「エリ、次生まれてきたら、俺、エリのおむすび食べて仲間になる。エリ、ありがとう…」
データ
分類:感情採取及分析機能型ニュートラルタイプマトロイド
地形:敵地
特技:150mm超強力エネルギーキャノン、感情採取システム、Aボム
指令:護星天使の元へ潜り込んで、「仲間意識」に関するデータを収集する
趣味:鬼ごっこ、サッカー、キャッチボール
登場話:epic41「爆発!仲間の絆」
概要
機械禦鏖帝国マトリンティスのエージェントのメタルAがマトロイドの骨格ベースロボットに独自改造を施して開発した感情採取及分析機能型ニュートラルタイプマトロイド。
人工知能を偽装リセットした純粋無垢な状態で敵地に侵入し、感情採取システムで相手の仲間意識に関するデータを収集する。
指令の完遂後、ニュートラルモードからバトルモードに変形すると敵陣を破壊し、最終的にAボムの爆発(要は体のいい自爆)によって半径300mを瞬時に焦土化できる。
ゴセイジャーの攻撃をサイボーグのブレドRUNが庇ったのを受け、彼の「仲間を救うのは当然」という言葉から、自分たち機械にはない「仲間」や「感情」という概念に興味と可能性を抱いたメタルAがゴセイジャーの感情を分析すべく投入した。
劇中での活躍
メタルAと共に出撃するが、ゴセイジャーの元にアインIを送り込もうとする彼女にゴセイダイナミックの盾に使われると機能に異常をきたし、彼女に見捨てられる形でゴセイジャーに保護され、エリに「コロ」と名付けられる(心が掛かっている)。
アラタ達5人と親交を深めていくが、体内には強力な爆弾が仕掛けられている事を知った5人はコンプレッサンダーで爆弾のみを破壊しようとするが、失敗した時を考えたピンクは尻込みしてしまい、その間に出現したメタルAは感情収集の目的を果たしたためアインIのバトルモードを起動する。
バトルモードに変形すると口の部分が禍々しくなり、両腕に超強力150mmエネルギーキャノンが出現し、ゴセイジャーの呼び掛けにも反応せずに暴れ始めるが、意を決したピンクのコンプレッサンダーでAIが破壊され活動停止。
Aボムの効果は生きていた為、自爆を目的にビービネイルによって巨大化させられる。
爆発の危機を前にゴセイアルティメットに上空へ運ばれ、爆弾を破壊しなかった為にこの事態を引き起こした責任を感じる彼女を前に奇跡的にAIが復活し、最期はゴセイアルティメットから離れるとエリに感謝の言葉を残し爆散した。
戦いの後、彼の墓が建てられ、エリには焦げながらも残ったAIが遺された。
本作戦の失敗により、メタルAはまたしても10サイのロボゴーグから制裁を受ける事に(この時の台詞によると、アインIはメタルAの独断で運用されていた模様。しかも敵拠点に潜入させておきながら情報収集も破壊工作もさせていない)。
ロボゴーグが護星天使のデータ収集を思案する一方で、
メタルAもマトロイドの新たな可能性を考える事になるのだが・・・。
余談
この映画の主人公は純粋無垢な少年型ロボットであり、ピノキオ同様に人間になろうと望む描写があり、これが上述の設定の元ネタになったと考えられる。
また、戦闘目的に作られたロボットでありながら心優しい心を持っていると言う設定から『アイアン・ジャイアント』が元ネタとなっていると言う意見もある。
デザインを担当した酉澤安施氏によれば、「『メタルAが改造したマトロイドの礎体』という設定で彼女と同様にヒトデ(科の動物)をモチーフにした簡易装甲を付け、素体の為にあまり装飾過剰せずにシンプルになるように心がけた」とのこと。
メタルAはブレドRUNの行動と言葉を受けこのマトロイドを開発し、最終的にブレドRUNの記憶を復活させたりロボゴーグに反旗を翻したりするのだが、全ては用済みになったマトリンティスを壊滅させんとするブレドRUNの「計算通り」でしかなかった。
声を演じた山口氏は4年後の烈車戦隊トッキュウジャーでチケットと言うヒーローサイドのキャラクターの役で出演する事となる。
パワーレンジャー・メガフォース
第16話『ロボットのリコ』にて「Robot 1-C-0」として登場。ピンクメガフォースレンジャー、エマによって頭文字を取りリコと名付けられ、パワーレンジャーと親交を深めるなど、ほぼゴセイジャー本編と同じ展開を辿る。
しかし最後はゴセイアルティメットメガゾードによってメタルアリスの遠隔操作が届かない場所に逃れるという展開になっており、「ずっと友達」という言葉を残して別れるも生存している。
関連タグ
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