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ギャラドス

ぎゃらどす

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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 『ギャシャーッ!!』 


基礎データ編集

全国図鑑No.130
ローマ字表記Gyarados
ぶんるいきょうあくポケモン
タイプみず/ひこう
たかさ6.5m
おもさ235.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいいかく
隠れ特性じしんかじょう
タマゴグループすいちゅう2/ドラゴン
好きなエサいきいきイナホ/ころころマメ
おとしものコイキングのウロコ

地方図鑑編集

カントー図鑑No.130
ジョウト図鑑No.077
ホウエン図鑑(RSE / ORAS)No.053/No.054
シンオウ図鑑No.024
セントラルカロス図鑑No.050
アローラ図鑑(SM / USUM)
  • メレメレ図鑑
  • アーカラ図鑑
  • ウラウラ図鑑
  • ポニ図鑑
No.092/No.112
  • No.092/No.112
  • No.035
  • No.052/No.055
  • No.042/No.054
ガラル図鑑
  • ヨロイ島図鑑
  • カンムリ雪原図鑑
No.145
  • No.043
  • No.063
ヒスイ図鑑No.081
パルデア図鑑
  • キタカミ図鑑
No.135
  • No.044

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ギャラドスなし
  • 英語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • イタリア語
Garados日本語名に同じ
フランス語Leviatorléviathan(レヴィアタン、リヴァイアサン)
韓国語갸라도스日本語名の音写
中国語(簡体字)暴鲤龙暴(bào、凶悪な・残酷な)+鯉(lǐ)+龙(lóng、龍)
中国語(繁体字)暴鯉龍暴(bào、凶悪な・残酷な)+鯉(lǐ)+龍(lóng)
ブルガリア語Гайрадос英語名の音写
ギリシャ語Γκαϊράδος英語名の音写
ヒンズー語ग्याराडोस英語名の音写
ロシア語Гиарадос英語名の音写
タイ語เกียราดอส日本語名の音写

進化編集

コイキング, ギャラドス, メガギャラドス

コイキングギャラドス(レベル20)


メガシンカ編集

ギャラドス→メガギャラドス



概要編集

ポケットモンスター 第1世代赤・緑

コイキングの進化系。

図鑑説明にすら「世界一弱い」だの「頼りなくてなさけない」だのと言われるコイキングが、見事に竜型のポケモンへと変貌を遂げた。


進化?進化前?

滝を昇った鯉は龍になるという伝説にちなんでか、青く長い体と三叉の角、顎から延びる二本のひげなど、を彷彿とさせる外観を持つ(手足や胸ビレなどはない)。

また大きな口や細長い体格からは鯉のぼりもモチーフと思われ、その鯉のぼりも登竜門に由来した縁起物であることを考えると、つくづく立身出世を体現したようなポケモンである。


ちなみに性別による見た目の違いがあり、オスのひげは青色、メスのひげは白色となっている。また色違いは赤い(コイキングは金ピカ)。

この「赤いギャラドス」は金・銀及びHGSSの「いかりのみずうみ」に固定シンボルで出現するので、イベント配布などを除けばもっとも簡単に入手できる色違いのひとつである。



進化の際に脳細胞の構造が組み変わり、とても凶暴で荒々しい性質になった。

一度怒れば村も野山も、街も都市も辺り一面を焼き払い破壊し尽くさないと気が済まないほどで、また人々の争いに呼応して暴れ出すという性質から破壊の神と呼ぶ地方もあるという。

ただそんなギャラドスも笑顔を作る事も勿論あり、ポケモンと触れ合えるようになったXY以降はそれが顕著。またとある地方ではギャラドスでも苦手なポケモンが登場し始めたようだ。

 

ちなみに現実でも脳細胞が組み変わる生物は沢山いて、代表例としてはになる昆虫がそれにあたる。


ただここまで散々破壊的な触れ込みであるにもかかわらず、確かに歴代の図鑑説明に目を通してみると「破壊した」「焼き尽くした」など凶暴性については確かな描写が記されているが、実は「捕食した」という他のポケモンではよく見られる食物連鎖絡みの描写はただの一度も記されたことがない。

(ちなみにギャラドスでも苦手なポケモンとされる相手は主にホエルコに捕食されているという描写がある)


それどころか好物を見るといきいきイナホころころマメと明らかに植物性のモノであり、凶暴な性格に反して意外に草食ポケモンなのかもしれない。


なお設定上はめったに姿を現さないとされるが、ゲームでは野生で現れることも珍しくはなく、中でもシンオウ地方に至ってはほぼ全域で釣れる

元々コイキングが非常にしぶといポケモンだというのも多分にあるだろうが、こんな化け物がその辺の池や川にうじゃうじゃいるのに平然としているシンオウ民の肝っ玉が異常なのか、それとも「滅多に現れない」らしいこいつを難なく釣れる主人公の腕前がすごいのか。


「あっギャラドス!」ポケモンイラスト/ファンアート

そんなモチーフを持つギャラドスだが、初代ではドラゴンタイプは希少な存在にしたかったのかひこうタイプが付与されている。

しかも外見は完全に水棲生物にも拘らず陸上では常に宙に浮いており、LEGENDSアルセウスではどのような原理で飛んでいるのかは不明だが自力でフィールド上空を飛行している様子を拝める(ご丁寧に滝の上空である)。

同作のポケモン図鑑では龍伝説の正体ではないかと推測されており、ポケモン世界の滝登りの伝承はコイキングギャラドスが担っているのであろう。

みず・ドラゴンタイプの相性と当時のドラゴンタイプの貧弱さも考えると、この方が良かったのかもしれない。


メガシンカしてもドラゴンタイプは貰えなかったが(分類を優先してメガシンカはみず・あくタイプになったと思われる)、タマゴグループは「ドラゴン」である。

ポケモンSVでドラゴンのテラスタルする事でようやくドラゴンタイプになれる(みずタイプは失われるが)。


色違い編集

色違いは赤。

いかりのみずうみ、いかれるギャラドス

色違い初登場の第2世代においてイベントでゲットできる事から、恐らく色違いの中でも一番有名であろう。

赤いギャラドスも参照


ゲームでの特徴編集

全体編集

その如何にも強そうな見た目に違わぬ高性能から、シナリオ攻略でも非常に頼りになるポケモンでもある。

理由としてシリーズを通して入手しやすく、高い攻撃とそこそこの素早さを持つのでサクサク相手を倒していける。耐久力と弱点の少なさも兼ね揃えているため、各地の伝説ポケモンぬしポケモンにぶつけても壁役として重宝する。


