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パイルバンカー
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金属の杭を炸薬などで勢いよく打ち込む架空の兵器。

概要

大型のを炸薬などで高速射出し相手に打ち込む、所謂「杭打ち機」を武装化した架空兵器。

杭が弾丸として飛んで行くのでは無く至近距離での格闘戦、専ら敵機のコクピットや動力部を貫いて無力化したり、装甲が分厚い敵を貫徹し、有効なダメージを与える用法が顕著。


アニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場して以降、巨大ロボットの接近戦用武器として高い人気を獲得。

特に『スーパーロボット大戦』シリーズの「アルトアイゼン」の必殺兵器として組み込まれたことからブームと成った。

他にも様々なゲームアニメ等で登場するが、「扱いにくいけど当たったら強いよ!」なネタ武器もとい浪漫武器という扱いが定番。


近年ではロボットでは無く、人間の扱う武装として登場する事も少なくない(その際は大型の篭手に仕込まれることが多い)。当然ながら現実的ではない、「身の丈以上の大剣」と同カテゴリーのロマン武器とも言える。

メカ少女に装備させ、杭を打ち出すという武骨さとのギャップを狙ったイラストも多い。


ナニの象徴だとか深読みしないこと。


「パイル」は勿論「杭」のことなのだが、「バンカー」と繋げて(無理に)意味が通る様にすると「金庫」に成ってしまう。

(「Pile:財産、大金」「Banker/Bunker:貯蔵庫」)

恐らくトーチカの一種「バンカー」、もしくはそれに対する破壊兵器「バンカーバスター」から来ているものと思われる。


似た様な工具は「パイルドライバー」と呼ばれている。

またRaytheon社は火薬を用いてハンマーを叩きつけてコンクリートの壁面などを破壊するCIRT(Controlled Impact Rescue Tool)を製造している。

なお、杭が伸びる距離までしか届かない近接武器を狭義の「パイルバンカー」と呼称する事が多いが、元祖の「装甲騎兵ボトムズ」においては杭をそのまま発射する飛び道具として使用するシーンもあり、そうした「杭発射機」としてのパイルバンカーも様々な作品に登場している。


実用性について

実在する兵器として考えた場合、やはりロマン兵器としか評価のしようがない。


まず根本的に言うと、杭を打ち出す意味が無い


同じ炸薬使用兵装だとや砲などがあるが、彼方は炸薬量はほとんど同じであり、かつ射程が段違いに長い為、近接戦に限定されない。近接兵装として見た場合も、射撃兵器を接射した場合と比べて威力が変わる訳でもない。

射出には射撃兵装と同じく炸薬を消費しながら使用する為、使用回数も射撃兵装と大差ない。

また連続使用性という点でも、杭が飛んで行かない様にする機構は的を外した場合に射出機に大きな負担を掛け、一度打ち出した杭を引き戻す作業が必要に成る等、色々と煩わしい。

また傾斜装甲に当たる等して跳弾を起こす様な場面では杭が射出機から離れない事が災いして、杭が曲がるか、射出機が壊れる(最悪自分の腕が折れる)の二択である。

加えて「メロウリンク」の様な生身の場合は、装甲を撃ち抜けるだけの圧力に対する反作用に人間が耐えられるとも思えない(一応、後方にガスを逃がす無反動砲式に成ってはいる。斜め後ろに逃げるデザインなので逃がしきれないけど。なお第二次世界大戦時の対戦車ライフルでさえ伏せ撃ちで30cmずり下がる程の反動があるそうである)。


実用性のある状況を(やや無理にだが)想定するなら、杭を打ち出す飛び道具タイプの物で敵兵器を串刺しにして岩や地面に固定し、出来るだけダメージを与えずに鹵獲するくらいだろう。また原典たる「装甲騎兵ボトムズ」関連作品においては機体の脆弱さと燃料の発火性など、格闘戦時にて敵機の爆破による道連れのリスクをパイロットのみを殺傷する事で回避出来る独自のメリットが見受けられる。


以上の様に威力、有効射程、使用制限とどの分野においても射撃兵装の方が上回る為、利用価値は見た目だけと言える。

この為、幾つかの作品においては設定面からパイルバンカーの実用性を補足する例も見られる。(例:装甲騎兵ボトムズシリーズ、アーマードコアⅥ等)


ただ、類似した物は現実で散見している。

工事現場で活躍するパワーショベルには電動式の杭打ち機が装備される物があり、パイルバンカーの様に杭を接射しコンクリートを破砕する用途で使われている。

アメリカの軍需会社では炸薬式のパイルバンカーを開発しており、主に災害時に邪魔な岩石やコンクリートを破砕したり、警察や軍の特殊部隊が壁を壊して突入するのに使われている。

この様に兵器としてでは無く、作業用としてならばパイルバンカーは意外と身近に存在していたりする。工事現場とか見かけたら観察してみよう。

その意味では、作業機材を格闘武器に急遽流用した、現地改造機体での使用は有っても良いのかもしれない。


なお(ゲーム作品オリジナルだが)ボトムズには「マッスルシリンダー(人工筋肉)式パイルバンカー」も存在する。これなら前述の実用性問題は発生しない。素直に手に槍を持てば良い様な気がしないでもないが。

一方、ダイ・ガードは「これは銃(兵器)ではない」と言い張る為に態とそうしているので仕方がない(そもそも炸薬を使用していない)。

後は第七聖典あたりだと「一発しかない貴重な弾」とか「杭であることに意味がある」とか。


主な装備機

装甲騎兵ボトムズ

劇中中盤より登場したベルゼルガの装備として、この手の武器の嚆矢と成った。

装甲越しに中のパイロットを突き殺すのを目的としたエグい武器である。

ATはそのサイズ上の制約によって、的の大きい胴体及び頭部がコクピットスペースとして使われており(なけなしの装甲付コクピットブロックに腕と下半身を直付けしているというのがATの基本的な構造)、正確に狙わずともそれらの部位を打ち抜けば内部の搭乗者を殺傷し継戦能力を奪えるため有効的な武装として劇中では扱われている。

実はTV本編で然程の活躍を見せた訳ではなく、飽くまで「少し変わった近接武器」程度の扱いであったが、同時期の外伝作品である「青の騎士ベルゼルガ物語」においては主人公機の象徴的な武装として「扱いが難しいが、当たりさえすれば一撃必殺の兵器」として扱われており、終盤では独自の設定の追加によって本来の姿とはかけ離れた超兵器と化している。

本作以降、パイルバンカーの「大きなリスクを伴うが当てれば一撃必殺」の性質が定着していく(ビーム兵器が多用される様な作品であっても!)。


前述の通り近接武器の一つに過ぎなかったパイルバンカーに、必殺武器としての性格を持たせたのが機甲猟兵メロウリンクである。本作はボトムズの外伝に当たる作品で、生身でATに立ち向かう「機甲猟兵」である主人公が用いる対ATライフルにパイルバンカーが装着されている。ライフルでの狙撃、対AT地雷やそれを応用したトラップ等を巧みに用いて主人公は標的であるATを追い詰めて行き、そしてトドメの一撃にパイルバンカーを放つという展開が本作の基本であった。デザインを担当した大河原邦男氏によれば、当初パイルバンカーは設定に無かったが、制作中「銃だけでATを倒すのは無理が有るのでは」との声が上がり、派手な倒し方を模索した結果採用されたとのことである。

その他、ATのローラーダッシュ時に地面へ杭を打ち込み姿勢を制御する目的で脚部にパイルバンカーを装備することがある。

これらは「ターンピック」と呼称され、武器としてのパイルバンカーとは区別されている。

というかパイルバンカーよりも、ターンピックの方が先に登場している。


スーパーロボット大戦OG

アルトアイゼンと、その後継機アルトアイゼン・リーゼが装備する。前者は「リボルビング・ステーク」で、後者は「リボルビング・バンカー」という名称が付いている。

リボルバー銃とパイルバンカーという二大浪漫武器を合体させたステキ武器。

RRRの主役機・フリッケライ・ガイストにも装備されており、

第2次スーパーロボット大戦OGではファン待望の合体攻撃が追加された。炸薬入力方式を用いており使用後の弾丸の排莢及びリロードはリーゼ自身の左腕で行う必要がある為、左腕が潰されると再使用が不可能になる。

なお、長年設定が明かされていなかったが、後年に成ってシナリオライターから「この弾薬に込められているのは実は火薬ではなくビーム」「あんな短い所にステークの伸縮機能が入ってる訳が無い」と明かされた。

つまりこの武器は「火薬の力で敵に杭を突き刺す」のでは無く、「既に突き刺した杭を通じて敵内部にビームによる衝撃を叩き込む」仕様。言うなれば、パイルバンカーと言うよりはガンブレードに近い(なお古くは『ロボットバトルV』と言う作品にも「銃口を敵に突き刺した後に弾丸を発射する格闘兵器」と言う物が存在した)。

ただし、寺田プロデューサーすらその設定を知らなかったらしく、メディアミックス作品では「弾切れに成った為にリボルビング・バンカーが敵機に突き刺さらない」という描写も存在した。

『どんな装甲であろうとも打ち貫くのみ』


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

主人公機のガンダムバルバトスと、1期終盤に登場するグレイズ・アインが装備する。

バルバトスのメイスはパイルバンカーを兼ね備えており、投擲武器としても使用できる。

この作品の機体の装甲は非常に堅牢である為、それを貫通し、文字通りの有効打とするべく装着されている。

これを用いて主人公は敵のコクピットを串刺しにして、子供から大人までミンチよりひでえ状態にしていった。


グレイズ・アインは両腕で1発づつの使い捨て方式となっている。

パイルを撃ち込まれて戦死した恩師の乗機にパイルをブチ込んで返礼するという意趣返しで視聴者を戦慄させた。


境界戦機

メイレスビャクチ

固有名は「200mm戦闘抗射出機」。最終決戦仕様において、左腕に装備した。


ゴウヨウカスタム

固有名は「アームパイル」。初期装備から、左腕に装備していた。


地球防衛企業ダイ・ガード

主役機のダイ・ガードが装備する。物語が進むにつれて3段階に強化される。

固有名はそれぞれ「ノットバスター」「ノットパニッシャー」「グレートノットパニッシャー」。

作中に登場する怪物「ヘテロダイン」の弱点であるフラクタル・ノットと呼ばれる部分を確実に破壊する為に開発された「対フラクタル・ノット兵器」と称される装備。

民間企業保有である為の制約からか、炸薬式ではなく高速回転動力とギアによって射出力を得ている(ダイ・ガードは銃火器の類を一切持っておらず、唯一ネットを射出する装備でのみ火薬の使用が見られる程度である)。

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇では本機のメインパイロットの赤木俊介が前述のベルゼルガのパイルバンカーを見てノットバスターと勘違いするシナリオがある。


アーマードコアシリーズ

3』以降、「射突式ブレード」の名で登場。

リーチがほとんど皆無に等しく、攻撃までに「溜め」時間がある。更に同作品のレーザーブレードには存在する、ある程度の自動ホーミングすら存在しない。

V』からは杭の先端に付けたHEAT弾を直接叩き込む「ヒートパイル」が登場し、最も威力が高いタイプでは総ダメージ5万越えのものもある。

ACⅥ』においてはゲームシステム・作中設定の両面に「動的防弾制御」という概念が追加され、ACによる近接射撃及び格闘戦の実用性・重要度が増加。パイルバンカーも従来作より格段に操作性が高まった上に弾数無制限、チャージの有無によって攻撃性能が変化するなど自由度の高い仕様になった。

今作ではPB-033M ASHMEADが唯一の機種であり、看板機体「ナイトフォール」の装備としてシリーズ初のハイエンドCG化を果たし、作品発表初期から数多くの傭兵達を興奮せしめた。

以上の理由から非常に扱いにくいが、一撃の威力は規格外というロマン駄々漏れすぎる武器(しかも作品によっては多段ヒットする為、総威力は桁違いと成る)。


ファンからの愛称はとっつき


機甲兵団J-PHOENIXシリーズ

豊富に存在する近接兵器のカテゴリーで登場し、通常のパイルバンカーの他にEN属性の2種が存在する。

アーマード・コアと比べると多段ヒットしない(あくまでも敵1機につきで、攻撃範囲ならば複数の敵機にヒットする)ため威力が低いものの、技前モーションが早い上に攻撃移行するとレンジ内の敵を捕縛する効果を付与されており、他の敵からモーションを崩されない限り確実に攻撃を通せると、格ゲー投げ技めいた性能に成っている。

また『バーストタクティクス』以降の同シリーズは、HPを外装と内装の2種に細分化され、パイルバンカーは内装HP攻撃に特化した武装となり、そのダメージは一撃で8~9割を奪うのは当たり前の破壊力になっている。

