スモートロン
すもーとろん
「自分の連勝街道は誰にも止めさせないデス。どすこい!」
「わざわざそっちから負けに来たデスか。ごっつあんです!」
全宇宙の相撲に精通し、全決まり手をマスターした相撲の名人である、チームアザルド所属のプレイヤー。
名前の通り頭に髷を結い、まわしをした力士の姿で、赤と黒が入り混じった色合いの身体が特徴。配下のメーバも相撲にちなんだ外見をしている(後述する能力でまわし姿になった付け人や幕下格と三役格の行司の衣装を着けた2人の行司が登場した)。
四股を踏む事で土俵状の戦闘フィールドを形成(勝ち名乗りと決まり手を説明するアナウンス(CV:高木達也)付き)でき、中に入った者へ強制的に(タスク曰く「汗臭い」)まわしを締めさせ自分と取り組ますコンボ技「どすこぉい!」が得意。これで人間に相撲を仕掛け、勝手に挑まれて負かされた事と負けた後に延々と相撲の強制稽古をさせられることで混乱と屈辱を与えるブラッドゲームにエントリーする。
このフィールドが展開している間は銃などの武器は使えなくなり、後述のようにスモートロンが強くなるとフィールドが両国国技館内のようなレイアウトへとグレードアップする。
なお、自分より強い者と取り組むことで前頭から小結、関脇、大関と相撲の強さが昇進(レベルアップ)。最終的には横綱となってデスガリアンのマークが付いた『デスガリアン横綱まわし』を締めるようになる。ちなみに取り組む強い相手は誰でも構わないので、味方にワザと負けてもらうことで昇進するというズルが使える。
一方、土俵外での戦闘は武器『八百長槍(はっぴゃくながやり)』を振るって戦う、巨大化時は爆発する清め塩を撒いたりお手水を口に含んで毒霧攻撃等、相撲のルールそっちのけでやりたい放題(禁じ手を面白おかしく説明する初っ切りが元ネタとも考えられる)。
力士らしく堂々とした男らしさを感じる口調だが、昇進時のズル(八百長)も含め本質はスポーツマンシップのへったくれも無い卑劣漢である。
前回久々に再開したブラッドゲームにおいて、先んじたチームクバルのオモテウリャーに続いてアザルドに招集をかけられ、力強い四股を踏んでサジタリアーク全体を揺るがせた。
そして地球に降り立ち街中に出現、人間へ強引に相撲を挑み投げ飛ばしまくり、その途中で前頭から小結に昇進したところでレオ、アム以外のジュウオウジャー4人と交戦。
しかし同じく相撲に持ち込み軽く一蹴し、セラとタスクを倒した際に関脇、大和と操を倒した際に大関へ昇進。
勝負に負けたペナルティで4人が相撲の強制特訓を始めたのを見届けて撤退する。
その後も街中で相撲を仕掛けるものの昇進が止まっていた所で、自ら細ヶ丘大学相撲部に頼み込んで特訓を付けて貰ったレオと取り組む(※この時のレオの肩書は『風切部屋・十両』。後のアムも同様)。
レオの右腕を負傷させるも負かされてしまうが、そこへアザルドが現れ(※相撲部屋『亜嵯流怒部屋』の親方という設定の様だが、取組では肩書が横綱になっていた。二枚鑑札のような物と考えられる)スモートロンと取り組む。ここでアザルドがわざと負けた事でスモートロンは横綱に昇進(ご丁寧に昇進会見まで行ったが、口上は「乱筆乱文の精神で精進するデス」とデタラメなものだった)してしまう。
先の取り組みでレオが負傷したため、今度はアムがスモートロンと取り組むことに。
当初は相手のパワーの無さに余裕だったが、相手が突如色仕掛けを使って来た事に油断、その隙に組み付いた相手より野生開放や体全体を使った投げ技『白虎大回転』を決められ敗北。横綱の肩書とデスガリアン横綱まわしを失ってしまう。
これに怒った所へ自由になった残りのジュウオウジャー4人も来た為、八百長槍を手に相撲のルールを投げ捨てて襲い掛かる。しかしジュウオウジャーの連携にあっさり翻弄された挙句、ジュウオウゴリラに外灯へ殴り飛ばされ跳ね返って来た所をさらにチェンジしたジュウオウホエールに追撃される。
そして止めに、ジュウオウシュート・ジュウオウザバースト・ジュウオウファイナルの一斉射撃を喰らい「初黒星…!」と呟いて敗北。
直後、何故かちゃぶ台を広げてお茶を飲みつつ戦いを傍らで見ていたアザルドの促しにより、共にいたナリアにコンティニューメダルを投入され、「ごっつあんです、ナリア!」と叫びつつ巨大化。
ワイルドトウサイキング、ドデカイオーと交戦するが、ここでも相撲のルール等知った事かとばかりに爆発する塩や毒霧で攻撃。その為ジュウオウジャーの怒りを買い、ワイルドトウサイキングの攻撃で転ばされた所でドデカイオーに足を捕まれジャイアントスイングを掛けられてしまう。
最後はその体勢から遠くの空へ投げられ、そこへワイルドトウサイキングのジュウオウダイレクトショットを喰らって爆散した。
劇中後半での取り組みは、『西 大関・スモートロン、東 十両・レオ』 『西 横綱・アザルド、東 大関・スモートロン』 『西 横綱・スモートロン、東 十両・アム』と言う組み合わせ。しかし、実際の大相撲では三役である大関やその上に位置する横綱と十両の取組は行われない(多分、ジュウオウジャーだから肩書が十両なのだろう)。また、同部屋所属の力士同士の取組も優勝決定戦のみ。
スモートロンが登場した第33話冒頭における大相撲の説明にデスガリアンとその本拠地・幹部・怪人・戦闘員の名前と登場話数に漢字を当てて力士に見立てた番付(自似洲、成亜、区波瑠、者具度など)が登場している。
武器として使用した『八百長槍』は、ハルバゴイの武器『ヤリスギッスピア』を色替えした物。
声を演じた天田氏は『海賊戦隊ゴーカイジャー』のサラマンダム以来5年ぶりの戦隊シリーズ出演となる。
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VSスモートロン(動物戦隊ジュウオウジャー)
今回は動物戦隊ジュウオウジャーから、チームアザルドの九番手、スモートロンです。 口調が丁寧な力士ですが、八百長で横綱まで登ったり、相撲のルールをガン無視で、不正行為を行なっておりました。 しかも、階級が上がると、強さも増すので、すごくタチが悪いのです。2,310文字pixiv小説作品