アンリ星人ベイルドン
あんりせいじんべいるどん
「足掻いてもムダだ!!宇宙のどこかで燃え尽きろ!!」
サイによく似た獣人型の種族で、鼻先にある角「ライノホルン」が発達しており、これをセンサーにして周囲を探る。また、強固な装甲の持ち主でもある。
手からはブーメランや破壊光線の発射、背中からは角ミサイルを発射する。接近戦では怪力を生かした突進が威力を発揮する。
スペシャルポリスの情報によると、アンリ星人は視力が弱いが鼻先にある器官「ライノホルン」が発達しており、それをセンサーにして周辺を探索する。
この角はとても硬く、これをぶつけあって挨拶をする習慣があり、握手という習慣が存在しないらしい。
これまで5つの惑星で罪を重ねてきたが、頑丈な装甲で宇宙警察の攻撃に耐えてデリートを免れていた。
地球人をスペースガソリンに変えるために、ガソリン化薬の製作をドルトック星人マノマークに依頼するが、報酬として払うはずの金をアーナロイドの購入に使ってしまったため手持ちがなく支払いを拒否。マノマークを殺して踏み倒そうと付け狙う。
しかし渡された赤い薬は未完成品であり、完成に必要な青い薬をウメコとマーフィーが発見したため強奪を試みる。
デカピンクの攻撃を頑丈な装甲で耐え凌いだが、マーフィーの加勢に怯んだ所を装甲の隙間を攻撃されてライノホルンを破壊されてしまい、「5つの星における殺人、人間ガソリン化未遂の罪」でデリート判決を受け、ディーバズーカでデリートされた。
声を担当した三宅氏は『劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える』にてゼウスオルグの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は3年ぶり。また、2年後の『轟轟戦隊ボウケンジャー』にて怒りの鬼神 ガイ/クエスター・ガイの声でレギュラー出演を果たした。
モチーフはサイ。森木靖泰氏はその姿を俺節グレイサイキングと喩えている(出典:『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 下之巻 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』(グライドメディア)P185より)。
名前の由来はベイルドン石(銅と鉛を含む緑色の鉱石)。
出身星の由来(候補として考えられるのは人名のアンリ(歌が上手いという設定から、歌手の杏里が元ネタだったりするのだろうか?)、英単語のunleash(解放するという意味がある)など。しかし、どれも確証性に欠ける)。
シンデルマン:こちらも自らの野望のために2000人もの罪もない人達を液体に変えるというとんでもない悪事を働いた最低極まる悪役。ちなみに声を演じるのはエージェント・アブレラを担当した中尾隆聖氏である。