その為ロマンは控え目だが扱い易いと、パイルバンカーでは異質な性能となっている。


R-TYPEシリーズ

ケンロクエン等のR-9DP系列機に搭載され、「パイルバンカー」「パイルバンカー帯電式」「パイルバンカー帯電式H型」の名で登場。

強力だがリーチは短い。というか戦闘機で接近戦とか公式が病気の域。

もちろんロマン武器。因みにパイルバンカー帯電式は、射出速度の速さ故に

空気中の微粒子との摩擦が起きて静電気が発生する為にこの様な名が付いている。

シミュレーションゲームR-TYPE TACTICSでもその威力の高さは健在で、リーチの短さや母機の移動力の低さ等の制約はあるものの、戦艦クラスの大型ユニットを一撃で葬り去る程の威力を秘めている。


ボーダーブレイク

「アームパイク」「ヘヴィパイク」「ラベージパイク」の名前で登場。

「~エアバースト」より支給されている重火力兵装の補助武器。

非常に重い、攻撃判定は狭い、使用にはチャージが必要、チャージし過ぎるとオーバーヒートしてしまい、一定時間使えなく成ってしまうといった特徴を持つ、かなり癖の強い扱いにくい武器。

しかし、上位モデルのチャージ攻撃は、最上級の装甲を持つ機体や頑丈な施設でさえも一撃で大破させる桁違いの威力を持つ、例によっての浪漫武器である。


ガサラキ

「アルムブラスト」「ブラストロッド」の名前で登場。

壱七式戦術甲冑雷電及び壱七式改戦術甲冑震電に搭載。

正確には杭により物理的に破壊するパイルバンカーとは異なり、杭状のアンカーから気体爆薬を噴出させ、点火する事で断続的に爆発を起こして目標を破砕する。

爆薬の噴出パターンや噴出量、点火時期などを調整する事で様々な用途に使用出来る。

脚部下部に搭載されたものはアンカーを接地面に突き刺して使用する事で構造物を破壊しての侵入路の形成や掘削して塹壕作成を行う事が出来る。

目標の破壊以外にウィンチでの上昇時に使用する事でジャンプする様に壁面を蹴り上げる事も出来る。

膝部に搭載されたものは格闘に使用する他に、相手に突き刺して燃料電池に使用する液体酸素を噴出して凍結させる事も可能。

イレギュラーな使用方法としては、空中での姿勢制御や脚部破損時に移動手段として使用している。

ブラストロッドは外装式のアルムブラストで、パンツァーファウスト型の本体を腕部に装着し、背部の燃料電池(壱七式改型)と有線で接続して使用する。

本体に格納された杭を伸ばし気体爆薬を噴出・点火する事で使用する。

障害物の除去以外に暴徒などを衝撃で無力化する低殺傷兵器として使用されている。

F-22ラプターとの交戦の際には大量の機体爆薬を空中に散布して点火する事で目くらましとして使用している。


バルドシリーズ

作品によって扱いの差が激しいのだが、概ね共通しているのは「出が遅い」「単発威力・装甲破壊値が大きい」「コンボ補正が緩い」と言った特徴である。大ダメージを狙うなら決して悪い武装ではないが、下手に雑魚相手に使うとタコ殴りにされかねないのでボス向け。

また、フォースクラッシュ(所謂超必殺技)には相手を掴んだままブースターを噴かせ猛スピードで壁に激突する瞬間に杭を打ち出すタイラントブレイカー、相手を打ち上げた後に真上に構え相手の重力落下を利用するインペリアルストライク(その強化版:インペリアルファイナル)な総じてコンボ構成が難しくハイリスクハイリターンなパイルバンカーのロマンを極めた武装も登場する。


メタルギアソリッドV

登場メカの一つ「メタルギア・サヘラントロプス」に搭載されている。

右腕部に装備されており格闘戦を想定した武装であるが劇中で使用された事は一切無く実質ただのお飾り程度という不遇な扱いを受けている。


Robotics;Notes

ミスター・プレアデスこと日高昴の持つホビーロボットが装備している。

彼は単語の最後を伸ばさず発音する癖がある為「パイルバンカ」と発音する。

本機体には切り札として両腕にパイルバンカーを装備している。

設計に関してロマンよりも合理性や現実的な実現性を優先する彼にしては珍しいロマン武装だが、これはリアルロボット好きな彼が上記のボトムズのフォロワーでもある為(また後述する様にホビーロボットの大会で飛び道具を使う訳にはいかないが火力を用意したいという事情もあると思われる)。

トルク重視な設計で杭を打ち出すパワーを稼ぎ、長く設計された腕と上半身の捻りにより、射出距離は9.2ff、杭の到達速度は0.0325秒という高速度に達する。

そして物語のクライマックスではもう一機、パイルバンカーを装備したロボットが登場し、主人公たちの切り札となる。

どちらのロボットも立場上飛び道具を使う訳にはいかない者達が用意出来る最大火力を誇る武装として登場している。

尤もM45の方は障害物を粉砕するなど劇中ではかなりの高威力を発揮しており、ホビーロボットには過ぎた凶器な気もするが。


ビッグオー

主役機「ビッグオー」の代名詞とも言える必殺武器。その機構は「パイルバンカー・パンチ」と言い換えれば分かりやすい。

両腕に内蔵されたストライク・パイルを使い杭打ちの要領で拳打と共に急速に圧縮空気を叩き込む。

頑強な装甲をも貫通してしまうほど凄まじく、衝撃波のみを飛ばして遠くの標的を攻撃すると言った応用も可能。

あくまで杭そのものは攻撃の途中経過でしかないので、一般的なパイルバンカーとは趣旨が違う。


ZOIDSゾイド

カスタマイズパーツとして『パイルバンカーユニット』があり、主にレブラプターが搭載できる。

アニメ1作目ではゴドスが装着しており、また上述の実在の重機よろしく土木工事にも使われている。

デフォルトでパイルバンカーを搭載している機体はムラサメライガーで、地面に打ち込んで急激な方向転換を行える他、攻撃にも使えるとされており、ボトムズで言えばパイルバンカーとターンピックの性質を兼ね備えた装備と言える。

前述の通り、本来パイルバンカーは実用性の無い武器だが、マッドサンダーのドリル・マグネーザーが曲がっても再生可能とされており、更にパイルバンカーを装備する代表的なゾイドであるレブラプターも高い生命力で損傷を自己修復できる為、多少曲がっても再生する事で問題点を克服しているのかもしれない


フロントミッションシリーズ

格闘武器カテゴリの一つとして「3rd」から登場。他2種の格闘武器(ナックルとロッド)の衝撃属性とは違い貫通属性を持っている為、格闘特化機体にそれらと併せて装備し、相手の属性耐性に応じて使用する武器を変える事で効果的にダメージを与えられる。

「4th」のオープニングムービーでは敵機体を一撃で沈黙させるシーンがあり、他作品と同様のハイパワーなイメージが湧くが、実際のゲーム内でのスペックはシリーズを通して「威力と命中率のバランスが良い」というかなり堅実な武器である。


巨大ロボット以外

ONEPIECE

首領クリークが使用。

の中に仕込んだ、パイルバンカーでを薙ぎ払う。


ファイナルファンタジー7

バレットの装備武器として登場

神羅ビル2階のアイテム屋の奥の左の宝箱から入手可能。

ただし、手に入るのはメテオ後の2回目であり、序盤の1回目の段階では入手出来ない。

余談、もう1つの宝箱にはマスターフィスト(ティファ専用)がある


月姫

「第七聖典」の名前で登場。シエルが所有する武器の1つ。

当人の身の丈ほどの大きさがあり、死徒を内在する『再生』と『転生』の概念ごと相手を打ち砕き、二度と復活出来ない様にしてしまう、対死徒用概念兵装。

メルティブラッドでも超必殺技(アークドライブ)として設定されている。


MELTY BLOOD

リーズバイフェが、シエルと同じ「聖堂教会」に属する聖女で、「正式外典ガマリエル」というパイルバンカー型の“聖槍(鍵槍)”を武器とする。形状はベルゼルガのものに近い。

コントラバスの様な形をしているが、第七聖典と同じ対死徒用概念兵装であり、清らかな音律をもって邪なるもの全てを浄化する力を持つ“魔を弾く城塞”。

よって本来はそこから発せられる音律が最大の能力なのだが、武器としては専ら盾の付いたパイルバンカーという扱い。

あと本人のパンチ力が「2t」(最高記録16t)とか、身体能力も人間離れしている為、物理的な破壊力も相当なものとなっている。


アルカナハートシリーズ

ゼニア・ヴァロフがイディナローク(ロシア語で一角獣)という名前のパイルバンカーを使用。非戦闘時はヴァイオリンのケースに偽装している。

全ッ然ハートフルじゃないが、気にしてはいけない。


爆竜戦隊アバレンジャー

本作のブルー戦士アバレブルーの専用武器「トリケラバンカー」として登場。トリケラトプスを模したと一体型になっている。

突き刺した敵を遠心力で投げ飛ばす「トリケラローリングフィニッシュ」が必殺技。

他メンバーのダイノウェポンと合体させる事で、必殺武器「ダイノボンバー」が完成する。


モンスターハンターシリーズ

本シリーズでは多くの武器が実装されているが、その中でチャージアックス穿龍棍ガンランスヘビィボウガンの4種に搭載されている。

チャージアックスはモンスターハンター4で初登場した大きな、それらを合体させたの2つの形態を使い分けられる武器。

無印までは可変機構を活かした武器という事だけであったが、アッパーバージョンである4Gにおいて、剣形態に盾での攻撃が追加され、その攻撃モーションは炸薬機構を作動させて盾の打突部を打ち付けるものとなっている。

更にそこからこの武器の最大の大技である高出力属性解放斬りに繋ぐ事が出来る。

まさに浪漫に浪漫を重ねた武器として仕上がったのである。

ヘビィボウガンではXXにて追加された専用狩技「射突型裂孔弾」が該当。

ヘビィボウガンを中折れにし、弾射出機構が備わるストック側に、切断属性を持つ、ハンターの背丈程もある巨大な鉄杭を装填。装薬の炸裂で射出圧縮と杭の赤熱を起こして鉄杭の威力を増幅させ、最後にボウガン本体の機構を用いて弾を撃つように射突させて攻撃する。

しかし防御力の低いガンナー装備&短射程&隙が大きいとリスキーだが、威力は絶大。

穿龍棍はオンラインゲームモンスターハンターフロンティアに登場する。

一言で言えば「パイルバンカーを内蔵したトンファーという此方も浪漫に浪漫を重ねた様なものである。

扱うにはG級昇格という最大関門を超えなければならないが、その性能は「モンハンの世界でデビルメイクライをやっている様なもの」という感想を抱く程の強力武器種である。

トンファーと聞いて真っ先に思い浮かべるであろうアレもモーションとして組み込まれている。(※ただしドロップキック)

ガンランスは武器自体はモンスターハンター2から登場。

モンスターハンターワールドで登場したものには新しい攻撃が追加されている。

その攻撃が、コンボの最終段で『竜杭砲(りゅうこうほう)』として金属の杭を炸薬で発射し、直撃と同時に相手に突き刺さり、時間経過で炸裂してダメージを与えるというもの。

ただし弾数は一発のみであり、再び使うには弾薬と共に装填作業を行う必要がある。


ロックマン11

パイルマンが両腕のパイルによる高速突進を行う。撃破後に入手できる特殊武器「パイルドライブ」はパイルと化した右腕を突き出し、猛ダッシュしながら強力な突貫攻撃を繰り出す。


アトリエシリーズ

メルルのアトリエ』でライアス・フォールケンが籠手に仕込まれた小型パイルバンカーを武器として使用。

また、『シャリーのアトリエ』ではミルカ・クロッツェが銃型のパイルバンカーをメイン武器にしている。

両作ともMPを消費するスキルで敵の待ち時間を押し戻す効果を持ち、ミルカの一部の技に至ってはファンネルさながらに多方向から敵を攻撃する演出もある。


ソード・ワールド2.0

サプリメント「ウィザーズトゥーム」にて魔動機術(マギテック技能)に「パイルシューター」「オメガシューター」が追加された。

マギスフィアを変形させ、高威力のクサビ(刃武器扱い)、または鉄球(打撃武器扱い)を撃ち出す事が出来る。

全ての戦士系技能で命中判定を行えるが、飛距離は無いため近接攻撃専用。

撃ち出せるのは、魔法一回につき一度だけである


ナイトウィザード

2ndにて箒用オプションパーツ「ヴラドシステム」として登場。

射撃攻撃タイプの箒に装着可能で、通常では攻撃できない射程0Sq(同一マス)に攻撃可能となるが、攻撃判定の達成値が少し引かれてしまう。

サプリメントで登場した「パニッシャーパイル」を更に使用する事で達成値を足し、属性を変更する事が出来る


Bloodborne

ヤーナム旧市街にいる古狩人・デュラの愛用武器「パイルハンマー」が該当。

工房の異端「火薬庫」の手になる異形の仕掛け武器。デュラを倒すか彼と和解する事により狩人も購入、使用が可能。

アーマードコアと同じフロムソフトウェアのゲームという事も有ってか、やはりとっつきの愛称で親しまれている。

変形前はリーチの短めな片手剣として扱い、変形後は刃先による刺突攻撃を行うがこの武器の真価は変形後の溜め攻撃である

溜めに3秒近く掛かり、リーチも短く、発射後は変形前に戻ってしまうものの正に一撃必殺の破壊力を誇り、大抵のモブ敵やオンラインでの敵対プレイヤーは即死させ、ボスでさえHPをゴッソリ削り取る威力と、正にとっつきの愛称に恥じない浪漫武器である。

