲームを行っていた。

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