「わ~い!チームアザルド、ボウリンゲン!ゲームスタート!」(第19話)
「俺は倒されるより倒す方が好き〜!ゴロロロロ〜!」(第20話)
データ
身長 | 201cm(コンティニュー時:40.2m) |
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体重 | 181kg(コンティニュー時:362.0t) |
リーダー | アザルド |
対応機種 | カコーンボウ |
ジャンル | ボウリングゲーム |
CV | 木村昴 |
スーツアクター | 大林勝 |
メダル投入口 | 頭部(額) |
概要
どんなピンでも弾き飛ばすことができるプロボウラー級の腕前を持つ、チームアザルド所属のプレイヤー。
ボウリング球そのまんまの頭部(指を入れる三つの穴を両目と投入口に見立てているのがポイント)に、レーンを模した柄のシャツやスコアマークを散りばめたデザインのズボン、球のストック台を象った肩当てにピンを収めた柵の形をしたバックル等、バブル期風の服装(ボウリングのユニフォーム)にボウリング場の意匠を盛り込んだ格好をしたプロボウラーである。
腰のバックルから出す光線『ピン・セットフラッシュ』を浴びせた人間達を操り、ボウリングのピン配置に10人並べた所へ自分がボウリング球になって突っ込み吹き飛ばすコンボ技「ゴロロローン、ストライク!」を使い所詮『人間ボウリング』を行うブラッドゲームにエントリーする。光線を浴びた相手は自分の意志で動けなくなってしまうが、確実に操れるのは10人まで。劇中で光線を浴びるもピン役からあぶれたメーバは直立不動の体勢でジャンプしながら逃げていた。なお、光線の効果はピン役として倒されると切れる様子。
戦闘ではボウリングのピンに似た棍棒『カコーンボウ』を使うが、同時にレーンを賑やかすマラカスとしても使えるらしく、持つ姿は何処かジャグラーを思わせる。
最もデスガリアンとの戦闘に慣れたジュウオウジャー相手では役不足であり、ザワールドの乱入(救援)無しではあっさり負ける程、戦闘力が高めな傾向が強いチームアザルドのプレイヤーの中では戦闘力は低めな部類である。
「地球の全生物でパーフェクトゲーム(ボウリング用語で、1ゲームの全投球でストライクを取る事を意味する)を達成してやる」と言う台詞の通り、軽いノリで生物を甚振ろうとする、デスガリアンではテンプレな性格のプレイヤー。
ザワールドに適当な助けられ方をされた事に不満がる一方で、自分が倒されそうな時にザワールドが来ると迷わず頼る等、お調子者の一面もある。
活躍
第19話
第18話ラストで『不具合』を起こし、人間の姿に戻ったザワールドに不満を持ったアザルドが腹いせとして地球へ送り込んだ。
メーバ達をアシスト兼ギャラリー役にして、町中の人間を使ったボウリングによるブラッドゲームを開始するが、いつも通りそれを察知したジュウオウジャーと交戦。
メーバを全滅させられ、いきなり窮地に追い込まれるが、そこへ『不具合』を直した事をアピールするためにザワールドがナリアと共に出現。「プレイヤーを助ける事も俺の使命」と言うザワールドに掴まれ、遥か遠くへと投げ飛ばされて撤退(?)した。
その後、先程のザワールドの乱入が気に入らないアザルドが、“自分の判断が無い限り乱入させるな”とジニスに釘を刺した上の元、何処かの工業地帯でゲームを再開する。
だが、やっぱりジュウオウジャーに察知され再び交戦。今度はバックルの光線をメーバ諸共ジュウオウジャーに浴びせ、ピンになり動けない所をボウリング球になった自分の体当たりで上空へ吹き飛ばす。
