概要
『パワーレンジャーSPD』に登場した戦隊。
B-スクワッドの先輩たちに当たるエリート部隊。メンバーもデルタエンフォーサーに近しいSPDエンフォーサーという巨大銃を装備している。
スーツもスワットモードに近しいアーマーベストを着こんだ姿となっている。
レンジャー部隊
- チャーリー/A-レッドレンジャー
吹き替え:浅野まゆみ
A-スクワッドのリーダーである女性。だが失踪前は何故か男性の声だった。
(これは日本語吹き替え版も同様で、ディズニー側がA-スクワッドのレッドレンジャーを女性にするプロデューサーの意向に反対していたことによる名残りと思われる。)
スーパー戦隊としてもパワーレンジャーとしても初の女性レッドである。
後のスーパー戦隊に女性レッドが登場し、パワーレンジャー側も最新作で再び善玉の女性レッドが登場している。
- A-スクワッドブルーレンジャー
ビーバーのような牙が生えたエイリアン。
- A-スクワッドグリーンレンジャー
アフリカ系の男性。
- A-スクワッドイエローレンジャー
吹き替え:鈴森勘司
欧米系の男性。
A-スクワッドピンクレンジャー
アジア系の女性。
活躍
レンジャーとして優秀であり、クルーガーから「地球の命運」を託すほど信頼しされておりスカイにとっては目標である。
一方でシドニーからは女性レンジャーもゴツいと酷評された。
しかし、ブリッジだけは彼らのオーラを見て、不穏なものを感じていた。
2話ではデルタスクワッドメガゾードに操縦して巨大モンスターを撃破した。(コックピットのシーンも撮影されている。)
3話でラセイ星雲にA-スクワッドを派遣し急行した。
4話での宇宙の任務で行方不明になってしまった。
36話ではオリオン座からのSOS信号で救出に向かったB-スクワッドに発見され無事であることがわかり、変身解除しレッドレンジャーが女性であることがわかるとB-スクワッドメンバーは驚かれていた。
救出後、クルーガーは再開を喜ぶがクルーガーはジャック達をB-スクワッドと言った後、待機ルームに戻ったジャック達はスーツを貰っていない訓練生扱いなことにブチ切れていたがブリッジは待機ルームに行く前にオーラを確認し1話と同じ「不穏なもの」を感じた。
ずっと行方不明だったのに偶然発見されたことにブリッジは疑問を感じたがジャックはクルーガーが自分達を散々こきつかった挙句に主役をA-スクワッドに変える気なのかと不満を言った。(この時のジャックは非番な時に自身が経営している店の服の在庫を恵まれない人達に寄付している女性と付き合っていたので、会いにいけなかったことへの不満もあった。)
その頃、クルーガーは色々聞こうとするが、彼らは途上変身し・・・・・
まさかの裏切り
「一緒に来てもらいます司令官。グラム皇帝がお待ちです」
実は犯罪組織トゥルービアン軍団に寝返っていた彼らはクルーガーを拉致し、パワーレンジャーと戦う。
クルーガーからは「この者達はもうレンジャーではない。本物のパワーレンジャーは真のハートを持っている。長年の訓練で何も学ばなかったようだな」と失望された。
つまり彼らは今作の悪の戦隊である。
寝返った理由は「大人になれば誰もが勝ち組に入りたいに決まっている」だという理由である。
グラム皇帝からは「地球が手に入ったらお前達も支配させてやる」と交換条件も取っている。
自分達を「最高の兵士」まで称している。
SPDに果し状みたいな通信をしてB-スクワッドを呼び出した。
一時は彼らを圧倒し、B-スクワッドを「負け犬」「二番手」」「自分達の控え」だと馬鹿にし、B-スクワッドを煽る。
だが、B-スクワッドがスワットモードに強化変身したため形勢が逆転した。
A-レッドレンジャー「ビックスケールで蹴りをつけるわ!ゾードタイムよ!」
自分達が不利になったA-スクワッドはA-スクワッド・メガゾードを呼び出し巨大戦に突入する。
B-スクワッドのメガゾードの大破に成功するが、スワットメガゾードの登場でまたもや形勢が逆転し敗北。
変身を解かれた後、「こんなことをして許されると思っているの!?私たちはA-スクワッドよ!」と最後までA-スクワッドの地位のことを吹聴するがジャックから「それがなんだ」と一蹴されジャッジメント判決で有罪が出たことでA-スクワッドは降格になり全員カードに封印された。
(アメリカでは警察作品で犯罪者をデリートしてしまうのは(お国柄上)まずいと思われたのか、カードに収監されるという原作の同期のヒーローと同じやり方であるが、今作ではカードに閉じ込められたとはいえ動けるが外には出られない。)
彼らの封印、逮捕後、グラム皇帝もカードに封印されB-スクラッドが昇格するがブリッジ曰く皆んなと相談し『B-スクワッドでいたい』とのことでドギーからA-スクワッドという階級自体が廃止された。
余談
ヘルメットはインスペース(メガレンジャー)の流用だが、原作のデカレンジャーに合わせて、額の紋章がSPDのマークになっているほかブラックがグリーンに変更された。
イエローも女性から男性に変更されている。
またスワットモードと似た装備を使用しているがこれがスワットモードなのか不明。
B-スクワッドはデルタモーファーで変身しているのに対し彼らはアイテムなしで変身している。
A-スクワッド・メガゾードいわく原作のアブトレックス・ロボ形態の操縦者はギモ星人アンゴールだったが今作ではA-スクワッドが操縦しているためアンゴール自体の出番は今作にはない。
イギリスで販売されたアメコミ版ではトゥルービアン帝国に洗脳されたという設定になっており、最終的には味方になっている。
SPD日本語吹替版第37話のEDミニコーナーでは稲田徹氏が林剛史氏に対して「今作で出てきた女性キャラで誰が一番好きか」という質問を行い、林氏は「A-スクワッドのレッドレンジャーの人」と答えている。
関連タグ
パワーレンジャー・S.P.D. グラム皇帝 悪の戦隊 特捜戦隊デカレンジャー 悪堕ち 電磁戦隊メガレンジャー
ネオデカレッド/アサム・アシモフ ネオデカイエロー/ムギ・グラフトン:後年の原作に登場した悪のSPDである。
特捜鬼:原作のデカレンジャーを歪めた怪人。
警察鬼:A-スクワッド同様、警察を歪めた怪人。
替え玉ゴレンジャー:元祖スーパー戦隊秘密戦隊ゴレンジャーに登場した偽物戦隊だが、A-スクワッドと違い味方である。