Go!Go!POWER RANGERS!
概要
アメリカの特撮ファンであるサバン・エンタテイメント社の社長ハイム・サバン氏が東映と交渉し製作した、アメリカ版スーパー戦隊シリーズ。
第一作は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のリメイクであり、「ジュウ」が英語だとユダヤ人の蔑称になってしまうため「パワーレンジャー」という名称となった。
歴史
1984年、サバン氏が仕事の都合で来日した際に視聴したスーパー戦隊シリーズを気に入り、1985年にシリーズのアジア地域以外での国際放映権を一話あたり1万ドルで取得。当時放映されていた『超電子バイオマン』をベースにした『BIOMAN』の売り込みを開始するが、テレビ局からは全く相手にされなかった。
しかしサバン氏は諦めずに同志を集めてスーパー戦隊シリーズの売り込みプロジェクトを企画。1991年に東映と交渉を開始。当初は懐疑的だった東映スタッフだがサバン氏の熱意に押されて米国展開を承認した。東映としてはシリーズをそのままアメリカで放映したいという意向だったのだが「日本人(黄色人種)しか出演しない作品は多民族国家アメリカでの放送は難しい」「日本の戦闘描写はアメリカの放送コードでは子供向け作品として放送出来ない」といった事情からアメリカでそのまま放送することは難しいと言われたこともあり、現在の形に落ち着いた。
ちなみに余談ではあるがそれ以前にも『東映版スパイダーマン』が放送されて東映とマーベルの3年契約が行われていた時期にスタン・リーが『太陽戦隊サンバルカン』を非常に気に入り、英語吹替or俳優パートのみ現地に差し替え方式(ロストメディアであるためどちらか判明していない)で放映しようと動いていたが、「暴力的すぎる」という理由で拒否されパイロットフィルムのみで終わってしまったことがあった。
特徴
撮影に関して
ドラマパートは設定ごと完全に別物、キャストは曽我町子女史を除き全員現地の俳優が演じている。また、一部の特撮シーンも新撮されている。
そのためしょっちゅうアメリカのショッピングモールから日本のお台場に飛ぶが、気にしてはいけない。
スーパー戦士に関して
バンドーラとマジエルを同一人物にしたり、妖怪大魔王をマジエルの父親にしたり、ドラゴンレンジャーのアーマーを着用したマンモスレンジャー。
仮面ライダーBLACKRXと一緒にクライシス帝国と戦った!?
守護獣が気伝獣へと変化したり、大神龍をブッ倒したり、スーパー隠大将軍とスーパー無敵将軍がキングブラキオンに乗っちゃった。
黒騎士ヒュウガの変身アイテムがオーラチェンジャーだったり、復活したネジレンジャー(サイコレンジャー)に対し、ギンガマンとメガレンジャーが協力して戦ったり、
デカレンジャーとメガレンジャーが激突した。
続いてボウケンレッドと大剣人ズバーンが合体!(『パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ』より)
父ウルザードファイヤーと悪に染まったマジレッドの変身したウルザードの対決があったり、いい意味でもやりたい放題だったりする。
とどめはパワレン歴代レッドVS重甲ビーファイター? (『パワーレンジャー・ワイルド・フォース』より)
と思っていたらゴセイジャーがゴーカイチェンジ!?(『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』より)
パワレン版ならではのオリジナルモンスターも登場してくれた。
最大の特徴
大半のシリーズが世界観的に繋がっていることであり、日本ではOVや映画でしか基本的にありえなかった前作シリーズとの共演イベントが毎年テレビで行われる。
しかし厳密には、『パワーレンジャー・RPM』と『パワーレンジャー・ダイノチャージ』は完全なパラレルワールドという設定である。
また、『パワーレンジャー・ライトスピード・レスキュー』と『パワーレンジャー・ニンジャストーム』は放映時は世界観が一新されていたが、後のシリーズでは繋がっていることになった。
そして、『パワーレンジャー・S.P.D.』は放映年より未来を舞台にしている。
同一人物が別シリーズで別のレンジャーに変身するのも多く、第一作『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のトミー・オリバーが有名な例。
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』が大ヒットしたため、日本とは違い『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のスーツを継続してシーズン2・3が行われることになり、その状態のままで『五星戦隊ダイレンジャー』と『忍者戦隊カクレンジャー』のロボが取り入れられることになった。