しかし、吹き飛ばされた上空で野生開放し、自由に動ける様になったジュウオウイーグルが撃ったジュウオウバスターの一撃で怯み、続いて落ちて来たメーバとぶつかったところで、同じく自由になった残りのジュウオウジャーの一斉射撃を受けてしまう。
そしてそのまま、メーバ諸共ジュウオウシュートを食らい敗北する。
直後、ナリアからコンティニューメダルを投入され巨大化(この時、お約束の台詞に合わせカコーンボウでマラカスを振る仕草をした)。
ワイルドジュウオウキングと交戦するがやっぱり敵わず、撃破寸前まで追い込まれる。
この状況とジニスの言葉に折れたアザルドの申し出により、ザワールドがトウサイジュウオーを召喚して乱入。それとバトンタッチすることで巨大化したまま撤退した。
第20話
ジニスの洗脳を振り切ったザワールドを回収しにアザルドとクバルが地球へ降り立ったが、そのザワールド改め門藤操/ジュウオウザワールドとジュウオウゴリラに2人が返り討ちに遭ったので、2人が撤退するためのしんがり役として巨大化したままの姿で無数のトライアングラーを引き連れて再登場(コンティニューしてしまったため、元のサイズには戻れなかった模様)。この時、タスクが前回ザワールドが逃してしまったことをうっかり漏らしてしまっため、当の本人は体育座りで落ち込んでしまった。
だが、その詫びとして再奮起したジュウオウザワールドが操るキューブクロコダイル、キューブウルフにトライアングラーを全て撃墜された上で、前回、自分を助けてくれたトウサイジュウオーと交戦。
ボウリング球になって吹き飛ばそうとするが受け止められ、続いてトウサイジュウオーが両肩から打ち出しボウリングのピン配置に並んだキューブに思わず球と化して突っ込む。だが、「まだピンは倒れちゃいないぜ!」と言うジュウオウザワールドの台詞を聞き、ピンの格好をしたトウサイジュウオー(キューブライノスの頭に7・8番のキューブが縦状に乗っているだけ)の姿を見て暫し呆然と立ちつくしてしまう(プロボウラーのプライドを損なったからか?)。
そしてその隙に再合体(呆然とし過ぎだろ…)したトウサイジュウオーの必殺技トウサイトリプルザビーストを止めに食らい、「手玉に取られた~っ!ピ~ンっ!!」と言う断末魔を残して爆散した。
余談
声を担当した木村氏は本作がスーパー戦隊シリーズ及び特撮初出演となる。某国民的人気アニメでガキ大将を演じていることもあって、以下のようなコラボイラストが作られた。
そして次回作にてナレーション・変身アイテムの声を担当する事が、2017年1月15日に本人のTwitterと公式サイトにて発表された。
一回倒され、巨大化した後に撤退し命拾いと言う、恐らく戦隊怪人でも『獣拳戦隊ゲキレンジャー』以来の珍しい生き延び方をしている。
さらに、再登場では最初から最後まで巨大戦要員であった。
※スーパー戦隊シリーズの定番である怪人の巨大化は、ほとんどの場合“追い込まれた時の最後の手段≒実質上の死亡フラグ”であるため。
もしくは最初から巨大戦目的で巨大化するパターンも多いが、そうなると結果的に、ボウリンゲンは両パターンの理由で巨大戦を行ったことになる。
関連タグ
他作品の関連・類似キャラ
ボーリングオルグ:14年前の動物戦隊に登場するボウリングモチーフの戦隊怪人の先輩で、こちらは建築物をピンに見立てて暴れていた。
イサギツネ:7年前の戦隊に登場する戦隊怪人で、次作のナレーション&変身アイテム音声の担当声優が演じる点が共通する。
バクダン邪面:4年後の戦隊に登場した同じ声の怪人で人間ボウリング行為を行った点が共通点を持ち更に翌年球に関与した声を担当したため「ボウリング(球)に関与した怪人」の称号を与えられる。ただし、こちらのボウリングの腕前は真逆の下手糞レベル。
バイス/仮面ライダーバイス、ナックルズ・ザ・エキドゥナ:実写における中の人繋がり。