基礎データ
全国図鑑 | No.0226 |
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ジョウト図鑑 | No.197 |
シンオウ図鑑 | No.141 |
イッシュ図鑑 | No.234 |
コーストカロス図鑑 | No.140 |
アローラ図鑑 | No.146 |
ガラル図鑑 | No.355 |
ヒスイ図鑑 | No.165 |
ローマ字表記 | Mantain |
分類 | カイトポケモン |
タイプ | みず / ひこう |
高さ | 2.1m |
重さ | 220.0kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | すいすい/ちょすい |
隠れ特性 | みずのベール |
タマゴグループ | すいちゅう1 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | マンタイン | manta(英語でオニイトマキエイ・マンタ)+marine(英語で海) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Mantine | 日本語名に同じ |
ドイツ語 | Mantax | Manta(オニイトマキエイ・マンタ)+Taxi(タクシー) |
フランス語 | Démanta | démon(悪霊)+manta(オニイトマキエイ・マンタ) |
韓国語 | 만타인 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 巨翅飞鱼 | 巨(jù、大きい)+翅(chì、羽)+飞鱼(fēiyú、トビウオ) |
中国語(繁体字) | 巨翅飛魚 | 巨(jù、大きい)+翅(chì、羽)+飛魚(fēiyú、トビウオ) |
ヒンズー語 | मैन्टागर | manta(オニイトマキエイ・マンタ) |
ロシア語 | Мантин | 英語名の音写 |
タイ語 | แมนไทน์ | 日本語名の音写 |
進化
タマンタ → マンタイン(手持ちにテッポウオがいる時にレベルアップ)
特徴
『金・銀』(第2世代)から登場したポケモン。金バージョンのみ登場で、銀バージョンにしか出現しないエアームドとは対をなす存在として扱われやすい(後述の性能とか)。
マンタ(オニイトマキエイ)のような姿をしており、マンタよりも鰭が厚く、目も中央に寄っている。上半分は濃紺、下半分は薄い紫(ポケダンだと濃いめの紫になっている)、背面に黒い輪っか模様が左右1つずつというのが基本である。
また、マンタの頭鰭の様な部分は口周りではなく、触角の様な配置をされている(これは進化前も同様)。
劇場版の描写を見る限り、「あやしいひかり」はこの触角を発光させて行なっている様である。
マンタはともかく、名前の「イン」はどこから来た?と疑問が湧いてくるが、「マリン」説が有力。
英語をはじめとするイタリア/スペインといった国でもマンタインで通じる。ただし、フランス語「Démanta」、ドイツ語は「Mantax」となっているので注意。フランス語版は恐らくデーモンと掛けたネーミングとなっているが、これはマンタを表す英語のスラングとして「Devilfish」(何の因果かタコも指す言葉でもある)があるためであろう。
餌の食べ残しを狙って体にテッポウオが貼付くことがあるが、マンタイン自身は大人しい性格なので全く気にしていないという。これはコバンザメがお零れを狙って他の魚に張り付く習性から来ている。
なお、マンタインの分類のカイトとは英語で「凧」を意味しており、関係が深いテッポウオの進化先がタコをモチーフとしたオクタンとなることを考えると良く考えられた洒落である。ひこうタイプを持っているのもそんな事情からであろう。
第2・3世代のグラフィックでもテッポウオが引っ付いたグラフィックで表現されているが、テッポウオが登場しない作品でもこのグラフィックとなっている。
エイがサメに近い生き物という特性を反映して、肌の質感はザラザラとしている。
モデルのマンタ宜しく、口に入って来た物を吸取って食べる。どうやら群れで生活するポケモンである様子。泳ぐスピードが増すと海面からジャンプすることがあり。滑空する距離は100m。ひこうの看板に偽りナシである。その雄大な姿は人気が凄まじく、アローラ地方ではグッズモチーフとなっている他、彼らに影響されてサーフィンを始めたという人も多い。
本来は暖かい海のポケモであるが、ガラル地方では何故か淡水性湖や寒い入江に出現する事がある。いわゆる淡水エイという奴であろうか。
