ダイナモ星人テリーX
だいなもせいじんてりーえっくす
おへそがないとされるダイナモ星人のアリエナイザー。
ダイナモ星人は皆空気中のあらゆるエネルギーを取り込んで電気に変えることが可能だが、このテリーXは生まれつきの特異体質でエスパーをプラズマ化することが出来る(当然、その能力でプラズマに変換された人間は二度と元の肉体に戻せなくなるため、事実上の死亡扱いとなる)。
そのプラズマは1本で火力発電所と同じ電力を持つ超強力電池「プラズマX」の製作に使われるため、宇宙中のエスパーを襲っては大量に製作し裏社会で売りさばいていた。
また電気を自在に操りかつプラズマXを知り尽くしている彼の成せる業として、プラズマXのエネルギーを使用して自力での巨大化が可能。
ダイナモ星人は上記の通り自分で電気を作り出す事ができ、それを生活に使うので、電気を防ぐゴム製品はダイナモ星にはない。
地球でも多くの人間を手にかけており、過去に登場した時点で既に「445個の惑星における人間乾電池化殺人の罪」でデリート判決を受けていた。
SPD地球署が出来て間もない頃、ホージーとジャスミンを罠にかけて捕らえ、助けに入ったギョク・ロウとの銃撃戦を展開。その際に廃工場の爆発に巻き込まれてデリートされたと思われていたが密かに生き延びていた。この戦いで足を負傷して戦えなくなったギョクは一線を退くことになったため、当時一緒に戦っていたホージーとジャスミンは強い責任を感じていた。
2人がエスパー連続失踪事件の捜査をしている際にジャスミンのエスパー能力を感知して出現。上記の台詞でロウのことを侮辱され頭に血が上った二人を「ケツの青いブルー」・「嘴の黄色いイエロー」・「ひよっこ共」と皮肉り、両腕から発射する電撃で変身解除させるが、駆けつけたデカレッドの銃撃に怯み巨大な落雷を放って撤退した(この際、「お前達、またレッドに助けられたな」と二人に痛烈な捨て台詞を残している)。
その後、SPDへの復讐のために彼のプラズマXを大量に求めるエージェント・アブレラからエスパー能力者以外も乾電池化できるパーツ「フィルター・アタッチメント」を受け取り、大量のプラズマXを精製する為に一般市民の乾電池化による大虐殺を決行する。
現場に駆け付けたバン不在のデカレンジャーとの再戦でもブルー、イエローの二人がギョクの仇討ちに燃えるあまりフォーメーションを乱してしまったこともあり、五人を圧倒して窮地に追い込むがバンが連れて来たギョクの叱咤激励を受け、見失っていた自分を取り戻した二人に「フィルター・アタッチメント」を破壊された上、遅れて参戦したデカレッドに格闘戦で圧倒される。それでも負けじと電撃を放って反撃を試みるがブルーの指示で六人がフォーメーションを組み直したことによりグリーン、ピンクのディーリボルバーとデカブレイクのブレスロットルによる銃撃で両肩の電極を破壊され、レッド、ブルー、イエローによる追撃を受ける。
追い詰められたテリーXはプラズマXのエネルギーを使って巨大化。デカウイングロボと戦うが、最期は宇宙に放り出され(すでにデリート許可が下りていたこともあり)ファイナルバスターでデリートされた。
彼の使用したフィルター・アタッチメントは後にアリエナイザーXが着用したネオハイパーマッスルギアに酷似した機能が搭載されており、何らかの技術流用があったと思われる。
名前の由来はダイナモおよび「電池」を意味する「バッテリー」から(バッテリー→×(バツ)テリー→テリーX)。
声を担当した浜田氏は本作がスーパー戦隊シリーズ初出演であり、1年5ヶ月後の『轟轟戦隊ボウケンジャー』ではテリーXと属性が同じヒョウガの声を担当した。また、4年後の『炎神戦隊ゴーオンジャー』にて炎神ガンパードの声でレギュラー出演しており、因縁の相手ギョク・ロウを演じた浪川大輔氏もスピードル役で出演しているので再び共演することになった。
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VSテリーX(特捜戦隊デカレンジャー)
今回は特捜戦隊デカレンジャーよりダイナモ星人テリーXとの会話です。 エスパーを乾電池にして殺害してその乾電池を売りさばくという悪党。 デカレンジャーの初期メンバーたちと因縁があったりと演じられた浜田さんの演技もあって 悪く面白いアリエナイザーでした。1,371文字pixiv小説作品