そもそもこのゲームの武器の多くは開発者の哲学、使用者の満足感、または自分が人間である事を確認することを目的に、実用性を度外視して凝った仕掛けが施されているのだが、この武器はその中でも変わり種として扱われている。

変わった使い方としてヒートパイルと言う運用方法がある。油壺をぶつけた敵に炎派生にしたパイルハンマーで変形タメR2を当てる事で高火力を叩き出すと言ったもの。これによる攻撃はボスの弱点などに上手く当てさえすれば想像を絶するダメージを叩き出す。

以下はゲーム中での説明文。

複雑な機構により、ごく太い杭を叩きつける用に打ち出す

一撃必殺の武器であり、隙も大きく、使用難度は高い

もっとも、その使い難さこそが「火薬庫」の所以であるようだ


御城プロジェクト(旧版)

丸亀城の両腕に装備する石垣の先端部から杭が飛び出す様に成っている。そして必殺技がその名も蓬莱パイルバンカー。広い攻撃範囲と高い能力値で戦場全域の敵に大ダメージを与えるという圧倒的効果。REでは別の技に変更された。


フラワーナイトガール

スノードロップがパイルバンカーに似た装備をする。

ファンタジーな武器を使用する花騎士(キャラクター)が多い中、異彩を放っている。スキル「サテライトフラワーカノン」はバンカーで地面を抉った後、大量の花弁を召喚し空からビームを放ち、敵全体に通常攻撃の2.2倍のダメージを与える。演出も非常に派手。


仮面ライダービルド

仮面ライダークローズチャージ仮面ライダーグリスの2人が使用する武器「ツインブレイカー」として登場。

2種類のモードが存在し、パイルバンカーの形状をしたアタックモードは杭部分のレイジングパレルを高速回転させる事で打撃攻撃を繰り出し、二連装ビームガンの形状をしたビームモードは砲身のレイジングビーマーからビーム・エネルギー散弾を放射する。どちらのモードもフルボトルスクラッシュゼリー等を装填して必殺技を発動する事が可能で、装填した本数や種類によって繰り出される必殺技も変化する。


Fate/GrandOrder

サーヴァントの1人、ダ・ヴィンチちゃんがEX技として使用する。

上記で述べたビッグオーと同じ要領で拳打と共に急速に圧縮空気を叩き込む。

また最近ではメリュジーヌが剣をパイルバンカー代わりに使用した攻撃を行う様に成った。


新世紀エヴァンゲリオン

使徒サキエルが「光のパイル」という名義で掌から放たれる光の槍。国連軍の重戦闘機や、EVA初号機の右目を貫いた。なおこの名称はセガサターン用ゲームソフト『スーパーロボット大戦F』が初出である。


遠距離型のパイルバンカー

パイルバンカーの破壊力はそのままに、杭を撃ちっぱなしにする事で遠距離攻撃を行うタイプ。

相手を串刺しにする威力があるが、連射が効かない事が多い。


前述の通り、元祖ベルゼルガも杭を飛び道具として放つシーンがある(ただし作中では避けられており、威力の程は定かではない)。

「必殺の近接武器」のイメージが後出の作品によって付けられたものであることを考えると、飛び道具としてのパイルバンカーはある種の先祖返りと言えるだろう。


GetRide!アムドライバー

スパイラルバンカー「ブリューナク」という、片腕に装備して運用されるパイルバンカータイプの重武装。

パイルを撃ち込む等の近接戦と、パイル部分を飛ばす遠距離戦をこなす事ができる。

劇中では主にダークタフトチームが運用している事が多い。


アクセル・ワールド

黛拓武が使用しているデュエルアバターシアン・パイル」が、初期武装として強化外装「パイル・ドライバー(杭打ち機)」を装備している。

杭が飛び出るという特性からリーチの長い攻撃が出来る他、必殺技もパイル・ドライバーからプラズマ(アニメでは長い杭)を発射する「ライトニング・シアン・スパイク」など遠距離系の技が多いのが特徴。

ただしシアン・パイル自体の属性は近接型であり、「近接型でありながら、相性の悪い遠距離武器を持って産まれたアバター」という大きな矛盾を持った存在に成ってしまっている。

また、数少ない近接型必殺技「スパイラル・グラビティ・ドライバー」も威力自体は強力ながらもほぼ真下にしか撃てないという弱点を抱えており、更には原作1巻で(相手の相性と使い方が悪かったとはいえ)レベルが3つも下のシルバー・クロウにトドメをさす事が出来ず、挙げ句の果てにはアニメ放映時のTwitter実況で作者本人からもネタにされてしまった。以上の経緯からファンからは「SGD」の愛称で「ネタ必殺技」として扱われることが多い。


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

特殊な金属でできた巨大な杭を超高速で発射する電磁投射砲「ダインスレイヴ」が登場。


deadspace

武器の一つ「JavelinGun」が該当。本来は杭を打ち込む為の工具だが、作中においてはモンスターに対して武器として使用する。


進撃の巨人

強敵の鎧の巨人の装甲を貫くという目標の元「雷槍」が開発された。

炸薬入りの杭を発射し、相手を貫いて内部で起爆する事によりダメージを与える。

威力はあるが、自爆のリスクが付きまとう。

剣で戦っていた調査兵団にとっては貴重な「巨人にダメージを与えられる、持ち運べる飛び道具」でもあり、後に対人において大砲の破壊などにも転用されている。


武器以外のパイルバンカー

ギルティギアシリーズ

スレイヤーの必殺技として、素手で繰り出す「パイルバンカー」が存在する(画像はその前動作にあたる『D(ダンディー)ステップ』)。

「Dステップ」で素早く後退した後、元居た位置に戻る勢いを活かして強烈なパンチをお見舞いするというもの。

ノーゲージで出せる単発打撃技としてはシリーズ屈指の攻撃力を誇り、またカウンターヒットした際のリターンも絶大。判定も見た目以上に上下に広く、下手な空中攻撃や低姿勢攻撃さえもガンガン潰す。

加えて、前動作に当たる「Dステップ」は出だしにバックステップよろしく対打撃無敵が存在する関係上、相手の攻撃を避けて理不尽なカウンターを叩き込めるというのも、この技の魅力であり相手から見れば恐ろしい部分。

逆にガードされた際は甚大な隙を晒し、手痛い反撃が待っている。文字通りハイリスクハイリターンな技であり、スレイヤーの主力ダメージソースにして彼を象徴する技の一つとなっている。

「Dステップ」は「アクセントコア」において相手の背後に回り込む動作、そして「パイルバンカー」にもテンションゲージを消費する代わりにガードされても隙が無い強化版が追加された為、より相手に与えるプレッシャーが増した。


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ロマン / 浪漫 / 男のロマン / ロマン武器

概要

大型のを炸薬などで高速射出し相手に打ち込む、所謂「杭打ち機」を武装化した架空兵器。

杭が弾丸として飛んで行くのでは無く至近距離での格闘戦、専ら敵機のコクピットや動力部を貫いて無力化したり、装甲が分厚い敵を貫徹し、有効なダメージを与える用法が顕著。


アニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場して以降、巨大ロボットの接近戦用武器として高い人気を獲得。

特に『スーパーロボット大戦』シリーズの「アルトアイゼン」の必殺兵器として組み込まれたことからブームと成った。

他にも様々なゲームアニメ等で登場するが、「扱いにくいけど当たったら強いよ!」なネタ武器もとい浪漫武器という扱いが定番。


近年ではロボットでは無く、人間の扱う武装として登場する事も少なくない(その際は大型の篭手に仕込まれることが多い)。当然ながら現実的ではない、「身の丈以上の大剣」と同カテゴリーのロマン武器とも言える。

メカ少女に装備させ、杭を打ち出すという武骨さとのギャップを狙ったイラストも多い。


ナニの象徴だとか深読みしないこと。


「パイル」は勿論「杭」のことなのだが、「バンカー」と繋げて(無理に)意味が通る様にすると「金庫」に成ってしまう。

(「Pile:財産、大金」「Banker/Bunker:貯蔵庫」)

恐らくトーチカの一種「バンカー」、もしくはそれに対する破壊兵器「バンカーバスター」から来ているものと思われる。


似た様な工具は「パイルドライバー」と呼ばれている。

またRaytheon社は火薬を用いてハンマーを叩きつけてコンクリートの壁面などを破壊するCIRT(Controlled Impact Rescue Tool)を製造している。

なお、杭が伸びる距離までしか届かない近接武器を狭義の「パイルバンカー」と呼称する事が多いが、元祖の「装甲騎兵ボトムズ」においては杭をそのまま発射する飛び道具として使用するシーンもあり、そうした「杭発射機」としてのパイルバンカーも様々な作品に登場している。


実用性について

実在する兵器として考えた場合、やはりロマン兵器としか評価のしようがない。


まず根本的に言うと、杭を打ち出す意味が無い


同じ炸薬使用兵装だとや砲などがあるが、彼方は炸薬量はほとんど同じであり、かつ射程が段違いに長い為、近接戦に限定されない。近接兵装として見た場合も、射撃兵器を接射した場合と比べて威力が変わる訳でもない。

射出には射撃兵装と同じく炸薬を消費しながら使用する為、使用回数も射撃兵装と大差ない。

また連続使用性という点でも、杭が飛んで行かない様にする機構は的を外した場合に射出機に大きな負担を掛け、一度打ち出した杭を引き戻す作業が必要に成る等、色々と煩わしい。

また傾斜装甲に当たる等して跳弾を起こす様な場面では杭が射出機から離れない事が災いして、杭が曲がるか、射出機が壊れる(最悪自分の腕が折れる)の二択である。

加えて「メロウリンク」の様な生身の場合は、装甲を撃ち抜けるだけの圧力に対する反作用に人間が耐えられるとも思えない(一応、後方にガスを逃がす無反動砲式に成ってはいる。斜め後ろに逃げるデザインなので逃がしきれないけど。なお第二次世界大戦時の対戦車ライフルでさえ伏せ撃ちで30cmずり下がる程の反動があるそうである)。


実用性のある状況を(やや無理にだが)想定するなら、杭を打ち出す飛び道具タイプの物で敵兵器を串刺しにして岩や地面に固定し、出来るだけダメージを与えずに鹵獲するくらいだろう。また原典たる「装甲騎兵ボトムズ」関連作品においては機体の脆弱さと燃料の発火性など、格闘戦時にて敵機の爆破による道連れのリスクをパイロットのみを殺傷する事で回避出来る独自のメリットが見受けられる。


以上の様に威力、有効射程、使用制限とどの分野においても射撃兵装の方が上回る為、利用価値は見た目だけと言える。

この為、幾つかの作品においては設定面からパイルバンカーの実用性を補足する例も見られる。(例:装甲騎兵ボトムズシリーズ、アーマードコアⅥ等)


ただ、類似した物は現実で散見している。

工事現場で活躍するパワーショベルには電動式の杭打ち機が装備される物があり、パイルバンカーの様に杭を接射しコンクリートを破砕する用途で使われている。

アメリカの軍需会社では炸薬式のパイルバンカーを開発しており、主に災害時に邪魔な岩石やコンクリートを破砕したり、警察や軍の特殊部隊が壁を壊して突入するのに使われている。

この様に兵器としてでは無く、作業用としてならばパイルバンカーは意外と身近に存在していたりする。工事現場とか見かけたら観察してみよう。

その意味では、作業機材を格闘武器に急遽流用した、現地改造機体での使用は有っても良いのかもしれない。


なお(ゲーム作品オリジナルだが)ボトムズには「マッスルシリンダー(人工筋肉)式パイルバンカー」も存在する。これなら前述の実用性問題は発生しない。素直に手に槍を持てば良い様な気がしないでもないが。

