基礎データ
全国図鑑 | No.0845 |
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ローマ字表記 | Uu |
ぶんるい | うのみポケモン |
タイプ | ひこう/みず |
たかさ | 0.8m |
おもさ | 18.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | うのミサイル |
タマゴグループ | すいちゅう1 / ひこう |
おとしもの | ウッウのうもう |
地方図鑑
ガラル図鑑
| No.309
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キタカミ図鑑 | No.185 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | ウッウ | ウッ(窒息時の音)+鵜 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Cramorant | cram(詰め込む)+cormorant(鵜) |
ドイツ語 | Urgl | Gurgel(喉)+urks(窒息時の音)+Vogel(鳥) |
フランス語 | Nigosier | nigaud(小さい鵜)+gosier(喉) |
韓国語 | 윽우지 | 가마우지(gamauji、鵜)+우걱우걱(ugeogugeok、ぱくぱく) |
中国語(簡体字) | 古月鸟 | 鵜鹕(hú、ペリカン)の「鹕」 |
中国語(繁体字) | 古月鳥 | 鵜鶘(hú、ペリカン)の「鶘」 |
ヒンディー語 | लीलकाक | लीलना(līlnā、飲み込む)+जलकाक(jalkāk、鵜) |
ロシア語 | Краморант | 英語名の音写 |
タイ語 | อุ๊อุ | 日本語名の音写 |
概要
ポケットモンスター 第8世代『ソード・シールド』から登場したその名と姿の通り鵜をモチーフにした鳥ポケモン。
マメパト同様鳥ポケモンの中では、すぐ物事を忘れるほど頭が悪いアホの子で、食に対してとても貪欲。
主な獲物はサシカマスだが、手ごろな大きさのものを見つけると獲物以外のものでもすぐに飲み込んでしまう癖があり、食べられない事に気づいて慌てて吐き出すことが多い。
また、見かけによらず相手を一撃で負かすほど戦闘では高いポテンシャルを持つ。「SV」の説明文によると、頭に使うエネルギーをギリギリまで節約して、その分戦いに回すので強いらしく、大きいエサを喉に詰まらせて困っているウッウほど手強い。
ただ、バトルの最中に戦っている相手を忘れる事も多い。
そんな忘れっぽいポケモンでも、信頼関係を築いたトレーナーのことは決して忘れる事はない。
しかしいかに信頼した相手であろうと食べ物の事となれば話は別で、横取りされようものなら容赦なく攻撃を仕掛けてくる。
特性は今作で新しく追加された「うのミサイル」。
バトル中に「なみのり」か「ダイビング」を使った際、咥えた獲物を呑み込もうとしている「うのみのすがた」あるいは「まるのみのすがた」で戻ってくる。
この状態でダメージを伴う攻撃を受けると、自動でミサイルの様に獲物を吐き出し相手にダメージを与える事ができるというユニークな特性。
HPが半分以上の場合はサシカマスを咥えた「うのみのすがた」だが、HPが半分以下になるとサシカマスの代わりになんとピカチュウを獲ってくる。これが「まるのみのすがた」となる。
ポケモン界のアイドルが頭から呑み込まれようとしている様は衝撃的な絵面で、ピカチュウはびっくりして大人しくしているが、反撃する隙を狙っているとの事。即放電してしまえば良いのではというツッコミは内緒。また、ウッウの方も喉の大きさを考えてみても飲み込めないにも拘らず、口から離す事はしない。
ちなみに、ポッポ、ピッピ、キリンリキに続く4匹目の回文ポケモンである。
色違い
色違いは全身が鮮やかなオレンジ色になっている。
緑色の目を含めどことなくホウオウを彷彿とさせるカラーリングだが、ウッウ自身がいまいち迫力のないビジュアルをしているためか、「偽ホウオウ」「百均のホウオウ」と呼ばれているとかいないとか。
ゲームでの特徴
ガラル地方本土では9ばんどうろ、ワイルドエリアの「キバこのひとみ(全天候)」「ハノシマ原っぱ(雨)」「ストーンズ原野(雨)」「げきりんの湖(雨)」、DLC『鎧の孤島』ではヨロイ島の「集中の森」「チャレンジビーチ」「たんれん平原」に出現する。
ストーリーにおいては、ライバルのホップがラテラルタウン戦・クリア後のまどろみの森戦時に使ってくる。
未登場。
DLC『碧の仮面』に内定したが、『スカーレット』限定で、対になるのはこちらも唯一無二の変わった特性を持つモルペコ。キタカミの里の湖や川等(鬼角峡谷・キタカミ原生地域周辺)に生息する。
おとしものの「ウッウのうもう」で作れるわざマシンは無い。
ストーリーにおいては「ともっこプラザ」でのバトルでのみスグリの手持ちで登場する(ちなみに姉のゼイユはモルペコを手持ちにしている)。
