「生き生きエキス、いただきますヤ~ン♡」
データ
身長:0.3cm
分類:仮面忍者
出身星:惑星カルガンの宇宙一小さいチュチュチューン族
好物:ピチピチブラッドゼリー
概要
首にマゼンタのマフラーを巻いた黒い蚊のような姿をしており、身長も僅か0.3㎝と蚊程度の大きさしかない。仮面の目元と腹部には鋭く並んだ歯の意匠が見受けられる。
関西弁を喋り、口癖は「~ヤーン」等。
ちなみに前回にあたる巻之二十四ではサタラクラが呼び出していたが、「今週は忙しい」というメタ的な事情により、呼び出しには応じなかった。
若い女性の生き生きエキスを吸い、吸った人間の数だけ死者を甦らせる「宇宙忍法・生き生き復活光線」という得意技を使う。この技で復活した死者は、イヤーン本人が倒されない限り何度殺されても甦るため、過去の中忍達を復活させればまさしく不死身の軍団となって襲い掛かって来る(しかも、生前の能力も問題なく駆使できる)この他、対象のエネルギー全般を吸収することも可能。
劇中ではこの技により、過去に倒されたチュウズーボ配下の宇宙忍者を甦らせて地球を腐らせようと目論んだ。
活躍
本来は5人の女性の生き生きエキスを吸うようにサタラクラから命じられていたが、空腹を理由に6人のエキスを吸ってしまった。
ダンシング忍者ヒゲナマ頭巾、悪夢忍者ユメバクー師、毒花忍者ハナサッカ道士、繁殖忍者クッツク法師、バックトゥ忍者オクト入道の5体の宇宙忍者を復活させ、等身大時に倒された場所で復活した彼等はそれぞれ日本の札幌、名古屋、大阪、福岡、沖縄の六道県で暴れ回り、ハリケンジャーとゴウライジャーはそれぞれの場所に向かうも、何度倒されても甦る泥仕合に陥る事に。
その後、女子高生の姿で復活させた吼太の祖母であるあやめによりビルの屋上に誘き出され、駆けつけたイエローのハヤテ丸で斬られて敗北する。
すぐにデッ仮面によって巨大化するも、元々蚊ぐらいの大きさだっために等身大化しただけに過ぎず、「あーもぅ!元が小さいんだから仕方ないヤーン!」と開き直って切りかかるも結局はイエローのハヤテ丸の斬撃を再度受け倒される。
直後に再びデッ仮面を使い、三度目の正直で今度こそ巨大化に成功。
旋風神の風神エネルギーを吸収して弱体化させ、究極奥義・疾風豪快落としを弾き返す善戦ぶりを見せるも、旋風神が天空神を天空武装した天空旋風神にはなす術もなく、最期は必殺奥義・ダイナマイトトルネードを喰らい「ホンマに死んでしまうヤァアア~ン!」という断末魔と共に木っ端微塵に爆散した。
敗北後、再生宇宙忍者も消え去り、しばらく経った後であやめもあの世に帰って行った。
余談
初登場のシーンではあろうことかウェンディーヌの胸の谷間にいた。
あやめが若い姿で復活したのは、彼の術に「復活させる対象を全盛期である若い頃の姿で復活させる」効果があったものと見られる。もしもバンパ・イヤーンがあやめではなく、チュウズーボかチュウボウズを復活させていたらアレの出現が早まっていたかもしれない(そうでなくても、ついで一人余計に復活させなければ早々にタネが割れることも作戦が露呈する事もなかっただろうが……)。
声を演じた真殿氏は『激走戦隊カーレンジャー』のEEムスビノフ以来、実に6年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。次の出演は4年後の『轟轟戦隊ボウケンジャー』のプロメテウスの石役。
カブトライジャーと等身大サイズで戦うスチールも存在しているが、作中では終始ハリケンイエローに倒されたため、結局カブトライジャーとは戦わずじまいであった。
1度目の巨大化で人間サイズになった時は、本人ももっと巨大化できると思っていた為、焦って無策でハリケンイエローに突撃し、返り討ちにあっている。
彼自身の戦闘能力が分かるのは2度目の巨大化の際である。
そこでの彼の本領発揮した戦い方を見ると、実は1度目の巨大化の際にハリケンイエロー(単体なら)に完封勝利出来た可能性がある。
レッドやブルーと比べて対空攻撃手段が少ない(ほぼない)イエローは、バンパ・イヤーンの飛び回り攻撃にすら抵抗が難しく、イエローは身体中を好き勝手に啄まれてしまう可能性がある。そのまま(巨大戦の様に)体力を削られた所で、バンパ・イヤーンがハリケンイエローに飛びかかって組み付き、スーツの上から口を突き刺し、吼太のエナジーをチューチュー吸い上げられると、最早吼太に勝ち目はなかったであろう。
ハリケンイエローの苦手な飛行系の敵であり、かつ自慢のパワーもエナジードレインで封じられてしまうという、地味にスペックだけ見たら相性最悪の敵であった。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ) 仮面忍者
サタラクラ:バンパ・イヤーンの上司だが、実は彼も劇場版にて、「チュウズーボ配下の中忍を5体復活」させている(内、クッツク法師とヒゲナマ頭巾が共通して復活している)。
仮面ライダーBLACK:劇場版第2作目と第42話に登場した亡霊怪人は再生中忍同様不死身となっている。
アクムヅノー:『超獣戦隊ライブマン』に登場した怪人。ドクター・マゼンダが自ら作り出した夢を現実化させる装置によって呼び出した4体の幽霊頭脳獣が合体して誕生した頭脳獣で、再生中忍同様不死身でライブマンを泥仕合に陥らせた。
ムカデネジレ:『電磁戦隊メガレンジャー』に登場した怪人で、こちらも5体の亡霊怪人をけしかけている。
西洋妖怪ドラキュラ:忍者スーパー戦隊次回作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する吸血鬼繋がりの後輩。
吸力サイマ獣バンパイラ:3年前に登場した吸血鬼繋がりの先輩。
オモチロイド、ミクロツヨインダベー:『特命戦隊ゴーバスターズ』、『宇宙戦隊キュウレンジャー』における、巨大化しても等身大だった超小型の戦隊怪人の後輩。
ベルゼブブマイナソー:『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場するミクロサイズの怪人繋がり。
妖帝イリエス:『星獣戦隊ギンガマン』に登場した女幹部で、こちらも自軍の怪人達を再生怪人として復活させた。
臨獣スネーク拳ブラコ:5年後に登場する、同じく死者蘇生の能力を持った怪人。
レミリア・スカーレット・フランドール・スカーレット:東方Projectに登場する吸血鬼(バンパイヤ)姉妹。モチーフが似ているだけで関係が皆無かと思えるが、このエピソードがリアルタイムで放送された日(2002年8月11日)は彼女たちのデビュー作の発売日だった。