一方、ダイ・ガードは「これは銃(兵器)ではない」と言い張る為に態とそうしているので仕方がない(そもそも炸薬を使用していない)。

後は第七聖典あたりだと「一発しかない貴重な弾」とか「杭であることに意味がある」とか。


主な装備機

装甲騎兵ボトムズ

劇中中盤より登場したベルゼルガの装備として、この手の武器の嚆矢と成った。

装甲越しに中のパイロットを突き殺すのを目的としたエグい武器である。

ATはそのサイズ上の制約によって、的の大きい胴体及び頭部がコクピットスペースとして使われており(なけなしの装甲付コクピットブロックに腕と下半身を直付けしているというのがATの基本的な構造)、正確に狙わずともそれらの部位を打ち抜けば内部の搭乗者を殺傷し継戦能力を奪えるため有効的な武装として劇中では扱われている。

実はTV本編で然程の活躍を見せた訳ではなく、飽くまで「少し変わった近接武器」程度の扱いであったが、同時期の外伝作品である「青の騎士ベルゼルガ物語」においては主人公機の象徴的な武装として「扱いが難しいが、当たりさえすれば一撃必殺の兵器」として扱われており、終盤では独自の設定の追加によって本来の姿とはかけ離れた超兵器と化している。

本作以降、パイルバンカーの「大きなリスクを伴うが当てれば一撃必殺」の性質が定着していく(ビーム兵器が多用される様な作品であっても!)。


前述の通り近接武器の一つに過ぎなかったパイルバンカーに、必殺武器としての性格を持たせたのが機甲猟兵メロウリンクである。本作はボトムズの外伝に当たる作品で、生身でATに立ち向かう「機甲猟兵」である主人公が用いる対ATライフルにパイルバンカーが装着されている。ライフルでの狙撃、対AT地雷やそれを応用したトラップ等を巧みに用いて主人公は標的であるATを追い詰めて行き、そしてトドメの一撃にパイルバンカーを放つという展開が本作の基本であった。デザインを担当した大河原邦男氏によれば、当初パイルバンカーは設定に無かったが、制作中「銃だけでATを倒すのは無理が有るのでは」との声が上がり、派手な倒し方を模索した結果採用されたとのことである。

その他、ATのローラーダッシュ時に地面へ杭を打ち込み姿勢を制御する目的で脚部にパイルバンカーを装備することがある。

これらは「ターンピック」と呼称され、武器としてのパイルバンカーとは区別されている。

というかパイルバンカーよりも、ターンピックの方が先に登場している。


スーパーロボット大戦OG

アルトアイゼンと、その後継機アルトアイゼン・リーゼが装備する。前者は「リボルビング・ステーク」で、後者は「リボルビング・バンカー」という名称が付いている。

リボルバー銃とパイルバンカーという二大浪漫武器を合体させたステキ武器。

RRRの主役機・フリッケライ・ガイストにも装備されており、

第2次スーパーロボット大戦OGではファン待望の合体攻撃が追加された。炸薬入力方式を用いており使用後の弾丸の排莢及びリロードはリーゼ自身の左腕で行う必要がある為、左腕が潰されると再使用が不可能になる。

なお、長年設定が明かされていなかったが、後年に成ってシナリオライターから「この弾薬に込められているのは実は火薬ではなくビーム」「あんな短い所にステークの伸縮機能が入ってる訳が無い」と明かされた。

つまりこの武器は「火薬の力で敵に杭を突き刺す」のでは無く、「既に突き刺した杭を通じて敵内部にビームによる衝撃を叩き込む」仕様。言うなれば、パイルバンカーと言うよりはガンブレードに近い(なお古くは『ロボットバトルV』と言う作品にも「銃口を敵に突き刺した後に弾丸を発射する格闘兵器」と言う物が存在した)。

ただし、寺田プロデューサーすらその設定を知らなかったらしく、メディアミックス作品では「弾切れに成った為にリボルビング・バンカーが敵機に突き刺さらない」という描写も存在した。

『どんな装甲であろうとも打ち貫くのみ』


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

主人公機のガンダムバルバトスと、1期終盤に登場するグレイズ・アインが装備する。

バルバトスのメイスはパイルバンカーを兼ね備えており、投擲武器としても使用できる。

この作品の機体の装甲は非常に堅牢である為、それを貫通し、文字通りの有効打とするべく装着されている。

これを用いて主人公は敵のコクピットを串刺しにして、子供から大人までミンチよりひでえ状態にしていった。


グレイズ・アインは両腕で1発づつの使い捨て方式となっている。

パイルを撃ち込まれて戦死した恩師の乗機にパイルをブチ込んで返礼するという意趣返しで視聴者を戦慄させた。


境界戦機

メイレスビャクチ

固有名は「200mm戦闘抗射出機」。最終決戦仕様において、左腕に装備した。


ゴウヨウカスタム

固有名は「アームパイル」。初期装備から、左腕に装備していた。


地球防衛企業ダイ・ガード

主役機のダイ・ガードが装備する。物語が進むにつれて3段階に強化される。

固有名はそれぞれ「ノットバスター」「ノットパニッシャー」「グレートノットパニッシャー」。

作中に登場する怪物「ヘテロダイン」の弱点であるフラクタル・ノットと呼ばれる部分を確実に破壊する為に開発された「対フラクタル・ノット兵器」と称される装備。

民間企業保有である為の制約からか、炸薬式ではなく高速回転動力とギアによって射出力を得ている(ダイ・ガードは銃火器の類を一切持っておらず、唯一ネットを射出する装備でのみ火薬の使用が見られる程度である)。

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇では本機のメインパイロットの赤木俊介が前述のベルゼルガのパイルバンカーを見てノットバスターと勘違いするシナリオがある。


アーマードコアシリーズ

3』以降、「射突式ブレード」の名で登場。

リーチがほとんど皆無に等しく、攻撃までに「溜め」時間がある。更に同作品のレーザーブレードには存在する、ある程度の自動ホーミングすら存在しない。

V』からは杭の先端に付けたHEAT弾を直接叩き込む「ヒートパイル」が登場し、最も威力が高いタイプでは総ダメージ5万越えのものもある。

ACⅥ』においてはゲームシステム・作中設定の両面に「動的防弾制御」という概念が追加され、ACによる近接射撃及び格闘戦の実用性・重要度が増加。パイルバンカーも従来作より格段に操作性が高まった上に弾数無制限、チャージの有無によって攻撃性能が変化するなど自由度の高い仕様になった。

今作ではPB-033M ASHMEADが唯一の機種であり、看板機体「ナイトフォール」の装備としてシリーズ初のハイエンドCG化を果たし、作品発表初期から数多くの傭兵達を興奮せしめた。

以上の理由から非常に扱いにくいが、一撃の威力は規格外というロマン駄々漏れすぎる武器(しかも作品によっては多段ヒットする為、総威力は桁違いと成る)。


ファンからの愛称はとっつき


機甲兵団J-PHOENIXシリーズ

豊富に存在する近接兵器のカテゴリーで登場し、通常のパイルバンカーの他にEN属性の2種が存在する。

アーマード・コアと比べると多段ヒットしない(あくまでも敵1機につきで、攻撃範囲ならば複数の敵機にヒットする)ため威力が低いものの、技前モーションが早い上に攻撃移行するとレンジ内の敵を捕縛する効果を付与されており、他の敵からモーションを崩されない限り確実に攻撃を通せると、格ゲー投げ技めいた性能に成っている。

また『バーストタクティクス』以降の同シリーズは、HPを外装と内装の2種に細分化され、パイルバンカーは内装HP攻撃に特化した武装となり、そのダメージは一撃で8~9割を奪うのは当たり前の破壊力になっている。

その為ロマンは控え目だが扱い易いと、パイルバンカーでは異質な性能となっている。


R-TYPEシリーズ

ケンロクエン等のR-9DP系列機に搭載され、「パイルバンカー」「パイルバンカー帯電式」「パイルバンカー帯電式H型」の名で登場。

強力だがリーチは短い。というか戦闘機で接近戦とか公式が病気の域。

もちろんロマン武器。因みにパイルバンカー帯電式は、射出速度の速さ故に

空気中の微粒子との摩擦が起きて静電気が発生する為にこの様な名が付いている。

シミュレーションゲームR-TYPE TACTICSでもその威力の高さは健在で、リーチの短さや母機の移動力の低さ等の制約はあるものの、戦艦クラスの大型ユニットを一撃で葬り去る程の威力を秘めている。


ボーダーブレイク

「アームパイク」「ヘヴィパイク」「ラベージパイク」の名前で登場。

「~エアバースト」より支給されている重火力兵装の補助武器。

非常に重い、攻撃判定は狭い、使用にはチャージが必要、チャージし過ぎるとオーバーヒートしてしまい、一定時間使えなく成ってしまうといった特徴を持つ、かなり癖の強い扱いにくい武器。

しかし、上位モデルのチャージ攻撃は、最上級の装甲を持つ機体や頑丈な施設でさえも一撃で大破させる桁違いの威力を持つ、例によっての浪漫武器である。


ガサラキ

「アルムブラスト」「ブラストロッド」の名前で登場。

壱七式戦術甲冑雷電及び壱七式改戦術甲冑震電に搭載。

正確には杭により物理的に破壊するパイルバンカーとは異なり、杭状のアンカーから気体爆薬を噴出させ、点火する事で断続的に爆発を起こして目標を破砕する。

爆薬の噴出パターンや噴出量、点火時期などを調整する事で様々な用途に使用出来る。

脚部下部に搭載されたものはアンカーを接地面に突き刺して使用する事で構造物を破壊しての侵入路の形成や掘削して塹壕作成を行う事が出来る。

目標の破壊以外にウィンチでの上昇時に使用する事でジャンプする様に壁面を蹴り上げる事も出来る。

膝部に搭載されたものは格闘に使用する他に、相手に突き刺して燃料電池に使用する液体酸素を噴出して凍結させる事も可能。

イレギュラーな使用方法としては、空中での姿勢制御や脚部破損時に移動手段として使用している。

ブラストロッドは外装式のアルムブラストで、パンツァーファウスト型の本体を腕部に装着し、背部の燃料電池(壱七式改型)と有線で接続して使用する。

本体に格納された杭を伸ばし気体爆薬を噴出・点火する事で使用する。

障害物の除去以外に暴徒などを衝撃で無力化する低殺傷兵器として使用されている。

F-22ラプターとの交戦の際には大量の機体爆薬を空中に散布して点火する事で目くらましとして使用している。


バルドシリーズ

作品によって扱いの差が激しいのだが、概ね共通しているのは「出が遅い」「単発威力・装甲破壊値が大きい」「コンボ補正が緩い」と言った特徴である。大ダメージを狙うなら決して悪い武装ではないが、下手に雑魚相手に使うとタコ殴りにされかねないのでボス向け。

また、フォースクラッシュ(所謂超必殺技)には相手を掴んだままブースターを噴かせ猛スピードで壁に激突する瞬間に杭を打ち出すタイラントブレイカー、相手を打ち上げた後に真上に構え相手の重力落下を利用するインペリアルストライク(その強化版:インペリアルファイナル)な総じてコンボ構成が難しくハイリスクハイリターンなパイルバンカーのロマンを極めた武装も登場する。


メタルギアソリッドV

登場メカの一つ「メタルギア・サヘラントロプス」に搭載されている。

右腕部に装備されており格闘戦を想定した武装であるが劇中で使用された事は一切無く実質ただのお飾り程度という不遇な扱いを受けている。


Robotics;Notes

ミスター・プレアデスこと日高昴の持つホビーロボットが装備している。

彼は単語の最後を伸ばさず発音する癖がある為「パイルバンカ」と発音する。

本機体には切り札として両腕にパイルバンカーを装備している。

設計に関してロマンよりも合理性や現実的な実現性を優先する彼にしては珍しいロマン武装だが、これはリアルロボット好きな彼が上記のボトムズのフォロワーでもある為(また後述する様にホビーロボットの大会で飛び道具を使う訳にはいかないが火力を用意したいという事情もあると思われる)。

トルク重視な設計で杭を打ち出すパワーを稼ぎ、長く設計された腕と上半身の捻りにより、射出距離は9.2ff、杭の到達速度は0.0325秒という高速度に達する。

そして物語のクライマックスではもう一機、パイルバンカーを装備したロボットが登場し、主人公たちの切り札となる。

どちらのロボットも立場上飛び道具を使う訳にはいかない者達が用意出来る最大火力を誇る武装として登場している。

尤もM45の方は障害物を粉砕するなど劇中ではかなりの高威力を発揮しており、ホビーロボットには過ぎた凶器な気もするが。


ビッグオー

主役機「ビッグオー」の代名詞とも言える必殺武器。その機構は「パイルバンカー・パンチ」と言い換えれば分かりやすい。

両腕に内蔵されたストライク・パイルを使い杭打ちの要領で拳打と共に急速に圧縮空気を叩き込む。

頑強な装甲をも貫通してしまうほど凄まじく、衝撃波のみを飛ばして遠くの標的を攻撃すると言った応用も可能。

あくまで杭そのものは攻撃の途中経過でしかないので、一般的なパイルバンカーとは趣旨が違う。


ZOIDSゾイド

カスタマイズパーツとして『パイルバンカーユニット』があり、主にレブラプターが搭載できる。

アニメ1作目ではゴドスが装着しており、また上述の実在の重機よろしく土木工事にも使われている。

デフォルトでパイルバンカーを搭載している機体はムラサメライガーで、地面に打ち込んで急激な方向転換を行える他、攻撃にも使えるとされており、ボトムズで言えばパイルバンカーとターンピックの性質を兼ね備えた装備と言える。

