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私は森の勇者!ヘラクレスン!!!


概要だん編集

偉大なる航路”前半のある海域に存在するボーイン列島、その中のおいはぎの森「グリンストン」にてサバイバル生活を送っていた謎の人物。一度入れば脱出不可能と称されるこの島において長らく一人で暮らしており、凶暴かつ巨大な昆虫や食人植物と日夜戦い続ける自称“森の勇者”。


とある事情で一味と離れ離れになった「麦わらの一味」の狙撃手ウソップと出会い、島の凶暴な生物に襲われる彼を救い出した。その後、彼が一味と再び結集するまでの2年間を共に過ごし、その期間に自身の武器でもある「ポップグリーン」を伝授した。


プロフィールだん編集

本名ヘラクレス
自称森の勇者
年齢49歳→51歳
身長214cm
所属ボーイン列島植物学者
出身地南の海
誕生日5月10日(昆虫=5,10)
星座おうし座
血液型F型
好物ラーメン
初登場単行本54巻 第524話『もう誰にも止められない』
CV西凜太朗

容姿だん編集

ヘラクレスオオカブトを彷彿とさせる黒塗の鉄仮面鎧とマントを羽織った騎士のような出で立ちの男。楕円形の恰幅の良いボディと細長い手足がなお昆虫っぽいが(おそらく)人間である。


鎧の下は長袖のインナーや手袋、ブーツで完全に地肌が覆われている上、仮面の目元に長方形型の穴が空いているが影が差しているため、その素顔どころか肌の色すらも覗い見ることが出来ない。


また、腰に巻いたベルトには、彼の武器でもある「ポップグリーン」が収納されており、複数ある円型の装飾の中から各種を取り出して使いこなしている。


性格だん編集

一人称は「私」。

語尾に「ん」を付ける独特の喋り方をしており、ウソップのことも「ウソップ」と呼んでいる。


“勇者”を自負するだけあり、弱肉強食の環境下にあっても虐げられる弱者を放っておけず、ウソップに対しても即座に救いの手を差し伸べ、危険な島の生態系を説明するなど非常に面倒見の良い性格。一方で、おだてに弱く、ウソップから「かっこいい名前」と言われてご満悦気味に自己紹介を繰り返したり、「スゴ腕先生」と呼ばれてノリノリで先生役を買って出たりといった可愛い一面がある。表情は読めないが、言動が全力で感情を表現してくれるので分かりやすい。


TVアニメ版では逆に自己紹介を邪険に扱われて落ち込み、そのまま不貞寝するなど極端な部分もみられた。


能力だん編集

上述したような重装備(熱帯植物の生い茂るジャングルでの生活では物凄く暑そうな出で立ち)でありながら非常に高い機動力と戦闘力を有しており、森の生物たちとの闘いではパンチやキックを主体とした体術と、急速な成長力と攻撃性を持つ種子「ポップグリーン」を使いこなして戦う。


来歴だん編集

実はヘラクレスンの本来の職業は植物学者であり、28年前に世界各地の植物を研究するために仲間とともに海へ旅立ち、25年前にボーイン列島に上陸した。翌年には仲間をすべて失うが、一人きりになってからも研究を続けていた。いつしか、この島々が巨大な食肉植物「ストマックバロン」であることや、ポップグリーンの特性や武器としての活用法を見出し、自らを“森の勇者”と称するようになる。


シャボンディ諸島篇』において、“王下七武海バーソロミュー・くまの能力で島に飛ばされてきたウソップと出会い、島の凶暴な生物に襲われていた彼を救い出し、ここがどのような場所かについて説明した。


その後、腹を空かせた彼のために森の奥地にある「暴食の森」を紹介したが、ウソップはここで魅惑的で美味な食べ物を食べに食べて激太りしてしまった。しかし、偶然手にしたニュース・クーの新聞を読んだウソップは血相を変え、すぐにでも島から脱出しようと巨体を揺らして駆け出し、凶悪な生物たちに傷つけられてしまう。


直様手当をしたヘラクレスンはその理由をウソップに問いただすと、新聞の一面記事で取り立たされていた「マリンフォード頂上戦争」に彼の一味の船長であるモンキー・D・ルフィが参戦していたことや、この戦争においてその兄であるポートガス・D・エースが死亡したことを知り、心身共に傷付いた彼を助けたいという内情を涙ながらに伝えられる。


その後日の新聞で取り上げられたルフィ主犯による「16点鐘事件」の記事を見たウソップは、ルフィの無事を知るとともに、彼が仲間たちに宛てた「3D2Y」のメッセージを認識したことで平静さを取り戻した。同時に今度こそルフィの支えになりたいと思い立ったウソップから、ヘラクレスンの武器の秘密や戦い方を伝授してほしいと頼み込まれ、以降は「スゴ腕先生」として、2年間の修行に付き合った。


第2部『新世界編』の頃には島の昆虫たちを手懐けていた。

麦わら一味の再会の地であるシャボンディ諸島においては、彼らを捕らえようとする海軍の追走を昆虫たちをけしかけて妨害し、魚人島に向かう寸前の一味をアシストする役目を担った。ウソップは即座にヘラクレスンの救援だと察したが、彼自身は決して姿を見せず、物陰から親友の武運を祈った。


扉絵連載『世界の甲板から~5億の男編~』では、その後もボーイン列島には帰らず、巨大カブトムシに乗って空を飛んでいる姿が描かれた。彼の目指す先は…?


余だん編集

私の名前についてだん編集

実は、本名がイマイチ不明。

と言うのも、彼は人物名や語尾に「」を付け加える口癖があり、例えばウソップの事は「ウソップ」と呼んでいる。そして彼は自己紹介の時に「ヘラクレスン」と名乗っているのだが、前述の口癖のせいで本名が「ヘラクレス」なのか「ヘラクレスン」なのか判別できない。しかも少なくとも劇中では彼とウソップ以外の人物がグリンストンに現れないため、彼を名前で呼ぶのはウソップのみ(ウソップは自己紹介された通り、終始「ヘラクレスン(先生)」と呼んでいた)。よって彼の本名は最後まで分からずじまいであった。

ちなみにアニメの公式サイトでは「ヘラクレスン」と紹介されているが、放映されたアニメのクレジットでは「ヘラクレス」だったりするし、公式キャラブックの『BLUE DEEP』や『VIVRE CARD』でも「ヘラクレス」として紹介されている。ソシャゲ版トレジャークルーズでもヘラクレス名義である。


銀幕デビューだん(?)編集

2016年公開の劇場版『ONEPIECE FILM GOLD』において、物語の舞台である「グラン・テゾーロ」の人混みの中をヘラクレスンが歩いている姿が確認されている。あくまでも背景キャラとしての登場であり台詞などはないため、彼が何故この街に上陸していたのかは不明。


関連タグであるん編集

ONEPIECE

偉大なる航路 ボーイン列島 グリンストン

勇者 学者


ウソップン

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