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ジキルとハイド

ふたつにひとつ

ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説。2つの魂が宿っている一人の人間を揶揄するフレーズ。
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概要

ロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説の1つ。1885年に執筆されて、1886年1月出版。原題は『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』。二重人格を扱った作品として有名。レスリー・ブリカッス作詞脚本、フランク・ワイルドホーン作曲の元、ブロードウェイミュージカルにもなり、日本でも鹿賀丈史氏や石丸幹二氏主演の元公演された。ここでは、ミュージカル『ジキル&ハイド』について記す。

舞台は1888年、19世紀のロンドン。医者のヘンリー・ジキルは、精神を病んだ父のために、そして人類の幸せと科学の発展のために「人間の善と悪を分離する薬」の研究を進め、遂に薬の開発に成功する。しかしセント・ジュード病院の最高理事会のメンバーである上流階級の面々に神への冒涜であると批判され、人体実験の申し出を断られる。
婚約者であるエマ・カルーの婚約パーティーの晩、失意に沈むジキルは「どん底」というパブで美しき娼婦ルーシー・ハリスと出会う。そして彼女との会話の中で「薬を自分で試す」という解決策を見出す。
その後ジキルは自分にその薬を服用するが、それによって悪の人格エドワード・ハイドが現れてしまう。「自由だ!」ジキルから変身したハイドは、最高理事会のメンバーを次々と殺害していく。

登場人物

主人公

ヘンリー・ジキル
物語の主人公。ロンドンのセント・ジュード病院に勤める医者にして博士。
精神を病み心をコントロール出来なくなった父のために、「人間の善と悪を分離する薬」(作中ではHG7と呼ばれる薬)を長年に渡り研究し開発する。いずれこの薬によって世界から争いが消え人類の幸せに繋がると信じているが、病院の最高理事会の面々からは神への冒涜だと異端者扱いされる。
娼婦のルーシーとの出会いでその薬を自分自身に投与するが、それによって悪の人格ハイドが生まれてしまう。

エドワード・ハイド
もう一人の主人公。薬によってジキルから生まれたもう一つの人格。ジキルに潜む悪の心そのものが具現化した存在といえる。
夜な夜なルーシーの元を訪れ力と暴力で彼女を屈服させる他、自身を侮辱した最高理事会のメンバーを次々と惨殺していく。次第にその暴走は、ジキルも制御出来ない程のものとなっていく。

ヒロイン

ルーシー・ハリス
物語の重要人物にしてヒロイン。ロンドンのカムデン・タウンにあるいかがわしいパブ「どん底」の美しき娼婦。ハイドが生まれるきっかけとなった人物。
心優しいジキルに惹かれるが、夜な夜な訪れるハイドに傷つけられ屈服させられる。

エマ・カルー
もう一人のヒロイン。ジキルの婚約者にしてダンヴァース卿の娘。ジキルのことを誰よりも理解し支えており、二人は強い絆で結ばれている。

主人公とヒロインの関係者

ガブリエル・ジョン・アターソン
ジキルの弁護士にして古き友。良き理解者としてジキルを見守っているが、後にハイドの存在を知ってしまい苦悩する。

ダンヴァース・カルー卿
病院の最高理事会の議長を務める、ロンドンの「大英帝国ナイト(士爵)」にしてエマの父。ジキルの才能を買いエマとの結婚を認めているが、人体実験に関しては反対している。

プール
ジキルの執事。父の代から仕えており、ジキルに忠誠を誓っている。

セント・ジュード病院最高理事会のメンバー

サイモン・ストライド
最高理事会秘書官。ジキルを常に小馬鹿にしており、彼とエマとの結婚には強く反対している。
最終的には、結婚式の場で突如ジキルから変身したハイドに殺される。

ベイジングストーク大司教
最高理事会のメンバーの一人である。表向きは道徳心溢れる聖職者とされているが、夜な夜なパブに通い娼婦と関係を持つ卑猥な性格。
パブの裏道でハイドに痛めつけられ全身に火をつけられ焼死。連続殺人の最初の犠牲者となる。

グロソップ将軍
最高理事会のメンバーの一人。ハイドに殺された第二の犠牲者。

アーチボルト・プループス卿
最高理事会のメンバーの一人である「勅撰弁護人」。第三の犠牲者。

ビーコンズフィールド侯爵夫人
最高理事会のメンバーの一人にして紅一点。慈善団体への寄付活動を行っているが、あくまで自分の名を広める名目で慈悲の心は一欠片もない。第四の犠牲者。

サベージ伯爵
最高理事会のメンバーの一人。臆病な性格で、グロソップ、アーチボルト、ビーコンズフィールドを見捨てて逃げたが、最終的にはハイドに殺される。第五の犠牲者。

他作品にモデルとして出ているもの


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