初期はLv.5程度で登場することが多く、がくしゅうそうちを使わない限り戦闘に出ないポケモンに経験値が入らない仕組みでもあったため、「育成の面倒さにめげずに鍛えれば十分過ぎる見返りをくれるポケモン」であった。実際、初代では攻略上相当頑張ってもサント・アンヌ号攻略ぐらいまでにならないと進化しないのが普通であった。だが、第6世代以降は高レベルで登場するコイキングが増え、ポケモンに経験値を与える手段も充実したため「ちょっとレベル上げするだけで無双できるポケモン」と微妙に立ち位置が変わった。


また、なみのりたきのぼりうずしおといったみずタイプのひでんマシンをたくさん覚えてくれるため、ダンジョンの攻略でも役に立つ。

旅のパーティで味方を探すのに迷ったら「とりあえずコレ」程度で採用しても良い程である。一方で、多くの強豪トレーナーが使用してくるため、敵に回すと厄介なポケモンでもある。


シリーズ編集

『赤緑青』では出現しなかったが、初代『ピカチュウ』セキチクシティのサファリ園長の庭の池で「すごいつりざお」を使うと出現する様になった。

ポケモン20周年おめでとうございます!!ワタルとギャラドス

ストーリーにおいては、『ピカチュウ』以外で主人公が最初にフシギダネゼニガメを選んだ場合、ポケモンタワー戦からライバルグリーン)の手持ちに加わる。また、四天王ワタルの手持ちにして先発でも登場する。


いかりのみずうみ(なみのり・いいつりざおorすごいつりざお)とセキチクシティ(いいつりざおorすごいつりざお)で出現。

ストーリーにおいては、「いかりのみずうみ」で「赤いギャラドス」が出現する(詳細は当記事にて)。また、初代同様にチャンピオンとなったワタルとトキワシティのジムリーダーとなったグリーンの手持ちでも登場。



ようこそ

ルネシティで「すごいつりざお」を使うと出現する。ストーリーにおいてはルネシティのジムリーダーおよび『エメラルド』でのチャンピオン・ミクリの手持ちで登場。



「すごいつりざお」があれば各地の水辺で釣れる。よくそんなところに生息できるな……。


基本的に殿堂入り後入手の「すごいつりざお」で釣れるが、実はノモセ大湿原でのみ「いいつりざお」で5%の確率で釣れる事も。

シンオウジムリーダー挑戦日記 その5アカギさんと愉快な仲間たち

ストーリーにおいては、ノモセシティのジムリーダー・マキシギンガ団のボス・アカギの手持ちで立ちはだかる。



リメイク前と大体同じではあるが、本作ではシロガネ山ハナダの洞窟ふたご島B4Fでも釣れる。


そもそもコイキングが生息しておらず、当然ギャラドスも生息していない。 『BW2』ではイッシュ図鑑完成後に行ける自然保護区で「すごいつりざお」を使うと釣れるように。


3ばんどうろ22ばんどうろパルファム宮殿で「すごいつりざお」を使う、またはフレンドサファリ(みず)に出現。本作ではメガギャラドスへとメガシンカ出来るように

「キミたちが 旅で 調べたズミ&ギャラドス

ストーリーにおいては、フレア団のボス・フラダリのエースポケモンとしてメガシンカして立ちはだかる。また、四天王・ズミの手持ちでも登場するがこちらはエースではない為かメガシンカはしてこない。


こちらもリメイク前と同様。


本世代ではコイキングの仲間呼びでのみの出現となる。…正直コイキングから育てた方が早いか。


釣りが無い本作では20ばんすいどうで出現。

セキチクシティで「ヒジュツ・ミズバシリ」を覚えた後なら、ラプラス同様につれ歩きで水上移動が可能となる。但し、どういうことかまっすぐ上に伸びた状態で泳ぐ(主人公は頭の上)。頭の上に乗るのはわかるのだが、明らかになにかがおかしい。



本作では最初から釣竿を持っている為、2ばんどうろで早速コイキングを釣る事が可能。もちろん、水上移動できればこの2ばんどうろにも出現するが、ワイルドエリアの水辺やDLC『鎧の孤島ヨロイ島DLC2『冠の雪原カンムリ雪原でも出現する。

ストーリーにおいては、クリア後シナリオにおいてバウスタジアムシーソーコンビにより無理矢理ダイマックスさせられた個体をホップネズルリナとレイドバトルで鎮静化させる事になる。


『剣盾』におけるレベル技大整理の影響で215ばんどうろにいるエリートトレーナーのカツマサが使う個体(Lv23)ら技構成が(強力と言う意味で)えらい事になってしまっている。


黒曜の原野の「黒曜の滝」「シンジ湖」、群青の海岸の「砂の手」、天冠の山麓の「太古の洞穴」に出現。特に黒曜の滝では空中を飛び回っているが、ウイングボール系統でなければ捕獲が難しい。


ギンガ団の本部にコイキングの彫像があるが、サザンカが言うに「本来はギャラドスの彫像にしようとしたがデンボクから却下されてコイキングで妥協した」との事。明確にされてないが、終盤でデンボクの懐刀が話す内容や彼の出身、そして歴代の図鑑説明を見るにおそらくは……



最序盤で少し寄り道した所にある海岸でコイキングが座sy…陸地に上がって来たりと捕獲しやすいので、すぐに進化させる事は可能。パルデア各地の海に生息しており、オージャの湖にはドラゴンテラスタイプ個体が出現する。

ストーリーにおいては、主人公/プレイヤーが最初にニャオハクワッスを選んだ場合、クラベル校長の手持ちにギャラドスが登場する。




性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
第1世代951257910081480
第2世代から95125796010081540

※第2世代以前の特攻・特防は特殊に纏められていた。


進化までが大変という事もあり、合計種族値は540と高水準(いわゆる御三家より高い)。とりわけ攻撃が高く、次いで高いのは意外な事に特防。

また、素早さも81と割と高め。実は進化前のコイキングとの素早さの差はたった1だったりする。ご丁寧にお魚から竜型に進化する後輩も素早さ上昇は1だったり。


一方、特攻は低めで分かりやすい物理アタッカー向けの配分となっている。

ただ、割と幅広く特殊技を覚えるタイプであるため、無駄がないと言えば無駄がないのだが少し惜しいところもある。

また素の物理耐久は安心できる程ではなく、もっぱら「いかく」で補強する形になる。


でんき4倍こそ痛いものの、弱点2・耐性5・無効1と優秀な部類。

物理耐久が不安にも拘らず物理受けを成せるのも、ひとえにこの耐性によるものが大きい。


隠れ特性は「じしんかじょう」。

元の特性の「いかく」と比較すると攻めに向いたものだが、「いかく」がなくなるせいで物理耐久にやや不安が残る。火力面も元がそこまで高いとはいえない(タイプ一致最大火力は「アクアテール」だが威力・命中が90止まり)ため、発動させるのも少々手間がかかる。