(キバレンジャーはドラゴンレンジャーの新形態、カクレンジャーは助っ人エイリアンレンジャーとして登場。)
続編『ジオ』以降は日本同様にスーツを新調するようになっていく。
それから太っちょのバルク、やせっぽちの子分スカルのおバカなコンビなど、第一弾から登場し数々の活躍を続けてきた準レギュラーにして名脇役の2人。
多民族国家であるアメリカの事情を配慮し、メンバーの人種・男女比に関しては気を使われており、そのため人種がばらける様メンバー間の血縁設定をなくしたり、原典で女性1人メンバーだった作品でも女性を2人加えることもよくある(変身後の流用シーンがどう見ても男の体格なのは気にしてはいけない)。
日本版が主に無名の若手俳優を起用するのに対し、パワレンではアクションや格闘技の経験者が起用される傾向にある。このため、変身前のアクションシーンも見ごたえがある。
また、人間キャラが死亡するのは、基本的にはNGの為、原作では死亡してしまったドラゴンレンジャー、タイムファイヤー、アバレキラーはこちらでは生存している。
さらに、所謂『顔出し幹部』も最終的に善人として浄化されたり封印されたりしている。
ちなみにあちらには日本と違って夏の劇場版や冬の劇場版と言った物が無いのでそう言った作品に登場した敵はあまり登場しない傾向にある。弓張重三やネオガイルトンなど例外はいるものの、前者は歴代レンジャー客演回における敵、後者は元々が映画の単発キャラにもかかわらずレギュラーの敵として登場するなど扱いは特殊になりがちであり、原典の映像流用は少ない。なお、後者については初出のダイノチャージ(キョウリュウジャー)より後年に作られたビーストモーファーズ(ゴーバスターズ )にて復活し、同様にゲスト出演したダイノチャージレンジャーをはじめとする歴代恐竜レンジャーとの激闘というかなり変則的な形で原典の映像が使用された。
ちなみにパワーレンジャー・ダイノ・サンダー以降の女性の顔出し幹部は露出度が高かった為なのか、デザインを変更するか(メレやバンキュリアなど)、ポジションをそのままに、オリジナルの原型のないキャラクターに変更するなどの措置が取られている。
トミー・オリバーが伝説のレンジャーとして言われる偉業
第1作のシーズン1ではグリーンレンジャー(ドラゴンレンジャー)に変身していたが、シーズン2ではホワイトレンジャー(キバレンジャー)に変身。
第2作「ジオ」および第3作「ターボ」ではリーダーに就任しレッドレンジャーに。
第8作「ワイルドフォース」で歴代レッドが集合した際、レッドジオレンジャーとして登場。
第10作「ダイノサンダー」にて伝説のパワーレンジャーとして復帰、ブラックレンジャー(アバレブラック)に変身する。
第11作「SPD」では2025年に活躍するパワーレンジャーSPDが、ダイノサンダーが活躍中の2004年にタイムスリップした際にブラックレンジャーとして登場。他のダイノサンダーのメンバー同様SPDと共闘した。
第19作「スーパーメガフォース」の終盤、車内に取り残された子供を救出して最終決戦ではマイティーモーフィングリーンレンジャーとして歴代パワーレンジャー達と共に参戦した。
第23作「スーパーニンジャスティール」にて新たに今までトミーが変身したマイティーモーフィングリーンレンジャー、マイティーモーフィンホワイトレンジャー、レッドジオレンジャー、ダイノブラックレンジャー全てに変身が出来る変身アイテム『マスターモーファー(見た目は黄金のパワーモーファー)』と言う凄い代物を引っ提げて共演(レッドターボレンジャーは、他者にその力を託しているため含まれていない…と思われていたが、後年執筆されたコミック版にて変身)。
近年のシリーズ傾向
『忍風戦隊ハリケンジャー』をベースとした『ニンジャストーム』以降からはディズニーが製作。しかし、『炎神戦隊ゴーオンジャー』のリメイクである『RPM』を最後に打ち切りとなった。
はずだったが、再びサバンが版権を取り、『侍戦隊シンケンジャー』のリメイクである『パワーレンジャー・サムライ』が製作され、サバン製作のパワレンが復活。打ち切り後の空白期間中は第1作『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のデジタルリマスター版を放送していた。
題材が「天使」「海賊」と現地的にはデリケートな題材だったのか、『天装戦隊ゴセイジャー』と『海賊戦隊ゴーカイジャー』は両方のキャラを共通にして設定を大幅に改造されており、原典のゴーカイジャーの姿がゴセイジャーのパワレン版である『パワーレンジャー・メガフォース』の強化形態(スーパー・メガ・フォース)と設定されている。
タイムラグやバンク映像流用の関係で、その後『特命戦隊ゴーバスターズ』と『烈車戦隊トッキュウジャー』のパワレン化が先延ばしとなり(坂本監督曰く、ゴーバスターズが見送られたのは当時アメリカで競合番組が多く、より子供人気のある恐竜モチーフであるキョウリュウジャーが先となったとのこと。
