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コピーロイド(メタロイド)

めたろいどのほうのこぴーろいど

ここでは『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場した敵怪人で、ヴァグラスのメタロイドのコピーロイドについて説明する。
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「痛いっシャー!衝撃を与えちゃダメっシャ!」

CV:高木渉/スーツアクター:矢部敬三


データ編集

身長:198㎝

体重:260㎏

製造モチーフ:プロジェクター

メタウイルス:「写す」UTSUSU(緑)

識別ナンバー:F-94

推奨動作環境:人混みの中

オーダー:人間の姿をコピーして混乱させる、メガゾードのカメラアイを作るのに必要なクリスタルを女優アンジー・スーから強奪する


概要編集

エンターが新型メガゾードのカメラアイを作るのに必要なクリスタルを、来日していた女優アンジー・スーから強奪すべく、彼女の記者会見会場にあったプロジェクター「写す」メタウイルスインストールする事で製造したメタロイド。全身が緑色で上半身は丸く、右腕にカメラが付いた姿をしている。「~シャ」「フクシャ」が口癖。


能力はその名の通りのコピー能力だが、彼の場合は能力では無く外見の模倣であり、先ず右腕にあるカメラユニットで相手を撮影し、内蔵した全方位映像投影システムを作動させる事で相手の姿を完璧にコピー出来る。しかもコピーした人間の姿で活動している間はヴァグラス反応を消す事が出来る為、戦闘よりも隠密に特化したコピー能力と言える。


この様に外見を真似る事が得意なメタロイドなのだが肝心の戦闘力はからっきしで、劇中ではゴーバスターズに圧倒されてそのまま無様に敗北を喫しているが、裏を返せば彼はクリスタルの強奪が主目的で、その為だけに特化したメタロイドと言う事なのだから戦闘が苦手と言うのも無理からぬ話である。


活躍編集


エンター「映画はtrés bien…華やかでpassionnant.」(映画というものは実にいい…華やかで美しいです。)


エンター「それでは、ご紹介しましょう。“世紀の名優”の登場です。」


新型メガゾードのカメラアイを作るのに必要な素材となるクリスタルイヤリングを、来日中の大物女優であるアンジー・スーから奪うべく、エンターは記者会見の会場にたったプロジェクターにメタウイルスをインストール。かくしてコピーロイドは誕生した。


目的を果たすべく、自身の近くを歩いていた女性の姿をコピーしてゴーバスターズの護衛を潜り抜けるがやり方が不味く、あからさまな強行突破に走った為にリュウジ正体を見破られて交戦。

だが本人の戦闘能力は至って低く、ゴーバスターズ相手に大した抵抗も出来ずに圧倒されてしまい、偶然通り掛かったサラリーマンに姿を変えてその場は辛くも逃走する。


その後、記者会見のインタビュアーの姿で再び隙を狙うが、アンジーになりすましていたヨーコの返り討ちに遭う。

アンジーのマネージャーをかばうヨーコの耳から取れたクリスタル製のイヤリングを片方だけ奪い取ると、それをエンターに渡す事に成功する。


エンターが撤退した後、ブルーイエローの2人と交戦するが、ブルーの関節技でカメラユニットを破壊された為に複写能力を失ってしまい、最期は2人がエネトロンをチャージして放ったイチガンバスター・スペシャルバスターモードの射撃を受け、「複写失敗っシャ~!」という断末魔と共に爆散した。


一方、彼がインストールされた4時間33分20秒後、コピーロイドのデータをαタイプのメガゾードにダウンロードしたコピーゾードが出現。メガゾード出現に備えていたレッドの駆るゴーバスターエースを外見共々完コピすると、そのまま本物と互角の戦いを繰り広げる。そこへコピーロイドを倒したイエローとブルーがRH-03ラビットとGT-02ゴリラに乗って参戦。「両方を攻撃する」というRH-03ラビットの荒っぽい戦術によって偽装が解けてしまい、最期は特命合体したゴーバスターオーのディメンションクラッシュを受け爆散した。


余談編集

モチーフはプロジェクター以外にもカメラやビデオカメラも含まれている。尚、テレビ朝日の公式サイトの説明文では製造モチーフが「テレビカメラ」と誤表記されていたが、後に修正された。


識別ナンバーのF-94は「複写」から来ており、ふ(Fu)く(9)し(4)ゃとなる。


記者会見で彼が変装したカメラマンは某戦場カメラマンを意識した格好だった。


コピーロイドが登場した今エピソードのキーパーソンであるアンジーは、容姿がヨーコと瓜二つと言う事で小宮有紗氏が兼役し、OPでも両方の名前がクレジットされた。

蛇足だが『特捜戦隊デカレンジャー』でも、デカピンク役だった菊地美香氏が容姿の瓜二つな人物の役を演じた回があり、こちらもOPで両方の名前がクレジットされた前例がある。


声を演じた高木氏は前作『海賊戦隊ゴーカイジャー』でもナノナノダの役で出演しており、こちらもアイテム強奪の任務に長けるが実力が伴わないという共通点が有る。更に放送時期の一緒だった『スマイルプリキュア』でもカメラ繋がりで映画監督の役でゲスト出演している他、翌年の『獣電戦隊キョウリュウジャー』でもデーボ・カントックというこれまたカメラモチーフの怪人の役を2年連続で演じる事になる。


関連タグ編集

特命戦隊ゴーバスターズ ヴァグラス メタロイド コピー能力


ヤモリモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』の戦隊怪人で、こちらも対戦隊用の新兵器開発の為に必要な宝石を盗むという似た任務の為に生み出された。


ゴビース:同じくコピー能力を持つ戦隊怪人。ただしこちらのコピー能力は戦闘用で寧ろコピーゾード寄り。

コピーオルグ:『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する戦隊怪人で、こちらもコピー能力&器物モチーフ繋がり。

カガミバンキ:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場する戦隊怪人で、同じくコピー能力&器物モチーフ繋がり。

プロジェクターゴモリュウ:『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する邪面獣で同じくプロジェクターモチーフ。しかし、等身大怪人は登場せず怪人で表向きには出ず、姿を隠し攻撃する対巨大戦力要員という点と考えればおそらくコピーロイドではなくコピーゾードの後輩格と考えられる。

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