しかしうまく決まった時の爆発力が凄まじいのも事実であり、第8世代のように他の要素との噛み合わせが良い場合は十分採用圏内。


その育てやすさと入手のしやすさから、レートやランクマッチを始める初心者が初めに育成するポケモンとしてもよくおすすめされる。

孵化がぶっちぎりで早い上にタマゴ技(遺伝技)がないのでタマゴ厳選をやり易いため。


初代~8世代編集

  • 初代

当時は特攻と特防が一括りになっているため特殊100。

現在の種族値に換算すると合計580の高スペックではある。数値上は


が、「ハイドロポンプ」や「だいもんじ」・「ふぶき」・「10まんボルト」などの特殊技を覚えられる一方、物理が貧相でまともな威力が出るのは何と「はかいこうせん」(当時は「じしん」すら覚えられない)位であり、折角の攻撃力が意味をなしていなかった。


更に、この世代は「ふぶき」全盛期であり、主にその「ふぶき」が使えるみずタイプ対策(と言うよりはこおり複合をついでに狙い撃ちする目的)ででんき技の需要も非常に高く、でんき4倍こおり等倍のギャラドスに活躍の機会などなかった。

もっとも、タイプに恵まれないうえに入手難度の高い初代600族よりかはマシだが、正直五十歩百歩である。


一応97カップは決勝進出者15人中1人が使用しており、98カップでも決勝進出者7人中1人が使用するなど、特殊技と「はかいこうせん」での分かりやすい攻め方から、弱みが徹底周知される前の第1世代実機版展開期当時はそれなりに使われた。


時は流れて3DSVC版期になると、キャラランクとしてはラプラスの下位互換であるジュゴンより下層に位置付けられるようになった。上位互換がいるポケモンより弱いって…


  • 第2世代

特殊が特攻・特防に分けられた影響で特攻がなんと-40

ただでさえ物理技が貧弱で特殊技ばかり覚えるにも拘らず、その火力さえ奪われてしまい非常に使いにくいポケモンになってしまった。


一応「めざめるパワー」のお陰で待望のひこう技を得たものの、鬼のような厳選難易度もあって使用率はお察しだった。


金銀時代の攻略本ではよく、でんきだまを持つピカチュウ24倍の攻撃を食らうポケモンとして紹介されていた。

でんき技が急所に当たった場合、1.5(タイプ一致)×4(こうかはばつぐんだ!×2)×2(でんきだまの効果)×2(きゅうしょにあたった!)=24。

第6世代以降は急所にあたった時の倍率が1.5倍に減ったことでトータル18倍となったが、それでも驚異的な数値には変わりない。



  • 第3世代

特性「いかく」、新技「りゅうのまい」を入手。火力・耐久を補強する事が可能に。

さらに「ちょうはつ」を併用できるため、「ちょうはつ」で相手の行動をある程度制限した隙に「りゅうのまい」を積んで能力強化という戦法が可能である。

他にこの戦法ができるのは現在でもオノノクスシザリガー程度。


ちなみに、この世代では地味に「じしん」も覚えられるようになったため、苦手なでんきタイプに一矢報いることも可能となった。

特に、「いかく」を最大限に活かせるダブルでの需要は大きく上がっている。


更に「でんじは」を活かしたサポートや「ひらいしん」により苦手な電気タイプの技を引き寄せつつ、飛行タイプのおかげで当時は威力の減退が無く非常に高性能だった「じしん」を気にせずに立ち回れるなど、上手く環境に噛み合っていた。

「ひらいしん」対策のためだけに「めざめるパワー(電気)」を搭載したサンダーが一定数いたほどである。


また、ギャラドスが環境でも戦えるようになった結果、物理技を受けに来る相手が急増。

これを逆手に取り、高火力の特殊技で逆襲する特殊型も誕生した。

特攻は60と低いためネタに思えるが、弱点さえ衝ければそこそこの火力が出るうえ、雨パなら「かみなり」が必中、ハイドロポンプは補正込みで威力270になるので侮れない。


シングルでも単に「りゅうのまい」での素早さ増強によって「みがわり」耐久型に対して詰み盤面を回避できたのが大きく、特にジュカインやフシギバナのような耐久型への対策として、「めざめるパワー(飛行)」を使えることもあって利用されることがあった。


しかし、一致最大火力は相変わらず厳選難易度が鬼の「めざめるパワー」ひこう、やっと手に入れた「じしん」は相方を選ぶなど、対戦(特にダブル主体の大会)で使うにはまだまだ玄人向けの厳しいポケモンだった。

当時攻撃技が貧相であったため「めざめるパワー」を厳選しない層の場合「おんがえし」で妥協することも多く、中には「じたばた」を「みがわり」でサポートすることで運用するプレイヤーもいたほど。因みに「おんがえし」は対みず・くさへの有効打で尚且つ等倍範囲が広いという点ではあながち妥協の産物とも言い切れない。


なおこの世代の厳選に関しては一般層の場合だとコイキングの孵化歩数ですら苦痛に感じられたため、オツキミやま前のポケモンセンターのコイキング売りのリセマラで妥協した。正直性格を厳選するぐらいにしか使えなかったが、当時のライト層の厳選事情が垣間見られる。