なお、上述した二人が手持ちに入れた時の状況が状況なので『迷走を表す象徴』ではないか?とされているが…(詳細は【余談】参照)。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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70 | 85 | 55 | 85 | 95 | 85 | 475 |
タイプは最早ありふれた「ひこう・みず」の複合タイプだが、ひこう・みずの形は唯一。同タイプのスワンナによく似た配分をしており、数値が100を超える能力がなく、ステータス自体はいまいちパッとしないと言わざるを得ない。
更にでんきが4倍弱点なため、せっかくの特防もあまり強みにはならないのが惜しい(でんきタイプの技は基本特殊技)。
このポケモンの真髄は専用特性『うのミサイル』にある。『うのみのすがた』と『まるのみのすがた』では獲物を吐き出して与えるダメージの内容に違いがあり、うのみのすがただとダメージ+防御ダウン、まるのみのすがただとダメージ+麻痺という、非常に強力な効果を持っているのである。
この状態で「こらえる」やきあいのタスキを駆使すれば、相手に何度も反撃ダメージを食らわせることができる。まるのみのすがたなら麻痺の効果で次のターンでの先制も狙えるだろう。なお、受けたダメージでウッウ自身が瀕死になっても特性は発動する。
こうした特異性から必然的に「うのミサイル」を主軸に据えた戦法がメインとなる。特性発動に必要な「なみのり」はメインウェポンとしても優秀で、「ダイビング」はダイマックスの時間稼ぎも出来るため、どちらも候補になり得る。
他にも物理技はブレイブバードやじごくづき、ばかぢからを覚える他、特殊技はれいとうビーム、ふぶき、ぼうふうなどを覚えるので割と器用。変化技ははねやすめ程度だが「こらえる」があれば十分なことも多い。
いかんせん水技の使用が前提の特性なので、それらを無効化する「ちょすい」や「よびみず」には要注意。
一風変わった特性と意外な強さから、ランクバトルではかなり話題性のある存在となっている。
第9世代では『ゼロの秘宝』の碧の仮面から復帰。テラスタルにより4倍弱点を消せるようになり動きやすくなった。
マックスレイドバトル
劇場版ポケットモンスターココの上映を記念して、2021年2月4日~9日まで行われているレイドバトル。
特色すべきはクリア回数が50万回に到達すると全ユーザーにかえんだまやどくどくだまなどを、100万回に到達すると全ユーザーにきんのおうかんなどがプレゼントされる点。
また、稀に色違いのウッウが出現していた。
余談だが、マックスレイドバトルでウッウがなみのりやダイビングを使用した際、特性の効果が発動せず、前述したサシカマスやピカチュウを加えることはない。
使用トレーナー
ゲーム版
漫画版
- ホップ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンユナイト
リリース時の最新世代かつ、宣伝でも大きく取り扱われ知名度が高かったためか、MOBAとして開発された外伝作品のポケモンユナイトにもプレイアブルキャラとして登場。
諸元
ロール | アタック |
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タイプ | 特攻 |
攻撃範囲 | 遠隔 |
進化 | なし |
わざ1 | うずしお(範囲)→レベルなみのり(妨害)/ダイビング(ムーブ) |
わざ2 | フェザーダンス(妨害)→レベルぼうふう(遠隔)/エアスラッシュ(遠隔) |
ユナイトわざ | どとうのミサイル(遠隔) |
とくせい | うのミサイル |
価格 | 8000コイン/460ジェム |
- とくせいの「うのミサイル」によって獲物を装填し通常攻撃を強化できることと、わざの選択次第で引き撃ち型と近接奇襲型を切り替えられる変則メイジ。系統としては早熟型のアーリータイプで、わざの更新が早く、序盤から敵に圧力をかけていくのが得意。
- 通常攻撃を一定数撃つか、わざ1の使用によって口に獲物を加えて強化攻撃が撃てる。体力が半分以下だとピカチュウを撃つようになり、麻痺効果(このゲームの麻痺は移動速度低下効果)が付与される。獲物を打ち出さない時の通常攻撃はかなり貧弱なため、火力を出すためにうのミサイルの管理が重要になる。
- ウッウは距離を話したまま攻撃できる引き撃ちタイプの「なみのり+ぼうふう」型か、敵に接近して攻撃を仕掛ける「ダイビング+エアスラッシュ」型の二種類の戦術を持っている。もちろん、わざ1と2は自由に組み合わせられるが、相性の問題から基本はこの型に絞られる。
- 相手に応じて使い分けられるのが強みだが、あくまでも基本は魔法使いタイプ。自身の耐久値は低く、追われる展開が非常に苦手なので押し引きを重視してリスクを減らすように立ちまわるのが基本。
- 遠隔タイプになる場合はわざの範囲が狭くて当てるのに癖があり、奇襲型にすると脆い体で敵に飛び込む必要がありハイリスク……とどの運用でも癖がある上級者向けのキャラクター。
