吹き替え:小村哲生
概要
原作に該当するものがいない『パワーレンジャー・S.P.D.』オリジナルキャラクター。
犯罪組織トゥルービアン軍団のリーダー。
角の生えた骸骨のような姿をしておりクルーガーとの戦いで片方の角を失っている。
性格
傲慢かつ凶暴な性格だが、娘のモーラに手を焼く。
配下にはブルードウィングがいるがあくまでビジネスパートナーであるがぎこちない的な態度で接しているため後に仲違いをした。
プライドは人一倍高く、自己中心的なことがあるが、後述の策略もありカリスマ性もある。
海外名称は「エンペラー・グルーム」である。
基地
テラースペースシップと呼ばれる宇宙船を本拠地とする。
(普段は宇宙空間で待機し部下に指令を与えている。)
能力
斧が武器で、イビル・サイクルと呼ばれる専用バイクを持つ。
基本的に武器である斧は電撃技もあり、この力でモーラをモルガーナに戻すことができ、モーラに言うことを聞かせるために「元の姿に戻してやる」と言い脅している。
また襲った相手に擬態することができるが、擬態化しても彼の前に通った植物は枯れることがある。
過去
クルーガーの故郷であるシリウスを侵略し、シリウスの住民はそれに対抗するべくエリート防衛部隊スペース・パトロール・デルターつまり初代S.P.D.が設立した。
激しい戦いが一ヶ月続いた。
次々に大量のクライボッドを押し押せ初代S.P.D.はなすすべがなかった。
グラムはクルーガー達が戦っている隙に巨大なロボットを操り無防備な街をベナーグー将軍を引き入れ破壊した。
クルーガーとの戦いで片方の角を失った。
ベナーグー将軍はその隙をつきクルーガーの妻アイシニアを捉えた。
結果的にクルーガーは敗れ、シリウスを侵略した。
活躍
*は重要なことを現しています。
*第1話にて本格的に地球侵略をするため行動を開始した。
地球へ行くためにストッパーウィルカーを通過するためにプラトンアクセラレーターを入手するべくブルーヘッドに命じた。
第2話で失敗にしたプルーヘッドを破壊し新たなブルーヘッドを使ったがまたしても失敗したが地球にいるピッギーがプラトンアクセラレーターを入手に成功し地球を通過した。
第3話でラセイ星雲を攻撃し、A-スクワッドを向かわせることで地球を無防備にし侵略しようとした。
地球にはB-スクワッドがいるため、モーラが描いたプラクシスにロボットに乗りパワーレンジャーを完全に叩き潰すことを命令した。
結果的にプラクシスは負けてしまいカードに封印された。
*第4話ではリンバーに街の破壊を命令をした。
一旦退却させ、クライボッドにダイヤモンドを強奪を命令をした。
パワーレンジャーの妨害もあり持ち帰ったのが一個だけ入手した。
それをリンバーのマシンの動力にして、再び街に送り出し、パワーレンジャーを誘き出し倉庫から遠ざけダイヤモンドをと大量に強奪するという陽動作戦を提案した。
ジャックに不信感を持っていたスカイがダイヤモンドから離れた隙にダイヤモンドを強奪に成功した。
今回の目的はダイヤモンドを加工してヒルリアンクリスタルというエネルギーを大量に作ることだった。
残りのダイヤモンドはエネルギーフィールドに入れた。
第5話ではモーラの発案でブルードウィング配下のエイリアンを集めその中から一番の悪人の作戦に協力することにした。
「人間どもを野菜に変え畑に植えてやる」と作戦を考えてたエイリアンは投げ捨て、「悪魔の指人形」と作戦を考えたエイリアンは消し炭にした後、次のリニックスが考えた人間を流体エネルギーに変える作戦を気に入り協力をした。
(野菜に変えると考えたエイリアンは恐らく闇商人ビズネラを改造したものだと思われる。)
第7話でテレポート能力を持つがゆえにいじめられていたサム(原作における日渡氷狩)を利用しモーラが描いて実体化したバグルスワースを使い人間を人形に変え、エリザベスを人形に変えた後モーラから奪い取りトロフィーにしようとした。
