タグとしては「ラプラス」を使用することが多い。
その他→ラプラス
基礎データ
全国図鑑 | No.0131 |
---|---|
ジョウト図鑑 | GSC:No.219 HGSS:No.224 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.242 |
コーストカロス図鑑 | No.150 |
アローラ図鑑(SM) | No.268 (ポニ図鑑:No.083) |
アローラ図鑑(USUM) | No.353 (ポニ図鑑:No.100) |
ガラル図鑑 | No.361 (カンムリ雪原図鑑:No.190) |
英語名 | Lapras |
ぶんるい | のりものポケモン |
タイプ | みず / こおり |
たかさ | 2.5m |
おもさ | 220.0kg |
とくせい | シェルアーマー / ちょすい /うるおいボディ(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
キョダイマックス
タイプ | みず / こおり |
---|---|
たかさ | 24.0m~ |
おもさ | ???.?kg |
詳細は「キョダイマックスラプラス」の記事を参照。
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)から登場している古株のポケモン。
凹凸のある甲羅を背負った水色の首長竜のような姿で、額に角を生やし、側頭部には渦巻き状の耳のようなものが付いている。
知名度に加え見た目の愛らしさから、昔より根強いファンが多いポケモンである。
見た目通り水棲のポケモンで、決まった縄張りを持たず、親子や群れといった集団で穏やかな海を回遊しながら暮らしている。そして気分が良いと、綺麗な鳴き声で歌うという。
人間の言葉を理解できる高い知能を有しており、無駄な争いを好まない優しい性格。
「乗り物ポケモン」の分類の通り、背中の甲羅に人やポケモンを乗せて泳ぐ事を好み、その乗り心地は抜群らしい。
乗せたがる理由は明言されていないが、別のポケモンを助けて対岸に運んであげる光景もよく見られるなど、他との共生を良しとする姿勢が窺える。
こうした性質から、アローラ地方など一部の地域では、パルデア地方のモトトカゲよろしく人間の交通手段として古くから共存してきた。
両の手足は泳ぐことに特化したヒレになっているが、陸上でも少しだけなら這って移動でき、特に氷の上ならば軽々と滑って移動可能。一部媒体ではれいとうビームで凍らせた地面や海上を滑るという移動方法も編み出している。
無論氷タイプだけに寒さには強く、冷たい氷海でも平気で生きられ、スベスベな質感の皮膚は少しだけひんやりしているらしい。
かといって暑さに弱いわけでもなく、南の温かい海にも難なく順応でき、一部は淡水域でも見られるなど、クジラやシャチに匹敵するレベルの適応性を誇る。
……一方、その人懐っこい気質が仇となり、元々の希少性に目を付けた人の手で乱獲されてしまい、絶滅寸前まで追い込まれてしまった歴史を持つ。
ゲーム上でも出会える機会は少なく、独りとなった個体は、数の減った仲間たちを思って哀しげな鳴き声で歌うのだとか。カントー四天王のカンナも、故郷に暮らす野生のラプラスを保護するための発言力を求めて四天王となったらしい。
……とされていたのはもはや過去の話。『ポケットモンスター サン・ムーン』の時代では手厚い保護の結果その数を順調に増やしていき、遂にはかえって増え過ぎてしまい、周辺の魚ポケモンが食いつくされ減るといった影響も確認されている。
外見が良いことも手伝って、過剰な保護が行われたのだろうか。ある種人間のエゴに振り回されたポケモンであるとも言えるだろう。
名前の由来はフランス語で座席を意味するLa _placeと思われる。ラプラスの悪魔で知られる数学者は多分関係ない。デザインの元ネタはネッシーであろう。
