「コピーオルグ様のスキャナーがスキャンする時、コピーの力とオルグの思いが1つになり、地球を乱す5人の戦士が生まれるのです」
CV:高戸靖広
概要
Quest12「本物はどっち!?」に登場したオルグ魔人。邪気がコピー機を模して身体を作り出した事で誕生。
能力もコピー機らしくコピー能力で、右手のスキャナから発する光線で相手のデータを取り込み、身体でコピーを生み出すと言う物。しかもコピーを生み出すだけが能ではなく、「コピー対象の人物に化けて成り済ます」ことも可能で、劇中ではガオの卵の破壊を目論み、変身能力で岳等に化けてガオレンジャーを惑わせた。
戦闘では爆発性のコピー紙を武器としており、これを乱射する「コピー紙A3ハリケーン」や、丸めた紙爆弾を投げつけるなどして攻撃。伸ばした紙で敵を簀巻きにして拘束する「コピー紙軍艦巻き」という技も持ち、これで動きを封じてから自身の姿を印刷したコピー紙爆弾を無数に貼り付けて爆破するという戦法を取る。
眼を左右にぎょろぎょろさせたり、「コピー!」と雄叫びを上げたりする。
劇中での活躍
とある会社のオフィスにてコピー機から誕生し、その能力で周囲を大混乱に陥れたところをツエツエとヤバイバによってスカウトされる。
その後は上記の通りガオの卵の破壊をもくろみ、ガオレンジャーのメンバーに化けて暗躍するが、冴に化けた際に偽者と見破られたために正体を現し、虎の子のコピー能力で上記の台詞と共にガオレンジャーからコピー戦隊コピーレンジャーを生み出しけしかける。
しかし、偽物など本物の相手ではなく、コピーレンジャーは5人の必殺技でそれぞれ倒されてしまい、自身も破邪百獣剣を受けて倒された。
巨大戦では紙を丸めた爆弾でガオマッスルを攻撃し、コピー紙軍艦巻きで拘束すると、そのまま巨大な紙を丸めた爆弾で止めを刺そうとするも、助太刀に駆けつけたガオエレファントとガオジュラフに圧倒された末、止めの「剛力無双・マッスルラリアット」を喰らって爆散した。
余談
モチーフはコピー機で、同モチーフの怪人は『星獣戦隊ギンガマン』のゴビース以来である。更に2年後の『爆竜戦隊アバレンジャー』でも同じくコピー機がモチーフのラッコピーマンが登場している。
上記の台詞は今作における変身シーンで流れる、「風が大空に命を伝え、パワーアニマルの心を目覚めさせる時、自然の力と人の思いが1つになり、地球を守る5人の戦士が生まれるのです」と言うナレーションのアレンジ。
また、彼が鬼洞窟マトリックスにて自らの能力を披露した際、当時流行っていたアイドルグループの人気楽曲を歌いながら、ツエツエ、ヤバイバ、シュテンに変身していた。
声を演じた高戸氏は『激走戦隊カーレンジャー』のJJジェットン及びSSスタタンゾ以来のスーパー戦隊シリーズ出演となった。その後も多くのシリーズに常連として出演する事となる高戸氏だが、次の出演は3年後の『特捜戦隊デカレンジャー』のクウォータ星人ダゴネール役である。
関連タグ
百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人
ドロドロ(百獣戦隊ガオレンジャー)、チュウボウズ:同じく、ガオレンジャーの悪の戦隊を生み出した怪人達。
コピー女帝、ゴビース:90年代に登場したコピー繋がりの先輩達。
コピー忍者クリソッツ坊:翌年に登場するコピー繋がりの後輩。
コピーロイド(メタロイド):11年後に登場するコピー繋がりの後輩で、登場話も同じくMission12。所属組織の怪人が器物モチーフである点も共通。
コピーワルド:20年後に登場したコピー機モチーフの後輩。こちらは主人公と追加戦士の偽物を生み出して強盗などの犯罪行為を行わせた。
幻獣ミノタウロス拳シユウ:6年後の動物戦隊の怪人で、同じく戦隊メンバーのコピーを作った。