前述の通り、本来パイルバンカーは実用性の無い武器だが、マッドサンダーのドリル・マグネーザーが曲がっても再生可能とされており、更にパイルバンカーを装備する代表的なゾイドであるレブラプターも高い生命力で損傷を自己修復できる為、多少曲がっても再生する事で問題点を克服しているのかもしれない


フロントミッションシリーズ

格闘武器カテゴリの一つとして「3rd」から登場。他2種の格闘武器(ナックルとロッド)の衝撃属性とは違い貫通属性を持っている為、格闘特化機体にそれらと併せて装備し、相手の属性耐性に応じて使用する武器を変える事で効果的にダメージを与えられる。

「4th」のオープニングムービーでは敵機体を一撃で沈黙させるシーンがあり、他作品と同様のハイパワーなイメージが湧くが、実際のゲーム内でのスペックはシリーズを通して「威力と命中率のバランスが良い」というかなり堅実な武器である。


巨大ロボット以外

ONEPIECE

首領クリークが使用。

の中に仕込んだ、パイルバンカーでを薙ぎ払う。


ファイナルファンタジー7

バレットの装備武器として登場

神羅ビル2階のアイテム屋の奥の左の宝箱から入手可能。

ただし、手に入るのはメテオ後の2回目であり、序盤の1回目の段階では入手出来ない。

余談、もう1つの宝箱にはマスターフィスト(ティファ専用)がある


月姫

「第七聖典」の名前で登場。シエルが所有する武器の1つ。

当人の身の丈ほどの大きさがあり、死徒を内在する『再生』と『転生』の概念ごと相手を打ち砕き、二度と復活出来ない様にしてしまう、対死徒用概念兵装。

メルティブラッドでも超必殺技(アークドライブ)として設定されている。


MELTY BLOOD

リーズバイフェが、シエルと同じ「聖堂教会」に属する聖女で、「正式外典ガマリエル」というパイルバンカー型の“聖槍(鍵槍)”を武器とする。形状はベルゼルガのものに近い。

コントラバスの様な形をしているが、第七聖典と同じ対死徒用概念兵装であり、清らかな音律をもって邪なるもの全てを浄化する力を持つ“魔を弾く城塞”。

よって本来はそこから発せられる音律が最大の能力なのだが、武器としては専ら盾の付いたパイルバンカーという扱い。

あと本人のパンチ力が「2t」(最高記録16t)とか、身体能力も人間離れしている為、物理的な破壊力も相当なものとなっている。


アルカナハートシリーズ

ゼニア・ヴァロフがイディナローク(ロシア語で一角獣)という名前のパイルバンカーを使用。非戦闘時はヴァイオリンのケースに偽装している。

全ッ然ハートフルじゃないが、気にしてはいけない。


爆竜戦隊アバレンジャー

本作のブルー戦士アバレブルーの専用武器「トリケラバンカー」として登場。トリケラトプスを模したと一体型になっている。

突き刺した敵を遠心力で投げ飛ばす「トリケラローリングフィニッシュ」が必殺技。

他メンバーのダイノウェポンと合体させる事で、必殺武器「ダイノボンバー」が完成する。


モンスターハンターシリーズ

本シリーズでは多くの武器が実装されているが、その中でチャージアックス穿龍棍ガンランスヘビィボウガンの4種に搭載されている。

チャージアックスはモンスターハンター4で初登場した大きな、それらを合体させたの2つの形態を使い分けられる武器。

無印までは可変機構を活かした武器という事だけであったが、アッパーバージョンである4Gにおいて、剣形態に盾での攻撃が追加され、その攻撃モーションは炸薬機構を作動させて盾の打突部を打ち付けるものとなっている。

更にそこからこの武器の最大の大技である高出力属性解放斬りに繋ぐ事が出来る。

まさに浪漫に浪漫を重ねた武器として仕上がったのである。

ヘビィボウガンではXXにて追加された専用狩技「射突型裂孔弾」が該当。

ヘビィボウガンを中折れにし、弾射出機構が備わるストック側に、切断属性を持つ、ハンターの背丈程もある巨大な鉄杭を装填。装薬の炸裂で射出圧縮と杭の赤熱を起こして鉄杭の威力を増幅させ、最後にボウガン本体の機構を用いて弾を撃つように射突させて攻撃する。

しかし防御力の低いガンナー装備&短射程&隙が大きいとリスキーだが、威力は絶大。

穿龍棍はオンラインゲームモンスターハンターフロンティアに登場する。

一言で言えば「パイルバンカーを内蔵したトンファーという此方も浪漫に浪漫を重ねた様なものである。

扱うにはG級昇格という最大関門を超えなければならないが、その性能は「モンハンの世界でデビルメイクライをやっている様なもの」という感想を抱く程の強力武器種である。

トンファーと聞いて真っ先に思い浮かべるであろうアレもモーションとして組み込まれている。(※ただしドロップキック)

ガンランスは武器自体はモンスターハンター2から登場。

モンスターハンターワールドで登場したものには新しい攻撃が追加されている。

その攻撃が、コンボの最終段で『竜杭砲(りゅうこうほう)』として金属の杭を炸薬で発射し、直撃と同時に相手に突き刺さり、時間経過で炸裂してダメージを与えるというもの。

ただし弾数は一発のみであり、再び使うには弾薬と共に装填作業を行う必要がある。


ロックマン11

パイルマンが両腕のパイルによる高速突進を行う。撃破後に入手できる特殊武器「パイルドライブ」はパイルと化した右腕を突き出し、猛ダッシュしながら強力な突貫攻撃を繰り出す。


アトリエシリーズ

メルルのアトリエ』でライアス・フォールケンが籠手に仕込まれた小型パイルバンカーを武器として使用。

また、『シャリーのアトリエ』ではミルカ・クロッツェが銃型のパイルバンカーをメイン武器にしている。

両作ともMPを消費するスキルで敵の待ち時間を押し戻す効果を持ち、ミルカの一部の技に至ってはファンネルさながらに多方向から敵を攻撃する演出もある。


ソード・ワールド2.0

サプリメント「ウィザーズトゥーム」にて魔動機術(マギテック技能)に「パイルシューター」「オメガシューター」が追加された。

マギスフィアを変形させ、高威力のクサビ(刃武器扱い)、または鉄球(打撃武器扱い)を撃ち出す事が出来る。

全ての戦士系技能で命中判定を行えるが、飛距離は無いため近接攻撃専用。

撃ち出せるのは、魔法一回につき一度だけである


ナイトウィザード

2ndにて箒用オプションパーツ「ヴラドシステム」として登場。

射撃攻撃タイプの箒に装着可能で、通常では攻撃できない射程0Sq(同一マス)に攻撃可能となるが、攻撃判定の達成値が少し引かれてしまう。

サプリメントで登場した「パニッシャーパイル」を更に使用する事で達成値を足し、属性を変更する事が出来る


Bloodborne

ヤーナム旧市街にいる古狩人・デュラの愛用武器「パイルハンマー」が該当。

工房の異端「火薬庫」の手になる異形の仕掛け武器。デュラを倒すか彼と和解する事により狩人も購入、使用が可能。

アーマードコアと同じフロムソフトウェアのゲームという事も有ってか、やはりとっつきの愛称で親しまれている。

変形前はリーチの短めな片手剣として扱い、変形後は刃先による刺突攻撃を行うがこの武器の真価は変形後の溜め攻撃である

溜めに3秒近く掛かり、リーチも短く、発射後は変形前に戻ってしまうものの正に一撃必殺の破壊力を誇り、大抵のモブ敵やオンラインでの敵対プレイヤーは即死させ、ボスでさえHPをゴッソリ削り取る威力と、正にとっつきの愛称に恥じない浪漫武器である。

そもそもこのゲームの武器の多くは開発者の哲学、使用者の満足感、または自分が人間である事を確認することを目的に、実用性を度外視して凝った仕掛けが施されているのだが、この武器はその中でも変わり種として扱われている。

変わった使い方としてヒートパイルと言う運用方法がある。油壺をぶつけた敵に炎派生にしたパイルハンマーで変形タメR2を当てる事で高火力を叩き出すと言ったもの。これによる攻撃はボスの弱点などに上手く当てさえすれば想像を絶するダメージを叩き出す。

以下はゲーム中での説明文。

複雑な機構により、ごく太い杭を叩きつける用に打ち出す

一撃必殺の武器であり、隙も大きく、使用難度は高い

もっとも、その使い難さこそが「火薬庫」の所以であるようだ


御城プロジェクト(旧版)

丸亀城の両腕に装備する石垣の先端部から杭が飛び出す様に成っている。そして必殺技がその名も蓬莱パイルバンカー。広い攻撃範囲と高い能力値で戦場全域の敵に大ダメージを与えるという圧倒的効果。REでは別の技に変更された。


フラワーナイトガール

スノードロップがパイルバンカーに似た装備をする。

ファンタジーな武器を使用する花騎士(キャラクター)が多い中、異彩を放っている。スキル「サテライトフラワーカノン」はバンカーで地面を抉った後、大量の花弁を召喚し空からビームを放ち、敵全体に通常攻撃の2.2倍のダメージを与える。演出も非常に派手。


仮面ライダービルド

仮面ライダークローズチャージ仮面ライダーグリスの2人が使用する武器「ツインブレイカー」として登場。

2種類のモードが存在し、パイルバンカーの形状をしたアタックモードは杭部分のレイジングパレルを高速回転させる事で打撃攻撃を繰り出し、二連装ビームガンの形状をしたビームモードは砲身のレイジングビーマーからビーム・エネルギー散弾を放射する。どちらのモードもフルボトルスクラッシュゼリー等を装填して必殺技を発動する事が可能で、装填した本数や種類によって繰り出される必殺技も変化する。


Fate/GrandOrder

サーヴァントの1人、ダ・ヴィンチちゃんがEX技として使用する。

上記で述べたビッグオーと同じ要領で拳打と共に急速に圧縮空気を叩き込む。

また最近ではメリュジーヌが剣をパイルバンカー代わりに使用した攻撃を行う様に成った。


新世紀エヴァンゲリオン

使徒サキエルが「光のパイル」という名義で掌から放たれる光の槍。国連軍の重戦闘機や、EVA初号機の右目を貫いた。なおこの名称はセガサターン用ゲームソフト『スーパーロボット大戦F』が初出である。


遠距離型のパイルバンカー

パイルバンカーの破壊力はそのままに、杭を撃ちっぱなしにする事で遠距離攻撃を行うタイプ。

相手を串刺しにする威力があるが、連射が効かない事が多い。


前述の通り、元祖ベルゼルガも杭を飛び道具として放つシーンがある(ただし作中では避けられており、威力の程は定かではない)。

「必殺の近接武器」のイメージが後出の作品によって付けられたものであることを考えると、飛び道具としてのパイルバンカーはある種の先祖返りと言えるだろう。


GetRide!アムドライバー

スパイラルバンカー「ブリューナク」という、片腕に装備して運用されるパイルバンカータイプの重武装。

パイルを撃ち込む等の近接戦と、パイル部分を飛ばす遠距離戦をこなす事ができる。

劇中では主にダークタフトチームが運用している事が多い。


アクセル・ワールド

黛拓武が使用しているデュエルアバターシアン・パイル」が、初期武装として強化外装「パイル・ドライバー(杭打ち機)」を装備している。

杭が飛び出るという特性からリーチの長い攻撃が出来る他、必殺技もパイル・ドライバーからプラズマ(アニメでは長い杭)を発射する「ライトニング・シアン・スパイク」など遠距離系の技が多いのが特徴。

ただしシアン・パイル自体の属性は近接型であり、「近接型でありながら、相性の悪い遠距離武器を持って産まれたアバター」という大きな矛盾を持った存在に成ってしまっている。