第4世代では、進化前の姿であるタマンタが登場した。
『NEWポケモンスナップ』ではピカチュウを乗せる姿を見る事もでき、背中に人間やポケモンが乗ってもあまり気にしないタチなのかもしれない。
色違い
色違いは明るい青色になる。
ゲームでの特徴
『金』『クリスタル』のみ41ばんすいどうの水上で出現するが、出現率は低めに設定されおり、おまけに捕獲率も低い。
FRLGなどから連れてこよう。
『リーフグリーン』のみ、ナナシマのトレーナータワーとアスカナ遺跡に出現する。
第4世代で進化前のタマンタがバージョン問わずに登場。手持ちにテッポウオがいる時にレベルが上がると進化するという、特殊な進化条件となっており、入手が格段に楽になった。さざなみのおこうさえ持たせなければマンタインのタマゴが見つかるので量産や厳選難易度が低いのも魅力。これに伴い、進化ポケモンという扱いになったためか「はかいこうせん」を習得した。
223ばんすいどう・ナギサシティにてタマンタが出現する。進化に必要なテッポウオも同じくナギサシティと223ばんどうろでも「いいつりざお」で釣れるので安心しよう。
『ハートゴールド』のみ41ばんすいどうの水上で出現する。
『BW』ではサザナミタウンとサザナミ湾、『BW2』ではサザナミ湾と21ばんすいどうに出現する。相変わらず捕獲率は低いのでネットボールやダイブボールといった補正の出るボールでの捕獲をオススメする。
12ばんどうろ・シャラシティ・アズール湾にタマンタとテッポウオ(いいつりざお)が出現する。
本作ではバトルリゾートに出現。廃人ロードをぐるぐる回っていれば影が出現するのでそれに接触すれば簡単にバトルできる。
『USUM』でタマンタがメレメレ島の1ばんどうろ・ハウオリシティ・カーラエ湾・メレメレ海に出現する。テッポウオも釣りだけでなくタマンタの仲間呼びで出現する。
また、本作のミニゲーム「マンタインサーフ」の主役になった。BPがもらえるので世話になった人も多いだろう。
第8世代から
9ばんどうろとワイルドエリアの「げきりんのみずうみ」に出現する。
DLC『冠の雪原』ではダイマックスアドベンチャーにも登場。
リメイク前の場所に加え、地下大洞窟にもタマンタが出現する。
群青の海岸の静かな内海で海をジャンプしている姿が確認でき、海上に背中を出した時がゲットのチャンスとなる。ただし、失敗すると海中に逃げてしまうのでタイミングは慎重に。
ヒスイ地方では野生で見かけたのに上述の通りに現代のシンオウ地方では野生のマンタインは一切見かけなくなってしまっている。
性能
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
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第6世代以前 | 65 | 40 | 70 | 80 | 140 | 70 | 465 |
第7世代以降 | 85 | 40 | 70 | 80 | 140 | 70 | 485 |
エアームドと対となった種族値で、「とくぼう」は140もある。しかし、特殊受けといえばピンクの悪魔がいるのでエアームド程の活躍は聞かない。水・飛行なので電気技も4倍弱点。
半減実、「どろあそび」、ダブルで特性「ひらいしん」持ちと組むなど上手く使おう。特性「すいすい」を生かし、「雨パ」の特殊アタッカーとして起用することも可能。しかし同じ特性ならキングドラやオムスターの方が火力が高いので意表を突く以外に使用する意義はない。
第5世代ではウルガモスやシャンデラと相手にすると有利な敵も増えた。いわ技で狩ろうとして来た物理アタッカーを「ねっとう」でやけどにしてやれば面白い活躍が出来る。
また、トリプルバトルにおいては位置に関係なく攻撃出来る飛行技が一致で使えることに加え、味方を加速出来る「おいかぜ」・全体攻撃をシャットアウト出来る「ワイドガード」など有用な技が多くなかなか侮れない。
第7世代では、種族値見直しというテコ入れもとい救済により、「HP」が20も上がるという破格の向上を遂げた。これにより、物理面での耐久においても強さを発揮することが出来るようになった。おまけに「はねやすめ」まで習得し、みず特殊受け一般ポケモン看板という地位をさらに強固にした。
さらに続く第8世代では「ぼうふう」を習得。タイプ一致で「ぼうふう」が使える「すいすい」アタッカーという個性を得、さらにダイマックスによって自力で雨を降らせることも可能となった。元々耐久は極めて高いポケモンなのでダイマックスすれば4倍弱点のでんき技も耐えることが出来るため、「じゃくてんほけん」を持たせても良いかもしれない。