イラストではややデフォルメして描かれることも多いが、実際の頭頂高は2.5メートルもあるので大人の個体だと意外とでかい。10代のトレーナーだと、頭をなでたり触ったりするのは身長的に少しギリギリな感じである。
ゲーム上の特徴
上記の設定故か、初代から現在までそう気安い頻度ではお目にかかれない、中々のレアポケモンとなっている。
そして出現場所も何故か淡水域の方が多い。敵を避ける為こうした僻地に移り住むのは道理であると言えるが…。
初登場となる第1世代では野生では一切出現せず、シルフカンパニーの社員から貰う方法でのみ入手できた。
第2世代では初の野生エンカウントとして、金曜日のみつながりの洞窟最深部の地下湖にシンボルで一体のみ遭遇できる(タイトル画面でも登場)
『ルビー・サファイア・エメラルド』では「いてだきの洞窟」、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では「チャンピオンロード」(224ばんどうろ側)の、いずれも地下湖で出現する。
『ブラック・ホワイト』ではビレッジブリッジの下を流れる運河でレア遭遇が可能。
『ポケットモンスター X・Y』では、なみのりができるようになりこれから海を越えるぞという絶妙なタイミングでNPCが譲ってくれる。そのままラプラスになみのりを覚えさせ、海を越えたプレイヤーも多いだろう。
そしてこの世代からようやく、12ばんどうろやアズールわんといった海上で出現するようになった。
この世代では「なみのり」使用時のフィールドグラフィックがラプラスのものである。この試みは第2世代以来となる(ただし、この世代のポケモンのなみのりグラフィックは一律でピンク色のラプラスになる)。
第7世代では秘伝技の廃止に伴い、ライドギアでラプラスに乗るようになった。
水上を移動するライドポケモンは他にサメハダーがいるが、岩を壊せない代わりに釣りができるという相違点がある。
第8世代の『ソード・シールド』ではワイルドエリアの各種湖にシンボルエンカウントで出現。ネス湖のネッシーを意識したのであろうか?
海上マップではキルクスの入江に釣りで出現する。
作品の世代が進むごとにポケモンとしての貴重度がどんどん下がっていった為、ポケモン廃人の存在を正当化する上で、引き合いに出されやすいポケモンの一匹でもある。
絶滅寸前とは言えど、少数ながらも生き残っているのは廃人が沢山のラプラスのタマゴを孵化し逃がして野放しにしているからでは?とも考えられるため。
ラプラスは対戦でも人気が高いため厳選の需要は高く、ラプラスが弱いポケモンならば廃人からも見向きもされず絶滅していたかもしれない。
もちろん全ての個体が無事に生き延びれる保証などないし、別の種族の生態系も破壊しかねない事も確かだが……、もしそういった理由で廃人が必要悪として肯定されているならなんとも皮肉である。
他にはイーブイ、ポケモン御三家のような世代が進むごとに貴重度が下がっていったポケモンや、ベトベターにベトベトン、その他には化石ポケモンなどが同じ様に引き合いに出されやすい。
性能
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
130 | 85 | 80 | 85 | 95 | 60 | 535 |
みず、こおり複合というタイプとしては激戦区の中でも人気のポケモン。
すばやさが少し低いことを除けば、全体的に高い能力を持っており、初代ポケモンにおいては準伝説級の扱いとなっていた。
こうげき/とくこう種族値は共に85、ぼうぎょ80、とくぼう95とやや安定して高い程度であるが、HP種族値が130もあるため特に耐久面に優れる。倒したと思ってもなかなか倒れていないことも多い。
メインは定番の「なみのり」「れいとうビーム」「ハイドロポンプ」「ふぶき」と一通り揃い、先制技で「こおりのつぶて」、サブウェポンで「サイコキネシス」「10まんボルト」「かみなり」、一撃必殺技で「ぜったいれいど」も覚えることができる。全体的には特殊わざ寄りだが耐久型と相性の良い「のしかかり」、「アクアブレイク」など物理わざも優秀。