また、数少ない近接型必殺技「スパイラル・グラビティ・ドライバー」も威力自体は強力ながらもほぼ真下にしか撃てないという弱点を抱えており、更には原作1巻で(相手の相性と使い方が悪かったとはいえ)レベルが3つも下のシルバー・クロウにトドメをさす事が出来ず、挙げ句の果てにはアニメ放映時のTwitter実況で作者本人からもネタにされてしまった。以上の経緯からファンからは「SGD」の愛称で「ネタ必殺技」として扱われることが多い。


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

特殊な金属でできた巨大な杭を超高速で発射する電磁投射砲「ダインスレイヴ」が登場。


deadspace

武器の一つ「JavelinGun」が該当。本来は杭を打ち込む為の工具だが、作中においてはモンスターに対して武器として使用する。


進撃の巨人

強敵の鎧の巨人の装甲を貫くという目標の元「雷槍」が開発された。

炸薬入りの杭を発射し、相手を貫いて内部で起爆する事によりダメージを与える。

威力はあるが、自爆のリスクが付きまとう。

剣で戦っていた調査兵団にとっては貴重な「巨人にダメージを与えられる、持ち運べる飛び道具」でもあり、後に対人において大砲の破壊などにも転用されている。


武器以外のパイルバンカー

ギルティギアシリーズ

スレイヤーの必殺技として、素手で繰り出す「パイルバンカー」が存在する(画像はその前動作にあたる『D(ダンディー)ステップ』)。

「Dステップ」で素早く後退した後、元居た位置に戻る勢いを活かして強烈なパンチをお見舞いするというもの。

ノーゲージで出せる単発打撃技としてはシリーズ屈指の攻撃力を誇り、またカウンターヒットした際のリターンも絶大。判定も見た目以上に上下に広く、下手な空中攻撃や低姿勢攻撃さえもガンガン潰す。

加えて、前動作に当たる「Dステップ」は出だしにバックステップよろしく対打撃無敵が存在する関係上、相手の攻撃を避けて理不尽なカウンターを叩き込めるというのも、この技の魅力であり相手から見れば恐ろしい部分。

逆にガードされた際は甚大な隙を晒し、手痛い反撃が待っている。文字通りハイリスクハイリターンな技であり、スレイヤーの主力ダメージソースにして彼を象徴する技の一つとなっている。

「Dステップ」は「アクセントコア」において相手の背後に回り込む動作、そして「パイルバンカー」にもテンションゲージを消費する代わりにガードされても隙が無い強化版が追加された為、より相手に与えるプレッシャーが増した。


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    鈍色の海8

    (あとがき) えー、8話目ですよ。 境界戦記、二話目も面白いですね。 無人機と有人機の違いも見えてきて、すげーなと。 これ、化けるんじゃないかなあ。 あとはホバー移動ユニットがついてくれれば。 1/72と1/48にそう言うパーツなさそうなんで、バンダイのMS改造パーツを買ってきて付けるかねえ。 四国から海面移動とかやると面白そうなんだけど。 だって絶対本四連絡橋とか落とされそうじゃん。 で、船使って海路移動ってありだと思うんですけどねえ。 あと、スパロボDDでぜひボトムズとの共演を。 レイズナーでも可。 1/48ならR3で模型が出ているから、絡ませられそうだし。 それでは今回の良く分からない用語解説を。 今回は先行公開情報もあるでよ。 蔭洲升町の入り口に罹っていた看板 「人魚と暮らす街」という文言や、人魚をモチーフにしたゆるキャラ「魚人ちゃん」がいたそうな。 なお、魚人ちゃんの姿は、変形途中のポニョみたいなものである。 微妙な怖さが人気だとか。 Nio ヘビィクラス機甲兵。潜水時の水圧に耐えるため、大型の機体となっている。 武装は後付けの魚雷ポッドを装備。後は格闘戦のみである。 扱い易い機体なので、Tauchkäferから乗り換える兵士もいる。 ZERBEUS TSI-GTE 多分最後の方で出てくるミッド級機甲兵。 ウォーターホール突入作戦用に波照間前線基地のメカマン達がチューンした機体。 原型はSchicksalshundブルーバージョン。 蔭洲升町の神社跡に残されていた銛をパイルバンカーに転用している。 なお、テスタロッサではないので、地を割き海を割り全てを生み出す様なことはない。 これに乗り換えたら主人公は多分最後までこれに乗る。 脚部にジェットローラーダッシュを装備。 新型ミッドマシンガン(弾薬用に対人魚用法儀礼プリント装備)で武装。 Schicksalshund RoseStack Hundと同様にウォーターホール突入作戦及びその後の秩序維持のために作成された新型ミッド級機甲兵。 グリーン、ブルー、レッドの3バージョンがある。 グリーンは一般向けで、オプション装備はRoseStack Hundと共用。 ブルーは接近戦に特に強化された機体で、左肩のパイルバンカー一体型の盾が特長。 レッドは背部に背負ったキャノン砲が特長。支援砲撃用に強化されている。 いずれも生産は始まったばかりだが、RoseStack Hundは航空支援可能な機甲兵、Schicksalshundシリーズは地上展開用として棲み分けをすることになる。 塩の道 与那国島から尖閣諸島のウォーターホールまで続く、岩塩で出来た道。 「鈍色の海9」以降で登場予定。 以後はこの道をいかに安全に通行できるようにするかが石垣島基地の課題となる。 沖縄基地はそちらを石垣島基地に任せ、Kampfpuppenによる基地整備に注力することになる。 ウォーターホールの主が作り出した可能性がある。 沖縄基地 世界初のKampfpuppenオンリーの軍事基地。 人間は一名だけ配置される。 指揮官・提督という扱いだが、実際は人魚への人身御供である。 当人にそれは伝えないが。 Kampfpuppenと人魚の間で戦闘という儀式を行い、人魚が勝った場合は提督を海中に連れていくことになる。 V2 この呼称で呼ばれる、ずんぐりむっくりの機甲兵。 全ての機甲兵の祖と言われる機体であり、機体中央のVVと重ねた標記が特長。 機甲兵の戦闘データはすべてこの機体に蓄積される。 大出力ジェネレーターから放出されるアーク放電や拳と蹴りだけで十分な戦力になる。 鈍色の海では、神社庁に鎮座したこの機体が最後に現れる予定。 (次回予告) 時代は撓みに撓み、そして、放たれた。 怒濤とは正にこれ。 疾風とは正にこれ。 尖閣諸島近海を荒れ狂う狂気と殺戮。 因習も伝統も火に焼かれ、波に飲まれ、過去へと流される土砂流。 悲劇は堆積され、歴史となり、神話となる。 次回「肉迫」。 機甲兵は、歴史の裂け目に打ち込まれた楔。 ※こんなこと書いてますが正直何も思い付いてません。さて、他のシリーズの続きを考えないと( 一一)
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    鈍色の海・4

    (あとがき) えー、4話目ですよ。 ようやくSAUラスト4話の流れが決まったので、こっちも進捗あるのみです。 結果、相互に「こうすりゃ良いんじゃね?」的なヒントも出まくった次第。 やっぱり煮詰まった際は、色々本を読み直した方が良いですな。 それはそれとして、漸くお目見えしたパイルバンカーであります。 まさかの必殺兵器になるとは思いませんでしたが、マシンガンが通じないなら、最後は鈍器だよなあと思うところ。 機甲兵のデザインもちょいと増やすかも。 Wohlwollender Hundだけだと代わり映えがしないし、何より今模型がそう易々と入手できんのですよ、マーシィドッグ。 困ったことに。 なので、ちょいとヘキサギア辺りから持ってこようか考え中。 それでは今日のよくわからない用語解説を アーマーマグナム 正式名称「バハウザー GMA 571」、通称名はアーマーマグナム。装弾数は3+1発、グリップに2発の予備弾を確保できる。 パイルバンカーの配備と合わせ「対人魚用ライフル兼パイルバンカー「HR-SAT」の再評価が行われると、それに合わせ、機甲兵乗りに支給されることになった、新型正式拳銃。 口径は20ミリ。対人魚用ライフルと同じ口径弾を使用する。故に反動も大きく、使用には慣れが必要。 当たり所が良ければC級も一発で撃破可能だが、上級の人魚への対応はこれでも難しい。 Heller Stein 波照間前線基地のメカマン長。Kampfpuppenの中でも工作に特化した性能を誇る。 機甲兵のみならずKampfpuppenの整備も実施する。 ただ、本人は戦地に出ることはない。 流石に戦線で支援できるほど器用ではないのだ。 その代わり、波照間前線基地にある過去の機材を用いて、色々な装備を作る。 Wohlwollender Hund専用パイルバンカー 右用と左用がある。右用はゾイドのパイルバンカーを流用、左用は寿屋MGSのギガントアームズのオプションパーツを転用。 なお、これを本気で使おうとすると、機甲兵の大改造が必要になるかも。 火薬でぶっ放すので、結構な衝撃がコクピットに来る。 深海神殿 さりげに今日のSAU47の「さびいろのうみ」に前出しで登場。 ここで審査に撥ねられるた人間はC級の船首像とかに転用される。 そのうちジンメンメタルビーストも出てくるかもしれない。 何を祀っているかは最終回くらいでわかるかなあ? (次回予告) 人は、戦場に何を求める。 ある者は、ただその日の糧のため、引き金を引く。 ある者は、記憶を思い出すために女に会おうとする。 また、ある者は、実りなき野心のために、硝煙と死臭にまみれる。 雨は汚れた大地をみそぎ、流れとなり、川となって常に大海をめざす。 次回「遡行」。 人は流れに逆らい、そして力尽きて流される。 ※こんなこと書いてますが正直何も思い付いてません。さて、SAUの続きを本当に考えないと( 一一)
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    鈍色の町0

    (あとがき) 「鈍色の海」の後の話をちらっと。 レーティングバトルの話を「鈍色の海」の方でちょいと書いたんですが、あっちは海上戦闘の話なんで、レーティングバトルメインには出来ないよなあと思い、こんな話を思い付いた次第。 こっちは「鈍色の海」のネタバレを多量に含んでいるので、箸休め的に書く予定です。 基本はレーティングバトル会場をドサ回りする機甲兵乗りのお話で、そこに新型機甲兵開発の話も絡むというスタイルです。 ヒントになったのは、沖縄の闘牛ですね。 それと土佐の闘犬。 あれ、地元の人は熱狂するし、観光資源でもあるので、町も力入れているんですわ。 「沖縄 闘牛場」で引くと、会場が出てきます。 あとはS・マックイーン主演の「ジュニア・ボナー」という名作です。 ひたすら地味な世界観ですが、変化していくアメリカ西部の空気感を捉えた名作ですので、ぜひ見ていただければ。 それではこのシリーズ恒例のよくわからない解説を 人間と人魚の戦争 拙作「鈍色の海」の話のこと。 結局人間は負けたそうな。 人魚 人間にも化けるらしい。そこかしこで暮らしているとのこと。 最近は政治にも進出しているとか。 レーティングバトル 要はバトリング。あぶれた機甲兵同士が町中の闘技場で剣闘士の如く戦う。 当然賭けも発生する。英雄は常に1.0倍。対抗者は戦歴によって掛け率は上下する。 レーティングバトラー この時代に機甲兵同士でレーティングバトルを行う人間の総称。 中味はピンキリ。マッチメイクは闘技場管理者が基本的には実施する。 闘技場 この時代の各町に設置された機甲兵達のたまり場。 整備場も併設されている。 都市部は賑わうが、地方の闘技場は結構寂れている。 Hund使い 機甲兵パイロットの呼び名の一つ。 Hund系と呼ばれる機甲兵を好んで使う。 Hund系はそれこそ大量生産され、民間への払い下げも進んでいるので、レーティングバトル参加者も使うことが多い。 警察や土木工事、畑仕事、渡し舟の動力代わりにも利用されている。 Nio ヘビィ級機甲兵の一つ。 大戦後、ほとんどは復興工事や開発現場に回されたが、一部はレーティングバトルにも回された。 重装甲とパワーで押し切る戦闘が魅力となっている。 Verrückter Krieger ヘビィ級機甲兵として、大戦後期に開発された機体。 左肩に備えた大型の盾と、盾に内蔵されたパイルバンカーが特長。 操作にコツがいるが、慣れるとこの機体以外には乗れなくなる魅力がある。 主人公が乗るのもこの機体のレーティングバトル用カスタマイズ機である。 ストーリー レーティングバトル用の隠語。筋書きに沿った試合を行う。 勝利者がどちらになるかは最初から決まっており、それを踏まえた展開を行う。 高度な殺陣を要求されることもあるので、戦闘巧者同士でやる場合には見ごたえがあるという評判である。 セメント レーティングバトル用の隠語。ガチの戦闘を行う。 実弾ありなので、流れ弾で観客が犠牲になることもあるとか。 なので、セメントを行う場合は、事前に警察に届け出ることや会場に観客保護の設備を設置することが求められる。 これを理解しない若いレーティングバトラーが最近増加傾向にあるのが、地元警察の悩みの種である。 英雄 各町に最低一人はいる、レーティングバトルのチャンビオン。 マッチメーカーや警察と結託して、流れのレーティングバトラーをカモる者もいるという。 特に都市部の興行でそういう英雄が出てきているという話である。 Schicksalsシリーズ RoseStack Hundとは別ラインで開発されていた新型機甲兵。 ブルーバージョンは近接戦闘用に強化、レッドバージョンは支援砲撃用に強化、グリーンバージョンは総合性能アップを図った。 ミッションディスクの製造が大戦末期になったことから、数はそれほど出ていない。 第二次尖閣諸島突入作戦で、投入されたらしい。 左腕にクローをつけた青い機甲兵 これまでとは一線を画す機体。 敏捷性が段違いで、左腕のクローでC級を屠ることが可能。 但し、中の人間にも相応の体力を要求する。
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    鈍色の海・5