そもそも当時の低年齢層だと学校や部活で忙しい者も多かったため、ある意味では必然である。


強くはなったがまだ汎用性が高いとはいえず、万人受けするようなポケモンへと変貌するのはもう少し先の話。



  • 第4世代

ここでようやく完全な転機が訪れる。

技の分類がタイプではなく、技毎に設定されるよう変更されたのである。


「りゅうのまい」と好相性な、タイプ一致の物理技で追加効果で相手を怯ませることもある「たきのぼり」が物理化し、強力なメインウェポンをようやく獲得した。

ギャラドスのりゅうのまい&たきのぼり

当然「いかく」の強みもそのままであるため、攻守ともに立ち回りやすい「誰が使っても強いポケモン」へと変貌を果たした。


この世代では4倍弱点をフォローする半減実も登場。

発動は一回のみだが、ギャラドスの場合は一回耐えられるだけでかなりの脅威になる。


この世代ではタイプ一致の「たきのぼり」や「アクアテール」を始め「こおりのキバ」「ストーンエッジ」「じしん」「げきりん」などを採用したアタッカーが主流。

但し一致火力は90止まりで思ったより火力が高いわけはなく、「りゅうのまい」と組み合わせて初めてその真価を発揮する。

一部では対ガブリアスボーマンダ特化の後手前提の「ゆきなだれ」型も採用された。


余りに流行したため物理アタッカーの多くが「ソクノのみ」+「しぜんのめぐみ」で包囲するまでになった。


一応、めざパ以外のひこう技も覚えられるようになったが溜め持ちの「とびはねる」のみであり、この技が主流になっていくのはまだまだ先の話である。



  • 第5世代

ゴツゴツメットが登場。

これを採用して「いかく」と噛み合わせた物理受け型が誕生した。

ちょうはつ」や「でんじは」を覚えさせ、タイプ上じめんタイプを呼びにくい点を活かしたまひ撒きによる行動制限をかけていく形である。


夢特性「じしんかじょう」が解禁されたのもこの世代からなのだが、「いかく」が無難に強いという事もありこの世代ではまだ影に隠れていた。


対戦では「だいもんじ」でも覚えさせない限りナットレイに簡単に受けられてしまった上に、ブルンゲルも不利寄りな受けポケモンであった。また、みず枠自体天候パ全盛の中で雨パ仕様のものが好まれたため、若干不遇であった。


  • 第6世代

メガシンカを獲得。

しかしあく技がこれまた特殊技の「あくのはどう」しかないと言う事もあったのか、あくまでギャラドスの一つの型として定着した程度。

しかしORASにて、念願の「かみくだく」をレベルアップで習得するようになった。


その他の変化は特になし。よくも悪くも、第五世代の延長線に立っていると言える。



  • 第7世代

新たに「ぼうふう」を自力習得。

これと「とびはねる」以外の選択肢が無い様に見えるが、ヒコウZでZワザにしてしまえば高火力技になるため、欠点は全て解消できる。

また、「はねる」(Zワザ)で元々高い攻撃を3段階上げて更なる爆発力を得るという一風変わった芸当も可能になった。


しかしミミッキュの存在からメガギャラドスの需要もそれ相応に高く、受け型だと普段使いに向かないひこう技を採用する余裕がないため、あくまでもZワザは戦術の一つとして定着した。


SM時点でメガストーンがバトルツリーでのBP売りであった上に孵化厳選が簡単であり、動きも単純明快であったため、環境が煮詰まる前の初期環境では活躍した。環境が煮詰まって以降も、サイクル戦に向いている上にメガシンカによる耐性変化が武器であったため、引き続き使われた。

USUMで追加されたるアーゴヨンとの組み合わせ、いわゆる「アゴギャラ」もポピュラーなコンビであった。


  • 第8世代

なんとパワーウィップを習得可能に。

今までの世代では退くしかなかったウォッシュロトムといった同じみずタイプ相手でも強く出られるようになった。

3秒後に死ぬヌオー

また、レベル技も大幅に整理されレベル21と言う速さで「たきのぼり」を自力習得可能になった。

一方、システムの都合でメガシンカは廃止。


この世代の新要素・ダイマックスとは隠れ特性「じしんかじょう」と非常に相性が良く、ひこうタイプの「ダイジェット」で素早さを上げ、相手を倒して攻撃力も上げるという擬似的な「りゅうのまい」戦法が確立した。


更に相手のダイマックスターンを1ターン無駄に消費させるという点で「とびはねる」の採用率は大幅に上がり、上述の「パワーウィップ」習得も相まって非常に強力なエースポケモンとなった。

なお、このダイマックスによる戦法が確立された影響か、これまでのシリーズではほぼ必須だった本来の「りゅうのまい」の方はあまり採用されなくなった。


ミラーアーマー」により「いかく」を跳ね返すアーマーガア、「クリアボディ」により「いかく」の効かないドラパルト、上記の「ダイジェット」と相性が良く強力なひこうタイプのアタッカーが軒並みいなくなり相対的な地位向上に繋がったウォーグルの躍進、「きもったま」「せいしんりょく」など一部の特性に「いかく」を無効化する効果が加わったりと「いかく」が機能しづらくなった点も「じしんかじょう」が採用される理由の1つでもあった。


ただし、隠れ特性「リベロ」解禁以降にトップメタへと躍り出たエースバーンに対して、(一応「エレキボール」を覚えられるものの)あちらがギャラドスへの有効打に乏しいことからストッパーとしての役割を求められることが多くなったため、再び「いかく」の採用率が大きく増している。

相手によって特性を使い分けていくのが肝心と言える。


『剣盾』のランクバトルのシーズン6では、「ポケモンホーム」のバトルデータでランキング10位圏内に入ってしまった(=対戦環境で好んで使用される傾向にあると判断されてしまった)ために使用できなくなってしまった

またタマゴ技が存在せず、タマゴの孵化歩数も非常に少ないのでタマゴ厳選の難易度が低い。

上記のようなシンプルな扱いやすさ、そしてダイマックスとの相性も相まって、第8世代の対戦環境では高い採用率を誇っていた。


冠の雪原解禁後のシリーズ7ではランクバトルに復活。

しかし同時にサンダーライコウボルトロスカプ・コケコレジエレキといったでんきタイプの準伝説も続々参戦し、一気に苦しい立場に立たされる。

特に新ポケモンのレジエレキに至っては、りゅうのまいやダイジェットで素早さを1段階上げても追い抜くことができない天敵中の天敵。それもあってか、使用率を大きく落としてしまった。






第9世代編集

前世代で暴れに暴れたギャラドスだが、この世代では非情な仕打ちが待っていた。


なんと「とびはねる」「パワーウィップ」がわざマシンから外れた事により没収されてしまったのである

これにより物理ひこう打点と対みず打点を同時に失ってしまう事に。

更に新技「ウェーブタックル」も習得しなかったことにより火力と範囲難が深刻化。

何よりも痛すぎるのが強力な「てんねん」持ちの追加による積み戦法の下火化。特に新顔のヘイラッシャにはまともに対抗する事すらままならず逃げるしかない。ウォッシュロトムも難敵。有効打が何一つない。


ダイマックスに代わって登場したテラスタルとの相性自体はそれなり。

テラバースト」との組み合わせによって不足する攻撃範囲を補う事ができる事もあり、環境で一番多いのはひこう、次いで貴重なサブウェポンである「じしん」の威力底上げとでんき耐性を意識したじめんが多い。

かなり技没収の影響は大きいと言えよう。


残念ながら環境においても総じて前世代程の勢いはない。

先述のヘイラッシャや「ちょすいドオーなどのみずに強い耐久型が多いのも痛く、耐久型に「とりあえず」という感覚でみずやくさのテラスタルを搭載するのも不利に働いている。

