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ウラ「宝珠よ。我が作りし泥人形に、邪悪なる力を!」

CV:無し


概要編集

Quest24「銀狼、閃く」に登場したウラが狼鬼から奪ったガオエレファントガオジュラフガオベアーガオポーラーの4つのガオの宝珠に秘められたパワーアニマルの力を自らが作った泥人形に注ぎ込むとによって生み出されたオルグ魔人

外見も当然ながら上記の4体のパワーアニマルを合成した姿を持ち、頭部には4つの赤い目と3本の角があり、その内真ん中の角はキリンの斑模様になっている。斑模様は角だけに限らず、胴体の左右の側面にもあり、両肩もそれぞれ右が白熊で左がとなっており、顔面から腹部に掛けてはゾウの意匠が見受けられる。


能力編集

4体ものパワーアニマルの力を有しているため、その戦闘力はオルグ魔人の中でも上位に入る。

4つ目からの光線、ガオポーラの力を使った右肩の白熊の口からの冷気、ガオベアーの力を使った左肩の熊の口からの超高熱火炎、そしてガオエレファントの力を使ったゾウの鼻を模した触手を主な攻撃手段とする。


また防御能力も並外れており、バリアを張ったりエネルギーを吸い取ったりと言った特殊な能力は持たないものの、打たれ強さが常軌を逸しており、何とオルグに対してはほぼ必殺の破邪百獣剣を片手で跳ね返して見せたほど。

さらに単純な格闘能力も優れており、生身とは言えシロガネの攻撃をものともせず捌き切って圧倒するほどの技量を持つ。


この様に強大な力の持ち主である反面、知能は低いらしく、人語を喋らずに唸り声を挙げるのみである。


尚、劇中でウラはガオレンジャーから全ての宝珠を奪い取り、全パワーアニマルの力を宿した「究極最強の百獣キマイラオルグの誕生」を目論んでいたが、それは裏を返せばキマイラオルグには「ガオの宝珠の数だけ更に強くなる」特性があることを指し示しているため、そうした意味では「無限に進化する伸びしろ」を秘めた恐るべき存在と言えよう。


活躍編集

上記の経緯によってキマイラオルグを生み出したウラだが、彼はそれだけに飽き足らず「こやつを使い、もっともっと宝珠を集めるでおじゃる。そして、沢山のガオ宝珠で究極最強の百獣キマイラオルグを完成させてみせるでおじゃる」と、キマイラオルグの更なる進化を画策。


折しも狼鬼として暴走した自責の念で単身ウラからガオの宝珠を奪還しようとする大神月麿を襲っていると、そこへガオレンジャーが駆けつけたためにキマイラオルグが5人と交戦。

破邪百獣剣も弾き返す程の驚異的なパワーを発揮し、ガオレンジャーを敗北寸前に追い込む。

だが、決して諦めずに生身で立ち向かう月麿は正義の力を取り戻し、3体のパワーアニマルがそれに応えたことで6人目の戦士・ガオシルバーに覚醒する。ガオシルバーと戦うキマイラオルグだったが、先ほどまでとは一転して圧倒された末、破邪聖獣球を受けて倒された。


直後に放たれたオルグシードによって再生巨大化すると、巨大戦ではガオキングストライカー、そして正義の心でジャスティスへと生まれ変わったガオハンターを相手取り、4体のパワーアニマルの力を集結させたエネルギー弾で応戦するも、ガオキングストライカーとの合体必殺技「獣心一体・アニマルバースト」に怯み、最期は「強蹴一閃・ライノシュート」と「悪鬼突貫・リボルバーファントム」の連続攻撃を喰らって爆散した。


敗北後、ウラが持っていたガオの宝珠もシルバーがウラを倒したことで無事取り戻すが、ウラは後に復活する。


余談編集

モチーフはガオエレファントガオジュラフガオベアーガオポーラー、そしてキマイラ。誕生の経緯から分かる通り、器物モチーフのオルグ魔人の中では珍しい生物モチーフの個体である。

ちなみに全員精霊王の腕を構成するパワーアニマルばかりである。


鳴き声は『高速戦隊ターボレンジャー』の巨大暴魔獣の鳴き声の流用。


キマイラオルグの登場したQuest24より、千年の邪気の呪縛より解き放たれた狼鬼は本来の姿である大神月麿に戻り、同時にガオシルバーとして覚醒する。


関連タグ編集

百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ キマイラ


ドーラキマイラ:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場したキマイラ繋がりの先輩。

合体冥獣人キマイラ幻獣キメラ拳スウグ:後のシリーズに登場するキマイラモチーフの後輩達。

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