概要
物語後半に登場した敵組織「マトリンティス」の戦闘ロボット。
マトリンティス皇帝・10サイのロボゴーグの技術力とそれを支える頭脳「鬼才ブレイン」によって生み出され、「マトロイド三原則」と呼ばれる行動原理に従い、自己の保全及び侵略活動を行う。
マトロイド三原則の内容は以下の通り。
- 一、マトロイドは人類を従えなくてはならない
- 二、マトロイドは人類を懲らしめなくてはならない
- 三、一と二に反しようと反しまいとマトロイドは自分だけを守らなくてはならない
ちなみにウォースターが飛行能力を持つ昆虫、幽魔獣が飛べない「虫」ときて、今回は海に住む無脊椎動物がモチーフ。また名前が映画タイトルに由来するのは変わらず、今回はロボットや未来に関するSF映画がテーマ(ウォースターは宇宙テーマ・エイリアンが登場する作品、幽魔獣はモンスター映画、ホラー映画)。
また名前の後ろに必ずアルファベットが入るのが特徴だが、11機いるうち「ザンKT」シリーズ4機、タイマーのバクトフージER、スキャンのバザルソLJ、イミテイションのサロゲDTの7機が二文字、それ以外の4機は一文字。
ザンKTシリーズが3機も出てきた事でマトロイド全体のバリエーションは少ない。
一覧
名前 | CV | モチーフ | epic | 趣味 | 名前の由来 |
---|---|---|---|---|---|
シールドのザンKT | 武虎 | ホタテガイ | 33 | 守りの姿勢 | ショートサーキット |
シュートのザンKT2 | 〃 | 〃 | 34 | 攻めの姿勢 | ショートサーキット2がんばれ!ジョニー5 |
マッハのズテルS | 千葉一伸 | プランクトン | 35 | バーティカルキューバンエス | ステルス |
スキャンのバザルソLJ | 高階俊嗣 | ハナイカ | 36 | 腕立て伏せのさせる方 | ユニバーサル・ソルジャー |
バイタルのアドボルテG | 星野充昭 | サンゴ | 37 | 着ぐるみ選び | アドレナリン・ハイ・ボルテージ |
タイマーのバクトフージER | 坂口候一 | カブトガニ | 39・40 | 歴史学 | バック・トゥ・ザ・フューチャー |
ニュートラルのアインI | 山口勝平 | ヒトデ | 41 | 鬼ごっこ,サッカー,キャッチボール | AI |
イミテイションのサロゲDT | 宮内尊寛 | 海綿 | 42 | データの違法コピー | サロゲート |
ショートのザンKT3 | 勇吹輝 | ホタテガイ | 43 | 一番乗りの姿勢 | ショートサーキット |
ショットのザンKT0 | 武虎 | 〃 | 『ゴーカイジャー』第40話 | 不明 | 〃 |
ダウンロードのエストワールD | 不明 | タコ | Gロッソシアター | 不明 | ウエストワールド |
余談
マトロイド三原則の元ネタはアイザック・アシモフのSF小説においてロボットが従うべきロボット三原則であり、内容も「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とした物だが、マトロイド達の設計思想を踏まえると元ネタとは完全に真逆。
他のウォースターや幽魔獣の怪人達と同様、趣味が存在するがロボゴーグによる設計なのか、製作された後にマトロイド自身が決めた物なのかは不明。
ちなみに劇中ゴセイナイトが地球汚染反応を感知できなかった所から、クリーンエネルギーが動力源である事が窺える。
女性幹部としてエージェントのメタルAが在籍している反動か、女性怪人がいたウォースターと幽魔獣の一般構成員とは異なり、全員男性型となっている。
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戦隊怪人の系譜