コノヨザルドドゲザンなどの「まけんき」アタッカーが跋扈するようになったため、折角「いかく」を持っていても後投げしづらい環境となったのも痛い。


純然なアタッカー運用も環境が進むごとに減少の一途を辿っており、シリーズ2ではわんぱくHB・いじっぱりHAベースの「ゴツゴツメット」型が主になっている。

特にシーズン4最終1桁には「でんじは」と「アイアンヘッド」でまひとひるみを狙い、「ちょうはつ」で変化技に対策を打った「ゴツゴツメット」型がエントリーされていた。このシリーズでは味方で「ステルスロック」を撒いてから「ドラゴンテール」で昆布戦法を行う型もたまに見られるように。

シリーズC以降ではディンルーと組んでサイクルを回す型が多め。

レギュレーションGでは相手のテラスタルにも多少左右されるが、HB特化すればザシアンコライドンを大体受けることができ、「でんじは」「ちょうはつ」などミライドンの「ハドロンエンジン」とバッティングしない補助技を持つため、油断した相手に痛い目を見せることができるが、やはり環境全体のテラスタルの傾向や天敵のヘイラッシャ、ドオーが依然勢いを持っていることから、使用率は振るわない。

準伝説・パラドックスポケモンが使用不能なレギュレーションHでも、根本的なパワー不足は変わっていない。予め「ステルスロック」が入ればAS252振り程度は目ぼしい等倍火力で確定1発がざらであり、スペックが根本的に足りなくなりつつある。


ただし今一つ活躍できていないのはシングルバトルの話で、ダブルバトルでは多く見掛けられるみず技、かくとう技に強い上に「りゅうのまい」でエース運用できる「いかく」枠としてそこそこ活躍している。

シリーズCのダブルバトルではしんちょうHDベースの「でんじは」「ちょうはつ」サポーター型がハバタクカミを妨害できて強いとして激増している。

みず打点特化型が主流となったイルカマンに耐性があるのも大きい。


PJCS2023ライブ大会では「いかく」ギャラドスとモロバレル(大抵はどちらかに「ゴツゴツメット」)、「とつげきチョッキ」や「ぼうじんゴーグル」などを持ったテツノカイナでサイクルを回す「ギャラバレルカイナ」が一定数見られた。

しかし、シリーズDでおなじみランドロスが解禁されるとこちらも勢いを落としてしまった。


藍の円盤で「やけっぱち」を獲得。

ダブルバトルでは外しの機会を作れば次のターンに威力150のほのお打点として使える。

シングルバトルでもガブリアスに不一致ほのお打点としてかつて「ほのおのキバ」が物理技として消去法で使われていたぐらいなので、通常通り威力75止まりでも重宝するかもしれない。





使用トレーナー編集

ゲーム版(本編)

 ※初期選択がフシギダネゼニガメの場合

 ※ポケモンスタジアム金銀・HGSS強化後

 ※金シンボル時

 ※:ポケモンワールドトーナメント

 ※メガシンカする

 ※バトルタワー


ゲーム版(番外作品)

  ※ポケモンスタジアム2

  ※ポケモンコロシアム

  • 偽主人公:シャドー戦闘員

  ※ポケモンコロシアム

  ※ポケモンXD

  ※ポケモンコロシアム

  ※レンタルポケモン、メインストーリーのみ


アニメ版


漫画版

  • カスミ➡️レッド(ポケットモンスターSPECIAL)
  • シルバー(ポケットモンスターSPECIAL)
  • ワタル(ポケットモンスターSPECIAL)
  • アカギ(ポケスペ)(DP物語)
  • フラダリ(ポケットモンスターSPECIAL)
  • 海パン野郎のヒデノリ(ポケットモンスターSPECIAL)
  • シュウ(ポケモンゲットだぜ!)


番外作品編集

ポケモンGO編集

Pokemon Go?

同ゲーム最弱のコイキングを捕まえて進化させる必要があるのだが、何とアメが400個も必要

そこまで苦労して進化させて、果たして性能のほどはというと……さすがに伝説には及ばないものの、総合性能ではみずタイプの中ではトップクラス。

伝説抜きという条件でみると、CP合計もトップ10に入る


習得する技は、当初はスペシャルアタックの「ハイドロポンプ」のみとタイプ一致技にはあまり恵まれていなかったが、2017年12月のアップデートで遂に待望の通常みず技「たきのぼり」を習得し、現在ではカイオーガラグラージと並ぶ最強のみずポケモンの一角としてジム戦やレイドバトルで大車輪の活躍をしている。


また、「かみつく」と「かみくだく」の組み合わせでミュウツーフーディンなどのエスパータイプのポケモンやゲンガーなどのゴーストタイプのポケモンを相手に優位に立つことができるほか、現在はレガシー化してしまったが、「ドラゴンテール」(レガシー技)or「りゅうのいぶき」と「げきりん」or「りゅうのはどう」(レガシー技)の組み合わせで疑似ドラゴンポケモンとしての運用も可能である等、汎用性はかなり高い。

これらの技の組み合わせではタイプ一致補正の恩恵は受けられないが、驚異的な攻撃種族値で十分カバーできるので、それほど問題にはならないだろう。


2020年のコミュニティ・デイでは、限定技としてタイプ一致の分割ゲージ技である「アクアテール」を覚えられるようになった。

ジム・レイド戦では3分割ゲージ技で威力50とやや貧弱な技だが、トレーナーバトルでは小出しにしやすく連続して繰り出せるので相手にシールド展開を要求しやすくなるなど、戦術面において大きな意味を持つ技となる。


そもそも相手の体力が増量されず、シールドの存在もあるトレーナーバトルでは威力の高い大技よりも小出しにしやすい分割技の方が重宝されやすく、ギャラドスもこれまでタイプ一致技がフルゲージ技の「ハイドロポンプ」のみだったため、イマイチその高い能力を活かしきれていない面が強かった。それだけに、今回の「アクアテール」習得によるテコ入れは非常に大きなものがあったと言える。

もっとも、同じことがより攻撃力の高いパルキアでもできてしまうのがネックといえばネック。一応、あちらとは複合しているタイプである程度差別化できてはいるが。


このように、入手にはかなりの苦行を強いられるが、見返りは大変大きいので、ぜひめげずに手に入れたいところ。

その一方で、ひこうとの複合なので、でんき技に滅法弱い点は変わっていないので注意。

いわ技にも注意が必要で、みず技で弱点をつけるからと安易に繰り出すと、「いわなだれ」や「ストーンエッジ」等で思いがけない大ダメージを受けることがあるので要警戒。


2019年7月にGOロケット団が実装されると、彼らの手持ちであるシャドウポケモンとしても猛威を振るうようになった。

ただでさえ高かった攻撃力がさらに強化されており、「たきのぼり」は勿論、小技である筈の「かみつく」ですらいまひとつに軽減できなければ凄まじいダメージを受けてしまう。


