「お前等の攻撃パターンなんて予習済みザンショ!」
データ
分類:仮面忍者
出身星:灼熱の惑星ベロナナス・元郵便配達忍
好物:あっつあつホットチョコ(ベロナナス製チリペッパー入り)
概要
巻之二十九「残暑とスタンプ」に登場。
まるでポストの様な形状の赤い身体に長い舌を持ち、両肩や両足等にも舌を出した口の意匠が取り入れられており、切手を巻き付けた様な両大腿部をしている。口癖は「~ザンショ」。
ちなみにジャカンジャに入る前は、故郷のベロナナスで郵便配達の仕事をしていた模様。
夏の残暑によって上がる体温に暑がる人間を自慢の長い舌で舐める事で切手に変える「宇宙忍法・人間切手」を使い、そうやって切手に変えた人間をコレクションにして歩き回る。
戦闘では長い舌を相手の身体に巻きつける「宇宙忍法・ベロ縛り」、その状態で高圧電気を相手に流し込む「宇宙忍法・ベロ電撃」といった技を繰り出す。更にはハリケンジャーのクエイクガジェットを打ち破る等、戦闘力もかなり高い。
だが彼の真骨頂は人間切手が貼られた葉書を体内に投函することによって、切手にされた人間の熱エネルギーを腹の中で巨大な火の玉に変える能力で、火の玉は宇宙に打ち上げられると同時に大爆発。そして葉書も宇宙に飛んで行き、惑星は爆発の熱で腐り出してしまう。
無論、投函された時点で人間の命は無い為、元郵便配達員の経歴とは裏腹に地球にとっても地球人類にとっても最低の能力と言えよう。
活躍
サタラクラの残暑見舞いのハガキに人間切手を貼り、全宇宙にいる彼の友人や知人に配達する一方で地球を腐らせる一石二鳥の作戦を画策。
人々を次々と切手に変えていき、ハリケンジャーと初対峙した際にはクエイクガジェットを構えるイエローを巨大なベロで舐め上げて苦しめ、狙いの外れたクエイクガジェットの100トンの重力弾がイエロー達を押し潰す結果となった。レッドも果敢に斬りかかるが、やはり巨大なベロで舐め上げられ、返り討ちとなってしまった。このようにハリケンジャーを退ける程の実力を見せ付けるも、シュリケンジャーの作戦によって結束を強めたレッドとイエローの合体必殺技「疾風流奥義・大空大地斬(おおぞらだいちぎり)」を喰らって敗北。
直後にデッ仮面によって再生巨大化すると、巨大戦ではベロ縛りで旋風神を拘束し、ベロ電撃で高圧電流を流し込むコンボ技で追い詰める。ベロ電撃はベロ・タンが「苦しめぇ‼︎」と念じるとハリケンイエロー1人が「うわあああぁぁぁ‼︎」と激しく悲鳴を上げて苦しむ様子があり、どうやらピンポイントでの集中攻撃も可能な様子。シュリケンジャーの妨害が来るまで、ハリケンイエローに集中的に高圧電流をお見舞いして苦しめた。シュリケンジャーが駆けつけた後、新しいカラクリボール第13号・カラクリスタンプによる究極奥義・スタンプ百烈押しを叩き込まれて体内の葉書をばら撒いてしまう。
こうして切手にされた人々が元に戻ったところに、天空旋風神の必殺奥義・ダイナマイトトルネードを喰らって爆散した。
余談
- モチーフは舌とポストと切手。名前の由来も舌の別名であるベロとその英訳であるタング(tongue)から。
- 声を演じた平野氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。3年後の『魔法戦隊マジレンジャー』では冥府神トードの声を当てているが、トードも長い舌の持ち主だったりする。
- 劇中では女子高生2人が最初の被害者として人間切手にされてしまうのだが、このときの絵面は怪人が女子高生を舌でぺろりというなかなかにアレなものであった。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ)
スカイフィッシュのザイ粉:8年後に登場する怪人で、同じく夏の暑さにちなんだ作戦を展開。「~ッシュ!」と珍妙な口癖、絵面が絵面な回という点でも。