「厨房に行けば火がある!そうすれば、大きくなって戦えるぞ〜!」
データ
身長:8㎝(巨大化時:170㎝)
体重:55g(巨大化時:90㎏)
製造モチーフ:餅
メタウイルス:「つく」TSUKU(黄)
識別ナンバー:Z-02
推奨動作環境:キッチン
オーダー:搗き立て(?)の餅で何でもかんでも付けてしまう?
概要
バグラーがエスケイプのデバイスを回収した後、揉め合った拍子に磯辺焼きの屋台に彼女のデバイスを飛ばしてしまい、そのまま偶然置かれていた餅に「つく」のメタウイルスがインストールされて製造されたメタロイド。本編最後のメタウイルスで生み出されたメタロイドだが偶然に偶然が重なって生まれた存在であり、言わば意図的に製造された訳では無いメタロイドとも言える。
外見は名前通り四角い餅に手足が付いた外見をしており、ケシゴムロイドと外見的な差異は殆ど見られない。強いて差異を挙げればケシゴムロイドの赤い部分が黒くなり、白い身体に焦げ目模様が付いた程度で、大きさもケシゴムロイドとほぼ同じ。
全身が餅で構成されている為、その能力も餅らしく粘着性の強いトリモチ餅を発射し、人々を動けなくしてしまうと言う極めて分かり易い物である。
更に熱が加わる事で身体が大きく膨らむと同時にパワーアップし、自慢のもち肌であらゆる弾丸を弾き返す他、あらゆる打撃を粘り強く吸着して無効化すると言う高い防御能力を持っており、ふざけた外見に反して餅の性質を最大限に活かした厄介な能力の数々を備えている。
活躍
上述の通りエスケイプのデバイスを回収したバグラー達の揉め合いに端を発し、そのまま偶然に偶然が重なって彼女のデバイスが磯辺焼きの屋台に飛んで、その先にあった餅にメタウイルスがインストールされて誕生。
誕生当初は余りの小ささ故にまともに戦う事が出来ない為、駆け付けたレッドの背中にトリモチ餅で引っ付き、密かに移動する(※その際に先述の台詞を発した。なお、ケシゴムロイドの時と同様、この光景はJに目撃されている)。
その後、とあるホテルの厨房にあるフライパンで加熱された事によって身体が膨らみ、等身大サイズに成長。お見合い中のリュウジに悟られぬ様に戦うレッドとイエローを上述の能力で翻弄するが、うっかり転んだ拍子に地面に張り付いて起き上がれなくなってしまい、そのままレッドバスターパワードカスタムがエネトロンをチャージして放ったライオブラスターの射撃を受け、「もっと大きくなれば良かった~!」と叫んで爆散した。
オモチロイドの製造から5分35秒後、そのデータをタイプαのメガゾードにダウンロードしたオモチゾードが街中に転送。リュウジのお見合いを潰さぬべく、バスターヘラクレスが駆け付けて交戦する。
遠距離からの砲撃で押されかけるオモチゾードだったが、右腕からのトリモチ餅でバスターヘラクレスを鏡餅状に固め、動きを封じる事で優位に立つが、其処へ駆け付けたタテガミライオーの光線で鏡餅を破壊され、バスターヘラクレスは合体を解除する。
ゴーバスタービートはバディビークル形態のタテガミライオーに乗り、最期はライオバーストとSJ-05スタッグビートルの砲撃を同時に受け、あえなく爆散した。
余談
モチーフには餅以外にもケシゴムロイド同様、ケーブルも含まれており、スーツもケシゴムロイドを改造した物である。
識別ナンバーであるZ-02の由来も「雑煮」から来ており、ぞ(Zo)うに(02)となる。
声を担当した坂口候一氏は『天装戦隊ゴセイジャー』にてタイマーのバクトフージERの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は1年ぶり。
関連タグ
ロウソクロイド:同じくこちらも有機物から生まれたメタロイド。
ケシゴムロイド:似て非なる外見のメタロイド。
ワタアメロイド:同じく食べ物から生まれたメタロイドだが、正確にはその製造機が素体。
復活忍者バンパ・イヤーン、行動隊長エルダー:巨大化しても等身大のままの戦隊怪人繋がり。
アクタガミ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場した、想定外の出来事によって生まれた&中の人繋がりの戦隊怪人の先輩で、誕生に女性幹部が関わっている点も共通。