その他の要因でもキョウリュウジャーを優先する理由が多々あったのは明確でもあったが)、続く『獣電戦隊キョウリュウジャー』を原作とした作品『パワーレンジャー・ダイノチャージ』や『手裏剣戦隊ニンニンジャー』を原作とした作品『パワーレンジャー・ニンジャスティール』が制作されている。
2018年2月、新たに玩具メーカーのハズブロ社がマスタートイライセンスを取得したほか、サバンからパワーレンジャーを含む複数のブランドを買収し、2019年からは同社がシリーズを製作。当時ハズブロのCEOだったのは元バンダイ・アメリカ社長のブライアン・ゴールドナーで、この買収は彼の独断だった。
ハズブロは最初からスーパー戦隊シリーズの映像に依存しない完全なるオリジナルのパワーレンジャーを作る事を最初から考えてたが、買収前にサバンがニコロディオンと結んだ3年の契約延長の履行のため、買収前にサバンが企画してた『特命戦隊ゴーバスターズ』をベースとした『パワーレンジャー・ビーストモーファーズ』を製作。
しかしハズブロになった影響で日本での商品及び映像の展開が難しくなってしまった上に契約によってスーパー戦隊はアジア圏内でしか展開出来なくなり、それまで「パワーレンジャー(スーパー戦隊)」の名義で世界中からあった商品の売上が「スーパー戦隊」名義だけになり一気に少なくなってしまうといういかんともしがたい事態となってしまった。
なお、逆にこれまでアジアでの展開が映画の公開だけだった(日本の映像にパワレン名義は除く)パワーレンジャー側もアジア圏内ではそれすらも展開できなくなったが、輸入ショップや個人輸入ではこれまで通り商品の購入が可能である。
2020年には『パワーレンジャー・ビーストモーファーズ』の後継作として、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』を原作としたパワーレンジャー・ダイノフューリーが2021年より放送されることが発表された。
元々前述の契約延長前提で制作したのでseason1のみだったが再起動の計画が遅くなり2シーズン制に延長。トッキュウジャーのノア婦人がベースのキャラクターも出てくる2022年のseason2より映像展開のメインがテレビからNetflixに移行し2023年にはパワーレンジャーシリーズ30周年記念作のパワーレンジャー・ワンス・オブ・オールウェイズが、そしてリュウソウジャーに『宇宙戦隊キュウレンジャー』要素と加えて映像では未登場のデスリュウジャーがベースのダイノチャージ・ダークレンジャーも出てくるダイノフューリーseason3ことパワーレンジャー・コズミックフューリーが2023年より配信されることが発表された(デスリュウジャーはコミックでは先行登場している)。ただしダークレンジャー自体は一話のみのゲストキャラクターという扱いであり、同様にMMPRブルーレンジャーやニンジャスティールレッドレンジャー(日本でいう伊賀崎旋風版)といった過去作のキャラクターが登場している。
ハズブロはパワーレンジャーシリーズを再始動させることを2021年に発表。ジョナサン・エントウィッスルを責任者とする映画や複数のテレビシリーズからなるシェアード・ユニバース作品が作られ、Netflixで配信されることが発表された。2022年にはジェニー・クラインもショー・ランナーとして参加すると発表された。シリーズ再始動に伴いマイティーモーフィン・パワーレンジャーからパワーレンジャー・コズミックフューリーまで30年続いた形式のシリーズが終了した。しかしそのNetflixとの開発も2024年6月11日に終了したことが判明した。今後はハズブロは新たなパートナーとともに、このシリーズの新たな創造的方向性を模索する。
また、その意向に伴ったのか当時撮影に使用されたレンジャーや怪人のスーツや役者用のプロップ(後述のビートルボーグやマスクド・ライダー、インスペースにて共演したタートルズも含む)がほぼ全てオークションサイトに出品され、従来のシリーズの終了が決定的となった。
玩具については2025年からはハズブロとアジアを除いた地域のマスタートイライセンス契約を結んだプレイメイツトイズが販売する。
なお『烈車戦隊トッキュウジャー』本編のパワレン化については、アメリカが自動車の国であり、鉄道自体が子供にとって日常のものではないため、坂本監督曰く現在も予定は未定とのこと。