なお、一時期はみずタイプ所持のしたっぱではなく、ひこうタイプやドラゴンタイプを所持しているしたっぱが繰り出してくることもあった

前者はでんきタイプで固めておけるのでさほど問題にはならないが、後者はこおりフェアリーといったドラゴン一辺倒の対策で挑むと最後の最後でいきなりギャラドスを繰り出されて思いがけない苦戦を強いられることになり、運が悪いとギャラドス1匹に3タテされて全滅…なんて笑えない事態も起こりうる。

なお、現在はひこう・ドラゴンいずれのタイプのしたっぱからも手持ちから外れている。

前者はともかく後者はさすがに紛らわしいと判断されたのだろう。イメージ的にはあまり違和感はないのだが。


これとは別に、ランダムで進化系などの強力なポケモンを繰り出すしたっぱが所持していることもある。

カビゴンサーナイト等の強敵とセットで出されると弱点がバラバラなので苦戦は必至。

なお、シャドウギャラドス自体はゲットチャレンジで捕まえることはできず、どうしても欲しい場合はシャドウコイキングから進化させる必要がある。


ちなみに、同ゲームにてコイキング共々色違いが初めて実装されたポケモンでもある。さすがはもっとも有名な色違いなだけはある。


ポケモン不思議のダンジョンシリーズ編集

ドット絵ではかなりのサイズ感で描かれており、伝説のポケモンに匹敵するレベル。ただし、初期の作品ではそのデカさ故にサイズ制限に引っかかりやすい欠点があった。

時・闇の探検』『空の探検隊』ではきせきのうみの奥地でフィオネ達を襲う凶悪なポケモンとして登場した。


ポケモンレンジャー編集

ジャングルの遺跡の水の試練に出現。口から水の球を吐き出して一本橋にいる主人公を撃ち落としてくるのでタイミング良く掻い潜ろう。

この時点では単なるステージギミックなのでキャプチャはできない(このダンジョンのボスは2体のキングドラとなっているため)。


虫嫌いのメカニックがオリブジャングルにモーグル号のパーツを取りに行くミッションではメカニックがうっかりパーツを湖に落っことしてしまい、興奮したギャラドスとコイキングの群れをキャプチャすることになる。


エンディング後にキャプチャ・チャレンジでコイキングを5匹キャプチャすると出現し、キャプチャに成功すれば2500点を貰えるが、実はこれ水の試練で格上とされているキングドラよりも高い数値

尤もこの頃にはブラウザには登録されている為、スコア稼ぎかペリッパーの出現要因としての利用が主になるだろう。



はねろ!コイキング編集

コイキングの進化系だが、ゲームの仕様上プレイヤーが育てるコイキングが進化する事はない。……と思われたが、とある行動を起こすとプレイヤーがゲーム開始直後から所持しているかわらずのいしが壊れ、原作通りレベル20になったところでギャラドスに進化する。

これで能力が大幅に強化される……なんて事は当然なく、進化してしまった時点でリーグへの参加ができなくなり、実質引退扱いとなってしまう。

進化をさせるメリットは現時点で存在しないため、イベントを見る以外の目的で進化をさせるのはオススメできない。


ポケモンマスターズ編集

  • ワタル&ギャラドス

ワタル(21シーズン)&ギャラドス

2021年1月に開催のお正月イベント「思いを込めた正月祝い」では郵便配達で別行動のカイリューに代わってワタルのバディで実装。

こちらでも代名詞である「はかいこうせん」を主武器とするが、ギャラドスの場合はひこうタイプにタイプチェンジして使っている。

またわざゲージの消費が激しい「はかいこうせん」とは対照的にゲージ消費なしの「とびはねる」も使えるため、使い分けることで継続して攻撃を行うことができる。


  • 主人公&ギャラドス

ゴールデンウィークイベントでコイキングのタマゴを入手し、主人公のバディおよび進化させる事ができる。


  • メインストーリー

「キリヤ編」でキリヤのレンタルポケモンで登場。


ポケモンユナイト編集


ロールバランス
タイプ攻撃
攻撃範囲近接
進化コイキングギャラドス
わざ1じたばた→レベル5りゅうのいぶき/アクアテール
わざ2はねる→レベル7たきのぼり/とびはねる
ユナイトわざヒリュウジョウウン
とくせいびびりじしんかじょう
価格 コイン/575ジェム

「『世界一弱くて情けないポケモン』が想像もつかない強さに進化するという設定を元にしたコンセプトで実装されたバランス型のポケモン。


やはりコイキングは正真正銘の世界一弱いポケモンであり、その弱さは単体では最弱と言われていた同レベルのキュワワーとのタイマンで負けるほど


進化方法が「がんばりゲージ」を敵を倒したりゴールを決めたりすることで貯め、最大まで貯めることでレベルに拘らずギャラドスに進化する事が可能という斬新なものであり、やはり「滝を登った鯉は竜になる」ということだろうか。

ただしレベル7になると強制的に進化してしまう。試合中ずっと進化出来ないを防ぐためだろうか。


コイキング時の特性「びびり」は先ほど記載したがんばりゲージを貯めることが出来る他、相手のポケモンから攻撃を受ける度に少しの間移動速度が上がる(五回まで重ねがけが可能)。

またギャラドスの特性は「じしんかじょう」。

こちらは相手のポケモンをKOしたりアシストしたりすると全ての技の待ち時間が30%短くなるというびびりとは対照的に好戦的な特性となる。


技1の「りゅうのいぶき」と「アクアテール」はどちらも近距離戦闘に特化したものであるため、近づくために技2の「たきのぼり」と「とびはねる」のムーブ技で距離を詰めることになる。

近接戦闘ではげきりん型カイリューやガブリアスと並ぶ強さを誇るが、追撃する技に多少の難があるのがネックだろうか(たきのぼりには妨害無効が付与されておらず、とびはねるは溜めが必要である)。


ちなみに本編では「とびはねる」がスカーレット・バイオレットにて没収されているがこちらでは使うことが出来る


アニメ版編集

アニポケ第1-7シリーズ編集

アニメで登場する際はほとんどの場合暴れ回ったり襲い掛かったりしてくる。さすがきょうあくポケモン……。

また、バトルの舞台は地上になる事が多い。


レギュラーの手持ち編集

センシティブな作品

CV.石塚運昇

無印第61話『ハナダジム! すいちゅうのたたかい! 』で登場。ハナダジムのコイキングが進化した姿で、カスミは幼い頃に体験したトラウマが原因でギャラドスに苦手意識を持っていたが、実家であるハナダジムに戻ってきた時にこれを克服し、カスミのポケモンとなる。以降は彼女の主力ポケモンとなる。

