基礎データ
全国図鑑 | No.0335 |
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ホウエン図鑑 | No.123 |
イッシュ図鑑 | No.186 |
コーストカロス図鑑 | No.005 |
パルデア図鑑 | No.217 |
ローマ字表記 | Zangoose |
分類 | ネコイタチポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 1.3m |
重さ | 40.3kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | めんえき/どくぼうそう(隠れ特性) |
おとしもの | ザングースのツメ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ザングース | 斬+マングース |
英語・スペイン語・イタリア語 | Zangoose | 日本語名に同じ |
ドイツ語 | Sengo | Sense(大鎌)+Mungo(マングース) |
フランス語 | Mangriff | mangouste(マングース)+griffe(鉤爪) |
韓国語 | 쟝고 | 日本語名に類似 |
中国語(簡体字) | 猫鼬斩 | 猫鼬(māoyòu、マングース)+斩(zhǎn、斬) |
中国語(繁体字) | 貓鼬斬 | 貓鼬(māoyòu、マングース)+斬(zhǎn) |
タイ語 | แซงกูส | 日本語名の音写 |
概要
第3世代『ルビー・サファイア』で初登場した沖縄県にハブ退治のために持ち込まれた外来種のマングースをモチーフとしたポケモンである(ネコイタチはマングースの別名)。真っ白な体に赤い傷のような模様が入っていてカッコいい。
ただしその容姿からは、あまりマングースの特徴を確認することはできず、どちらかと言うとマングースよりも猫やウサギを思わせる外見をしている。サンムーンにて正当なマングースポケモンである、ヤングースやデカグースが登場した。
図鑑によると、普段のザングースは四足歩行で、ツメをしまっているらしい。
色違いになると水色になり、こちらも好評である。
完全に余談だが、「ザ」から始まる唯一のポケモンではあったが、第8世代にて、ザシアン、ザマゼンタ、ザルードと一気に3匹も登場し(しかも全て禁止級)、「ザ」から始まるポケモンは合計4匹となった。
ハブネークとの関係
キバへびポケモン・ハブネークが種族的なライバルとして位置づけられており、ザングースの特性も「どく」状態にならないとくせい「めんえき」と「どく」状態の時に技の威力を上げる「どくぼうそう」を持つ。
これは元々マングースがハブ対策に放獣された経緯があるためである。
ゲーム中では両者はバージョン分けされていることが多く、ルビー(オメガルビー)限定のザングースに対してこちらはサファイア(アルファサファイア)にしか出現しない。結果、宿命のライバルなのに野生では絶対に顔を合わせないという時期も多かった。
実際、現実のハブ退治計画は「夜行性のハブと昼行性のマングースは野生で顔を合わせることが殆どなかった」という凡ミスのせいで失敗したとされており、それに基づいた設定という説も。
『BW2』で同時出現時には仲間割れする様子はなかったが、ゲーム中で両者のライバル関係がハッキリと描写されたのは『X・Y』からで、群れバトルでお互いに出現する事が起き、プレイヤー/主人公そっちのけで互いが互いを攻撃し合う事も…。
タマゴグループは共通しているので、一緒に育て屋に預ければ条件次第で相性が良くなることもあり、タマゴを見つけることも可能。
ゲームでの特徴
RSE・ORAS
- 『ルビー』『オメガルビー』のみ114ばんどうろに出現する。
DPt・BDSP
HGSS
- ジョウト地方のサファリパークで「岩場」のブロックを15個置くとそうげんエリアに出現。
ブラック・ホワイト・BW2
- 『BW』では11ばんどうろ・ビレッジブリッジに、『BW2』では7ばんどうろ・23ばんどうろの隠し穴にも出現する様になった。濃い色の草むらからハブネークと同時出現する場合があるが、仲間割れをする様子は無い。
XY
- 8ばんどうろに出現。群れバトルでライバルのハブネークと共に出現する事があり、互いが互いを攻撃し合う。しかも4VS1の図になる(『X』ならザングースが4、『Y』ならハブネークが4)ので1匹側に追いやられた方を捕まえるのは困難を極める。まかり間違っても色違いなんか引いた日にはもう。
サンムーン・ウルトラサンムーン
- 過去作から連れてくる必要がある。
スカーレット・バイオレット
- 第8世代『ソード・シールド』では内定しなかったが、第9世代に内定。
- 野生ポケモンとの戦闘がシームレスバトル方式に変わった本作では、フィールドでハブネークと遭遇すると縄張り争いを始める光景が見られる。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
73 | 115 | 60 | 60 | 60 | 90 | 458 |
- ノーマルタイプらしく他の物理技も充実しており、三色パンチや「シザークロス」、「はたきおとす」など有用な技を習得する。また、「ちょうはつ」や「かなしばり」のような優秀な補助技も覚えられるなどサポート面でも結構器用。ちなみに「ブレイククロー」は元はザングースの専用技だった。
- 隠れ特性でありザングースの固有特性でもある「どくぼうそう」は「どく」状態にしか適用されないのでほぼ「こんじょう」の下位互換だが、それでも特性が乗った状態の「からげんき」の威力は凄まじく、かの「こだわりハチマキ」オノノクスの「げきりん」と同等になる。