さらに、歌えるという設定からか、「うたう」「ほろびのうた」「いやしのすず」など、音や声に関係する技も覚えられるほか、第8世代では新しく「うたかたのアリア」を覚えることになった(詳しくは当該記事にて)。
タマゴ技で「りゅうのまい」「みらいよち」、教え技で「りゅうのはどう」「ドリルライナー」「アイアンヘッド」、極めつけには「げきりん」、わざマシン(『Let's Go!ピカチュウ・イーブイ』限定)で「メガホーン」を覚えることができるなど、他の同タイプのポケモンと比較してなかなか器用である。
尻尾は短いが、「アイアンテール」といった尻尾を振るう技も習得可能。
また、前述した「ぜったいれいど」のほか、さらに「つのドリル」「じわれ」と一撃技を3つ覚えるのも特徴で、「ねむる」からの「ねごと」で一撃技を連打するスタイルは、近年は見かけることこそ少なくなったものの、「ねごと」が登場した金銀から続く定番の戦法である。
ほのお・はがねは等倍であり、ドラゴンに対してもある程度の抑止力を持つ他、「うるおいボディ」による雨パの壁役、また霰パの対ほのおポケモンメンバーとして、それ以外でも「なみのり」「たきのぼり」などの秘伝技要員として様々なところで役に立つ。
第5世代以前は環境的にはマイナーであり、見る機会はかなり少なかった。
変わったところでは耐久力と「ちょすい」を活かした対雨パ用ラプラスなどが存在していた(相手が降らせた雨を利用しての必中かみなり、当時幅を利かせていたキングドラのハイドロポンプの無効化、補完要員で出てくるドラゴンタイプにタイプ一致のこおり技など、相手依存ながらもそれなりの利便性を誇った)。
第6世代で天候の弱体化と特殊技の調整により「うるおいボディ」による耐久ラプラスは少なくなったが、代わりに対みずポケモン用の新技「フリーズドライ」をタマゴ技で習得。
これにより「ちょすい」のヌオーなどで止まってしまうということがなくなり、自身の「ちょすい」と併せてみずタイプに非常に強く出られるように。さらにこれとみず技だけでほとんどのポケモンに一致等倍以上のダメージを与えられるようになった。
これによりでんき技を使う意義はほぼ消滅した(まったくないわけではない。詳しくは「フリーズドライ」を参照)。さらにラプラス以外のみずタイプでこのフリーズドライを習得できるのは、いまいち活かしづらいウオチルドンぐらいしかおらず、他のみずタイプの差別化としても効果的。
ただし、ラプラスにフリーズドライを遺伝させる遺伝元はアマルルガ(及びアマルス)とコオリッポに限られており、習得が地味に面倒。
特に第8世代においてはアマルルガが一時期リストラに遭っており「ソフト単体でフリーズドライ遺伝を成立させるにはほぼコオリッポを調達してくるしか手段がなく、しかもコオリッポは『シールド』限定のポケモン」という、『ソード』購入者にとってはなかなか辛い状況であった。
現在では「ポケモンホームとポケモンバンクの連動で過去作からアマルルガorアマルスorフリーズドライを覚えたラプラスを輸送する」「上記のポケモンたち(またはコオリッポ)をポケモンホームのGTSで調達する」といった比較的楽な調達法があるが、当時はTSUTAYAとのコラボキャンペーンで配布されていたコオリッポのレイドを受注できるダイクリスタルの入手すら真剣に検討されるレベルだったという。
第8世代においては強力なキョダイマックスを獲得、一時期トップメタの一角を構成していた。
ラプラスを選出した時点でまずダイマックスを切るパターンが多い。こおりのつぶてやフリーズドライは特殊効果が失われるため優先度が薄れ、代わりあるいは併用という形ででんき技の採用率が上昇するなど技選択も変遷。
また、新たにアシマリ系統からの遺伝技として「うたかたのアリア」を習得できるようになった。全体攻撃のみず技ということで、「なみのり」とは競合関係になるが、音技であるため身代わりを貫通可能な反面、特性「ぼうおん」には無効化されるという短所もある。どちらを採用するかは自身の戦法やPTの構築を踏まえて考えよう。
