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バイタルのアドボルテG

ばいたるのあどぼるてじー

バイタルのアドボルテGとは『天装戦隊ゴセイジャー』の悪しき魂であり『機械禦鏖帝国マトリンティス』に所属する悪しき魂である。
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「人類を含めた動物には怯えって言う感情があるん。これを着けてれば、人類は反抗する気にはならなくなるし、仮に反抗しても石灰化ガスでマトリンティスは安心なん」

CV:星野充昭、スーツアクター:佐藤太輔


データ編集

分類:生命兆候値測定型バイタルサインタイプマトロイド

地形:都市

特技:バイタルメーター、散乱式65mm爆弾、3号ショートソード

指令:バイタルメーターによって人類を完全支配下に置く事

趣味:着ぐるみ選び


概要編集

機械禦鏖帝国マトリンティス皇帝・10サイのロボゴーグの鬼才ブレインによって開発された生命兆候値測定型バイタルサインタイプマトロイド。頭部や両肩にサンゴが生い茂り、胸部や腰部、両脛にはフジツボが多く付着した様な姿をしている。

サンゴの意匠は本体だけでなく武器にも見られ、「3号ショートソード」と呼ばれるサンゴの枝と思しき形状の剣で武装しており(名前もサンゴーショー→サンゴ礁に因む)、他にも散乱式65mm爆弾なる兵装も併せ持ち、フジツボ型の砲身から65mm爆弾の弾幕を張って攻撃する「サンラン5号」が必殺技。

一人称は「わっち」で、語尾には必ず「~ん」を付ける独特な喋り方をするが、人を食った様な態度を取る為、相手からの怒りを買い易い性格である。


劇中では兎の着ぐるみ姿で道行く人々に生物の様々なバイタルサイン(体温、呼吸、脈拍、血圧等)を正確に測定するバイタルメーターを配っていた。普通のバイタルメーターなら良かったのだが、そこは人間の支配を目論むマトリンティス。このバイタルメーターには、装着した生物の怒りが一定値を越えた事を感知すると装着者目掛けて自動的に石灰化ガスを噴射するシステムを持ち、これによってターゲットを一瞬で石灰化させてしまう(石灰はサンゴ礁の主成分である為、これもサンゴ繋がりである)。

劇中では、これを人類全員に取り付けた上で石灰化させると言う壮大な作戦を実行した。

尚、上述した様に相手の怒りを買い易い態度や言動なのも、そうやってバイタルメーターを配った人間を怒らせる事で石灰化への基準値超えを促進する仕様であると推察される。


また、任務の際には自身の光学迷彩機能で着ぐるみ姿にカモフラージュするし、当人の趣味も着ぐるみ選びとあるが、バイタルメーターを配る際には実際に兎の着ぐるみを着用していた所から、そちらが彼の趣味である可能性が高い。


劇中での活躍編集

兎の着ぐるみ姿で街中に現れると、人間を石灰化させる仕掛け入りのバイタルメーターをダイエットメーターと偽って人々に配り、人類がマトリンティスに反抗しない様に大人しくさせる為の実験と称して人々を石灰化させていた。

データスのマトリンティス反応を受けて駆け付けたゴセイジャーに対してその旨の説明をした上で、「皆を元に戻せ!!」いきり立ったゴセイジャー達に対して更に溜め息を吐いた上で「こいつ等の石灰化を解きたいなら、わっちを倒す事なん。無理だろうけどな!」と挑発した為に交戦となる。

だが、知らず知らずの内に彼から配られたバイタルメーターをモネが装着してしまっていた為、まともに戦えなくなってしまう。騙されたと知って怒り心頭だった彼女のメーターが上昇した事を受けて撤退しようとする4人だが、彼女だけが「やだ!逃げない!」と意固地になった為、アグリがモネの腹を殴って、気絶させた所へアラタがウィンドライブのカードを使用し、ゴセイジャー達は撤退する。