詳細は当該記事にて


無印編編集

【カントー編】

  • 無印1話『ポケモン! きみにきめた!』

コイキングと共に初登場している。


  • 第16話『ポケモンひょうりゅうき』

前話でコイキング売りの「黄金の卵を生む」というホラ吹きを信じたコジロウが3万円でコイキングを購入したが、腹を立てたコジロウに蹴飛ばされた結果、怒りでギャラドスに進化して襲いかかった。


  • 第67話『なみのりピカチュウのでんせつ』

ビンヌの海の付近にいた群れ。産卵時期だったために気が立っており近づく者は「はかいこうせん」で攻撃してくる。ピカチュウを奪って逃走しようとしたロケット団も餌食になった。


・251話・272話|


  • ウミオのギャラドス

劇場版ミュウツーの逆襲』でウミオのパートナーで登場。ミュウツーに「はかいこうせん」を仕掛けるが「バリアー」で弾き返されてしまい、ミュウツーに捕らえられる。しかし、サトシにより助けられた。


  • その他:69話

オレンジ諸島編

  • 第92話『セイリングジョーイ! あらなみをこえて!』

セイリングジョーイと仲良しの巨大コイキングが進化する。


  • 第109話『コイキング! しんかのひみつ!!』

タンカン島の川を遡上するコイキングの大群達が湖でロケット団に捕らわれそうになった所をギャラドスに進化して乗り切った。



【ジョウト編】

  • 第206話『みずポケモンぎらいのジョーイさん!? カスミのいかり!』

アラタマ池のポケモンセンターで治療を受けていたが、突然の事故で入っていた水槽が壊れ飛び出してきてしまい、首のギプスが取れて危険な状態になっていた。ギプスをはめようと水ポケモンに触れないジョーイさんが近づき、ギャラドスに触って落ち着かせギプスをはめて事無きを得た。


  • タカミのギャラドス

第217話『サトシVSカスミ! うずまきカップさいごのたたかい!!』にて、カスミのうずまきカップ3回戦の対戦相手の女性・タカミのポケモンで登場。ニョロゾを「はかいこうせん」の一撃で倒すが、サニーゴにの「とげキャノン」をまともに受けて倒される。


  • ワタルのギャラドス

第235話『ワタルとあかいギャラドス!』、第236話『あかいギャラドスのいかり!』の怒りの湖で無理矢理進化させられたところをゲットした個体でワタルの象徴的手持ち。詳細はこちら


  • イブキのギャラドス

第251話『イブキとミニリュウ!』から登場し、イブキのミニリュウの用心棒をしていた。第254話『フスベジム! さいごのバッジ!!』ではジム戦で使用。はかいこうせんでサトシのカビゴンを倒し、ピカチュウに苦戦を強いらせるが、最後は「こうそくいどう」でハイドロポンプの水の上を走り、そのまま「10まんボルト」で突っ込まれ敗北した。



アドバンスジェネレーション編集

【ホウエン編】

  • 第71話『オーキド博士とオダマキ博士! 秘密基地の戦い!!』

ハルカマサトオーキド博士が脱出した先で眠っていた野生ポケモンとして登場。3人は起こさずに移動できたが、追ってきたロケット団が起こしてしまったため、攻撃される。


【バトルフロンティア】

  • 第169話『タワータイクーン、リラ登場!』

バトルタワー近くの湖に住むポケモン。突然サトシとリラの前に現れ暴れていたが、リラがギャラドスの体に刺さった木の枝を抜くと大人しく湖に帰っていった。


ダイヤモンド&パール編集

  • 第33話『スキです! ポケモンなりきり大会!!』

「ポケモンなりきり大会」でキャタピーになりきってたが、流石に無理があったのか、審査員からの○は1つだけだった。


  • 第47話『ミルとケーシィと水の底!』

ダムに沈んだ後の街の学校に住み着いていたポケモン。ミルが学校に置いてきたモンスターボールを取りに行った際に現れて襲いかかり、取りに行けなくなってしまった。

その後ミルがサトシ達の協力を得て再度現れ襲いかかる。サトシ達に誘い出される形で追いかけ、ジャンプした瞬間にピカチュウの電撃を浴びて気を失い湖の底に落ちていった。


  • マキシのギャラドス

第83話『ノモセジム! VSマキシマム仮面!!』のジム戦で使用。サトシのピカチュウと対決するが、ボルテッカーが顔に直撃して敗北。



ベストウイッシュ編集

デコロラアドベンチャー編】

  • 第143話『デントとタケシ! ギャラドスのげきりん!!』

サトシ達と別れて旅を続けていたデントがある湖で釣り上げた湖の主。デントが捕獲しようとしたがデントのヤナップが「かえんほうしゃ」を受けて重傷を負ってしまい、これがデントとタケシが出会うきっかけとなる。

街中で暴れ始めたうえ、指名手配犯アメールに狙われ尾びれを怪我して「げきりん」を発動してしまい、ますます暴れてしまう始末に。しかし、ヤナップのくさぶえで眠らされ、タケシがその隙に治療を行った事で事態を収めた。


  • その他:141話

XY編集

【XY編】

  • 第1話『カロス地方にやってきた! 夢と冒険のはじまり!!』

野生個体が泳いでいた。


XY&Z編】

冒頭のみ登場。


  • フラダリのギャラドス

第133(XY&Z40)話『衝撃ジガルデ対ジガルデ! 壊れゆく世界!!』にて色違いで登場。メガストーンが埋め込まれた首輪を装着しており、メガシンカする。詳細はこちら


サン&ムーン編集

  • コイちゃん

第113話『新番組!? 小さなコイキングのメロディ』で登場した俳優コイキング。不注意でギャラドスに進化してしまったが、悪役で再出発した。


  • その他

新無印編集

  • 第3話『フシギソウってフシギだね?』

ロケット・ガチャットから排出されムサシが使用。野生のフシギソウ達のソーラービームを受けた後、サトシのピカチュウの全力の10まんボルトを受けて撃退された。はかいこうせんを使うことが出来、残りは技名で命令されてなかったが演出から察するに「たきのぼり」、「ハイドロポンプ」、「アクアテール」と思われる。


  • シンジのギャラドス

第114話『炎の特訓バトル! サトシ対シンジ!!』にて、新無印編で再登場したシンジの新たな手持ち。WCSでマスターズトーナメントに挑むサトシに対してチャンピオンとのバトルを想定して出したと思われる。