第1世代でのみ、わざマシン22でソーラービームを習得出来る。
当時は溜め無しで撃てる天候も無ければパワフルハーブなんて道具も一切無く、安定する10まんボルトを覚えるため(さらに岩・地面タイプには普通に水タイプを撃てばいい)、覚えさせる機会はまず無かった。
そしてその技とシナジーの効くにほんばれが登場した第2世代以降では何故か覚えられなくなっており、さらには前述の第6世代で水・地面複合にも4倍ダメージを与えるフリーズドライを習得してしまったため、
初代作品のポケモンをバーチャルコンソールで第7世代に送れるようになったとはいえ、やはり使い時が微妙である。
一応カブトプスやオムスター、ジーランス、アバゴーラと言った水・岩複合にも4倍弱点を与えられたり、水弱点を突く際にも一致フリーズドライ(威力105)よりは不一致でもこちらの方が威力がわずかに高い(威力120)のではあるが…
第8世代では、素の耐久ステータスが高く、ダイマックスでHPが2倍になると努力値を全く振っていない状態ですら防御と特防のそれぞれが片方に特化したクレセリアに相当する。特攻に性格補正をかけて火力特化にしていても、残りの努力値次第(例:H140B116C252+)では壁なしで攻撃特化ザシアンのきょじゅうざんを確定で耐える。そこにオーロラベールによる防御性能が加わるため、キョダイセンリツがヒットした時点で特化クレセリアの実に2倍、努力値を振ればそこから更に硬くなるという想像を絶する耐久力を得る。
ここまで来ると、弱点のタイプであってもまともな殴り合いでは落とし切れない。
キョダイマックス中、あるいは相手がダイマックス未使用の場合、こちらの立ち回りとしてはじゃくてんほけんを警戒し、弱点を無理に狙わないようにすることも考えられる。
万が一ラプラスの特性が「シェルアーマー」だと壁を無視する希望は無いわ控え目な火力を補強されるわで泣きっ面に蜂もいいところである。
また、ダイアイスのようにあられを降らせないので、ダイストリームで降らせた雨によるみず技の火力上昇を維持したままで併用できる。
当然、キョダイマックスが切れた後もオーロラベールがある限りは耐久力が増したままになるので、ターン数を稼ぐ、かわらわり等のオーロラベールを割る技を放つかして剥がさないと、要塞と化していつまでも居座られる。
短所といえば「火力が上がらない」「2度以上撃った際にオーロラベールが剥がされていないと追加効果を持て余す」「フリーズドライ独自の効果が使えない」「特性すりぬけで貫通される」の4点だが、それらが気にならない程の丈夫さである。
第9世代では何と現在未登場。この世代では新たに単水タイプの怪物が登場しており、みずタイプの耐久型の世代交代をしたいという意図でもあるのだろうか。
攻めとしては物理と特殊という違いはあるが。
使用トレーナー
ゲーム版
- カンナ:四天王(カントー)※1
- ワタル:四天王(カントー)※2
- レッド:ポケモントレーナー
- マツバ:ジムリーダー(ジョウト)※3
- イブキ:ジムリーダー(ジョウト)※3
- キョウ:四天王(ジョウト)※3
- アダン:ジムリーダー(ホウエン)※4
- ウコン:パレスガーディアン
- アイリス:イッシュチャンピオン
- ヤナギ:ジムリーダー(ジョウト)※5
- アヤナ:ラプラスマスター
- メロン:ジムリーダー(ガラル)※7
- スズナ:ジムリーダー(シンオウ)※6
- ミツヒデ:ブショー
- ブランシェ:チームミスティックリーダー
- シエラ:GOロケット団リーダー
※1:LPLEの戦闘前グラフィックではラプラスに乗っている。
※2:ポケモンスタジアム2
※3:ポケモンスタジアム金銀
※4:再戦3回目以降
※5:PWT
※6:バトルタワー
※7:鳴き声の由来は「ラプラスにのって」から。
アニメ版
漫画版
- ジュンジ(ポケスペ)