だが人形に変えられたエリザベスは分身であり一瞬で消えてブチ切れた。
第9話ではかつてアカデミー時代でスカイと親友であったドルーを使いクルーガー暗殺を命じた。(劇中ではブルードウィングがドルーに命じたが最後にグラムが現れたことでおそらくグラムがクルーガー暗殺を命じたと思われる。)
ドルーは凶悪指名手配犯であるザンダーを追ってやってきたと言い地球に不時着し、パワーレンジャーと接触し、基地に潜り込んだ。
ドルーは本来の姿であるギガニスに化けて、機関室を襲撃し、重要会議から帰還したクルーガーを殺害し、スカイに目撃される。クルーガーを暗殺したのも原典同様の動機であるがつブルードウィングに会い、指示通りで動くだけでアカデミーと同じであると思ってしまいスカイの説得にも同時になかった。
しかしクルーガーは息を吹き返し、ドルーはスカイとの一騎打ちで敗北後、巨大化装置で巨大化したがメガゾードに敗北しスカイにより逮捕された。
第11話で人間の姿に擬態しブルードウィングにベナーグー将軍を会わせた。
ロボットを使い6本のプラトンスパイクを突き刺し、7本目のスパイクの設置をし、最大級の地震の惨状を直接見るためにやってきた。
しかしパワーレンジャーの活躍で失敗に終わり、ベナーグー将軍は復活したシャドウレンジャーによってカードに封印された。
第14、15話ではモーラにとうとう頭に来て、モーラを戻そうとするがモーラがバルコ将軍を紹介し、もし失敗したら「二度と遊ばないようにしてやる」と言った。
そのためにソフィー(原作におけるフローラ的ポジション)を利用し制御しようとした。
だが、パワーレンジャーの新たな戦力デルタコマンドメガゾードによりゴードンは破壊され、バルゴもシャドウレンジャーによってカードに封印された。
作戦が失敗しモーラをモルガーナに戻した。
*第18話でカタナをタイムポートを使い現代に連れてきた後、京都に向かったレンジャーの隙にニューテックシティーからイリジウムを強奪した。
第19話ではクルーガーと決着をつけようとするがファウラー・バーディ(原作におけるホルス星人ヌマ・O的ポジション)が来訪し、バクがロボットに乗り市街地を攻撃をしており、レンジャーがメガゾードとの対戦でメガゾードがやられているのを見てレッドレンジャーの判断ミスだと指摘しチーム解体命令を提示し、クルーガーと口論になり地球署を解雇された。
そうとも知らずグラムはクルーガーと決着をしようとしたがレッド、ブルー、グリーンが現れ、バイク対決をしレンジャーを完膚なきまでに倒し、「クルーガーに伝えろ!グラムが待っているとな!」と言い退散した。
来たのはバーディであり、仕方なく戦うことになりバーディを圧倒し止めを刺そうとするとバーディを助けに現れたものが現れた。
他でもないシャドウレンジャーがデルタATVに乗って駆けつけグラムと戦い、グラムは敗北をし電撃攻撃をし退散した。
*第20話でグリーンアイを使い、金塊貯蔵庫から金を強奪した。(なおこの回は通信回線が回復するまでの間、レンジャー達での変な報告も含まれるカオス回でもある。)
第21話、22話ではモルガーナの古い友人のショーティーとデバステーションの力を借りパワーレンジャーを倒そうとしたが未来からやってきたオメガレンジャーがパワーレンジャーに加わり敗北をした。(皮肉にもオメガレンジャーの正体はかつてモーラが利用した少年サムであった。)
第23話では売れないマジシャン・ミスティコンを使い、彼に魔法のステッキを与える条件にアルを透明にしゴールド、キャッシュ、宝石を盗ませ、アルがパワーレンジャーに捕まった後、科学者の誘拐を要求した。
