概要
輪状や輪の一部を切り取ったような形状、または鎖をつないで輪にした形状の物などがあり、金属、皮革、植物繊維、プラスチックなど、様々な素材で作られている。
シリコンやポリウレタンなどのゴムにビーズを通して輪状にしたものはゴムブレスや数珠ブレスなどと呼ばれ、パワーストーンやアクセサリーを販売しているショップでみることが出来る。
手首に装着するものをブレスレットもしくはバングルと呼ぶが、腕の上部につけるものはアームレットと呼ぶ。
また、腕時計の中でも、鎖の部分を装飾的なデザインにして手首に対して遊びを持たせた長さにしたものはブレスレットウォッチと呼ぶ。
歴史
ブレスレットの歴史は非常に古く、アッシリア人、バビロニア人、ペルシャ人、ヒッタイト人などにより、身につけられていた。
当時は主に宗教的な目的で利用され、主に使用された宝石はラピスラズリや水晶だった。
また動物の骨や牙、貝殻などに穴を開けて繋げたものもあり、日本では縄文時代から既に貝輪として貝塚から出土している。
弥生時代になってからは、銅が使われるようになり、さらに古墳時代になってからは、石製品や金属製品が加わった。当時は主に手纏(たまき)や釧(くしろ)と呼ばれていた。
イラクでは洞窟からは中石器時代の腕輪が発見されている。トロブリアン諸島では、古くから腕輪を用いたクラという交易が行われている。