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概要

四大文明の1つ。ティグリス川ユーフラテス川の間が発祥地とされ、世界最古の文明とされている。メソポタミアはギリシャ語で「川の間」を意味する。

前3000年ごろ成立したシュメール人による都市国家を中心に、灌漑農業・楔形文字・暦・占星術などが発達、また、世界最古の法典「ウル・ナンム法典」が発見されており世界最古の法治国家だったとされている。

太陰暦を採用しており、閏年のずれは太陰太陽暦で修正していた。

また1週7日制、六十進法はメソポタミア文明の特徴である。

主な史跡

  • ウル遺跡

ユーフラテス川最南部に位置するシュメール人の都市国家。殉死者や、黄金の武具、ラピスラズリなどの宝石で装飾された「ウルのスタンダード」等々、多数の副葬品が出土している。

  • ウルク遺跡

イラク南東部にある都市遺跡。18層の文化層が認められている。最初の文字記録などが発見されている。

ギルガメシュはこのウルクの王だとされている。

  • エリドゥ遺跡

ウルから南東方向に約10キロメートルの距離にある。シュメールおよび南部メソポタミアの都市国家郡の南端に位置し、数多くの寺院がある。
シュメール王名表では人類最初の王権が成立した都市とされている。1000年以上にわたる神殿の拡張工事の跡が考古学的に発見されていることでも有名。

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