概要
持ち主に準じて銀と青を基調としたカラーリングと鍔に配された狼のエンブレムが特徴で通常時は左腰のホルスターに収められており、そこから抜き出して変形させることで以下の3つのモードを使い分けることができる。
形態
サーベルモード
ロッドの先端を伸ばした、長剣型の基本形態。
オルゲット相手ならば一撃で真っ二つに切り裂くことができるほどの切れ味を発揮し、さらに空中前転から敵を袈裟懸けに両断する「銀狼満月斬り」を繰り出すことも可能である。
また、ガオハンターへの合体時にはコンソールに差し込むことで、これをコントロールする役割を担う。
スナイパーモード
鍔の部分を変形させ、グリップとしたライフル型の射撃形態。
毎秒10発発射されるビーム弾は、巨岩をも数秒で粉砕するほどの破壊力を備えている。
ブレイクモード
スナイパーモードの状態から、後端部を伸長させさらに鍔全体を先端へと移動させた必殺形態。
ビリヤードのキューをイメージしてか、3つのモードの中でも最大の長さを有し、これを振るって発生させる「レーザープール」で敵を拘束し、セットしたガオの宝珠を撞いて猛スピードで打ち出し、敵に命中させこれを撃破する「破邪聖獣球」は必殺級の威力を叩き出す。
やろうと思えば敵の投げた球をブレイクモードで撃ち返すことも可能な模様であるが、ボーリングオルグ相手にこれを試みた際には流石に相手の球速が想定を上回っていたため、打ち返すどころか大ダメージを負う結果となった。
前述の通り破邪の爪、即ちメンバーの固有武器の一種という扱いであるガオハスラーロッドであるが、ガオレンジャーの共通装備である獣皇剣と同様に百獣召喚も可能としており、破邪聖獣球と同じ要領でレーザープールを生成、セットした宝珠を虚空へと撞き出すことで、パートナーである3体のパワーアニマルの召喚を行う。
召喚自体はガオハスラーロッドがなければ出来ないという訳ではなく、ブリキオルグ戦のように宝珠を直接虚空に向かって投げることで、召喚を行ったこともある。