「ハーイ!手始めに皆さんから弄んじゃいますよ〜。リバーシ!」
「だから言っただろ。てめぇらの裏の顔を増幅して表にすれば、人間関係なんて簡単に破壊できるってワケよ?」
データ
身長 | 194cm(コンティニュー時:38.8m) |
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体重 | 175kg(コンティニュー時:350.0t) |
リーダー | クバル |
対応機種 | ツーフェイス |
ジャンル | 反転ゲーム |
CV | 三上哲 |
スーツアクター | 村岡弘之 |
メダル投入口 | 左肩(※強面側) |
概要
あらゆる物の裏表をひっくり返す能力を持つ、チームクバル所属のプレイヤー。
後記の理由により、ジャシンガー以来7話ぶりに登場したプレイヤーである。
一見、シルクハットに黄色いスーツを着た細身体形の手品師みたいな外見だが、これは『ツーフェイス』の片方面。背中を向けて両肩に曲げ隠した両腕を下ろす事で、本性でもある強面で屈強な体格を持つもう片方面の姿(黒スーツを着ているので、そっち方面の人がモチーフのようだ)を現す。
手品師側では体中央、強面側では両手から出す光線を人間に浴びせ、対象が心の中に隠している本音を邪悪な物に増幅させて表の顔に曝け出すコンボ技「リバーシ!」が得意で、これで人間同士を仲違いさせて争わせるブラッドゲームにエントリーし、最終的には各国の首脳達の関係を悪化させて戦争へ誘導しようとした。
上記のコンボ技で使う光線を戦闘でも使用、浴びせたターゲットの向いてる方向を180度引っ繰り返す「物理リバーシ!」や、光線を浴びせまくる事で引っ繰り返しを通り越してその場で回転させ続ける「スーパーリバーシ!」と言う技も持っている。
ただしこの光線は効果の持続性が低いようで、浴びても暫くすると効果が消えて元に戻ってしまう。
また一方、大量の水で洗い流すことでも効果を消せる模様(効果が解除される演出を見ると、光線により何らかのコーティングを対象に施していたようだ)。
二面性のある外見と同様、おどけた口調で話す手品師側と荒々しくドスの利いた声で話す強面側と言う二重の人格を持つ。
活躍
第32話
バングレイが探していた伝説の巨獣キューブホエールに興味を抱き、ブラッドゲームを一時中断していたジニスだが、前話でそれが達成されたことで一時中断を解除されたので、それに逸るアザルドに先んじたクバルにより、ジニスのオーダーの「刺激的なゲーム」を実行すべく地球へ来訪。
街中に出現し、リハーサルも兼ねてカップルや会社の上司と部下等のペアにコンボ技を使用、仲違いさせて争わせていた所をジュウオウジャーに発見される。すぐさま向かって来られたのでジュウオウジャーにもコンボ技を使用、タスクと操以外のメンバーを仲違い(心に裏表の無いとされるレオはあまり変化ないが、何やら冷静だった)させて戦えない状況にした後、ゲームの本番が控えてることを告げて撤退する。
(※なお、この戦闘を見物しながらバングレイはクバルと密会していた。)
その後、本命である各国首脳を仲違いさせるため、首脳が集まるサミットへ乗り込もうとしたところに自分が告げた言葉と真理夫とのやり取りにより感付いたジュウオウジャーに追いつかれる。
これに対し、今度は操以外の5人にコンボ技を使いネガティブな操を精神的に追い詰めようとする。しかし、いつもは隠している本音が表に出ることをタスクが逆用、批判しつつも好意的な言葉を操に掛けた為に操は奮起。彼がチェンジしたジュウオウザワールド(ライノスフォーム)の猛攻を受け、頭の角を使った頭突きで吹き飛ばされてしまう。
そうこうしている内に、他の5人に掛けたコンボ技の効果も消えてしまった為、結局ジュウオウジャー全員と交戦。ジュウオウジャーの攻撃を「物理リバーシ!」で方向を引っ繰り返すことでかわしていたが、タスクが機転で二人同士で背中合わせになり攻撃する連携を思い付き実行、実質技を封じられ一方的に攻撃を受けてしまう。そして再び吹っ飛ばされた所に、大和がチェンジしたジュウオウホエールの放つジュウオウファイナルを喰らって敗北する。
その後、ナリアにコンティニューメダルを投入され巨大化(コンティニューの直前、ジニスは「彼の能力で我々も心の裏を曝け出していたかもしれないね」と、帰還していたクバルの心を揺さぶる発言をしている)。ワイルドトウサイキング、ドデカイオーと交戦する。
今度は「スーパーリバーシ!」を2体に使い、その場で回転させ続けてまともに攻撃出来なくさせるが、ドデカイオーが大砲モードのカイオースピアから大量の水を撒き散らし、光線の効果を洗い流して技を破ったためワイルドトウサイキングから反撃される。
最後は、ジュウオウダイレクトショットとドデカイオーシャンスプラッシュを同時に喰らい、振り向きながら崩れ落ちる事で手品師側を見せつつ爆散した。
第41話
遂にジニスへの反逆を実行したクバルの手駒として再登場。バングレイから強奪した右手でナリアの記憶を読み取り再現された。
クバルの策で地球へ降りて来たジニスを攻撃するが、自身の弱体化を克服、シン・ジニスと化した相手には全く敵わず恐怖に支配されたクバルは逃亡。
これを追撃するべくジャシンガー、シェフードンと共に巨大化させられ、クバルを攻撃しつつ町を破壊する。
それを許さないジュウオウジャーの操るジュウオウキング、ジュウオウワイルド、ドデカイオーと交戦。他の2体諸共一所へまとめられた上でジュウオウメガトンキック、モグラドリル・ジュウオウブレイク、ドデカイオーシャンスプラッシュを立て続けに喰らい爆散、消滅した。
余談
体の前後が別々のキャラを持つ設定の怪人だが、スーツアクター的には強面側の方が正面に当たる。
ただし上記の設定を印象付けるため、演者は登場時や序盤、退場時には敢えて手品師側の方を見せ他の役者や画面に背中を向ける形で演じている。
公式サイトでも手品師側の写真を使っており、正面写真ならぬ背面写真となっている。
声を演じた三上氏は過去にも『爆竜戦隊アバレンジャー』第25話にて教師役で、『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-18にてウェイター役で俳優として出演しており、昨年の『仮面ライダードライブ』第34話にも監察医の役で出ていたが、声優として怪人の声を担当したのはこれが初。
それから6年後、『デリシャスパーティ♡プリキュア』における敵の首領であるゴーダッツことフェンネル役で準レギュラー出演しており、名実共にニチアサ三大シリーズ全制覇となった。
関連タグ
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ゴリワシギン:地球戦隊ファイブマンに登場する銀帝軍ゾーンの怪人。特徴的な外見の怪人2体が背中合わせに一体化したビジュアルが似ており、融合元の怪人2体の人格が同居している点も類似する。
レガエル:海賊戦隊ゴーカイジャーに登場する行動隊長で国際会議を狙った怪人繋がり。
縁切り忍者シラーンス:同じくこちらも国際会議を狙って(しかも仲を悪くして)戦争に発展させようとした怪人。こちらは一度は目的は成功している。