概要
本作の敵組織・オルグが本拠地とする洞窟。オルグパワーに満ちたパワースポットであり、深部には「地獄の穴」と呼ばれる巨大な鬼の顔をした石像(メイン画像を参照)が存在する。
ここに集まった形無き衝動が邪悪な力の塊に変わることによって、ハイネスデュークやデュークオルグといった上位のオルグ達が生み出される他、洞窟内にある石像は地上のどこかで誕生したオルグ魔人の気配を感じ取る、センサーのような役割を果たす。また、オルグの支配者であるオルグマスターが「地獄の穴」を介して、配下達に制裁を加えることもある。
基本的には殺風景かつ禍々しい空間ではあるものの、ウラが存命であった頃には、彼の嗜好を反映して色とりどりの花が飾られていたこともあった。
ガオレンジャーの本拠たるガオズロックとは異なり、常に特定の位置に存在するものの、その具体的な所在までは明らかにされておらず、ガオレンジャーも物語終盤に至るまでマトリックスの存在自体を知らずにいた。
後に、ラセツによってテトムが拉致された際の記憶を頼りに、ガオレンジャーがその所在を突き止めるべく双六形式で探索に当たっているが、この時は正月オルグの陽動に加え、それによって稼いだ時間でヤバイバ達が手がかりを隠滅せしめたために発見には至らなかった。
それからさらに後、3ハイネスが鬼地獄より復活しガオレンジャーを窮地に追い込んだ際、走の捨て身の行動からマトリックスが赤目渓谷の地下深くに所在すること、その周囲に設置された3つの石像の力で結界が張られていること、そしてオルグが出入りする際に3つの石像からエネルギーが解放され、結界が解かれることが判明。結果、ガオレンジャーの決死の活躍によって全ての石像が破壊され、結界が消滅した後にテトムと風太郎の侵入に遭い、2人の手によって「地獄の穴」も閉じられてしまった。
こうして本拠としての機能を喪失した後も、マトリックス自体は特に破壊されることなく残置されていたが、ガオレンジャーとの最終決戦でセンキが倒された後、逃げ延びてきたヤバイバとツエツエを巻き込む形で自壊、崩落の時を迎えたのであった。
関連タグ
ガオズロック:ガオレンジャー側の拠点
スーパー戦隊の敵基地の系譜 |
---|
|
轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊:2007年制作のOV作品。作中、大神官ガジャがツエツエを蘇らせる際にマトリックスを訪れている