    (あとがき) えー、5話目ですよ。 こっちの方が制約少ない分思い付くのは楽なんですよ。 他のシリーズと違ってデウスエキスマキナがない分、救いもないですが。 それと、主人公の爺さん凄いですね。 何度も人魚を追い返していたそうです。 きっと、新ゲッターロボの早乙女博士とか、チェンジ真ゲッターロボ地球最後の日の早乙女博士みたいな人に違いない。 一緒の船で漁をしていた人の中には、きっと「目だ、耳だ、鼻!」の人もいたことでしょう。 なお、本編にそんな方々は出てきません。残念ながら。 いたらもっと戦いも楽に進むのですけどね。ゲッター鎮守府とかそんな感じで。 代わりに配属された艦娘達がみんな石川賢作画の顔になるので、色気も何もあったものじゃなくなりますが。 それと、おまけの話はmurasameさんの前回のコメントよりの閃きです。 本編では出せませんが、この話のCMである「さびいろのうみ」なら出せるな、となりました。 いやね、本編で独神なんてだしたら、纏まる話が壊れるじゃないですか。 なので、CM版での扱いとしましたよ。 なお、テーマソングは「ミソジドクシンオーのテーマ」だそうです。 それでは今回の良く分からない用語解説を。 祖父の日記 菱沼太郎曹長の私物。 祖父が人魚をいかに撃退したかの記録である。巻末には「人魚に関する伝承」が資料として掲載されている。 太郎の持つ祖父の日記全てにこの巻末資料が同じ内容で掲載されている。 中には人魚に関わったものの末路も掲載されているそうな。 太郎の祖父 イメージCVは有本欽隆さんか、麦人さん。因みに麦人さん、何の因果かヤマトⅢで「ダゴン」って将軍演じているんですよ。びっくり( ゚Д゚) 昔一緒に遊んだ子。 後の上級兵士。既にリーチである。 なお、手配書も各方面の人魚に出回っている。 太郎の故郷の漁村 三か月前に津波で焼失。インスマス村かもしんない。 大陸消失理由 海底油田掘削中に抗議に現れた人魚の首を刎ねようとしたので、ゴビ砂漠まで海岸線が下がることになった。 駐在員たちも沈んだという。 ウォーターホールの現状。 半島がちょっかいを出してカウンター待ち。日本は第二次侵攻作戦準備中。アメリカは様子見。 東京湾海戦 尖閣諸島突入作戦の半年前に起きた海戦。 人魚が東京湾に入り込み、主に横須賀を攻めた。なんでもレジ袋禁止により路頭に迷った婚約者の敵討ちとして、三世議員を狙っていたとのこと。 結局三世議員はあっさり連れ去られ、その後C級の舳先に括りつけられた船首像に化けたという。 熊本天草沖海戦 天草の寒天作りを巡って、人魚と人間が決裂したことにより起きた争い。 結局寒天作りの名人が人魚側に投降したことで争いは収まった。 最初のKampfpuppen 現存していた八百比丘尼の細胞を基に作り出した5体のKampfpuppenである。 その中にSchneesturmもいた。今は各地に散らばり、戦線を指揮しているという。 RoseStack Hund 試作機RoseStack Hundαをモデルにした機甲兵。足元にホバークラフトを装備し、水上走行が可能。 ローラーダッシュ的なことができるので、作画が楽になるぞ。 部品はWohlwollender Hundとほぼ共通なので、波照間前線基地でもメンテが可能。 都市部に配備されている機甲兵とは別口でHund系の復権を狙ってメーカーが作ったものである。 Wohlwollender Hundと同様パイルバンカーを両腕に装備可能。その他の装備はWohlwollender Hundと共用できる。次回から登場予定。 RoseStack Hund用ブーストパーツ RoseStack Hundを飛ばすための装備。 単体で軽戦闘機としても使用可能。 装備させることでバルクアームβは低空飛行可能となるが、戦闘機程の軽快性はない。次回から登場予定。 エグゾフレーム RoseStack Hundや機甲兵の前段階の作業用機械として開発されたもの。 小改造で兵器への転用も可能。普段は基地の整備や荷上げ・荷下ろしに使われたり、農作業に使われたりしている。 波照間前線基地周辺に住む島民たちもこれを軽トラックの代わりに利用している。 数は多いが機甲兵と違って陸上専用であり、海上使用には向かない。 石垣島基地 第4話で襲撃を受け、再建中。 ただし、空襲への備えはあまりない。 中央本部がkampfpuppenを現地から引き上げてしまったので、外人部隊が労働力としても稼働中である。 島民たちも沖縄本島や本土に逃げ出している。 一部は離島に戻ってもいる。 波照間前線基地 石垣島基地の体制変更に伴い、都度作戦の連携を行う様中央本部より指示が出る。 但し、遊撃隊としての位置づけで構わないとのこと。 与那国基地も同様の状況。 中央本部は何かをやろうとしている、と波照間・与那国は見ている。 波照間黒糖 波照間島で採れるサトウキビから煮詰めて取り出した黒糖。 疲れに効く。前線基地の娯楽の一つ。 島バナナと合わせ、島民による生産が行われている。 最近、見慣れない服を着た客が買いに来るようになったとか。 古参の人魚 独神。歴戦の古強者だが、何年経っても番が見つからない。 えり好みしているわけじゃないのだが、相性が中々合わないらしい。 C級増加の要因でもあり、神殿としても悩みのタネ。 上級兵士の親 要はダゴンとヒュドラみたいなもん。 主人公の祖父が戦った相手もこいつらの可能性が高い。 戦えば戦うほどその血統が気に入られてしまうので、爺さん逆効果だった。 なお、波照間島周辺海域には既に親御さんの指示を受け、無数の人魚たちが潜水待機中(※深度が深いのでソナーで探知できない) A級(モデルは駆逐イ級) 魚雷型の魚の様な尖兵。キシャーと鳴く。 牙があるので、生身で挑もうものならえらいことになる。 戦争勃発後、戦いが不得手な人魚の代わりとして、魚類より採用。 B級(モデルは軽巡ト級) 三つ首のA級。これもキシャーと鳴く。 牙があるので強い。魚類より採用されたA級が進化したものと考えられている。 機甲兵で倒せるのはここら辺まで。 C級(モデルは軽巡ホ級) 魚雷艇の舳先に船首像を括り付け、大型砲台を3門保持。 船首像は、鹵獲した人間のうち神殿の審判に撥ねられたり、人魚から報復を求められた者が括り付けられている。つまりそれだけ性根が卑しい。自覚のない卑しさを持っている人もいる。 人語を話すが、当人は既に死亡しており、無理やり生かされているだけ。 見つけ次第さっさと撃沈するのが当人の供養になるそうな。 さびいろのうみ出張版 また書くかも知んない。SAU・KCUキャラによる「鈍色の海」のCMの撮影風景である。 (次回予告) 大いなる偶然が全ての始まり。 芽生えた意識は行動を、行動は情熱を生み、情熱は理想を求める。 理想はやがて、愛に行き着く。 愛はすべてに呵責なく干渉し、創造の嵐を育む。 そして、放たれた雷は誰を打つ。 次回「鈍色の海6」。 必然たりえない偶然はない。 ※こんなこと書いてますが正直何も思い付いてません。( 一一)
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    鈍色の海・3

    (あとがき) えー、3話目ですよ。 あかんのですよ。 SAUの残り4話がどうにも構成がうまくいかんす。 いやね、ある程度は組上がっているんですが、それで本当に良いのかなあという気分でして。 そんなわけで第3話が仕上がりました。 前回書いた通り、バンカーが効いた!→よっしゃ機甲兵にもつけようぜ!、という展開です。 ただ、博多基地の動きは微妙にきな臭いですわね。 前線縮小を行うわけではなく、石垣島基地を整備している様ですが、「人魚」側が舐めプしているとは思わないのでしょうか。 この世界、拙作C&Hシリーズ同様、神に見放された世界ですので、デウスエクスマキナなんて出てこないんですよ。 ありったけで行くしかないうえに、飛び道具もほとんど効かない存在相手にどう戦えばいいんでしょうね。 主人公はパイルバンカーを装備しますけど、機甲兵の装甲は紙同然ですからねえ。 そんなんで鉄板を砕くことができる人魚相手にどれだけ戦えるか、わかったものじゃありません。 射撃用兵装が使えない戦いって詰んでますわね。 そう言えばYoutubeでOBSOLITEって作品見始めたんですが、あれ、結構面白いですわ。 数の暴力でエグゾフレームが先進国と後進国の武力差を埋めていくんですけどね。 リアル感は微妙に薄いですが、まあ、こういう話も合っていいんじゃないかなと思うところです。 それにしてもやけにボトムズ感が強い話やなと思ったら、プロデューサーが高橋良輔監督でした。 なるほど、納得。 てことは、石灰石の取引自体はダミーで、きっとエグゾフレームによる闘争の果てに異能生存体を作ろうとしているな(名推理) まあ、こっちの話にはそのうち作業機械とかそういう形でエグゾフレーム出すかも。 基地内で稼働する機械って機甲兵だけじゃなくて、フォークリフトとかトラックとか本来あるわけですし。 まして、脳波操縦できる機械ってことであれば、人体の延長線で動かせるわけですからね。 農作業だってトラクター要らなくなりそう。 さて、今回のよくわからない用語解説に行きましょう。 ブラックニッカハイボール香る夜 北海道限定のブラックニッカハイボール。 Amazonでも買えるよ。 ちょっと値段は張るけど香りが良いのでお勧め。 ゴーヤとパパイヤの漬物 パパイヤの皮を炒めるとか、沖縄ではやるんですよ。 で、ゴーヤも漬物にしたりします。 多少苦みはありますが、美味しいですよ。 三枚肉の生姜焼き 三枚肉って、沖縄のスーパーでしか見かけないんですよね。 スペアリブのことなんですけど、あれ焼くとうまかったんですよ。 スーパーサンエーとかで良く売ってました。 肉の部厚さが違うんですよ。 中野学校関連の話 波照間島の歴史を紐解くと、出てきます。 ジョーカーゲームに出て来た日本のスパイって幻なんだなあとわかる話です。 米軍のレーザー兵器やレールガン 実用化試験中の兵装で、実際に米軍で試験中。 なんだけど、くっそ電力を使うので、原子力空母とか原子力発電所とか大電力を発電できる設備がないと運用は難しそう。 ガンダムのビームライフルはえらい先端技術なんだなあと、調べてみるとわかる。 アームパンチ パイルバンカー同様この世の真理の一つ。正直ATはこれがないと映えない。 当初はそこまでテレビでは出てこなかったが、スパロボではアサルトコンバット等でバンバン使っている。 かっこいいよね、あれ。 HR-SAT 対人魚用ライフル兼対人魚用パイルバンカー 機甲猟兵メロウリンクで、主役のメロウリンクが使ったバカでかくて重い対ATライフル兼パイルバンカーみたいなもん。この世の真理の一つ。 最終回では人間相手に使用した。 大塚明夫さんのデビュー作の最後があれとはなあ。 こっちの世界では、漁師たちが「人魚」と戦うために作ったとされる現地改造兵装である。 正直、「人魚」の能力を考えるとよくまあ、こんなんで小舟に乗って戦ったなあと考えるところ。 多分、その雄姿に見とれたに違いない>人魚 石垣島基地 現在整備中の人類の最前線基地(予定) 波照間前線基地は、これを人魚たちに気付かせないために哨戒行動を繰り返している。 なお、人魚たちにはこの動きはもう「ばれて」いる 機甲兵用パイルバンカー 現在検討中。 デザイン的には寿屋のMSG辺りかゾイド方面から持ってこようかと。 (次回予告) さだめ、絆、縁。 人間的な、余りにも人間的な、そんな響きはそぐわない。 火薬の臭いに導かれ、地獄の炎に照らされて、 日本の最果ての海域の一つで出会った、 60億年目のアダムとイブ。 これは、単なる偶然か。 次回「鈍色の海・4」。 衝撃のあの日から彼女の言葉が脳裏に焼き付く。 ※こんなこと書いてますが正直何も思い付いてません。さて、SAUの続きを本当に考えないと( 一一) (9/28 21:25補足) 菱沼と村人他の関係について ※まだ暫定です。 〇人魚伝説の真相 息子を拐かされて狂ったエイハブ船長が、家に挨拶に来た嫁(人魚)を銛担いで追いかけ回した話が膨らんだ、とか。 エイハブ船長は人魚を陸上で嫁さんに貰って毎回豊漁でウハウハだったけど、奥さん人魚が息子さん連れて海に帰ってから人魚ハンターになったとか。 エイハブ船長がもらった嫁さんが、実は人魚で、子供を置いて海に帰った、とか。 エイハブ船長がひろった子供がトリトン族の王子で、大きくなるとオリハルコンのナイフを持って、いるかや人魚と共にポセイドン族と戦ったとか、色々な伝承が菱沼のいた漁村に遺されていたが、津波ですべて押し流された。 真偽はいずれも不明。 〇菱沼達の解説(第1案) 菱沼:いずれ人魚への婿入りを定められた、漁師町出身の機甲兵乗り。当人に婿入りの自覚なし。 上級兵士:菱沼の婚約者。婿入りを指折り数えて待っていたが、大戦が始まったのでどうにかして迎えに行こうと画策中。 超上級兵士:うちの娘の婿入りを邪魔するとは不逞の輩め、これでも喰らえ(大津波) 菱沼の爺さん:婿入りを認めず、人魚が来るたびに追い払った。 漁村の皆さま:爺さん鉾を納めてくれないかな、と思っていた。 神主:爺さんの気持ちもわかるしなあ。弱ったなあ。 〇人魚の里に入れるものと、入れない者(第1案) クトゥルフ絡みですと菱沼さんがダゴンになれる素体で横溝さんみたいな深きものたちにしかなれないハズレ素体はきっぱり分かれます。外れ素体はC級の舳先の船首像になります。 差異条件は、1あの漁村出身、2元々人魚に見染められていること、3見染めた人魚が迎えに行くこと、4対になる命であること(基準はそのうち明らかに) 〇尖閣諸島のウォーターホールの中 別宇宙に繋がっているとも推測結果は出ているが、はっきりしない。 もしかしたら、巨大な偕老同穴かもしんない。 〇現在の戦争の状況 人魚と人間の共有地を、人間側が世代交代で経緯を忘れて我が物顔で利用を始めたので、人魚が窘めている状況。ついでにキルギスの誘拐結婚もやっている状況。 なお、「警察」「行政」「裁判所」が出てきたらヤベーイ。
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    鈍色の海9

