アブレラ「戦闘強化服マッスルギア。あらゆる攻撃を跳ね返す頑丈なボディに数々の破壊兵器を搭載。光学迷彩で透明になれば、闇討ちも簡単だぞ。このマッスルブレスで君も今すぐ装着だ!」
サノーア&ゾータク「マッスルマッスル!!」
概要
エージェント・アブレラが製造したアリエナイザー用強化アーマー。
普段は「マッスルブレス」というブレスレットの形をしており、スイッチを押すことで起動し装着者の体に自動的に装着される。カラーは金と銀のものがあるが、色が違うだけで性能は変わらない。
驚異的なパワーと装甲、光学迷彩による透明化など装着者には大きなパワーを与え、初登場時はデカレンジャー5人がそろって歯が立たない程の力を見せつけた。一番に守るべき部分が露出している点はツッコんだらいけないのだろう。
これに対抗するべく、デカレンジャー達はスワットモードを習得することとなった。
なお強力な分値段は高いらしい。そのためか劇中では4人しか使用者がいなかった。
最初にこれを装備したサノーアらはそのスワットモードのデカレンジャーに為す術なくやられてしまったが、あの後で対スワットモードを想定した改良が行われたらしく、ラジャが使用した際にはある程度は彼らと渡り合えるようになっていた。
Episode.32のエンディングのミニコーナーではアブレラが同コーナーをジャックし、上記の台詞を発してテレビショッピングさながらこれを売り込んだこともある。
使用者
金色
- カラカズ星人サノーア(Episode32-33)
- テンカオ星人ラジャ・ナムナン(Episode35)
銀色
- ボッツ星人ゾータク(Episode32-33)
- アラドン星人ギャンジャバ(Episode38)
その他
アルゴル星人ヴォルガー(漫画版)
バリエーション
ハイパーマッスルギア
初登場後も強化、改修を続けたマッスルギアを、アブレラの私兵であるアブレラ傭兵軍団の得意分野に特化して改良を加えたもの。
ゲド星人ウニーガは剣術、ジャーゴ星人スキーラはスピード、ドラグ星人ガニメデは防御力、ギモ星人アンゴールはパワーに秀でている。
…とはいうものの、一点特化の性能にしてしまったのがまずかったのか、作中でもトップクラスの実力を持つ筈のアブレラ傭兵軍団(特にウニーガはイーガロイドのモデルというだけあって特に抜きん出た実力を持っている筈である)は装着状態で通常形態のデカレンジャーに敗れてしまっている始末であった。
これはデカレンジャーが最終盤時点でマッスルギアに対処できるだけの経験を積み重ねていたことや特徴を見切られ相性の悪い相手をぶつけられてしまったことも大きいと思われる。
ネオハイパーマッスルギア
ネオデカイエロー「ちょっ、何これ!?苦しいんだけど!?」
ネオデカレッド「やめろよオッサン!こんなの聞いてねえぞ!?」
レイドリッヒ「当然だ!"言ってない"からな!」
Vシネマ「10 years after」に登場する最新鋭のマッスルギア。カイト・レイドリッヒが装着する。
カラーはオレンジ色と明るめになり、全身に装備されている小型ビーム砲「ニードルミニガン」や片手のハサミ型の爪「シザーアームズ」、両肩の「ショルダードリル」と武器の塊のような印象を受ける。
またこのマッスルギアには「ネオハイパーマッスルエンジン」によって人間の生命エネルギーをエネルギーデータ状に強制変換し、吸収することでパワーアップができるという非人道的な機能があり、(この機能は過去にダイナモ星人テリーXが使用した、人間をプラズマ化させる装備「フィルター・アタッチメント」に類似している)劇中では部下のアサム・アシモフとムギ・グラフトンを用済みと見るやあっさり見捨てて吸収し、パワーアップした(さらにはアサムとムギにはこの機能を説明していなかったらしい)。
余談
テレビシリーズに登場したマッスルギア装着アリエナイザーは全員海洋生物がモチーフという共通点があった。
唯一『10 years after』に登場したカイト・レイドリッヒのみカブトムシがモチーフとなっている。
TV本編に登場したスーツはウニーガとスキーラを除いて同じ物を使い回している。