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フィルムロイド

ふぃるむろいど

フィルムロイドとは『特命戦隊ゴーバスターズ』の敵怪人であり、ヴァグラスのメタロイドである。
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「グッモーニ~ン!遠い所まで御苦労様。その代わり、今日は昨日より、もっといい物見せちゃうよ♪」
CV:鈴村健一/スーツアクター:おぐらとしひろ

データ

製造モチーフ:映写機
メタウイルス:「見せる」MISERU(青)
識別ナンバー:F-16
推奨動作環境:映画館(上映5分前)
オーダー:人間の想像を実体化させ、混乱させる。ゴーバスターズの望みを実体化させ、確実に戦意を喪失させる

概要

エンターが映画館の映写機に「見せる」のメタウイルスをインストールする事で製造されたメタロイド。まるで二股に分かれた帽子を被ったピエロの様な姿をしており、おどけた感じの言動を取る。武器として大鎌で武装しているが、これは身体に備わった物では無い為、独立した武器を手に持って装備しているメタロイドとしては3体目である。

その能力は胸部の実体再生映写機から人間の想像を実体化させると言う物で、これによって人々を混乱へと誘う。投影された実体映像は完璧に再生されているが、それを偽物と認識した相手からその存在を否定されると途端に消え去ってしまうのが弱点である。

劇中では自身の能力でゴーバスターズ3人の想う理想の人物を実体化させる事で戦意を喪失させると言う、これまで力押しだったメタロイドとは打って変わって相手の心理に付け込む卑劣な策を展開した。

活躍

無人の映画館に何故かポップコーンを片手に現れたエンターは、置いてあった映写機に「見せる」のメタウイルスをインストール。おどけたポーズと共にフィルムロイドが誕生した。

例によってエネトロンの大量消費を受け、ゴーバスターズは現場に急行。するとフィルムロイドは「遅い!遅い!遅い!何やってんの!?全くもう!」と、ずっと3人を待っていたかの様な発言をする。思わず目が点になる3人を他所に、フィルムロイドは「今から面白い物見せるからちゃんと見てよ。良い?良いね?はい…3・2・1・スタート!」と言って何と3人そっくりの幻を見せる。だが、直ぐにそれが偽者と3人は見抜いた為に幻は消滅。フィルムゾードが転送される中、レッド達から「正真正銘、偽物だ!」とバッサリ切り捨てられた為に怒ってその場を撤退する。

フィルムゾードの出現で周囲に疑似的ながら亜空間が展開され、特命部は事態の解決の為に初めてマサトを内部に迎え入れる。マサトが提唱する解決策…それは5人のバスターマシンを特命合体させる事でグレートゴーバスターを完成させる事だった。その為の機体のチューンアップが各人のバスターマシンに施される中、エンターはフィルムロイドの能力を有効活用する術として、「例えば…人間が心から欲しい物を映し出したとしたら…」と良からぬ事を目論んでいた。

その後、岩谷地区I‐347ポイントに潜伏していた所を特命部に位置を特定されると、再びゴーバスターズと交戦。上記の台詞と共に再び実体映像を嗾けようとするが、3人は「断る」と言って変身。
迫り来る3人にバグラーを嗾けて交戦する。バグラーを全滅させて残るフィルムロイドを打とうとする3人だったが、フィルムロイドは一瞬の隙を突いて3人に怪光線を発射。するとイエローの前には優柔不断な性格のウサダブルーの前には自身を尊敬するマサト、そしてレッドの前には亜空間に飲み込まれる前の両親と姉が実体化して現れた。
無論全て幻と分かっているブルーとイエローには容易く見破られた為に偽のウサダとマサトは消えたが、13年前の幸せだった記憶が蘇ったレッドだけは目の前の相手が幻影と認めたくないのか、目の前の家族の姿は消えない。
その卑劣なやり口に怒りを覚えたイエローとブルーは容赦無くフィルムロイドを攻撃するが、フィルムロイドも負けじと鎌を振るって迎撃。尚も幻想に囚われたレッドを攻撃しようとするも、2人が身を挺して守る。倒れたまま必死に戻って来いと訴えるブルーとイエローに対し、フィルムロイドは「もうこいつは戻れないみたいだよ」と嘲笑った上で、「フン!お前達さっきからうるさ過ぎ。消えろ!」と叫んで止めを刺そうとする。高笑いと共に勝ち誇るフィルムロイドだったが、彼の放った攻撃はレッドに弾かれておりブルーとイエローは無事だった。過去の幻を断ち切り、立ち直ったレッドに対してフィルムロイドは再び家族の幻を盾に取る。。

「父さん、母さん、姉さん…ごめん!俺が今帰る場所はそこじゃない!!」

レッドが失われた家族に対する渇望を振り切って否定した為、家族の幻は此処に消滅。文字通り丸腰となったフィルムロイドは、そのままレッドがエネトロンをチャージして放ったイチガンバスター・スペシャルバスターモードの射撃を受け、「おしまい~!」と言う断末魔と共に爆散した。

残るフィルムゾードも、完成したグレートゴーバスターが疑似亜空間に突入すると同時にデモリションスラストを受け爆散。疑似亜空間も無事消滅したが、同時にレッド達3人はメサイアの姿を初めて目にする事となった。

余談

モチーフには映写機の他にもピエロも含まれている。

声を演じた鈴村氏はED曲『キズナ~ゴーバスターズ!』を歌う声優ユニット『謎の新ユニットSTA☆MEN』のメンバーであり、チューバロイド役の諏訪部順一氏、ソウジキロイド役の吉野裕行氏、パラボラロイド役の保村真氏に次いで4人目の本編への出演者となった。
ニチアサ繋がりで言えば『仮面ライダー電王』のリュウタロスが印象深い鈴村氏だが、スーパー戦隊シリーズへの出演はこのフィルムロイドの役が初である。

フィルムロイドが登場した今エピソードは、グレートゴーバスターの初登場回でもあったが、もう1つ重要な点として挙げられるのがメサイアの現実世界への進出である。一時的とはいえ疑似亜空間を展開する事でこちら側へ姿を現し、ワクチンプログラムがインストールされていない生身の人間には生き辛い亜空間で人々が苦しむ様に愉悦を感じたメサイア。人間への可逆嗜好に味を占めた事が、後にもう1人のアバターを生み出す切っ掛けとなったのである。戦隊側の新戦力の登場のみならず、そうした敵側の変化の伏線と言う意味でも今エピソードは非常に重要な回となった。

関連タグ

特命戦隊ゴーバスターズ ヴァグラス メタロイド

フィルムラー:『電子戦隊デンジマン』に登場する、同じくフィルムモチーフの怪人。

リュムナデスのカーサ:『聖闘士星矢』に登場する敵キャラクターで、同じく相手の身近な人間の幻を見せてその心に付け込み抹殺すると言う卑劣な策を展開した外道。

妖精のサラワレテ居:『天装戦隊ゴセイジャー』に登場した戦隊怪人で、同じく戦隊メンバーの家族の幻を見せてその心を弄び、抹殺しようと目論んだ外道。

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