「勝負は見えたな。加速能力は同レベルだったが、所詮は人間。疲れがスピードを奪う。次で決まる」
データ
身長 | 193㎝ |
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体重 | 253㎏ |
製造モチーフ | 玩具のピストル |
メタウイルス | 「撃つ(UTSU)」 |
識別ナンバー | D-13 |
推奨動作環境 | 超スピードの世界 |
オーダー | デルタニウム39の転送の邪魔になるゴーバスターズを足止めする |
概要
エンターが、子供の持ち物だった玩具のピストルに「撃つ」のメタウイルスをインストールする事で製造したメタロイド。劇中では製造の過程は描かれていない。
外見もこれまでのメタロイドの中では最も人型に近いスリムな体型で、特殊部隊の武装がそのまま人型になったような姿をしている。ナイフと銃が合体した銃剣に似た武器を振るう。
人格も冷徹の一語に尽き、これまでのメタロイドのようなコミカルな要素はまるで見受けられない。劇中ではヴァグラス側の戦力強化のため、レアメタル「デルタニウム39」をメサイアのいる亜空間へと転送するのを妨害しようとするゴーバスターズの抹殺を主目的に動いており、レッドバスターと激しいタイマンバトルを繰り広げた。
目的がエネトロン強奪ではなく戦闘である為、これまでのメタロイドとは一線を画す高い戦闘力を誇る。左腕の加速トリガーを引く事で超高速移動が可能で、レッドと互角の高速戦闘を展開した。
上記の性格と優れた戦闘能力、製造目的から分かる通り、対ゴーバスターズ決戦兵器である事が彼のアイデンティティなのだ。
活躍
自陣営の戦力強化のため、エンターはメガゾードの心臓部に使われるデルタニウム39・総量500㎏を強奪。目くらましのために大量のバグラーをゴーバスターズにけしかけ、その隙に都内某所の高層ビルから亜空間へ転送しようと目論む。
念には念を入れ、バグラーに拉致させた人間達にメタ細胞を植え付けて簡易サイボーグに変え、デルタニウム39の入ったコンテナのバリケードとして配置する。
拉致した子供が不意に玩具のピストルを取り落とすが、エンターはそれを見逃さず、メタウイルスをインストール。最強のガードマン兼殺し屋としてダンガンロイドを製造した。
製造されたダンガンロイドは廊下の入り口で待ち構え、ビル内に潜入したレッドの姿を確認すると一対一の勝負を申し込む。
二人の実力は完全に互角だったが、次第にレッドに疲労の色が見え始め、それを逃さず追撃を加え、レッドを徹底的に追い詰める。
しかしレッドは機転を利かせてイチガンバスターを宙に放り、身軽になって再び超スピードの肉弾戦に持ち込む。そして一瞬の隙を突き、瞬時にソウガンブレードと先程放り投げたイチガンバスターを合体させ、スペシャルバスターモードでガラ空きの胴を一閃。
言葉少なに「見事……」とレッドを讃え、ダンガンロイドは爆散した。
一方、件のブツの転送のために現れたダンガンゾードは、GT-02の足止めを振り払い、見事にミッションを完遂する。
その後、レッドがCB-01で駆け付け、RH-03も合わせてゴーバスターオーに合体。ダンガンゾードの銃撃では全く歯が立たず、ディメンションクラッシュであっけなく爆砕された。
デルタニウム39こそ奪われたが、操られていた人々は全員イエローが気絶させ、コンテナに張り付いたまますんでのところで転送されかけた子供もニックが救助したため、1人も犠牲にならずに済んだ。
パワーレンジャー・ビーストモーファーズ
海外のパワーレンジャー・ビーストモーファーズでのダンガンロイドはヴァーゴイルとして登場。
一介の怪人だった原典と異なり、幹部格として扱われている。
サイバーディメンションの原住民。
フューリーセルをめぐってスクローグルと対立していたが、後にエヴォックスの傘下となる。
デヴォンとの一騎打ちに敗れて戦死したが、後にライジャックの蘇生装置で強化体(ダンガンロイド2)として復活する。
余談
モチーフは銃の他にも弾丸も含まれている。
識別ナンバーのD-13は「弾丸」のイニシャルのDとその英訳である「バレット(Bullet)」の頭文字のBを分解して13に変換したのが由来。
声を演じた松本氏は『天装戦隊ゴセイジャー』にて変わり種のパワードダークの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は2年ぶり。また、2年後の『烈車戦隊トッキュウジャー』でタイプシャドーの声を演じている。
関連タグ
ダンガンロイド2:後継機。
冥府神サイクロプス、ヒキガネバンキ、トリガー・ドーパント:同じく優れた銃使いの怪人。