「すんなり足を洗えるなんて甘えんなよ!裏切った罰だ、そのまま地獄までサイクリングしな!」
データ
| 登場話 | Episode.38「サイクリング・ボム」 |
|---|---|
| 身長 | 203cm |
| 体重 | 116kg |
| 出身地 | アラドン星 |
| 罪状 | 三千以上の金庫を破った強盗及び、両親を殺害し、幼いヤーコを誘拐し、使役した罪 |
| ジャッジメント | デリート許可 |
| 演(人間態)・CV | 岡本美登 |
概要
簡単に約束を破ってしまう者が多いとされているアラドン星人のアリエナイザー。
強盗に両親を殺されたファルファ星人ヤーコを拾って育てていたが…。
ヤーコからは「おいちゃん」と呼ばれている。
強固な甲羅皮膚を持ち、さらに戦闘では銃を使用する。なお、好きな色は赤らしい。
アラドン星人の甲羅皮膚の模様は地球人の指紋や静脈と同様に1人1人が全て違っており、誰1人として同じ模様のアラドン星人は存在しない。
劇中での活躍
足を洗おうと考えていたヤーコの案内で自分の隠し金庫に向かおうとしていたバンを罠に嵌め、半径1kmを破壊する爆弾が仕掛けられた自転車に乗せて、ヤーコも脱出できない鎖で拘束した。
この自転車は速度が一定値を下回るだけでなく、重量が変化したり持ち上げられる等で車輪が離れた場合でも爆発のカウントが起動するという厄介な装置が仕組まれた、（間接的にデカレンジャーへの変身封じも含めた）実に用意周到な対策がされていた。
爆弾の解除と引き換えに金庫の暗証番号を教えさせるも、アラドン星人の性質上約束を破り、ヤーコの両親が殺された事件の真相を笑いながら明かす。実はヤーコの両親を殺した強盗というのはギャンジャバであり、ファルファ星人が持っている鍵開け能力を犯罪に悪用するためヤーコを誘拐し、両親を殺したのだった。
自分を裏切ったヤーコを上記の台詞と共にバン諸共爆殺しようとしたが、成体に成長したヤーコによって罠を突破された。
ヤーコとバンが脱出したことには気づかずマッスルギアを装着し、隠し金庫に向かったが先回りしていたテツ達と遭遇。
ソニックハンマーでダメージを受け、ジャッジメントされそうになったが怪重機キャノングラディエーター4に乗ってデカバイクロボと戦う。
加勢に入ったパトジャイラーとパトレーラーの攻撃で追い詰められ、「三千以上の金庫を破った強盗及び両親を殺害し、幼いヤーコを誘拐し、使役した罪」でデリート判決を受け、逃げようとしたがデカベースロボに阻まれボルカニックバスターでキャノングラディエーター4を破壊される。
その直前でギリギリで脱出には成功したものの、そこに罠を突破したヤーコとデカレッドが現れ、ヤーコの力でマッスルギアを解除され、無防備状態になってしまう。逆上して「今まで育ててやった恩を忘れやがって!」と身勝手極まりない台詞を吐きながらヤーコに発砲するがデカレッドに阻まれ、ディーリボルバー・マックスパワーでデリートされ、自身一人が地獄に落とされる幕切れとなった。
余談
劇中では確認できる限りヤーコの両親を殺害したぐらいしか自身の犯罪による死者を出していないのだがデリート許可が下りている。その理由としては、
- 『ジャッジメント時に省略されただけで、（少なくともヤーコと出会う以前に）これまで行った金庫破りの際に多数の殺人を犯している』
- 『同じく省略されただけで、直接巻き込まれたバンとヤーコだけならまだしも、一歩間違えれば大勢の死人が出るような爆弾を用いた極悪非道の犯罪行為を行ったから』
- 『劇中での悪行の数々ならびにその外道ぶりから、宇宙最高裁判所側に情状酌量・更生の余地なしと判断された』
のいずれかと思われる。
モチーフはカメで、部分的に珊瑚も入っている。出身星と名前の由来はフランスの俳優アラン・ドロンとジャン・ギャバン。また隠し金庫の番号「現金(げんなま)に手を出すな」はジャン・ギャバンが出演した同名の映画から取られている。
演じた岡本美登氏はスーパー戦隊シリーズの常連で、2年前の『忍風戦隊ハリケンジャー』では五の槍サーガインの声とスーツアクターを担当していた。本編ではこの他にもエージェント・アブレラのスーツアクターを担当しており、劇場版デカレンジャー『フルブラスト・アクション』ではアルゴル星人ウインスキーも演じている。
スーツはシアゴーストの改造。
マッスルギアはボッツ星人ゾータクの流用であり、後にギモ星人アンゴールに流用された。
関連タグ
ザムザ星人シェイク：裏切り行為を平然と行うアラドン星人とは逆に嘘をつく事が重罪とされる種族出身のアリエナイザー。しかもシェイク自身はギャンジャバのように平気で嘘や裏切りが行える(ザムザ星人としての)イレギュラーである
ドルズ星人、ムザン星人：ウルトラシリーズにおける『星に住んでいる住人全員が外道レベルの悪党』という星の宇宙人。
マザー・ゴーテル:自分の目的のために特殊能力を持った少女を拉致・利用したが、彼女が一人の男に助けられたことで目論見がご破算となった悪役繋がりで、利用された側の中の人も同じ。