    (あとがき) えー、9話目ですよ。 ようやく全体像が見えてきましたが、なんかこう絶望的な状況が見えてきましたね。 射撃兵器が効かない人魚相手に、人間はどう戦うんでしょうね。 コメント欄で「チェーンソーは出ないのか」と聞かれましたが、すんません、チェーンソーはかみすら殺せる武器なんで、あんなん出したら人類勝っちゃうんですよ。 あとシャークネードもどっかで出したいですが、出せるかどうかは展開次第です。 なお、ポストクレジットで出て来た衝角の正式名称は「ActiveStrikeImpactRAM」です。 通称「ASIRAM」と言いまして、カタカナにするとアサイラムです。 え、綴り違うんじゃないかって? 衝角と「銛」を関連付けるための無理くりなんで、ご容赦を。 ジェイソン・モモアみたいなごっつい人魚もいるんですが、何故か人間じゃないとこれ扱えないって代物であります。 故に菱沼曹長は狙われるという。 つまりね、彼が食っていた「魚の刺身」ってのも、まあ推して知るべし、です。 可哀想にねえ。 それでは今回の良く分からない用語解説を。 映画「丘の上のプニョ」 見染めた男の子をゲッチューするために町一つを水没させた魚人の女の子の話。 科学の力がまるで役に立たない表現が斬新だと評判になった。 神の子 インスマス顔、と呼ばれる人間のこと。 成長すると海に帰ると言われている。 菱沼曹長の従兄弟の三郎や叔父 今も元気に深海で暮らしています。家族仲も良いそうです。 菱沼の祖父 多分真ゲの早乙女博士みたいな人。お前の様な老人がいるか、と言いたくなるくらい強かった。 多分登場時のBGMは「今がその時だ」だろう。 半島 津波で沈んだそうな。残された人は海外出張などでアメリカにいた人だけだそうで。 大陸残党 住むところがなくなったので日本に移住しようとしている。 海の壁 日本海の領海線に設けられた機雷群。週一で敷設しないとどんどん爆発するそうな。 何かの刺身 そうだね、名状しがたい魚だったそうだよ。身は美味しいけど、食べて平気なのかな? 三又のトライデントを持つ屈強な男 演:ジェイソン・モモア。パンチ一発で機甲兵を粉々に砕く。でもASIRAMは使えない。 老獪な男。 演:ウィレム・デフォー。アクアマンに出た時はてっきり裏切ると思ったのに、最後まで忠義の人だった。疑ってすまん。知り合いにドルフ・ラングレンによく似た剛の者がいるそうな。 ASIRAM 地を裂き海を割り全てを生み出す衝角。テスタロッサに取り付けるとすんごいことになるぞ、きっと。 シャークネード 大陸や半島でこれが確認されたらしい。 行政機関 人間が境界線を越えて人魚に嫌がらせをしているので、警告準備中。 BGMはおそらく西部警察のオープニングテーマか盆回りになる予定。 試練の時 勇者がASIRAMかそれに類するものを翳して、蓮田か括琉を鎮める儀式。 蓮田 いあいあ。多分CVは釘宮理恵さんじゃないかな。 括琉 クリトルリトルとも呼ばれる。発音が難しいそうな。 菱沼君は魚が連れない 上級兵士「彼の食べる魚は私が獲ります。あなた方は気を利かせない様に!(ハイライトオフ)」 魚たち「御意!」 菱沼君「今日も坊主だった」 上級兵士「魚釣って来たから、捌いて食べよ、ね、太郎!」 こんな流れです。 テスタロッサ・R 多分最終回で菱沼君が乗るであろう機体。 婿入り道具とかなんとか。 これにASIRAMを取り付けることで、グレートオールドワンを相手にしても、平然とやり合える。 神社庁に安置されたV2君が歓喜することうけあい。 (次回予告) 崩れ去る信義、裏切られる愛、断ち切られる絆。 そのとき、呻きを伴って流される血。 人は、何故。 理想も愛も牙を飲み、涙を隠している。 血塗られた過去を、見通せぬ明日を、切り開くのは力のみか。 次回「鈍色の海10」。 機甲兵は、心臓に向かう折れた針。 ※こんなこと書いてますが正直何も思い付いてません。さて、他のシリーズの続きを考えないと( 一一)
  • Turbine's Mother

    Turbine's Mother Phase-8 『邂逅』

    全編に渡って戦闘パートです。会話なんて飾りです、偉い人にはそれが(ry 尻尾はオミットしています。あんなの文章で書いていたらキリがないですからね。 ハシュマルに関しては装甲も分厚いものとなっていますが、辟邪が使う装備もバ火力になっています。男のロマンが書きたかったんだよ 次回は三日月・オーガスさんによるモビルアーマーの解体ショー。そして終盤へと突入をします。ちなみに戦闘シーンに関しては今回と次回で最後になる予定です。
  • 西東京市戦役

    10メートル級の大型ロボットが本当に戦うとしたら実際どうなるのか?と、真剣に取り組んだ作品、はつか編。
  • 機械仕掛けの英雄

    機械仕掛けの英雄

    世界から化石燃料が枯渇し、五十年が経とうとしていた。  化石燃料を必要とする兵器の大半が使い物にならなくなり、訪れたひと時の平和な日々。  しかし、ギアテック社が開発した局地戦人型二足歩行兵器『ギアロイド』が開発されたのを期に世界はまた、戦乱の兆しを見せ始める。  そこでは多くの英雄が生まれ、そして死んでゆく。機械仕掛けの揺り篭の中で……
  • 短編集

    鈍色の海・7

    (あとがき) えー、7話目ですよ。 微妙に情勢が動き出しましたが、かといって解決までは程遠い状況です。 菱沼曹長の機体もマーシィドッグからバルクアームβ+ブースターパーツ005に変わった模様です。 やっぱりね、広大な海でマーシィドッグって無理があるんだよ! あれ沼地専用機体だから、海で使うと正直きっついんだよ。 そんなわけで機種更新です。 あと一回くらい機種更新やるかもしれませんけど、当面はこいつで行きます。 「境界戦記」のメイレスがホバー使用するなら、そっちを使いたいんですけどね。そちらの方が機体作るにも安いから。 バルクアームって一体5000円弱するし、ブースターパーツとかパイルバンカーとかそろえると万単位の金額かかるんですよ。 困ったもので。 メイレス、ホバー移動してくれないかなあ? それでは今回の良く分からない用語解説を。 RoseStack Hund Wohlwollender Hundに代わる主力機甲兵。 C級までは法儀礼済兵装を使用すれば交戦可能。 なお、コクピットは通気性がそれなりなので、火炎放射とかには弱いし、沈むとコクピットに水が入るのはWohlwollender Hundといっしょ。 拡張性はかなり高く、色々な特殊兵装によるカスタマイズを行う機甲兵乗りは多い。 RoseStack Hund+005 RoseStack Hundにブースターパーツを取り付けた状態。 ジャイロセンサーが内蔵され、常に水平を保つことが可能。 低空だが飛行も可能。 翼端にミサイルや増槽、大型ミサイルを装備可能。 攻撃力やスピードもアップするので、かなりの戦力アップとなる。 二式大艇(復刻版) 飛行場のない波照間前線基地や与那国前線基地に装備された、連絡・輸送・攻撃用水上機。 馬鹿でかいが戦力も半端ない。 海上自衛隊が使用している新明和US-2のご先祖様でもある。 結構な荒波でも着水、離陸が可能であり、いざという時の基地からの脱出にも用いられる。 このタイプの水上機を波照間・与那国は2機ずつ装備しており、機数を増やす計画もある。 さびいろのうみ出張版 今回はなかったが、SAUキャラによる「鈍色の海」CM撮影風景である。 が、ゆきのも上級兵士も暴走気味なので、ただのコントになりつつある。 沖縄基地 只今整備中。完成するとKampfpuppenは全てここに集約される見通し。 波照間、与那国、石垣島は切り捨てる予定。 蔭洲升町 菱沼曹長の生まれ故郷。中央には「蔭洲升町異聞」という本があるそうな。 石田大佐は中央にいた際にそれを読んだそうだ。 読み方は、わかる人はわかるよね。 陀金教 海から流れ着いた仏像「陀金様」をあがめる、蔭洲升町の中心宗教。 鈍色の海第1話冒頭で神主さんや村人が拝んでいたのもこれ。 と言うことは、村人は神主さんたちは?? 中央に新しくできた政党。 男性は魚みたいな顔。女性は絶世の美女が多い。 女性の顔はデザインがぽんかん⑧さんとかコニシさんとかがデザインしていそう。 一部松本零士デザインもいるかもしんない。 じわじわと侵食中。 (次回予告) 炎熱の海が、狂気をはらむ。 それぞれの望み、それぞれの運命。 せめぎ合う欲望と、絡み合う縁。 弾幕をくぐり抜けたとき、突然現れた一刻の安らぎ。 沈みゆく夕陽に、二つの影が重なる。 だが、思いは、切なくすれ違う。 次回「鈍色の海8」。 夜の闇が茶番を隠す。 ※こんなこと書いてますが正直何も思い付いてません。さて、他のシリーズの続きを考えないと( 一一)
  • こうなるシリーズ

    異世界で転生者が現代兵器を使うとこうなる 70

    ※この小説は、小説家になろう様及びハーメルン様にも投稿しております。
    27,952文字pixiv小説作品
  • 悪夢の種の萌芽した世界 【The Demon Seed frenzy】

    ー武装強化案ー

    パイルバンカーというロマン兵器は実際のところは実用性あるんでしょうか? ガンダムの合金で撃たれたら溜まったものでは無いと思いますけど。
  • ロボット向け妄想兵器・規格外爆鎚パイルバンカー

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    押し付けること。

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    ファイアーエムブレム~魂を継ぐ者~ 壮年期1章

    時は獅子王歴540年。リベンス大陸は五行竜の炎に包まれた! 海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体が絶滅したかに見えた。 しかし、人類は死滅していなかった。世は暴力が支配する時代になっていた!
    53,356文字pixiv小説作品

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