「リング、リング、ボーリング!」
CV:遠近孝一
概要
Quest28「奥義、伝承!!」に登場した狼鬼としての肉体を構成し、ツボオルグの恨みによって更に強化された千年の邪気をウラが人形に宿らせて作り出したオルグ魔人。
外見も頭部や両肩などにボール、腹部に並んだピン、両脚にボールを掴む手やレーンの意匠が見られる。装甲ツエツエ曰く「最強のオルグ」であり、「~リング」が口癖。
ボウリングのボールとピンが武器で、様々な高速回転を駆使して高い攻撃力を叩き出し、ボウラーとしてもターキーを出す程の一流の腕前を持つ。
必殺技は凄まじい回転力を加えたボールであらゆる物を弾き飛ばす「ストライクボール」。
活躍
街中でボールによる破壊活動を行い、駆けつけたガオレンジャーもストライクボールで吹き飛ばしてのける。
その後、シルバーをストライクボールで圧倒するが、止めを刺そうとしたところに駆けつけたブルーとのボーリング勝負に挑む。
ブルーにストライクボールを繰り出すも、彼がボーリングのプロ・ドン片山から伝授された必殺技「トルネードスピン」に技を打ち破られた挙句、6人揃ったガオレンジャーの破邪百獣剣と破邪聖獣球を同時に受け、「ストライクー!」と叫びながら倒されてしまう。
直後にオルグシードによって巨大化すると、ガオキングとガオハンターをボールによる一撃で合体解除させ、ガオリゲーター、ガオシャーク、ガオタイガーの3体に大ダメージを与えるが、残った無傷のパワーアニマルが合体した「ガオキング・アナザーアーム」の「超速回転・トルネードガオマジロスピン」を喰らい「パーフェクトー!」と言う断末魔の叫びと共に爆散した。
だが、ボーリングオルグが倒されても千年の邪気は消滅せずに彼の恨みも取り込み、更なるオルグ魔人を生み出す事となる。
余談
お気付きかもしれないが、彼の名前は厳密には正しくない。球を転がしピンを倒す球技はボウリング(bowling)であり、ボーリング(boring)は地質調査や温泉等の天然資源発掘のため、地面に円柱状の穴を掘る作業のことを指す。
しかしクレジットでは「ボウリングオルグ」と言語的には正しいのに誤表記されるという奇妙な現象が起こってしまった。
声を演じた遠近氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の吸力サイマ獣バンパイラ以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。翌年の『忍風戦隊ハリケンジャー』では雷忍者ウナダイゴの声を当てている。
この回ではガオキング・アナザーアームの名前はまだ付いておらず、取り敢えず「バージョン違いガオキング」と呼ばれた。次の回でナレーターによって正式に名付けられた。
関連タグ
百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人 ボウリング
ボーリングバンキ:7年後の戦隊の、名前と断末魔の叫びが同じ戦隊怪人。こちらは地面を掘削する正しい意味のボーリングを引き起こす。
ボウリンゲン:15年後の動物戦隊に登場したボウリングモチーフかつ、同じような悪事を働いた戦隊怪人の後輩。こちらは人間をピンに見立てていた。