また、『ニンニンジャー』と『リュウソウジャー』の間に放送された『動物戦隊ジュウオウジャー』、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の二作品も現段階ではパワレン化されていない。製作スタッフの一人であるサイモン・ベネット氏によると『キュウレンジャー』は人数が多すぎて深みのあるストーリーの製作が困難であり玩具化を考えたハズブロの意向、(なので「ダイノフューリー」の3rdシーズンである「コズミックフューリー」で巨大戦の一部を流用予定)、『ルパパト』については警察戦隊の登場が難しく、快盗=犯罪者のレンジャーは厳しい事が理由。『ジュウオウジャー』については特に触れられてないが、ベネット氏は「パワーレンジャーのシーズンが 100% オリジナルになる日はそう遠くないと確信しています。」とコメントしており、ニュージーランドでの撮影および現行の制作体制も「コズミックフューリー」をもって終了し、2021年にハズブロがシリーズを再考・再起動することを発表していることから『ジュウオウジャー』だけでなく『キラメイジャー』以降のスーパー戦隊のパワーレンジャー化の可能性も無くなった。しかし『トッキュウジャー』『ジュウオウジャー』『ルパパト』の怪人と敵幹部は「ダイノフューリー」「コズミックフューリー」で登場したことから『ジュウレンジャー』から『リュウソウジャー』までの戦隊はパワーレンジャー化したとも言える。とはいえ話数が少ないこともあり幹部格のキャラクターも含め全てが日本版と比べ扱いが小さく、実際のところ東映の倉庫から使えるものを持ってきただけというのが実情である模様。大半は徒党を組んだ怪人たちに紛れる名無しのモンスターという扱いだった。
ちなみにトッキュウジャーの敵怪人自体は時折シリーズに登場しており、頭部を取り替えたネロ男爵がニンジャスティールの敵キャラクター『コズモ・ロワイヤル』として登場し、同作にはクライナーロボも登場している。またノア夫人のスーツはそのままダイノフューリーの敵幹部『ヴォイド・クイーン』として登場。こちらではガイソーグこと『ヴォイド・ナイト』の正体である異星人タリックの恋人で元はヒューマノイド型宇宙人であったが、暴走してヴォイドクイーンとなった。その後タリックを洗脳しプリシャスの姿『ヴォイド・キング』に変貌させるなど、原典からすればなかなか混沌とした状況になった。
なお映像自体は原作から年月が経って制作されたビースト・モーファーズは一般怪人のスーツも殆ど現地で新たに作り直し変身後の場面でも新撮の場面が大幅に増えているため、その意味ではほぼオリジナルと言える話が連続することも以前よりさらに多くなってきた。
そのためイン・スペース以降のストーリーを重視しつつも設定よりエンタメ性の方向に拍車がかかっており、レンジャーの協力者や敵の幹部怪人の中に未パワレン化戦隊や過去シリーズのキャラクターがレギュラーで登場したり形は同じでも色違いや首から上あるいは首から下がオリジナルデザインという変則パターンも増えている。
影響
あまりにも大ヒットし、社会現象にまでなったので同様の手法を使った作品が次々に製作された。
- V.R.トルーパーズ(原作:時空戦士スピルバン+超人機メタルダー+宇宙刑事シャイダーらメタルヒーロー)
- マスクド・ライダー(原作:仮面ライダーBLACKRX)
- ビッグ・バッド・ビートルボーグ、ビートルボーグ・メタリックス(原作:重甲ビーファイター&ビーファイターカブト)
- スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド(原作:電光超人グリッドマン)
- KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT(原作:仮面ライダー龍騎)
また、クリスマスを直前にして何処も売り切れなパワレングッズを求めて右往左往する親たち(実際にニュースにもなった)を元ネタとしたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のコメディ映画『ジングル・オール・ザ・ウェイ』なんてのもある。
My Little Pony Friendship is MagicのS4E6はパワーレンジャーのオマージュ回となっている(タイトルも「Power Ponies」)。
但しこちらはパワーレンジャーと言うよりはアメコミヒーローに近いスタイルではあるが。
2017年にはかのジャスティスリーグとの共演作であるアメコミ『ジャスティスリーグ/マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』の製作が決定している。
パワレンだけのオリジナル戦士
バトライザーと並ぶパワーレンジャーシリーズの華の一つ。
()内は対応する日本版の作品。
パワレンのみにしか登場しない為、デカレッドバトライザー同様に日本版に逆輸入を望む声や、日本語吹き替え非対応作品の吹き替え版を望む声もある。それだけ日本版からすれば結構レアな存在なのである。
- タイタニアムレンジャー(救急戦隊ゴーゴーファイブ)