- ヤナギ(ポケスペ)
- ウコン(ポケスペ)
- アイリス(ポケスペ)
- メロン(ポケスペ)
番外作品
ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
難関ダンジョンの「さいはてのうみ」に出現はするが、仲間にした後に送られる友達エリアは海から遠く離れた「しんぴのみずうみ」となっている。まあ、同じ友達エリアに送られるポケモンが同じ初代高レア枠のミニリュウ族である事を考えるとこうした僻地に住むのは納得ではある。
歴代でも珍しい空を飛ぶラプラスであるが、これは時の海と呼ばれる航路を渡っている為で、そらをとぶが使えるわけではない。
クリア後は海岸に常駐するようになり、再び話しかけると「幻の大地」に行く事が出来るほか、ストーリーが進むと主人公にパルキアの情報を教えるなどの活躍を見せることも。
飛んだり泳いだりすることができないポケモンが別の大陸に行くときに必要となる交通手段として「ラプラス大陸便」を行っている。乗るためにはカクレオンから有料でパスポートを買ってラプラスに見せなければならない。更に子どもは通常、大人の保護者同伴でなければ大陸を渡ることはできないが、主人公とパートナーは調査団ということで特別に二匹だけでも乗せてもらうことが出来る。
ポケモンレンジャーシリーズ
- ポケモンレンジャー フォルシティの港に停泊しており、ラプラスおじさんが面倒を見ている。キャプチャ不可能なポケモンであり、レンジャークラスが4に昇格した後に起こるイベントでクラブに襲われているところを助けると背中に乗ってサマランドに行けるようになる。
ポケモンGO
「乱獲により絶滅寸前にまで追い込まれた」という設定を反映してか、野生の個体の出現率が異常なまでに低く設定されており、ラッキー、プテラ、ポリゴン等と並んで初代激レア組の1匹に数えられる。
出現場所はたいていが海辺であり、内陸県での生息率は極めて中の極めて低い……とされていたが、2018年末辺りから内陸にも水辺であれば出現するようになった。無論タマゴも10kmのものからしか原則孵らない。最近ではそもそも孵る候補にすらないことがある。
一方で、当時は数少ないこおりタイプのポケモンであり、総合ステータスもかなり高めで見返りは大きい。ジムでも配信直後からけっこう見かけていたが、みんなどこで捕まえてきたのか。
だが、こうした入手確率の低さが災いして、2016年9月18日に、お台場にラプラスが出現した際、ラプラスを捕まえようと数百人のプレイヤーが現場に殺到して一部が道路に溢れ出し、警察が出動するほどの大騒動を引き起こしてしまった。幸い、怪我人などは出なかったようだが、一歩間違えば重大な交通事故が発生しかねない事態であり、事件後、警察が株式会社ポケモンやNianticの担当役員を呼び出して事態の改善を要請するまでになった。
これを受けてなのか、ラプラスの入手機会を増やすべく様々なキャンペーンが展開されている。2016年11月11日~22日に、東北復興キャンペーンの一環として、岩手県・宮城県・福島県の3県の沿岸部でラプラスが出現しやすくなるイベントが行われていた。どのくらいかというと、1日で80匹以上捕まえられるほど。
- また、2017年3月23日~3月30日までのみずタイプの出現率アップイベントや、同年6月14日~20日までのほのおタイプ・こおりタイプ出現率アップイベントなどでは、結構な数のラプラスが内陸部に出現してした。
ただしCPは修正が入る度に下降傾向にあり、かつてはトップクラスだったが今では中堅クラスに落ちてしまった。その為一時期ジムにすっかり顔を見せなくなったが、ジムの仕様が6匹固定に変更された現在では耐久の高さを買われて再び少しずつ顔を見せ始めている。
ところが、2017年12月に第3世代からトドゼルガが実装されたことで状況は一変。トドゼルガは野生では出現せず、進化させることでしか入手ができないのだが、その進化元であるタマザラシの出現率が高めであることから入手・育成がお手軽で、性能面でもラプラスと同程度(しかも攻撃力が若干高い)という実質的な上位互換のような存在になっているのである。