特殊受けを活かせる「ドわすれ」「ミラーコート」(タマゴ技)の存在も嬉しい。ただし、現在はどく状態とする習得技が「ダストシュート」ぐらいしかないので「どくびし」などでサポートしてやると良い。あるいは「あやしいひかり」で混乱ダメージを狙うのもありか。
ちなみに『HGSS』においては教え技で「いとをはく」を覚えることが出来るが、これはマンタインのモデルであるオニイトマキエイ→糸巻き→いとをはく、若しくはカイト(凧)ポケモン→凧糸→いとをはくの連想かと思われる(相方の進化系も「いとをはく」を覚える)。似たようなケースに、例えばガオガエンの「きゅうけつ」がある。
テッポウオ由来と思われる技を多数習得し、「タネマシンガン」「タネばくだん」や「ダストシュート」「ロックブラスト」「サイケこうせん」が該当する。そうでなくとも非常に技範囲が広く、みず恒例こおり技習得は勿論、第8世代習得技には「たつまき」「じしん」「ボディプレス」「じならし」「アイアンヘッド」「どろかけ」や「いわなだれ」「ダメおし」が確認出来る(威力がピンキリなのはさておき)。
「とくこう」が惜しい気もするが、『LEGENDSアルセウス』では「パワーシフト」を覚えるのでハヤワザで発動してアタッカーに転じるという戦法もあり。
一方、実在のマンタとは異なり、物理攻撃面は控え目である。ピンポイントの相手対策に「いわなだれ」等を搭載しているケースもあるが。
使用トレーナー
ゲーム版(本編)
ゲーム版(番外作品)
- エリカ:ジムリーダー(カントー)
- マツバ:ジムリーダー(ジョウト)
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)
- イツキ:四天王(ジョウト)
※ポケモンスタジアム金銀
※ポケモンコロシアム
- スーラ:ミラーボ手下
※ポケモンコロシアム・ダークポケモン
アニメ版
- リュウジ(無印256話)
- ミズホ(サイドストーリー)
- おじさん(DP39話)
- シズイ(BW)
- ミー・スノードン(結晶塔の帝王)※空想
漫画版
番外作品
ポケモンコロシアム
パイラビルでミラーボ手下のスーラが繰り出してくる。ここでスナッチしないとエンディング後にミラーボのアジトでスナッチする必要がある。
ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊のみに出現としばらくはバージョン限定ポケモンとして扱われる傾向にあった。
ポケモンレンジャーバトナージ
「プエルおき」と「ホエルオーのうみ」に生息しており、彼らをキャプチャし「かいていいどう」の力を借りて進む事になる。
ポケモンGO
第2世代ポケモンとして、2017年2月に実装。扱いとしてはかなりレアな部類に入り、街中を探してみても中々出会えない。ただ、リサーチの報酬になっていたり、特定イベントの際に出現率がアップしたりといった措置が取られているので、その時に狙ってみるのが良いであろう。
性能はというと原作同様、「ぼうぎょ」は固いがそれ以外は並といったところで、最大CPもそれ程高くないことから、当初はコレクション用としてしか見られていなかった。
しかし、2018年にトレーナーバトルが解禁されると、防御の高さ故に非常にタフであることを始め、弱点がでんきといわの2つのみしかないという耐性の豊富から、CP1500以下のポケモンのみ出場可能な「スーパーリーグ」において採用されるようになった。
とはいえ、当時はまともに使える技が余りなかったため、対となるエアームドと比べて採用率はかなり低かった。
技調整がされて行くに連れて、「つばさでうつ」や「つばめがえし」強化が入り使いやすくなった。また、環境にニョロボンやコノヨザルなどマンタインが強く出やすいポケモンが多くなったことから近年は採用率が上がっている。
アニメ版
アニポケシリーズ
アニメでの鳴き声はそのまま「マーン」となっている。
- 無印214話「マンタインとちんぼつせん!! なぞのポケモンのひみつ!」
「ぎんいろのはね」が眠る沈没船ラズベリー号の周辺をテリトリーとしており、サトシ達を襲撃した。
- 無印256話「リュウグウジム! みずのなかでバトルだぜ!」
非公式ジム・リュウグウジムを営むリュウジの手持ちで、カスミとのバトルで登場。
- ミズホのマンタイン
サイドストーリー1「タケシニビジムをすくえ」で、水ポケモンの巣窟にしてしまったタケシの母・ミズホからジムを元に戻させるためタケシがバトルを申し込んできた時に使用したポケモン。
タケシがイワークに水のフィールドの水を「あなをほる」で抜いたため不利になるが、空中からや締め付けられた時の「バブルこうせん」でイワークにダメージを与える。しかし最後はイワークのしっぽに体を打ち付けられ倒される。
