「メタウイルス『○○』。インストール」
概要
ヴァグラスの首領であるメサイアの特性を利用したコンピュータウイルス。
彼の分身にして幹部のアバター達はメタウイルスカードからこのウイルスを無機物に送り込む事で、感染した無機物をメタロイドに変える事が出来る。
尚、幹部毎に製造方法は異なっており、エンターがノートパソコンのコードを無機物に接続する事でカードを読み取らせ、対象にウイルスをインストールする。
対するエスケイプはパッドタイプのデバイスのコードを無機物に接続し、データとして入っているカードを選択する形でウイルスのインストールを行う。
インストールされるウイルスのデータは「齧る」、「掘る」、「吸い込む」と言った様々な動作が元になっており、アルファベット表記で「U」で終わる終止形の動詞が多い。
その本質は「無機物に自我を持つ生命を与える」と言うメサイアの力の一部を利用した物であり、ムシカゴロイドの件でエンターから齎されたプログラムによる進化を経、実体を持つ分身体を生み出せる様になったメサイアはこの力を自身が無機物を取り込んで成長するそれに転換。最終的に地球全土の物体と融合する事で最凶最大の肉体を得ようと目論む。
上記の説明からメタウイルスは無機物にインストール=無機物にしか影響が無いと思われるだろうが、劇中では蝋燭や餅などの有機物製のメタロイドも登場しているため、無機物と言うよりは無生物にしか影響が無いと言った方が正しい。実際にmission30には「メタウイルスはあらゆる機械、人工物に侵入して半生命体にする」という台詞がある。
しかし物語の終盤、メサイアカードで新たなメサイアに成り代わったエンターは生物であるクワガタムシと無機物のフェンスを融合データで合成する事で、クワガタロイドと言う生物由来の新生代メタロイドを生み出すに至った。
また、エスケイプも度重なるバックアップでデータの崩壊が始まり、それと同時にエンターの特性が逆流したのか、「無機物や有機物を問わずにデータに変換して取り込み、巨大な姿に変貌する」と言う特性を得ている。
メタウイルスの用途はメタロイドの製造以外、別種の怪人を巨大化させると言う異例の効果も発揮し、劇中では「引きずり込む」のインストールによってライノダブラーを巨大化させている。
劇中に登場したメタウイルスの動作に関しては『メタロイド』の記事を参照されたし。
余談
名前の由来は金属の英訳である『メタル(metal)』+ウイルス(virus)。
関連タグ
特命戦隊ゴーバスターズ ヴァグラス エンター エスケイプ メタロイド
バグスター:『仮面ライダーエグゼイド』に登場するウイルス。
ゼツメライズキー:『仮面ライダーゼロワン』に登場するプログラムキーで、インストールしたアンドロイドを怪人に変える。