やっと(概要が)できやがった
ACVのオーダーミッションにおいて順番では最初に戦うことになるAC乗りのミグラント。
搭乗機体は真紅のカラーリングを施したCE耐性重視型の中量二脚型AC「フレイムフライ」。
プレイを始めたばかりのプレイヤーを早速「老害」扱いして戦闘を仕掛けてくる。
ちなみにACVの主人公はオーダーミッションの前日譚となるストーリーミッションで数年間企業とドンパチを繰り広げているため、少なくとも新参ミグラントではない。
偉そうにしやがって、マジで強いのかよ?
弱い。
大事な事なのでもう一度言います。
弱い。
本当に弱い。
まず機体が弱い。その殆どがジャンクパーツ(初期装備。破損しているため性能が絶望的に低い)で構成されたフレームで、武器も今一つ決定打に欠ける。
戦闘開始直後からまっすぐこちらに突っ込んで行って、銃で精一杯攻撃するも、まともにロックしていないのかHEATパイルが当たるような距離でも攻撃を外すという粗製っぷり。
そもそも武器も弱いので、ガチタンだったら弾を撃ち尽くされるまで耐えることもできなくはない。
ある程度攻撃を受けるとハイブーストを交えての引き撃ちを始めるが、弱い機体に加え中古ブースターのために遅く、追撃も容易すぎる。まさに弱すぎて話しにならない。
きっとACを手に入れたばかりで浮かれていたのだろうが、それで対峙した相手がかつて企業とレジスタンスの戦争をかき乱した張本人という悪すぎた相手であった。
その絶望的な弱さから武器の育成(オンラインサービスの停止により現在は不可)では重宝し、「鍛冶屋のフライ先生」とすら呼ばれる始末。
キャノン系の武装やレーザーブレードで叩けば殆ど被害もなくお金が稼げるため、序盤で蝿叩きをするかのごとくプレイヤーに狩られ続ける運命にある。
今までのシリーズで初めて戦った相手でもこんなにも弱いACがかつて居たであろうか。
まさに「力もないのによく吠える若者の象徴」とも言えよう。
なお、彼を倒すために傭兵が雇われることもある。
オーダーミッション初の対AC戦は順当に進めていれば彼に当たる場合が多く、弱いという事前知識が無いために安全のために雇われるというのならまだわかるのだが、そうでもないのに何故か雇う人も居る。
そして・・・
何度も撃破され続けた恨みは降り積もりエンブレムに宿る。