ガオパンダ
がおぱんだ
白と黒のジャイアントパンダの姿を模した、パワーアニマルの一体。
後述の通り登場媒体が限定的であったために詳細については明らかでない部分も多いが、同じクマ科モチーフのガオベアー・ガオポーラーに近似した姿であること、またその数少ない「活躍」から、モチーフであるパンダの特性を反映して冬眠することがなく、なおかつ生息地の関係から意外と寒さに強いという特長の持ち主であるという点は明確にされている。
得意技もパンダらしく、口から笹の葉混じりの竜巻を吐き出す「バンブーハリケーン」を備えている。
ガオパンダは、TVシリーズを始めとする映像作品ではなく、小学館発行の児童向け情報雑誌『てれびくん』が初出という、些か変わった形での登場となっている。
より具体的に言えば、同誌の2002年2月号の付録である「ガオアクセスCD」に収録されたショートオリジナルドラマ「ガオパンダあらわる!!」にてその活躍ぶりが描かれており、雪ダルマオルグに苦戦を強いられるガオレンジャーの前に突如として姿を現し、そのピンチを救った後いつの間にか姿を消していたという、実に謎の多い存在である。
このショートドラマの導入では、ガオレンジャーやテトムが雪だるま作りに興じる様も描かれており、その際ホワイトの作ったガオポーラーを模した雪像がたまたま雪に泥が混じっていたのでパンダにしか見えない出来であったことから、ラストでその雪だるまがガオパンダに変化したのだろうか……とメンバーが推察するくだりも存在する。
他のパワーアニマルと同様に、ガオパンダも読者プレゼントという形で商品化されており、一般発売された他のパワーアニマルとも合体させることも可能となっている。基本的には、メイン画像からも察せられるようにガオベアーとガオポーラーを組み合わせたもので、付属品もそれらから流用されている。
発表媒体が児童誌である上に応募方式も些か特殊であったことからファンの間でもあまり数は出回っておらず、中にはガオベアーとガオポーラーをニコイチする形でガオパンダを再現したという者も放送当時を中心に確認されている。
パワーアニマルシリーズではガオパンダ以外にも、ガオライオンの限定カラーバージョン(ホワイト、ブルー、ブラック)や、ガオキングのゴールドメッキバージョンなどが、いずれも同様の限定プレゼント品として発表されている。
後にも先にも、活躍ぶりが描かれたのは前出のショートドラマのみであるが、Final Questに登場した100体のパワーアニマルの中にもちゃんと含まれている。残念ながら割愛されたものの、実際にシナリオ上にも登場を想定した場面が盛り込まれていたという。
サファリレッシャー(パンダ) キューブパンダ:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、パンダモチーフの巨大戦力達。ガオパンダとは異なり、映像作品への登場実績を持つ