概要
異世界の火山島の伝承において、守護神として崇められている聖なる獣でもあり、島に伝わる“2つの赤い宝石が宝珠として1つに戻った時、3つの太陽と月の金環食の力によって、島の中央にある火山が噴火。その火口より姿を現した。
色を除けば、同じく霊長類をモチーフとしたガオゴリラと殆ど変わりない姿をしており、作中においても同様にガオレッドをパートナーとし、オルグ三兄弟との戦いに臨んでいる。戦闘ではマグマで燃えたヤシの大木を振り回してのファイヤーダンス、それに燃え盛るヤシの実(ココナッツボム)や溶岩を投げつけての攻撃を得意とする。
また、その雄叫びは時空を超えてパワーアニマルを呼び寄せる効果を発揮し、これらのパワーアニマルと自らを中核として合体することで、「炎の精霊騎士」ガオナイトが誕生する。
備考
映画のみの登場となったガオコングであるが、TVシリーズのFinal Quest(最終回)に登場した、100体のパワーアニマルの中にもちゃんと含まれている。残念ながら割愛されたものの、同じく登場予定のあったガオパンダと同様に、実際にシナリオ上にも登場を想定した場面が盛り込まれていたという。
玩具は映画の公開に先行して、「パワーアニマルシリーズSP ガオコング」が発売されており、前述の通り色と合体時の頭部を除けば、本来ガオナイトが装備していないマッスルアンカーまで付属する点も含め、同シリーズのガオゴリラと全くの同仕様である。ガオコングについてはこの単品版の他、映画公開からしばらく経って限定発売されたセット版の「百獣合体 DXガオナイト」にも付属している。
なお、同商品のパッケージによるとガオゴリラと大きさは変わらない一方で、体重は50t重く記述されているが、わずかに重くなった理由は全く不明。