バグラー(ヴァグラス)
ばぐらー
「ジーグ……ジーグ……ザ……ザ……」
紫色のボディに黒い手足や胸部プロテクター、そしてモノアイのように見える銀色の頭部といった無機質な外見が特徴。
ヴァグラス幹部たちの使うバグラーカードによって大量に生み出され、付近のコンセントなどから出現する。
言葉は発しないが、上記の様なノイズにも近い機械的な声を発する。
一応人間に化けられるとされているが、一度しか使われなかった。
戦闘では、ハンドガンとしても使える2枚の刃が付いたクローを必要に応じて使用するが、あまり戦闘力は高くなく、その気になれば多少の戦闘技術のある一般人であっても撃退できる。
また、幹部であるアバターのエンターやエスケイプの補佐、あるいはメタロイドのサポートに回ることも多く、前者の場合はエンターの指揮のもとエネトロンの強奪を行うほか、紛失した幹部の持ち物を回収すべく現れたこともある。一方後者の場合はメタロイドの能力に応じてその作業を手伝う他、亜空間のヴァグラス基地でメガゾードのメンテナンスや転送作業を実行する。
彼等のデータが反映された敵メガゾードであるバグゾードも存在しており、こちらも強化武装を纏って出現し、メガゾードの補佐を行う。
名前の由来はバグから。
デザインは超新星フラッシュマン以来の参加となる出渕裕氏。かつて、ゴーバスターズと同じく巨大戦に力を入れていた超電子バイオマンの怪人デザインでメインを務めた氏は、同作で野口竜氏の生み出したメカロボ(スーパーロボットレッドバロン)をオマージュした戦闘員・メカクローンをデザインした。それから時が経って、ゴーバスターズの放送当時で出渕氏が野口氏と同格の戦隊怪人デザイナーOBになっていたのが何とも感慨深い。
また、2012年1月(※ゴーバスターズの放送開始直前)で野口氏が誕生日を迎えた翌日に急逝。それによって出渕氏が戦隊怪人デザイナーOB枠の筆頭に繰り上がった。
因みにヨーコ曰く「強く蹴れば壊れる」との事だが、一般人でもそうなるかは不明。