そして本拠地のターミネルでロボゴーグから「第1次実験はまずまずの成果だった様だな」と評されたのに対してアドボルテGが上記の台詞を返すと、メタルA「つまり、精神的な恐怖と物理的な危険の両方で人類を従わせると言う訳ですわね」と今作戦の意図を理解。そしてロボゴーグもバイタルメーターの量産体制に入る旨の発言をし、アドボルテGは再度出撃した。


街へ繰り出し、「早速バイタルメーターを着けてやるん」と再びバイタルメーターを配ろうとするアドボルテGだったが、そこへモネ以外の4人が阻止しようと駆け付けた為に再戦。だがアドボルテGは「サンランゴゴー!」の掛け声と共に、フジツボ型の砲身から65mm爆弾の弾幕を張ってゴセイジャー達を苦戦させるのだった。


一方のモネは「すばらしき大喜利の会」の予行演習で見せた天地博士の全く笑えないギャグに唖然となった事を受けてヒントを得るが、そんな中でアドボルテGはスーパーゴセイジャーとなった4人処かゴセイナイトを苦戦させた末にバイタルメーターを取り付けてしまう。

「フフ~ン♪さぁッ!怒るん!怒るん!腹立てるん!そしたら一杯ガス出るん!」と言う挑発に加え、65mm爆弾の砲撃でダメージを与えてゴセイジャー達の怒りを引き出そうとするアドボルテG。悔しがると共にメーターが上がってピンチに陥るゴセイジャー達だったが、只1人ゴセイナイトだけは「これで私達の動きを封じたと思ったら大間違いだ」とまるで動じる事無く立ち向かい反撃。


更にそこへそこへ「究極の悟り」を学んだイエローが参戦。「ハッハッ、丁度良い。 お前から石灰化させてやるん!」と攻撃するアドボルテGだが、精神を落ち着かせた彼女の踊る様な動きの前に全ての攻撃を受け流される。


だが、これを受けて石灰化した人間を盾にし、「お前がわっちを攻撃すれば大事な人類を壊す事になるん!攻撃しなくてもわっちがこいつを粉々にするん!」と挑発する事でイエローの付け焼き刃の精神安定を終わらせる事に成功。起動したバイタルメーターから石灰化ガスが放出され、イエローが石灰化するかに思われたが、天装術で人質を空中に打ち上げられ、無防備になったところに彼女の放ったスーパーランドダイナミックを受け敗北。同時にバイタルメーターも外れ、石灰化された人々も元に戻るのであった。


その直後、ビービネイルによって「もうこうなったら、一遍にぶっ潰すん!」と叫んで巨大化。

ゴセイアルティメットとゴセイグランドに対し、再び「サンランゴゴー!!」と散乱式65mm爆弾で攻撃するも、その爆炎の中から現れた現れたゴセイアルティメットの二刀流とゴセイグランドのミサイル攻撃に圧倒された所へ、止めのアルティメットストライクを喰らい爆散した。


余談編集

モチーフはサンゴで名前の由来は映画『アドレナリン・ハイ・ボルテージ』から。

この映画の前作に当たる『アドレナリン』ではゴセイジャーの展開とは逆に主人公がアドレナリンを抑制する薬品を打ち込まれ、アドレナリンを維持する為に危険行為をするという内容になっている。


デザイナーを務めた酉澤安施氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「当初は顔がなく、胴体と一体化していたが、シナリオに『ウサギのぬいぐるみから出てくる』みたいな描写があった為に顔を作った」と語っている。


声を演じた星野氏は前作『侍戦隊シンケンジャー』にてササマタゲの声を担当している。


関連タグ編集

天装戦隊ゴセイジャー 悪しき魂 マトリンティス

サンゴ アドレナリン・ハイ・ボルテージ

アンガーマネジメント


ペッカー・ツエッペリン:8年後の作品において、怒ると恐ろしい罠が発動する仕掛けの物を配っていた怪人繋がり。


レインボーラインの総裁椎名ナオキ:ウサギの着ぐるみ仲間。


ヘラクレスン:同じく語尾に「ん」を付けて喋るキャラ。

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