- ただ、素早さが90と遅くはないが100に届かない微妙な数字で、更には耐久も低め。持ち物も特性の関係上「どくどくだま」に固定され、「きあいのタスキ」を持たせられず、戦略も読まれやすいのが難点。ただ決して遅くはないため「おいかぜ」との相性は良好で、きちんとお膳立てをしてあげれば間違いなく活躍の余地はあるだろう。
第7世代では
第9世代では
- 余談だが、設定ミスなのか今作ではタマゴ技がすべて思い出し技に変更されている。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:BW2のポケモンワールドトーナメント
アニメ版
- キヨ(AG48話)
- 空手家(DP51話)
- チシヲ(DP135)
- ビアンコ(BW114話)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2019年9月末に開催された「世界観光の日」イベントの開催に合わせて、ハブネーク共々色違いも実装されている。
- 性能面は耐久性が低く、攻撃力が高いという原作の仕様をほぼそのまま踏襲しているが、無進化ポケモンということもあり、総合的な性能はまずまずといったところ。通常技で非常に出が早くゲージを溜めやすい「れんぞくぎり」を覚えられる上、ゲージ技でかくとう技の「インファイト」を覚えられるため、あくタイプ対策にはなる。
- 幸いなことに、レイドボスの★★★★ボスにあくタイプのバンギラスとアブソルがいるため、実用性の面でもある程度は噛み合っていると言える。特にバンギラスに対しては、ゲージ技の「インファイト」と「あなをほる」の両方がこうかばつぐんとなるため、きちんと技を見極められれば十分に対抗できる。
- また、3つ目のゲージ技は「つじぎり」であり、こちらを活かせばエスパー対策としても使える。この場合、通常技はゴースト技の「シャドークロー」でも良いが、連射性とゲージ回収効率も考えると、やはり「れんぞくぎり」にしておく方が無難か。
- 惜しむらくは高い攻撃力を存分に生かせるタイプ一致技が現段階では皆無であるところか。その辺はノーマルタイプらしく器用さで勝負したい。そこまで強力なポケモンではないが、使い方次第では大化けする可能性も秘めているので、思い入れがあるという方は育ててみるのも悪くはないだろう。
『Newポケモンスナップ』
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
DP編まで、登場してはムサシのハブネークと本能的に戦いに発展するのがお約束であった。
- キヨのザングース
- DP編
- DP53話
- その後、野生のザングース3匹に対峙するというあの時と同じ状況に立たされるヒコザル(尚、この時もムサシのハブネークと対峙しており、ロケット団が逃げ込んだカプセルごと崖から突き落とそうとしていた)。しかし、「お前には良い所がいっぱいある。もうかに頼る事なんて無いんだ!」というサトシの励ましで、「かえんほうしゃ」と「あなをほる」で撃破し、ヒコザルは遂に過去のトラウマを払拭した。
- DP53話
- チシヲのザングース
- DP135話にてポケモン泥棒コンビのチシヲのパートナーで登場。ロケット団のニャースを余裕で倒し、サトシとのバトルではブイゼルには優勢にバトルをし交代に追い込むが、ピカチュウには歯が立たず敗れた。
- BW114話
- プラズマ団員ビアンコのポケモンで登場。ちなみに相方のネーロのポケモンはハブネークである。
- 新無印110話
その他
AG | 68話・181話・182話・190話(回想) |
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BW | 120話 |
新無印 | 25話 |
劇場版 | 裂空の訪問者・ディアルガVSパルキアVSダークライ(オラシオンの彫刻) |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- あくタイプではないが、カゲツの手持ちで登場。レジロックを目覚めさせるべく、「ブレイククロー」で遺跡の扉を開こうと試みるが…?
関連イラスト
pixivでは
- ザングースはピカチュウやルカリオ、シェイミなどと違い、アニメやゲームにおいて特別な立ち位置にいるポケモンではなく、対戦で使いやすいわけでもないため一般的に言われる人気ポケモンとは違うが、ネット媒体ではイラスト投稿数が非常に多い。Pixivに投稿されている数で言うならブイズに匹敵する。
- 同じ獣人人気のあるミミロップのイラストは頭身が上がることのほうが多いのに比べ、ザングースのイラストは逆に頭身が下がってネコマスコットのようになるか、あるいは余分に肉がついてぽっちゃりしてしまうことのほうが多い。(なお、とくせい「あついしぼう」を持った個体がゲーム上に登場することはない)
- とまぁ、何だかんだ解説したが、ぶっちゃけると上記の解説なんかどうでもいい。人様の好みほど世の中で説明出来ない物はなく、他人が口を出そうとする事など野暮である。例えるならサッカー選手が目指した理由を理解できたり、文学家で野球好きな人がいる事などに対して説明出来るか、という事。
- ましてや、ポケモン以外でも沢山のキャラクターで溢れかえっている中、一定の人気があり続けているのはとても素晴らしい事である。
- 結局どうこう言わず、楽しんでいくのが一番。
- 今後も貴方のイラスト投稿をお待ちしております!
関連企画
【企画】3/9はザングースの日
3月9日にあわせてザングースのイラストを投稿する企画。
【企画】ザングースの谷
ザングースだらけの村を作ろう企画。
余談
現実世界でハブ対策に持ち込む動物がマングース以外の生物であればザングースは公式ポケモンはおろかオリポケですら誕生しなかったと考えると怪我の功名と言えるだろう。(そこの地域に住んでいる在来種にはありがた迷惑な話だが。)
関連タグ
0334.チルタリス(メガチルタリス)→0335.ザングース→0336.ハブネーク