さらに、第4世代以降はマンムーやマニューラといった攻撃面のさらに優れたアタッカーが台頭し始めたことによりますます肩身の狭い思いをすることに…。
こうしたこともあり、ラプラスの重要性はサービス黎明期と比べるとだいぶ落ち込んでしまっている。もちろん、ラプラス自体がかなり珍しいポケモンなので、今でもレイドバトル等はそれなりに需要があるのだが、積極的に育成しようという人は以前と比べてだいぶ少なくなっているようである。
性能面でいうと、通常技「こおりのいぶき」、ゲージ技「ふぶき」の2つを覚えさせ、こおりタイプのアタッカーとして活躍させるのがスタンダードとなっている。以前は「こおりのつぶて」と「れいとうビーム」も覚えたが、2017年12月以降レガシー技と化し、覚えなくなった。一応、過去にスペシャルレイドイベントや大発見の報酬としてこれらの技を覚えたラプラスが再度配布されたことがあったが、現在では再び入手不可能となっており、今からどうしてもこれらの技を習得させたい場合には「すごいわざマシン」が必要となる。
これ以外の技は現在全てみずタイプの技なのだが、みずタイプ自体は飽和状態なので使いどころが少ない。ジム防衛やトレーナーバトルであれば多少需要はあるだろうか。ただし、かくとう弱点なのでジムに配置する順番はよく考えること。
- シャドウラプラス
- そして、GOロケット団の実装後は、一部のしたっぱや幹部の1人であるシエラの手持ちとしても猛威を振るっている。
- 元より高かった耐久性能がさらに上がっている他、シャドウポケモンのご多分に漏れず通常の個体と比較して攻撃力もアップしているため、攻防共に隙の無い、文字通りの難攻不落の要塞と化している。しかもたいていの場合先鋒として繰り出さられるため、こちらの手持ちもある程度対策しておかないとラプラス1体の前に無駄に死体の山を築くことになりかねないので注意。
- したっぱのラプラスでも倒すのに相当手こずるが、幹部のシエラはさらにステータスが上がっており、1体目はシールド2回の使用も加味すると実質的にしたっぱの個体の倍以上の耐久があると言っていい。しかも運が悪いと2体続けてラプラスを繰り出してくるという悪夢が起こることも……。1体目の段階でシールドを使い切らせていればある程度楽に戦えるのが救いか。
- なお、先鋒として繰り出される関係上、対戦に勝つことができればゲットチャレンジに移行し、そのまま捕まえて自分の手持ちにすることも可能。運が良ければ色違いになることもあるので、腕前に自信がある猛者なら狙ってみてもいい…と言いたいが、いつかは定かではないがシエラの手持ちには変更が入り、ラプラスはシエラの手持ちから抜けた。2023年2月現在シエラの手持ちに戻ったものの、2番手なので当然ゲットできない。
- 2023年2月現在はダンバルがシエラの先鋒を務めており、ゲットチャレンジ対象は当然そのダンバルである。今でも氷タイプを使うしたっぱが使用しているがそちらは大将での起用と2022年7月現在、シャドウラプラスは入手できなくなっている。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 無印第65話:テレパシーで会話しているラプラスが登場している。また、テレパシーで会話するラプラスというのは漫画作品の『ポケットモンスター全書』でも登場しており、人の言葉を理解できるラプラスに非常に似つかわしいキャラクター付けと言える。
サトシのラプラス
CV.愛河里花子
オレンジ諸島編では第86話で登場。群れからはぐれた子供のラプラスが、不良トレーナーにいじめられていたのをサトシとカスミ、そしてケンジが保護し共にオレンジ諸島を回った。この頃のエンディングテーマである「ラプラスにのって」という曲もある。
詳細はこちら
- ラプリー達