- DP39話
観光蒸気船の乗り場の管理人のおじさんのポケモン。かなり大きくサトシとヒカリの2人を乗せられる程で、ピカチュウ達が乗った蒸気船が人が乗っていないのに出航してしまった時におじさんが出し、凄い速さで泳いで船に向かった。
サトシ達が船を動かしてその先の滝から逃れ、ピカチュウやブイゼルが破壊した巨大な岩の破片を、マンタインが体当たりで船から守る形で壊して難を逃れた。
- シズイのマンタイン
『BW』94話「セイガイハジム戦!マンタインVSダイケンキ!!」にてシズイの切り札として登場し、ブルンゲル戦で10まんボルトを封じられたコテツのナットレイを倒すが、ダイケンキに敗れた。
- 劇場版『結晶塔の帝王』
CV:小西克幸
ミー・スノードン(10歳)の手持ちである結晶ポケモンの一体。うずしお、たいあたり、とっしんの3つを覚えており、ヒトデマンと対決した。鳴き声は結構低めであり、エコーの掛かった鳴き声になっている。
- 劇場版『水の都の護神』
最終盤、ラティアスを助け出しサトシ達の元へと届けた。
- 劇場版『蒼海の王子』
CV:川上貴史
マナフィのタマゴが流れ着いた海域をタマンタ達と群れを成して泳いでいる。海上を滑空していた所をマナフィのタマゴを持ち去ったジャッキーにキャプチャされる。
「あやしいひかり」でファントムのパラセクトとカイロスを混乱させ、脱出に貢献している。どうやら「あやしいひかり」は人間には眩しいくらいで特に混乱の効果はないらしい。
その他
AG | 180話 |
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DP | 181話 |
XY | 22話 |
SM | 99話(イメージ)・102話 |
新無印 | 8話(ポスター) |
めざポケ | 7話 |
劇場版 | 裂空の訪問者 |
第8シリーズ
- ラプラス海賊団のマンタイン
第31話から登場した六英雄のラプラスの仲間。
続く第32話では、エテボースとリククラゲら陸で活動できる仲間のポケモン達がライジングボルテッカーズに撃退された後に追いかけてきたブレイブアサギ号を水中の仲間達と共に迎撃するも、ランドウのヌオーの「なみのり」とランドウの操舵力によってなんなくかわされてしまう。
後にアジトでテラパゴスをきっかけにリコ達と打ち解け、ラプラスの旅立ちに他の仲間ポケモン達と共に背中を押し、ホエルオー中心に再出発していった。
- 33話
冒頭でタマンタと共に登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- ゴールドのマンたろう
性別 | ♂️ | 特性 | ちょすい | 性格 | おだやか |
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うずまき島周辺でゴールド達がルギアに襲われた際に巻き込まれていた所を捕獲。
クリスタルが捕獲し釣り人でイエローの叔父・ヒデノリから預かったテッポウオ20匹をヒレに付け、みずでっぽうを一斉に噴射させることによってハンググライダーのように空を飛べる。
公式ホームページによれば「海へ、空中へゴールドを運ぶ」とあるため、「なみのり」も使えると思われる。
第3章中盤 - 第6章までにかけて飛行要員として活躍した(が、これがトゲたろうが進化出来ない原因となってしまう)。
第9章ではトゲたろう(トゲピー)と入替わりで控えに回る。
- エメラルドのマンタイン
性別 | ♀️ | 特性 | すいすい | 性格 | わんぱく |
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ガイル・ハイダウトがバトルフロンティア中に放ったレンタルポケモンのうち、特に苦しんでいたポケモン。
エメラルドによって解放された後、ダツラの許可も得て手持ちとなる。
事件後にゴールドのマンたろうと恋人になった。
- 14章:バーネット博士がマンタインサーフで使うポケモンで登場。
ポケモンローカルActs
沖縄県石垣市にテッポウオと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。
石垣市はマンタ"を観察できるダイビングスポットがあり、テッポウウオの生息地でもある。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0225.デリバード→0226.マンタイン→0227.エアームド
同複合タイプ
関連ポケモン等・グループタグ
その他