サトシがゲットしようとしたが失敗した。


  • その他:46話・84話・136話

めざせポケモンマスター

  • 第6話

サトシのピカチュウとロケット団のニャースを追いかけ回した。逃げるのに必死だった2匹はなんとたきのぼりしている。


アニポケ・第8シリーズ編集

リコとロイの旅立ち

1話:冒頭で登場。

テラパゴスのかがやき

32話:ことわざ「水を得たギャラドス」


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

ギャラちゃんとレッドさん。

性別♂️特性いかく
性格さびしがり個性暴れるのが好き

元々はカスミのポケモンだったがロケット団に実験体にされ、凶暴化していた所をレッドの手によってカスミの手元に戻ったが、中盤でレッドがなみのりのひでんマシンを手に入れ損ねた所でカスミと共に再登場しクラ(クラブ)と交換。手持ちに加わった当初はロケット団と関わった時に上記の後遺症が出ていた。

ファイヤー戦では、レッドがひみつのコハク復元させるために戦線離脱した際に、カツラと行動を共にした。ギャラでなければ、ファイヤーの攻撃を耐えきれなかったかもしれない。

シバ戦では、イワークとの巨大ポケモン対決を繰り広げる。タイプ相性の悪さを補う素早さに翻弄され、締め上げられて窮地に陥るが、噛みついて危機を脱し、フッシーに交代した。

第3章ではグリーンのリザードンと一時的に交換しており、シルバーの赤いギャラドスと共に、エンテイに同時攻撃を仕掛けた。

第7章で登場するテレビ番組「タウリナーΩ」では、ギャラ隊員として登場しタウリシップを操っていた。


Dark

性別♂️特性いかく
性格なまいき 

いかりの湖で捕獲した、強制的にコイキングを進化させる電波のアンテナにさせられていた色違いの個体

仮面の男とのいかりの湖での戦いではアンテナの特性を生かしギャラドスの一斉攻撃を仕掛けたが、シルバーが前線に出過ぎて落とされてしまう。

レッドとの交換によってグリーンの手持ちになった「ギャラ」とのりゅうのいかり&りゅうのいぶきの連携攻撃を見せたことも。

第7章に直接ではないもののパールの回想の中に登場している。


 

  • 2章

ワタルの手持ちで登場。「2匹のハクリューとギャラドスはそれぞれ赤・緑・青の3色の泡を吐くことができ、それらが太陽光の下で交錯する事により「無色」となり、不可視の攻撃が可能となる。「バブルこうせん」の威力は高く、作中ではイエローの腕の骨を軽くへし折った。また巨大な泡で身体を覆うことが可能で、溶岩の熱にも耐えられ攻撃用の泡よりもはるかに堅いが、サカキのスピアーによる「ダブルニードル」を受け割られてしまう。


  • 4章

海パン野郎のヒデノリのぎゃーとんが登場。


  • 7章

アカギの切り札で登場。シロナのミロカロスを圧倒する素早さ・疲弊していたとはいえ龍の舞からのギガインパクトでミロカロスを撃破し吹き飛ばす攻撃力・未完成とはいえガブリアスの竜星群を耐えきる体力を兼ね備える。


  • 12章

フラダリの主力で登場。長距離の移動役も担っている。下っ端の男が手に入れた「ギャラドスナイト」とコルニから奪った「キーストーン」を取りつけたメガリングでメガシンカに成功する。作中においてエックスのガル&コガル(ガルーラ)に唯一黒星をつけた。




DP物語編集

アカギのポケモンとして登場。カンナギタウンの郊外での主人公ハレタとの戦いで「ギガインパクト」を使い、橋ごと破壊しハレタが落下した事で勝利している。


ポケモンゲットだぜ!編集

主人公・シュウのポケモンとして登場。彼の飛行要員として登場している。


ポケモンローカルActs編集

"錦鯉"の里がある新潟県小千谷市に進化前のコイキング共々ポケモンマンホールに採用。

いかりのみずうみのモデルが琵琶湖であるため滋賀県大津市のポケふたにも採用された。

 

余談編集

実はポケモンの中で数少ない明確な名前の由来が無いポケモン。

(ソース:ポケモンデザイン担当杉森建氏のtwitter上での発言


そのため、基本的には海外でも”Gyarados(ドイツ語でもGarados)”と、ギャラドスと読める表記で統一されているが、フランス語と中国語は例外的にギャラドスと読める言葉が使われておらずかつきちんと名前に由来がある。


具体的には…

フランス語→Leviator→Leviathan(レヴィアタンリヴァイアサン)とAnnihilator(殲滅者)の掛け言葉。

中国語→暴鯉龍、とかつて鯉だった暴れる龍という意味合いを持たせている。

 

青くて長いかっこよく王道で正統派な美のデザインは、凶暴さを感じさせる中に愛嬌もあり人気が高い。


関連イラスト編集

いかりの湖の赤い竜荒ぶる湖の王

ポケモンまとめカスミ


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧


図鑑番号順

0129.コイキング →

 0130.ギャラドス(メガギャラドス)

 → 0131.ラプラス(キョダイマックスラプラス)


同複合タイプ


関連ポケモン等・グループタグ

グループ序盤ポケモン 水上ライドポケモン組
場所いかりのみずうみ
コラボ新潟ポケふた組 滋賀ポケふた組
進化して強くなった仲間
サーナイトエルレイドラルトスという弱いポケモンから進化する強いポケモン。
ミロカロスヒンバスという不格好なポケモンから進化する美形ポケモン。種族値がギャラドスの攻撃・特攻・特防の数値を入れ替えて他は同じ。フォルムが龍に似るという共通点も
ボーマンダ進化することでひこうタイプを獲得し、性格が一気に凶暴になるポケモン。所持特性も「いかく」と「じしんかじょう」で全く同じ。
メタグロスダンバルという覚える技が少ないポケモンから進化する600族
ヌメルゴン/ヒスイヌメルゴンヌメラという最弱のドラゴンポケモンから進化する600族
アマージョアマカジという不憫なポケモンから進化する女王のポケモン。同じく凶暴な性格を持つ。
グソクムシャコソクムシという逃げ惑うポケモンから進化する武者のポケモンだがこちらは上記とは違い図体しか大きくならず相も変わらず逃げ惑う事しかしない。
ヨワシ(むれたすがた)たんどくのすがたではコイキング同然だが、群れるとギャラドスでも逃げ出す相手と化す。
ソルガレオ/ルナアーラコスモッグという攻撃する技を一切覚えないポケモンに進化する伝説のポケモン
ドラパルト子供相手にも負けてしまうひ弱なドラメシヤから進化する600族

その他

モチーフ青龍 東洋竜
他作品
カイドウ(ONEPIECE)ギャラドスに似ていると言われるキャラクター。ただし世に出てきたのはギャラドスの方がずっと先。
ウオウオの実上記の人物が食べた悪魔の実であり彼のギャラドス要素の要因。

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