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バイクオルグ

ばいくおるぐ

バイクオルグとは、特撮テレビドラマ『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する敵怪人の一体。
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「50ccの俺を倒せなかったくせに・・・750(ナナハン)にパワーアップした俺は倒せないぜ!」


CV:今村卓博

スーツアクター:矢部敬三

登場話数:Quest20「巫女囚わる」


概要編集

オルグ魔人の一体で、物語開始以前より活動していた個体でもある。

その名の通り、バイクの下部から手足が生えた・・・というよりも頭にバイクを被っているかのような出で立ちが特徴で、後述の経緯に起因した2つの姿が作中では確認されている。


原付オルグ編集

物語開始以前の頃に取っていた姿で、50ccの原付の要素を含んでいることもあってか、頭部周りのバイクの意匠もやや小ぶりなのがこの姿での特徴である。また、バイクで言えばミドルカウルに相当するであろう左胸の意匠にも、排気量を示す「50」のマーキングが施されている。

排気量に比例してか、オルグ魔人の中でも非力な方であり、能力としても正面から相手に体当たりを食らわせる「原付アタック」ぐらいしか持ち合わせていない。この技を繰り出す際には、こめかみの辺りから生えているハンドルを両手で握りつつ「ブイーンブイーン!」と絶叫するという挙動も見せるが・・・だからと言って特に何らかの効果がある訳でもない。

行う悪事も、自転車を倒してトラックに体当たりを仕掛けるといった程度のショボいものでしかなく、空き缶をぶつけられたり停車していたトラックに体当たりしただけで痛がるなど、とかく弱々しいところばかりが目立つ。


このように、とりたてていいところがあるようには見えないオルグではあるが、過去にガオレンジャーになった直後のイエローが初めて戦った相手であり、即ち「物語上において現代のガオレンジャーと遭遇・交戦した最初のオルグ」という、地味に重要な存在だったりもする。


ナナハンオルグ編集

イエローに敗れ封印されていた原付オルグが、積もり積もった彼への恨みにより大型二輪免許が必要なナナハン(750cc)へとパワーアップした姿。前述のマーキングもこれに合わせて「750」へと変化している他、バイクの意匠は両肩や腹回りにかかるくらいにまで大型化し、その形相もより凶悪なものへと変貌。原付時代には青かった目も、血走ったかのような赤色へと転じている。

このパワーアップに伴い、得物として火を噴くマフラーを象った長槍が加わり、さらに口から吐く鉄鎖で相手を縛り上げる「チェーンアタック」、それにプラグ状に変化させた左腕から強力な電撃を放つ「プラグショッカー」と、より攻撃的な能力も会得するに至った。


単なる能力の強化に留まらず、性格の方も自信が付いたのか以前のような気の小ささは鳴りを潜め、ハンドルを握った際の「バルルンバルルンバルルン!」という絶叫からも窺えるようにより荒々しい挙動が目立つようにもなった。


作中での動向編集

物語開始から遡ること1年前の七夕の日。街中でみみっちい悪事に及んでいたバイクオルグは、偶然にもある一組の男女と出くわすこととなる。彼等こそ、ガオレンジャーになったばかりのイエローこと鷲尾岳、そして彼をガオレンジャーに選んだテトムであり、バイクオルグは初変身を遂げたイエローの初陣の相手として、その挑戦を受けることを余儀なくされてしまう。

前述した通りオルグ魔人としては弱い部類に入るとはいえ、相対するイエローもガオの戦士としては素人同然でしかなく、バイクオルグも一度はこれを圧倒してみせたものの、テトムの助力を得てイエローが繰り出した「封印アタック」(※)で無力化され、そのまま初音山にて封印の身の上に甘んじることとなった。


・・・が、それから1年の歳月が経過し、バイクオルグは封印されながらもイエローへの募る恨みでナナハンへとパワーアップ。これに伴って封印の効力も弱まったらしく、程なくしてバイクオルグの邪気を感じた狼鬼に札を剥がされたことで完全復活を遂げるや、彼の助力を得てイエローへの復讐を果たさんと目論むようになる。

一方、イエローとテトムも時同じくして初音山に赴いていたが、彼等が目にしたのは既に封印が破られた跡と、すっかり変貌を遂げたバイクオルグの姿であり、変身の暇も与えずイエローを前述の技の数々で痛めつけたバイクオルグは、その間にテトムを確保した狼鬼の後を追ってその場から姿を消した。

その後は廃工場にて充電しさらなるパワーアップを遂げるも、街中に繰り出そうとしたところでガオレンジャーが廃工場へと踏み込んでくるのを見て取ると、取って返して彼等の前に立ちはだかり、復讐を完遂すべくイエローとの一騎討ちに臨むこととなる。ここでも槍を振るい、イエローを圧倒したかに見えたバイクオルグであったが、


「1年の時間は、俺を戦士に成長させてくれたぜ!」


上記の台詞とともに、こちらも戦士としてパワーアップを遂げていたイエローからの反攻には、さしもの「ナナハン」も徐々に圧されていく格好となり、渾身のノーブルスラッシュを食らって大ダメージを負った上、これまた1年の間に得た仲間とともに繰り出す破邪百獣剣の前に、呆気なく敗北を喫してしまう。

巨大戦でも、ガオマッスルを槍で迎え撃ちながらも相手の圧倒的なパワーに怯み、剛力無双・マッスルラリアットで止めを刺された末に「1本角、復讐は任せたーーっ!」との断末魔を残し、今度こそ完全に最期を迎えたのであった。


(※ テトムから渡された封印の御札を、そのまま相手の身体に貼り付けるというごくごく単純なものである)


備考編集

デザインは原田吉朗が担当。パワーアップ前後を上半身のパーツ差し替えで対応することは当初から考慮されていたようで、そこでどう違いを出すかを色々考えたという。また、大型=ナナハンという点については、当時既に1300ccのハヤブサが出ていたこと、また個人的な印象として750ccはちんまい感アリだったことから、原田としては「今では中途半端ではなかろうか?」と思ったことを後に振り返っている。

左腕が変形したスパークプラグについては、以前に手掛けたプラグマオルグで試そうとしつつも、わかりやすさを考慮して没とした要素であり、ここではあくまで「バイクの部品」ということで採用するに至っている。


関連タグ編集

百獣戦隊ガオレンジャー

オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人

バイク 雷属性


マンマルバ:『忍風戦隊ハリケンジャー』の登場キャラクターの一人。バイクオルグとはCV担当を同じくすると共に、こちらも姿の変化に合わせて口調や声色が大きく異なるという近似点を有する

ボーソーヅノー 神風大将 ヤバイカー:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、バイクをモチーフとした怪人達

ダイナモ星人テリーX:『特捜戦隊デカレンジャー』に登場する敵怪人の一体。物語開始以前にイエローとの間に因縁を生じさせ、なおかつ作中にてその経緯が描かれているという点で共通項を持ち合わせている

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