曖昧さ回避
- 東方紺珠伝及び東方Projectの登場人物→ヘカーティア・ラピスラズリ
- アニメ「スティーブン・ユニバース」(Steven Universe)に登場するキャラクター。
- 宝石の国に登場するキャラクター。→ラピス・ラズリ(宝石の国)
概要
群青色の宝石。
その姿は金色の粒を含んで夜空の様に見える。
和名は、瑠璃又は青金石という。
ラピスはラテン語で「石」 (Lapis)、ラズリはペルシア語からアラビア語に入った "lazward"(ラズワルド: 天・空・青などの意でアジュールの語源)が起源で「群青の空の色」を意味している。
ターコイズと共に12月のほかに9月の誕生石とされる。宝石言葉は尊厳、崇高etc。
主産地はアフガニスタン。
モース硬度は5~5.5とやわらかく、容易に加工でき、古代から細かく砕いて青色の顔料として使用されてきた。
この顔料は『ウルトラマリン』と呼ばれ、非常に希少かつ高価であり、鮮やかで深みのある青を出したいと願う画家たちにとって憧れの画材であった。
ラピスラズリは混晶、または固溶体と呼ばれる特殊な鉱物で、青金石(ラズライト)を主に、方ソーダ石(ソーダライト)・藍方石(アウイン)などから構成される。
金色の粒は黄鉄鋼(パイライト)である。
余談
- ラピスラズリの構成物質であるアウインは、それ自体が濃い青色の美しい宝石であり、コレクターに珍重されている。
- ラピスラズリは歴史上、最初にパワーストーンとみなされた石とされている。幸運を呼び寄せ、判断力や洞察力、人格における成長を高める効果があると言われる。
- 18世紀になってプルシアンブルーと呼ばれる化学合成で作られた顔料が登場するまでは、西洋絵画における「経年劣化が少ない鮮やかな青」の顔料は、事実上、ラピスラズリを粉にした「ウルトラマリン」と呼ばれるものしか無く(植物由来のものは有ったが、経年劣化で色褪せる上に、色合いもあまり良く無かった)、当然ながら極めて高価だったので、それ以前の西洋絵画で「鮮かな青」が使われているものは、国王などの資金力が有るパトロンの依頼で描かれたもの以外は、ほぼ存在しない。
関連キャラ・アイテム・作品
- 神の子ゼロ(メイプルストーリー)…ベータの使う大剣が『ラピス』、アルファの使う太刀が『ラズリ』と命名されている。大剣の方のラピスは男性の精霊が宿り、太刀の方のラズリは女性の精霊が宿っている。
- シグ(ぷよぷよ)…連鎖ボイスの一環や、ぷよクエでのスキルで『ラピスラズリ』という魔法を使う。
- 人造人間17号&18号(ドラゴンボール)…17号の本名が『ラピス』、18号の本名が『ラズリ』だとか。
- 飛行石(天空の城ラピュタ)…青い石という類似点を持つ。
- Minecraft…アイテムとして登場し、染料として使える他、エンチャントで必要になる。