スペック
全長 | 37.5m |
---|---|
全高 | 24.5m |
体重 | 1900t |
概要
ガオブラックこと牛込草太郎をパートナーとし、頭部に備えた一対の金色の角と、見た目に違わぬ怪力が最大の武器である。ガオキングを構成する5体のパワーアニマルの中でも、屈指の怪力の持ち主なだけに、全力での突進は新宿の副都心にある高層ビルをも粉々にするほどの威力を発揮する。
百獣合体の際にはボディを左右に開き、さらに複雑に展開することで精霊王の脚部を構成し、「バイソンキック」など力強い蹴り技を繰り出すことができる。
一方で、メガネオルグ戦では単体時の無理が祟って合体後に行動不能に陥った他、芝刈機オルグ戦でも相手のカッター攻撃で大ダメージを負うなど、ガオライオンほどでないにせよ消耗や負傷に晒されることもあり、後者に至っては一時的な戦線離脱を余儀なくされている。
かと思えば、蒸気機関オルグ戦では負傷を免れ、ガオイカロス アナザーフット&アームへと合体して逆転勝利に貢献している他、前述の負傷の際には助っ人としてガオライノスとガオマジロを呼び出し、戦線離脱による穴を埋めるという用意周到なところも見せている。
また、ガオバイソンがピンチに陥った場合には「怒濤一閃・サージングアロー」「天地逆転・リバースアニマルハート」「轟雷旋風神ソード&シールド」といった、新たな技や形態が登場するきっかけを産んでいるのも事実である。
備考
- ガオキングを構成するパワーアニマルの中でも、とりわけデザインの決定に至るまでの変遷が激しいのがこのガオバイソンである。元々は下半身を丸々構成するのではなく、最初期のガオキングのコンセプトに則って「腕にも足にも変形可能」なアニマルとされており、腕への合体時には拳にドリル状のアタッチメントを装着する案も提示されていた。
- その後、一旦バイソンは構成パーツから除外される形となっていたようであるが、後に下半身を構成するパーツとして「アニマルを輸送するトレーラー」という案が持ち上がった際、これと合わせる形でバイソンも再度採用される格好となった。後述の電動歩行システムとの兼ね合いもあってか、当初は上半身と比べると直線的なラインの目立つフォルムとされていたものの、トレーラーを「折りたたみ式の開放型」にするというアイディアが提示されたことで、決定稿にもあるような曲線的なスタイリングへの改善、そして合体時の開脚可能な構造へと繋がったのである。
- 前出のトレーラー形態の名残として、変形途中のボディの展開を活かした「タンクモード」と呼ばれる形態が設定上存在し、DX玩具でも再現可能となっている。この形態では前部にガオライオン、中央部にガオイーグル、後部左右にガオタイガーとガオシャークを搭載することができる。
- 諸般の事情により実現には至らなかったものの、このタンクモードはクリスマス回に当たるQuest.41のラストシーンにて、ガオディアスが引っ張る「タンクソリ」という形で、実際に作中への登場も予定されていた。
- この他、セット箱付属のガオバイソンには、電動歩行システムの内蔵も予定されており、こちらは後に『パワーレンジャー・ワイルド・フォース』が放送された際、関連商品の一つである「Deluxe Kongazord(ガオマッスル)」付属のバイソンゾードにて採り入れられる格好となった。
- 姿が似ているディバイソン(『ゾイド』)などにも言えることであるが、「バイソン」をモチーフとしながらも、どちらかと言えばバッファロー(スイギュウ)に似た姿をしていたりもする。奇しくも後に登場するガオバッファローは、この「バッファローに似た」ガオバイソンのリデコという位置付けである。
関連タグ
重星獣ゴウタウラス:『星獣戦隊ギンガマン』に登場する巨大戦力の一つ。黒いボディを持つ牛型の生命体という点でガオバイソンとの共通項を有する一方、脚部のみを構成するガオバイソンに対し、こちらは単体で巨大ロボへと変形できるという相違点を有する
ディバイソン ブルホーン:前者は『ゾイド』、後者は『GEAR戦士電童』に登場する巨大戦力の一つ。いずれもガオバイソンと同様に牛型の金属生命体であり、またそれぞれの登場作品は『ガオレンジャー』と同時期に放送されていたりもする
戦隊ブラックが使用する巨大戦力
シャトルボイジャー2←ガオバイソン→爆竜ブラキオサウルス