- ユナイトわざの「どとうのミサイル」は、使用するとその場から動けなくなり操作も受け付けなくなってしまうが、ピカチュウを連続で射出して麻痺付きの弾丸を大量にばら撒けて総合威力が高い。間に味方を挟んで砲台になるのが主な運用方法。追い詰められてからの使用には適さない。
帰ってきた名探偵ピカチュウ
「消えた宝石」で主に登場。詳しくは書かないがこのストーリー以降で重要な役割を果たす。
アニメ版
アニポケ・第1~7シリーズ
本編より先に登場。サトシが捕獲しようとしたが失敗した。また、ウッウのとある習性がストーリー終盤にて活躍することになる。
- 新無印127話
ロケット団のロケット・ガチャットで排出され、コジロウが使役。共に排出されたサシカマスを直後に咥え、うのミサイルでゴウのポケモンを撹乱するが、ゴウのサルノリに背中を乗られ殴られた拍子にサシカマスを呑み込んでしまった。それによって騒然となったロケット団側のポケモンは、隙を突かれて次々とやられ、自身もサルノリに背中を叩かれた事でサシカマスを無事(?)吐き出し戦闘不能となった。
漫画版
ホップのポケモンとして15章で登場。ほのおタイプのエキスパートであるカブへの対策としてシルドミリアのナビを受けて捕獲。弱点の電撃を何度も浴びても平気なタフさを持つが、頭が悪く忘れっぽいのが欠点。しかし、離れ離れになっていたシルドミリアの手持ちの1匹であるキロ(サシカマス)を飲み込んでいた事で彼女とキロが再会する事ができた。
ポケモンローカルActs
岐阜県関市にウッウデザインされたポケモンマンホールが設置された。
長良川には小瀬鵜飼があるからと思われる。
余談
ローマ字入力について
- 母音の前に「っ」が入る事は少ないため、ローマ字で入力する際はちょっとややこしい。ローマ字入力の際は「uwwu」だと4タイプで済む。また、「xtsu」「xtu」「ltsu」「ltu」で「っ」が入力されることを利用してもいいだろう。尚、グッズ等で確認できる公式スペルは「UU」である。
モチーフ
- 鵜というよりはペリカンのような生態を持つが、モチーフの鵜はペリカン目に属する鳥類なのであながち間違いではない。
- 一見すると岐阜県などで見られる鵜飼いのイメージからカントー地方からシンオウ地方までの日本列島がモチーフの地方に生息しているイメージが強いが、ガラル地方のモチーフのイギリスでは、16~17世紀にかけて鵜飼いが貴族のスポーツとして盛んに行われていた時期があった。
- また、イギリスには実際に野生の鵜(カワウやヨーロッパヒメウ等)が生息しているため、イギリスをモデルとした場所に鵜をモチーフとしたポケモンを登場させたとしても、そこまで不自然な話ではなかったりする。
名前系バラエティ
上述した通り、色違いがホウオウに似たカラーリングである。また、うっうーに似ており、色違いはコーポレートカラーそのものである。
迷走を表す存在
一見メインキャラに使われる扱いの良いポケモンに見えるがウッウを使っている時のメインキャラのホップとスグリはどちらも『精神的に参っている』状態であり、更に吹っ切れた状態になるとどちらもウッウをパーティから外してしまう。その為、プレイヤー達からは迷走を表す不穏な存在扱いされる事となってしまった。
特性を使っている時のウッウは採った獲物を飲み込もうとしている様子でありこれを『ウッウの喉に詰まってる様子が行き詰まってる気持ちや悩みを飲み込めずもがいているキャラ達とかけている』と言われている(特にピカチュウを咥えている「まるのみのすがた」)。
しかし勘違いしてほしくないのは『ウッウ自体に悪意は無いし、気持ちや悩みを飲み込めないというのも描写として自明ではなくそこそこ強引な解釈である』事である。
そもそもウッウを使っていなくても迷走や暴走しているキャラもおり、それこそホップを追い詰めた当人であるビートも迷走や暴走をしたが手持ちにウッウはいない。ただビートは暴走してたとはいえ精神自体は上記の主要トレーナーとは違い「ローズの期待に応えたい」という思いがまだあったのでそこまで追い詰められてはないうえに中盤まではエスパータイプ使いだったのでタイプが違うウッウをわざわざ使う選択肢はないのもあるが。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0844.サダイジャ(キョダイマックスサダイジャ)→0845.ウッウ (うのみのすがた/まるのみのすがた)→0846.サシカマス
同複合タイプ
関連ポケモン等・グループタグ
グループ | 鳥ポケモン |
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コラボ | 岐阜ポケふた組 |
うのミサイル被害者 | サシカマス/ピカチュウ |
対 | モルペコ(まんぷくもよう/はらぺこもよう):対となったポケモンで、こちらは『頑なな態度を溶かしていくキャラ』に使われる。また、こちらもバトル限定のフォルムが存在する。 |
回文仲間 | ポッポ ピッピ キリンリキ |
他 | |
オニドリル | ある意味ホウオウネタ仲間。 |
カイデン | サシカマスを餌にしている鳥ポケモン |
ウッウロボ | ポケモン機械化関連 |
その他