- 無印257話ではラプリーが率いる上記のサトシと共に旅したラプラスが属する群れが登場。ロケット団に2匹が拐われた際には激しい海流の中でも仲間の声を聞いて居場所を突き止めてサトシ達と共にロケット団を撃退。サトシのラプラスは今回の活躍が認められ群の新たなリーダーとなった。
- サオリのラプラス
- 『アドバンスジェネレーション』では、グランドフェスティバルでハルカのセミファイナルの相手であったサオリが使用していた。
- シュウ曰く「彼女の昔からのパートナー」らしく、ファーストステージでは登場時の着水の衝撃波を「ぜったいれいど」で一瞬で凍らせ、フィールドを覆うほどの氷の花を作り出すというド級技を披露し、セカンドステージではキリンリキとザングースが2匹まとめて氷づけにされているシーンがあるなど、レベルのほどがうかがえる。なおハルカとの対戦では使用しなかった。
その他
ゴウもラプラスを狙って待ち続けた事があったが、去った後に出現してニアミスした。
BW | 141話 |
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XY | 1話・48話 |
SM | 1話・5話・20話・26話・49話(回想)・79話・94話(回想)・99話・128話 |
新無印 | 1話(ミュウがへんしん)・25話・36話・37話・57話・73話・76話・136話 |
劇場版 | 水の都の護神・波導の勇者(オルゴール)・蒼海の王子・幻影の覇者 |
OVA等
- ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊〜時と闇をめぐる最後の冒険〜
CV:江森浩子(ノンクレジット)
原作の終盤の展開と同じく、主人公であるポッチャマとそのパートナーであるヒコザル、ジュプトルの3人を「幻の大地」へと連れて行く。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 2章では無人発電所での戦いの後、ジュンジがグリーンからラプラスを譲られた。
- 3章にて、ヤナギは「ヒョウガ」というラプラスを手持ちにしているが、かつてヒョウガの両親である「ラ・プリス」「ラ・プルス」という番のラプラスを己の判断ミスで氷河で失ってしまった。この出来事をきっかけに彼はセレビィを求めるようになり………。
- 人物紹介や4巻表紙裏などに描かれているが、作中では第5章に1シーンだけカンナのラプラスが登場。
- 6章ではウコン、11章でアイリス、15章でメロンの手持ちが登場する。
- なお、3章でヤナギの親友達が作った「ラプラスに乗った少年」という歌があり、数年経った11章にも登場する。
余談
最初期の設定として、セキチクシティの展示個体の説明看板によれば、旧い名で「シードラゴン」とも呼ばれていたらしい。また、浦島太郎が乗った亀はラプラスであったと主張する者もいた模様(アニメポケにおけるポケモン川柳でもラプラスが浦島太郎の亀役となっている)。
そして金銀までの攻略本には、口内に鋭い歯が生えた公式イラストが掲載されていた。
今では大人しいポケモンというイメージで落ち着いている為、アニメやゲームでは口を開けても歯は見られないが、魚ポケモンを食う海竜という性質上死に設定とも言い難い。
前述のポケモンGOの一件からか、宮城県の応援ポケモンに任命されており、ボートやマンホールが作られるまでに至った。マンホールは他の地域応援ポケモンと一緒になってるものもある。
地域応援ポケモンでは6匹目になった。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE
ポケモン一覧 みずタイプ こおりタイプ
なみのり ラプラスにのって ライドポケモン
0130.ギャラドス/メガギャラドス→0131.ラプラス/キョダイマックスラプラス→0132.メタモン
同複合タイプ
ポケモン関連
- 同水上ライドポケモン
- 地域応援ポケモン
- ポケふた関係
- その他