概要
同作のキーアイテムである球形の宝玉で、ガオソウルが空気中の様々な元素と化合し作り出された、言わば一種の共振クリスタルである。
ガオの戦士として認められたネオ・シャーマンが、心を通い合わせたパワーアニマルから絆の証としてガオソウルと共に与えられるものであり、内部には対応するパワーアニマルの彫像が内包されている。
前述の通り絆を通い合わせた者が持ち主であるが、百獣召喚や精霊王への合体・換装の際など、一部の宝珠はしばしば他のメンバーに貸与される事もある。またガオゴッドを構成するゴッドパワーアニマルは、自らの意思で合体・行動可能であるためパートナーたるガオの戦士が存在せず、その都合上これらに対応した宝珠は作中では登場していない。
パワーアニマルと、持ち主たるガオの戦士の存在に強く依拠している特性上、そのいずれかが死亡した場合宝珠も連動して自壊・消滅する事がある。
またオルグの手に渡った場合は邪気に汚染される危険性も孕んでおり、狼鬼の所持する宝珠や彼に奪われた一部の宝珠は、本来の色を失ってセピア色となり、対応するパワーアニマルも邪なる存在である「魔獣」へと転化してしまう。
強力なガオソウルを帯びているので、普通ならオルグは触れることもできず、ハイネスデュークであっても例外ではない。が、作中では何体かのオルグが手にしたことがある。
所持したオルグ | 所持した宝珠 | 持てた理由 |
---|---|---|
シュテン他 | ライオン他 | フリーザーオルグによってガオソウルが封印されていた |
狼鬼 |
| 狼鬼の特殊な出自による |
ウラ |
| 狼鬼に魔獣化された影響? |
カジヤオルグ | タイガー | 何故か普通に持てた。すぐに投げたが。 |
用途
パワーアニマルの召喚
5人の共通装備である獣皇剣、もしくはガオレッドの専用装備であるファルコンサモナーには、宝珠を填め込む事の出来る穴が設けられており、これらと組み合わせて聖なる音色を響かせる事で、天空島ガオズロックより対応するパワーアニマルを「百獣召喚」する事が可能となる。
狼鬼による「魔獣召喚」も上記したプロセスに近いものであり、彼の持つ魔笛に宝珠を装填、邪なる音色を奏でる事で魔獣の召喚・使役を行う。
何らかの要因で音がパワーアニマルに届かなかった場合は召喚できない。作中では魔笛オルグの笛や雪ダルマオルグの吹雪の音で獣皇剣の音を掻き消され、百獣召喚出来なくなったことがある。
ガオシルバーの場合はこれらとは異なり、レーザープールに乗せた宝珠をガオハスラーロッド・ブレイクモードで空へ突き飛ばす、もしくは宝珠をそのまま虚空へ投げる事により、5人と同様の百獣召喚を実現している他、ガオウルフの宝珠から専用マシンであるウルフローダーを呼び出した事もある。
必殺技発動
宝珠を獣皇剣と組み合わせる事でその力を攻撃に転用する事も可能であり、作中ではガオブルーがガオジュラフの宝珠を使い「獣皇剣サージングスラスト」など様々な技を発動している。
またガオシルバーもデフォルトの必殺技として、ガオハスラーロッドを駆使し宝珠をビリヤードのボールの如く撃ち出す「破邪聖獣球」を使う。
その他
宝珠が内包する力が悪用された事もあり、オルグ魔人の一体であるキマイラオルグは、ウラが4つの宝珠の力を自ら用意した泥人形に与えて具現化させたものである。
所持者
※の付記されたものは、百獣合体時に所持者が変化するものを指す
ガオレッド
ガオイエロー
ガオブルー
ガオブラック
ガオホワイト
ガオシルバー
関連タグ
天宝来来の玉、キュータマ:スーパー戦隊の球体状キーアイテムとしての先輩と後輩。ただしこれらは巨大戦力の召喚以外にも色々な用途がある。
ガオの宝珠→シノビメダル