キャモメとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
基礎データ
ずかん | No.278 |
---|---|
英語名 | Wingull |
和名英語風表記 | (Camome) |
ぶんるい | うみねこポケモン |
タイプ | みず / ひこう |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 9.5kg |
とくせい | するどいめ/うるおいボディ/あめうけざら(隠れ特性) |
※するどいめ:「命中率」が下がらない(バトル時)
手持ちの先頭にいると、自分より低い野生ポケモンが会いにくくなる(フィールド時)
※あめうけざら:天気があめが ふりつづいている状態のとき、最大HPが毎ターン16分の1ずつ回復する
進化
キャモメ → ペリッパー(レベル25)
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』(第3世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は、「キャット(ウミ『ネコ』)+カモメ」。英語名のWingullはカモメの翼を意味するGullwing(ガルウィング)を逆さまにしたもの。
ウミネコともカモメともいえる姿をしたポケモン。目が一本線。
長いクチバシはエサを獲る時に便利。クチバシでエサや大事な物を挟み、色んな場所に隠す習性。海辺の切りたった断崖絶壁に巣を作り、冬は巣の周りにエサを隠す。
細長くて大きな翼で海からの上昇気流を受け、羽ばたかずに大空へ舞い上がり、グライダーのように風に乗って海上を滑空する。長い時間羽ばたくのは苦手で休む時は翼を折り畳む。骨は軽さのためにスカスカ。
キャモメが飛び交う海の下はさかなポケモンが群れているので漁師はまずキャモメを見つけると言う(=「鳥山」)。アローラ地方のキャモメは大好物のヨワシを探すため旋回している。レンティル地方ではケイコウオを襲う生態が確認されている。
ゲームでも解説文通り、海辺や水上によく出現するポケモンで、ガラル地方では内陸部のワイルドエリアにも出現する。また、アニメなどを見る限り断崖絶壁が無い市街地の港にも群れをなして飛んでいる辺り、ビルの屋上などに巣を作っているのかもしれない。
ゲームにおける特徴
素早さが進化前にしてはかなり高い。
他はそれほど高くないが、ステータスは特殊寄り。
一方、同シリーズで初登場のスバメはキャモメと同速であり、
その他のステータスも物理寄りにシャッフルしたような配分のため、スバメとは対の存在だと思われる。
シナリオでもハギ老人の手持ちとして登場する。NNはピーコちゃん。
そこ、スバメをおすぎちゃんとか言わない。
「ルビー・サファイア」での初登場以降、波乗りをしているとメノクラゲと共に飛び出してくる定番ポケモンとなった。
なお、「エアスラッシュ」や「でんこうせっか」は進化キャンセル(つまりキャモメのまま)でないと覚えられらない。
何気にギャラドスと同じタイプであり、真っ当な進化をすればオオスバメ同様、すばやさ重視のステータスで、
速攻型の立派な特殊アタッカーとなる……はずだった。理由は……お察しください。
劇場版
劇場版ポケットモンスターでの出演も野生のポケモン役として出番が多い方だが、『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』では本編の登場はないものの、ボイジャー(ポケモン)がこのポケモンに因んだ諺を述べたり(リメイク前の同台詞では「カモメ」だったため)、宣伝ポスターとEDクレジットに使われたスペシャルイラストで実際に登場していることから、間接的ながら第三世代以降のポケモンで唯一の出演を果たした。技を含めればエナジーボールやリーフストームも登場している。
関連イラスト