データ
形式番号 PTX-003-SP1
製造 マオ・インダストリー社
生産形態 改良機
全高 23.8 m
重量 99.7 t
概要
「COMPACT2」、「IMPACT」ではアナハイム・エレクトロニクスでアルトアイゼンの改修を受けて完成する。
「OG2」では大破したアルトアイゼンをマリオンが修復、改修することによって完成した。
いずれもプラン自体はキョウスケの発案だが、「OG2」ではマリオンの方針でさらに過激な改造が施されることになり、プランから変化したものになった(「OGs」では微塵も残らないレベルまで過激化したが、当のキョウスケは素晴らしいと評した)。特に総重量が凄まじいことになっており、RX-78-2ガンダムの重量約40t。(ビームライフルやシールド除く)の二倍以上でテスラ・ドライブがなければ、歩行はおろか自立出来るかどうかもわからないレベルである。
パイロットはキョウスケ・ナンブ。
開発者はマリオン・ラドム。
「リーゼ」は、ドイツ語で「巨人」という意味であり、機体名を和訳すると「クズ鉄の巨人」、あるいは(カッコよく意訳するなら)「古(いにしえ)の鉄巨人」となる。
改修コンセプトは攫われた恋人のエクセレンを救出するため、また激化するアインストシリーズとの戦闘に対応するために本来の突破力を極限まで高めようというもの。
その為にバランス面から搭載が見送られた大型パイルバンカー「リボルビング・バンカー」やヴァイスリッターから流用した大型ブースターを無理やり装備している。「COMPACT2」「IMPACT」では奇跡的な機体バランスを保っていたが、「OG」シリーズではバランスが完全崩壊してしまい、その崩れた機体バランスをテスラ・ドライブと呼ばれる浮遊飛行ユニットで無理やり整えたピーキーなじゃじゃ馬機体であり、実質的にパイロットのキョウスケ・ナンブ以外乗りこなすことのできないワンオフ専用機に仕上がった(乗り換え自体は可能)。
またテスラ・ドライブはその出力のほとんどをバランス調整に費やしてしまったため、相変わらず飛行はできない。ただし、その凄まじい推進力で「飛び上がる」ことは出来る。
その性能は他のパイロットから様々な評価を受けており、アラドからは「イチバチどころかイチキューかイチジュー」などと評価された。
パイロットに掛かる負担は想像を絶するものらしく、キョウスケはシミュレーターのGの設定を最大にして訓練した際、「(シミュレーターの)Gが軽すぎる」といっていた。あまりの凄まじさに、普通の食事をとることは推奨されない(消化のよくカロリーの高いものが推奨される)。
ちなみに「OG2」では開発、改修者のマリオン・ラドム博士の名前からマ改造と呼ばれており、これは俗に言う「魔改造」を意識したものである。他の「マ改造」と呼ばれる機体としては、ジガンスクード・ドゥロやズィーガーリオンが存在する(この2機に関してはタスク・シングウジも開発に携わっている)。
ゲーム中の性能は中途半端な性能だったアルトアイゼンが嘘のような重装甲ユニットとなる。「COMPACT2」では必殺技を持たないため援護担当が継続して適任となる一方、「IMPACT」ではエリアル・クレイモアが追加され火力が向上。MAP兵器やバリア貫通など武装面で差が出てくる。「OG」ではライン・ヴァイスリッターやフリッケライ・ガイストと合体攻撃が出せるようになった反面、EN消費が激しくなる。
欠点は装甲は固いがHPがそれほど高くないこと。攻撃力のインフレに耐久力が追いつかなくなるので、HPには手を入れたい。
武装
スプリットミサイル
アルトアイゼンと共通。「COMPACT2」でのみ使用。
5連チェーンガン
アルトアイゼンの3連マシンキャノンに相当する。小口径になったが装弾数や有効射程、速射性能が向上している。
プラズマホーン
アルトアイゼンのヒートホーンに相当する。刃が伸びており、始動時に電撃が発生する。
リボルビング・バンカー
リボルビング・ステークに変わる主武装。本来はリボルビング・ステークの試作品で、あまりに大きすぎる上に機体バランスを崩してしまうためお蔵入りになっていたもの。
また当装備がその巨大さ故に「リーゼタイプ」と呼ばれていた事から、後に機体名に拝借された。「IMPACT」では対ディストーションフィールド処理が施されており、バリアを文字通り撃ち貫くことができる。
アヴァランチ・クレイモア
強化版スクエア・クレイモア。火薬入りのチタン弾を使用し、装弾数も増加した。
「COMPACT2」では最強武器でありながら移動後攻撃不能の射撃武器という性能も引き継いでいたので、援護攻撃をさせるのに適していることも変わらなかった。
必殺技
エリアル・クレイモア
「IMPACT」から登場した「切り札」の強化版。エリアルという名前通り、様々な武装を使いながら敵を空中に吹き飛ばし、激しい追撃を加える技。当初はスプリットミサイルを撃ちながら突撃し、プラズマホーンで敵を突き刺して空中へ打ち上げ、クレイモアを浴びせる技だったが、「OG2」以降はチェーンガンを使うようになり、バンカーを全弾撃ち込む動作も復活した。
相変わらず移動後使用不可だが、威力が増したうえに射程が2、弾数も2になり、空適性も得たので使い勝手は格段に改善している。
ヴァイスリッター、ライン・ヴァイスリッターとのフルマニュアル操作での連携攻撃。
詳細はリンク先を参照。
E.D.N.(エターナリィ・ダーニング・ネイルズ)
フリッケライ・ガイストとの合体技。両機の装備や運用思想が共通することを活かしてマリオンが考案した「押して押して押しまくる」コンビネーション。初出は「第2次OG」。