「知ってるか?俺にも時間が止められる。お前たちの生きる時間をな!」
演:遠藤憲一
概要
機械の体に魂を宿した金属生命体であるアルゴル星人のアリエナイザー。
犯罪組織「ガスドリンカーズ」のリーダーであり、二丁拳銃「サタンマグナム」を使った拳法「ジャアクンドー」の使い手。指先からは電撃を発射する。髑髏のタトゥーをしており、他のメンバー同様人間態への変身も可能。
劇中での活躍
レスリー星で研究されていた生物を機械化する細菌兵器「金色の雪」を悪用してレスリー星を壊滅させると、エージェント・アブレラにワクチンを売りつける為仲間のジーン、ブランデル、ウインスキーと共に地球にやって来た。
だが他の三人がウイルスを奪われてしまった為、故郷復興のために止むを得ず裏取引に応じたレスリー星人マリー・ゴールドにウイルスを持って来させると、駆け付けたデカレンジャー達の前でマリーにウイルスを注入して逃亡する。
その途中、デカレンジャーによってメンバー全員「人間機械奴隷化、及び惑星壊滅罪」でデリート判決が下りたものの意に介さず、自身はデカレッドと一騎打ちに挑み、ジュウクンドーとジャアクンドーの壮絶な撃ち合いと殴り合いの末一度は追い詰められるが、不意を突いて口から電撃を放ち逆にデカレッドを追い詰める。
が、そのタイミングでヘリに乗ったデカマスターが攻撃してきたためにトドメを刺し損ね、デカレッドに敗北。
足止めに放った雑兵はデカマスターに一蹴され、自身は追撃してきたデカレッドと再度の一騎打ちに臨むが、ジュウクンドーを駆使し上へ下へと飛び回るデカレッドをとらえきれず、逆に猛攻を受けて劣勢に陥る。
ならばとばかり立て続けに火球を放つが、全てかわされた上に至近距離からの猛烈な射撃を受けて吹き飛び昏倒。
だが程なく意識を回復し、惑星間転送装置を使ってレスリー星に残しておいた怪重機「キラータンク」を呼び出して乗り込み、地球破壊を画策。
だが装置の仕様上、使った装置本体が地球に残ってしまうことが仇となり、それを使ったデカレンジャーロボがレスリー星に突入してきたため巨大戦を余儀なくされる。
それでもバンとの激突同様に優勢を保ち、勝利寸前まで追い詰めたものの、デカブレイクの乗るブラストバギーが乱入してきたことで失敗。
特捜武装によりフルブラストカスタムへとパワーアップしたデカレンジャーロボに対し「これでも強がりが言えるか!」と無人のキラータンク軍団を差し向けるが、瞬く間に全て殲滅された挙句、残った機体を壁として並べたところにフルブラストランチャーを受け、並べた無人機を全て貫通された挙句自身の機体にも直撃を受け、キラータンクもろとも爆発四散した。
彼の死を以て、ガスドリンカーズは完全に壊滅することになった。
コミカライズ版
キラータンクが破壊された後もしぶとく生き残り、装甲を極限までに軽量化させ目にもとまらぬ速さが出せるという本来の能力「ジャアクンドー・ヘルモード」を発揮し、デカレンジャー達のデカスーツを破壊するがその条件によってデカレッドのデカスーツのリミッターが解除され、自身と同条件のコンディションとなり最終戦に挑む。
超スピードの激しい撃ち合いの末、デカレッドの攻撃で全身が炎上。デリートされた。
余談
演じた遠藤氏はかつて『忍者戦隊カクレンジャー』にて悪の幹部・貴公子ジュニア/ガシャドクロ役でレギュラー出演しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は10年ぶり。タトゥーが髑髏なのも、ガシャドクロに掛かっているものと見られる。
また、同じくカクレンジャーにジュニアと敵対するサイゾウ/ニンジャブルー役で出演していた土田大氏も、TV本編にてリバーシア星人ブリッツ・ヘルズの声を担当している。