- S.P.D.オレンジレンジャー(特捜戦隊デカレンジャー)※妄想の中で登場。
- パワーレンジャーS.P.D.(Aスクワッド)(特捜戦隊デカレンジャー)
- スピリットレンジャー(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
- マンモスレンジャー(炎神戦隊ゴーオンジャー)※この三人は玩具版のみ、古代炎神をモチーフとした戦士である。
- ティラノレンジャー(炎神戦隊ゴーオンジャー)
- トリケラレンジャー(炎神戦隊ゴーオンジャー)
- タイムフォースシルバーレンジャー(未来戦隊タイムレンジャー)※初出はタイムフォースではなく、パワーレンジャー・ハイパーフォースから。
- スーパーソニック・グリーンレンジャー(地球戦隊ファイブマン)※コミックで登場。
- リュウレンジャー(完全オリジナル)
- パワーレンジャー・ハイパーフォース(パワレン完全オリジナル)
- パワーレンジャー・コズミックフューリー(騎士竜戦隊リュウソウジャーをベースにしたダイノフューリーの続編。デザインもそちらを踏襲しているがピンクレンジャーがレッドを担当する他、元のレッドはシャンパンゴールドの『ゼニスレンジャー』となる。その他、日本には存在しないオレンジレンジャーも誕生した。)
- コズミックフューリー・イーヴィル・ブルーレンジャー(闇堕ちしオリジナルデザインの強竜装を纏ったリュウソウブルー。作中で名乗らなかった上ダイノフューリーの続きという特殊な立ち位置のため現地でも『ダイノフューリー・イーヴィル〜』という表記揺れが存在する。なお変身アイテムは青いリュウソウチェンジャーであり、同じく青いリュウソウケンのほか個別武器であるトリケラブラスターは正気に戻りコズミックフューリー・ブルーレンジャーとなった後も引き続き使用する。)
玩具展開
変身アイテムやロボットは日本版と同じ物が販売されている事に変わりはないが、基本的に原作に登場するアイテムしか発売しない日本とは異なり、アクションフィギュア文化が盛んである為か、公式から本編に登場しないロボットやマシンが普通に売られていたりする。
シリーズ一覧
テレビシリーズ
劇場映画
- パワーレンジャー・映画版-マイティ・モーフィン・パワーレンジャーの劇場版
- パワーレンジャー・映画版誕生!ターボパワー-パワーレンジャー・ターボの前日談
- 新劇場版パワーレンジャー「POWERRANGERS」-サバンブランドとライオンズゲートの合作。2017年公開。
完全オリジナル
シーズン | タイトル | 放送年 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | パワーレンジャー・ハイパーフォース | 2017年 | TRPG番組で、ベースとなる戦隊はない。 |
テレビスペシャル
- パワーレンジャー・ワンス・オブ・オールウェイズ - 『マイティ・モーフィン』のレンジャーが再集結する作品。2023年に配信。MMPRがメインとなるが、カメオ的に他作品のレンジャーや設定も登場し、時系列的には未来の物語となる『S.P.D』に繋がる組織が初登場した。
余談
スーパー戦隊シリーズを大韓民国(韓国)にて吹き替えで放送する(因みにタイトルは파워레인저)際、「パワーレンジャー・○○」という風にタイトルを変更しており、韓国での放送は「爆竜戦隊アバレンジャー」より開始(ロゴはパワレン版、OPは現地オリジナルのもの)。2017年には韓国向けに新作の「パワーレンジャー・ダイノフォースブレイブ」が放送された(狭義でのパワーレンジャーシリーズが放送された時期もある)。
当初は日本の韓国語吹き替え版のシリーズもパワレン版タイトルに差し替えていたが、「魔法戦隊マジレンジャー」がミスティックフォースではなく、マジックフォースと改題されて以降はパワレン版とは大きく掛け離れたタイトルになっていった。ちなみに日本の要素を感じさせるハリケンジャーとシンケンジャーは放送されず、吹き替え版ゴーカイジャー(パワーレンジャー・キャプテンフォース)での登場に留まっている(一方で、手裏剣戦隊ニンニンジャーと暴太郎戦隊ドンブラザーズは問題なく放映されている。これは時代的な関係があるからかもしれない)。
シンケンジャーの代替として2010年に放送されたのは百獣戦隊ガオレンジャーの吹き替えである「パワーレンジャー・ジャングルフォース」となっている(実は、過去にはワイルド・フォースを放映していたりする)。
余談だが、あちらでのゴーバスターズのタイトルは「パワーレンジャー・ゴーバスターズ」と直球すぎるものになっている。
OPが日本版準拠になったのはデカレンジャー以降であるが、歌詞中の戦隊名部分がパワーレンジャーになっているという違いがある。
関連タグ
スーパー戦隊シリーズ 原作クラッシャー バトライザー アメリカ ディズニー 梛野素子