ミスティコンにロボットを与えるが買うお金がないのでグラムは勝手にタダでやると言った。
このことにブルードウィングは激怒したが「今まで役に立たない武器を散々買ってやっただろうが。」と脅した。
ミスティコンは負けブルードウィングは怒りを覚えグラムとは別行動を取る原因を作った。
第32話にて「ワームホール」を使い、パワーレンジャー・ダイノ・サンダーが活躍してい2004年に行き、ゼルトラックス(原作でいうガイルトンまたは暗黒の鎧的ポジション)を拉致し協力するよう強制する。
ゼルトラックスと協力し、モーラが生み出したヴァイン・モンスター,グリーン・モンスター,スプッティアイを使いパワーレンジャーを倒すがダイノサンダーがS.P.D.と協力したため(原作でいう特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャーである)形勢が逆転され敗北した。
それでもなお戦おうとするがワームホールが閉じるため、また一から銀河を征服するのが嫌で元の時代に帰った。
*第34話では別行動を取ったブルードウィングがイクシオールを利用し、ブルー、グリーン、ピンクをダメージを負わせ、S.P.D.バッチを奪っていることをピッギーからそれを知り、グラムはブルードウィングをこのまま、レンジャーと戦わせることを考えた。
(イクシオールはオメガレンジャー,シャドウレンジャーを倒し、バッチを奪った。)
モルガーナが禁じられた扉に行こうとするのを止めた。
その後、モルガーナにモーラに戻すため、ヘモテク合成プラズマを強奪をさせることを命じた。モルガーナは研究所からヘモテク合成プラズマの強奪に成功をした。
作戦成功後、モルガーナをモーラに戻した。
モーラは禁じられた扉に行き、とあるものを目撃した…
第35話ではモーラが逃げる途中にシンディー・サンシャインを置いていったことで犯人はモーラだと知った。
総集編
第35話ではレンジャー達は今までのグラムの犯行を改めて整理した。
ダイヤモンドを盗んだこと。
金を盗んだこと。
イリジウムを盗んだこと。
金にイリジウムを混ぜたら十分な硬さになる。
莫大なエネルギーは第33話での隕石のカケラを使うが、全てを結合するために必要なヘモテク合成プラズマで何かをする結論にでた。
その後モーラはグラムに連れられ禁じられた扉に連行され、何者かに洗脳された。
(EDのトークショーでは吉田友一は自身が出ていないことに悲しんでいる。)
活躍(最終章)
最終章では部下になったA-スクワッドによりクルーガーの拉致に成功し見せしめにクルーガーの妻であるアイニシアを連れ出した。
オムニ
一つ目の臓器のような姿をした犯罪組織の真の支配者。S.W.A.T メガゾードと戦うため、宇宙船と融合し巨大な怪物となるが、倒された。
因縁の相手の決着
オムニが倒された後も生き残り、クルーガーと戦って敗北。
潔く「トドメをさせ」とクルーガーに言うも、残った角を叩き切られた挙句にカードに封印された。
実質トゥルービアン軍は壊滅した。
余談
最終回でモーラが描いたモンスター達はジェイル・バード、クラケット、スペースド・ヒーター、ファザルス、スラム・マッドリー、ジェーネス・ハーネスである。
劇場版に登場したガスドリンカーズやVSシネに登場したギンジフ星人カザック、サウナギンナンなどは登場していない。
またグラムが化けた男を演じた俳優はパワーレンジャー・サムライにてメンター・ジイを演じている。
関連タグ
パワーレンジャー・S.P.D. アリエナイザー ラスボス(スーパー戦隊シリーズ)
オリジナルアリエナイザー:ある意味、これに該当する。
カイト・レイドリッヒ:後の原作の後日談に登場した敵キャラクター。
アリエナイザーXの姿はグラムに近い。
ロード・ゼッド:こちらも原作には登場しなかったオリジナルヴィラン。