曖昧さ回避
概要
1954年に出版されたウィリアム・ゴールディングの小説。
原題は「Lord of the Flies」。
『十五少年漂流記』と同様に無人島に不時着した少年達の物語であるが、同作が「漂流した少年達が力を合わせて生活していく」という内容であるのに対し、本作は「無人島という閉鎖的な空間で少年達がエゴを剥き出しにして秩序が崩壊していく」というダークな内容となっている。
のちに本作を題材とした映画や舞台作品が作られ、日本の作品にも影響を与えていた。
映画版
1963年版と1990年版の2作品があり、前者はモノクロとなっている。
2017年には3度目の映画化が発表され、当初は登場人物が全員少女となる予定であったが、現在は従来の少年達の物語に変更されている模様。公開日は未定。
予告編
1963年版映画
関連タグ
蠅の王:表記揺れ。このタグでも何点かイラストが投稿されている。
漂流教室、無限のリヴァイアス:『蝿の王』に影響を受けたと思われる日本の作品。
ジャック・ゴールディング:ACVの登場人物。搭乗機体フレイムフライの機体名共々本作及び作者が由来と言われている。
ザ・ファントムペイン:本作モチーフのミッションが存在。また特典ディスクに収録された没シナリオのタイトルが『蝿の王国』となっている。
デジモンサヴァイブ:本作をモチーフとしたシミュレーションRPG。
Duel_Masters_LOST:作中で紹介。直後の不穏な描写や、キーとなるクリーチャーが蝿の悪魔にしか見えない事もあり、意識されている。